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医薬品の研究・開発に特化した展示会である、ファーマラボEXPOに出展しました。
企業759社、24大学、6研究機関が出展し、来場者は3日間で19,953人となる展示会でした。
製薬会社をはじめとする企業や、医学・薬学系の大学によるシーズが多く出展されて
いました。
本学ブースでは、主に、医薬品、化学材料メーカーに関心をもっていただき、活発な
意見交換がなされました。
最終日には、岩澤教授による発表も行われ、本学の研究シーズを社会に発信する貴重な
機会となりました。

【開催日】   2020年11月25日(水)~27日(金)
【開催場所】  幕張メッセ
【出展テーマ】 先端理工学部 応用化学課程 岩澤哲郎教授
        「四置換型ジハロアルケンを足場としたEおよびZ型タモキシフェンの
         選択的合成」
      




 11月17日に龍谷大学・経営学部で開講している特別講義「我が社の経営と京都」においてHILLTOP株式会社 副社長 山本 昌作 氏による講義が、龍谷大学深草学舎にて行われました。

 講演では、超大量生産、孫請け、一社依存を脱却し、会社を変えてきた経験をお話しいただきました。その内容として、人を変えた(ルーティンからの解放)、作るものを変えた(「如何に」作るから「何を創る」かに変えた)、作り方を変えた(HILTOP SYSTEMを構築した)、取引先を変えたことが示されました。
元々鉄工所を嫌っていたご自身が、どうルーティンワークを合理化し、作業を無人化し、クリエイティブな仕事をするかを考えたということです。職人技、職人の仕事をデータ化することで、今では多品種少量生産、工場の24時間無人稼働を実現され「IT鉄工所」と呼ばれるようになりました。「楽しくなければ仕事じゃない」ことが強調されました。

 これまでに取り組んだ事例として、HILTOPが受注したマイクスタンドのことが紹介されました。他社は断りましたが、いつもワクワクドキドキの「ものづくり」がしたいとの思いを持ち、面白いと思うことをやったとのことです(ボーカルの方もとても喜んでいただいたとのこと)。「利益よりモチベーション」と熱く語られていたのが印象的でした。

 さらに自分が持つ能力・ノウハウ・経験についても話されました。にわか職人的にならず、ノウハウを自分のなかに抱え込まず、DATA化・標準化し、マニュアル化する。人に伝えることによって、自分以外の人も出来るようになりルーティンの仕事から解放される。それにより、新しい技術、ノウハウの習得が可能になり、創造的な仕事をしていくことにつながるとのことです。このようにして人が育つメカニズムを作りあげたことをお話しされました。

 最後に山本副社長は、「経営者ではなく事業家でありたい」と述べて、講義を締めくくられました。

(担当教員 細川 孝)






12月12(土)、13日(日)の2日間限定で、瀬田キャンパス近隣のショッピングモール「フォレオ大津一里山」にて龍谷大学農学部直売会を実施いたします。
農学部にて新たに開発した白味噌や大学農場産のお米(5品種)、湖南市との連携より開発されたハチミツなど農学部に関わる商品を限定販売いたします。
直売会ならではの定価より安い価格での商品提供となりますので、この機会にお誘いあわせの上、ご来場をお待ちしています。

開催日時:
2020年12月12日(土)~2020年12月13日(日)
10:00~16:30予定 ※無くなり次第、販売終了。
開催場所:フォレオ大津一里山 1F ピアゴ前エスカレーター付近
U R L :フォレオ大津一里山キャンペーンイベントサイト
主  催:龍谷大学農学部

龍谷味噌(白味噌)に関するWebサイト:
https://ryukoku-nojomiso.com/

直売に関する関連記事:
産経新聞ニュースhttps://www.sankei.com/west/news/201208/wst2012080016-n1.html


2020年11月12日、「2020年度第2回 龍谷大学 法情報研究会」がオンライン上で開催され、約20名が参加しました。
【>>イベント概要】https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-6452.html

法情報研究会は、犯罪学研究センターの「法教育・法情報ユニット」メンバーが開催しているもので、法情報の研究(法令・判例・文献等の情報データベースの開発・評価)と、法学教育における法情報の活用と教育効果に関する研究を行なっています。

