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犯罪学は、あらゆる社会現象を研究の対象としています。今回の「新型コロナ現象」は、個人と国家の関係やわたしたちの社会の在り方自体に、大きな問いを投げかけています。そこで、「新型コロナ現象について語る犯罪学者のフォーラム」を通じて多くの方と「いのちの大切さ」について共に考えたいと思います。

今回は、石塚 伸一教授(本学法学部・犯罪学研究センター長)のコラムを紹介します。

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死因究明と新型コロナ〜PCR検査のトリアージ〜
「死因不明国家」日本の死因究明