はじめに、白井 孝明氏(袴田さん支援クラブ・広報担当)より「袴田事件弁護団支援のためのクラウド勧誘 クラウドファンディングは人権擁護の新たな翼となるか」をテーマにした報告がありました。袴田事件弁護支援のためのクラウドファンディングは、「袴田事件を再審無罪へ。最高裁に立ち向かう、弁護団に応援を。」を表題に、2020年8月18日から10月16日まで募集されました。集まった支援金は、弁護団に寄進し、DNA鑑定手法の再検証や、証拠となった写真の「色」などの検証に使用されます。

白井氏は、クラウドファンディング開始までの経緯と準備について説明しました。事の発端として、大崎事件*1のクラウドファンディングの成果に触れたことを挙げ、大崎事件の支援団体とも相談したところ「クラウドファンディングは決してハードルが高いものでもなく、また難しいものでもないことがわかり、実施できることを確信した」とクラウドファンディングに挑戦することを決定、実施することになりました。その後、日本初のクラウドファンディングサービスを展開してきた「READYFOR株式会社」協力のもと、目標金額や募集期間などを取り決め、開始当日までサイトやチラシ、動画の制作や会見のための準備をしたことを報告しました。
>>【クラウドファンディング実施ページ】READYFOR「袴田事件を再審無罪へ。最高裁に立ち向かう、弁護団に応援を。」

そして、クラウドファンディング開始当日の様子として、白井氏は「多くの支援と幸運に恵まれ、開始当日に目標金額の3分の1が集まった。多くの支援が形になったことが非常にうれしかった」と述べ、また応募者からの応援メッセージの返信について「応募者からのメッセ―ジを個別に返信することは大変な業務だったが、どのメッセージもとても励みになり、読むのが毎回楽しみだった」と、振り返りました。開始後はメールマガジンの配信や動画更新を行ったり、TVやWeb放送の袴田事件に関する特集報道の中でクラウドファンディングの告知を行ったりしました。


白井氏の報告スライドより1

白井氏の報告スライドより1


白井氏の報告スライドより2

白井氏の報告スライドより2

白井氏は「幸運と色んな方の支えによって、目標金額に達成することができた。特にクラウドファンディングを通して、若年層からの支援が実現できたことが大きな収穫で、ネット時代における民主主義、資本主義のあり方の1つのモデルとなるのではないかと感じた。資金難に直面する冤罪事件、人権擁護などの諸活動への処方箋になるのではないか」と成果を総括。同時に「Twitterを活用したことが、若年層からの支援につながったと考えられる。しかしながら今回の情報拡散は幸運に恵まれた分も多分にあるため、一番有効な手段であるSNSの活用の仕方が十分ではなかったことが反省点である。情報拡散のツールとして、今後使いこなせるように勉強していかなければならない」と課題点を挙げた上で、「大崎事件から袴田事件と続いた、クラウドファンディングによる人権擁護の連鎖を続けていきたい」と展望を述べ、報告を終えました。また報告の最後には、袴田 巌さんの見守りパトロールの様子を紹介するショート映像が放映された他、お姉さんである袴田ひで子さんがサプライズで登場し、現在の心境をコメントされました。


白井 孝明氏(袴田さん支援クラブ・広報担当)

白井 孝明氏(袴田さん支援クラブ・広報担当)


サプライズで登場された袴田ひで子さん

サプライズで登場された袴田ひで子さん

つぎに、札埜 和男 准教授(岡山理科大学教育学部・犯罪学研究センター「法教育・法情報」ユニットメンバー)より「第1回オンライン高校生模擬裁判選手権の総括、および秋のオンライン模擬裁判交流戦(東西対決&瀬戸内対決)の開催」についての報告がありました。

札埜准教授は、前職の京都教育大学附属高校教諭の時から、模擬裁判を国語の授業として取り上げるという画期的な授業方法を考案し、様々な場所、学校に赴いてそのメソッドを公開、指導を行っています。第1回オンライン高校生模擬裁判選手権では、森鷗外の小説『高瀬舟』の内容をもとに、検察側・弁護側が殺人か同意殺人かをめぐって争いました。
【>>イベント概要】https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-5897.html

今回の模擬裁判は、日本弁護士連合会主催のものとは違い、「国語的」模擬裁判を通じて、人間や社会を考える眼差しを深めるということを目標としていることと、弁護士や検察官、医師、冤罪被害者などの豪華な講師陣による事前学習(計12回)があったことが挙げられました。札埜准教授は「国語的で探究的な模擬裁判は法律知識だけでは出来ない。今回のテーマである『高瀬舟』に関しても社会福祉の視点や冤罪被害者の視点といった、様々な視点が必要になる」と述べ、模擬裁判は法律(的なこと)だけを学べば良いのではなくて、人間や社会を深く考えていくところに学びの醍醐味があることを、全国の高校生に伝えることが出来たと振り返りました。その点が日弁連とは違う模擬裁判となった理由として強調しました。そして採点基準に関しても、日弁連では論理性や表現力が採点対象となるところ、オンライン選手権では読解力や人間・社会への洞察力に重きを置いたと説明しました。

この模擬裁判では、日弁連で取りやめとなった「証人・被告人の生徒の設定ルール(高校生自身が証人・被告人役を担うこと)」を採用。出場校の負担軽減という理由から、第6回大会以降、証人・被告人役は大会に関わる弁護士が担っていました。証人・被告人の生徒の設定ルールを復活させ採用した理由について、札埜准教授は「生徒が証人・被告人役を担うことで、当事者になりきることができ、チームとして証人・被告人役の気持ちを理解することができる。人間について深く考える貴重な教育の機会となる」と述べ、実際に過去被告人役をした生徒から「被告人役を経験することで,全知全能の神とはなり得ない人間が,人間を裁くことに恐怖感に近いものを感じた。(中略)故に裁判に関わる全ての人が,真実に近づこうと努力をし,自らの限界を自覚する謙虚さが必要なのだろうと思う」「被告人役をやったことは大きいですね。捕まったらどうなるんやろって想像しましたから。…死とは何か,生とは何か,人生とは何かよく考えましたし,終わってからも考えるようになりました。(中略)人間を愛おしく見る,ひとりの人間を大事にする考えを学びました」などの感想があったことを報告しました。また他にも日弁連で取りやめとなっていた「異議のルール(異議を申し立てること)」も、札埜准教授は国語の観点から「異議を申し立てることは勇気がいることではあるが、ことばの瞬発力を高めることができる。学校現場において養う場面が少ない判断力を鍛える格好の場になる」とし、採用しました。


札埜 和男 准教授(岡山理科大学教育学部)

札埜 和男 准教授(岡山理科大学教育学部)


札埜准教授の報告の様子

札埜准教授の報告の様子

そして、札埜准教授は実際の写真や試合映像を流し、生徒たちの役になりきる様子や、オンラインならではの見せ方について、どのようにすれば効果的かを話し合い、工夫した様子を紹介しました。また、優勝した高校の要因を例に出して「生徒たちが、12回に及ぶ講師の話をいかに模擬裁判に結び付けているか、統合して考えられているかがの差だったと考えられる」と振り返りました。

さいごに、「秋のオンライン模擬裁判交流戦(東西対決&瀬戸内対決), 2020/11/22実施」について告知。この交流戦の見どころは、瀬戸内対決として優勝校・創志学園高等学校(岡山県)と準優勝校・愛光高校(愛媛県)の対決、そして東西対決として互いに日弁連の大会に何度も参加してきた早稲田高等学院(東京都)と西宮東高校(兵庫県)の伝統校対決だと説明し、報告を終えました。

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【補注】
*1 大崎事件:
大崎事件は、1979年10月、鹿児島県曽於郡大崎町で起こった事件。1981年までに殺人事件として有罪が確定したが、死亡原因は殺人ではなく転落による事故で殺人罪は冤罪であるとの主張があり、再審請求が続けられている。第3次請求審は、2019年6月に裁判官5人の全員一致により最高裁判所で初めて再審取り消しが決定した。
>>参考NEWS:
江川紹子, 裁判所の「正義」とは?~「大崎事件」最高裁決定の異常,2019/6/26, ヤフー・ニュース
>>【クラウドファンディング実施ページ】READYFOR「あたいはやっちょらん。大崎事件 第4次再審請求:糾せ日本の司法」


社会学部の提供科目「コミュニティ論」(担当教員:コミュニティマネジメント学科 坂本清彦准教授)では、地域で活動される方々に参画してもらいながら、新型コロナウィルス感染症拡大の中「対面」と「オンライン」を組み合わせた「ハイフレックス」授業を試行錯誤しながら進めています。


今年度の「コミュニティ論」は、社会学部のモットー「現場主義」を体現すべく、京都市で焼き芋店を経営しながらまちづくりに関わるゲストを招いたり、地域の環境整備や小学校の支援活動などをボランティアで行っているシニアのグループ、滋賀県レイカディア大学(※)同窓会大津支部のメンバーにボランティアとして授業参加してもらったりしています。

特にボランティアの方々は、新型コロナウィルス感染防止の観点から基本的にオンラインで授業に参加し、支部の地域活動を紹介するなど、学生のグループワークの補助を務めてくれたりしています。学期終盤には、学生たちは課題の一環でメンバーへの聞き取りを行い、状況に応じて地域ボランティア活動を見学するなどして、「コミュニティ活動の現場」を少しでもリアルに学んでもらうことになります。人生経験豊かで、若い世代との交流を通じて積極的に学ぼうとするシニアの方々からお話を聞く機会は学生にとっては大変貴重であり、非常に好評です。


京都で焼き芋屋を経営しながらまちづくりにも関わる竹村知紘さんをゲストにお招きした講義。
講義の模様はアシスタントがオンラインで同時配信している。


学外ボランティアとして授業に参画している滋賀県レイカディア大学同窓会大津支部の方々

この授業は対面授業を基本としながら、学外ボランティアと受講生がスケジュールや体調にあわせて安全に授業参加できるよう、リアルタイム・双方向のやり取りを含むいわゆる「ハイフレックス(Hybrid-Flexible)」授業を試行的に展開しています。教室内外にいる受講生とボランティアを交えたグループワークを行っている他、講義は録画してオンデマンド視聴できるようにし、さらに授業用資料やノートをクラウドを活用してやり取りするなど、オンラインの即時性や柔軟性を活かした授業を試みています。他方で授業の完全オンライン化はせず、自然豊かな瀬田キャンパスで、他の学生との「リアル」な学修交流を含めたキャンパスライフも楽しんでもらいたいと考えています。


このようなハイフレックス授業には、オンラインアプリケーションの操作、クラウドでの資料準備、さらに外部ボランティアの方々との調整などに多くの労力を必要とし、教員一人での実施は極めて困難です。今般の新型コロナウィルス感染拡大を踏まえて、学生アシスタントの活用を進めるなどの学修支援制度の拡充がなければ、こうした授業展開はまず不可能と考えています。通常の授業と大きく異なる試行錯誤の授業の進め方に対し、受講生からは好意的な評価と合わせて、戸惑いや不安の声も上がりました。

困難や課題点はありますが、学生や外部ボランティアの意見・アドバイスを取り入れつつ、技術面や授業展開を少しずつ改善してきた結果、徐々に授業の進行もスムーズに進むようになってきました。まだまだ改善すべき点は多くありますが、何より学生も学外ボランティアの方々も柔軟に授業参加できることは大きな強みになると思います。学生たちが教室外の「地域現場」とのつながりを強め、授業テーマの「コミュニティ」についてより深く学べるという利点は授業に関わる者にとって代えがたい利点であり、これからの大学授業を構築していく上でのヒントを提示できればと考えています。


滋賀県レイカディア大学
シニアの方々が会社や地域での肩書を外して、演習やクラブ活動を通じて地域活動につながる知識やスキルを学ぶ学滋賀県が運営する学校。
卒業生が滋賀県各地に同窓会支部を設置して、地域の環境整備や学校の支援活動などボランティア活動を展開している。


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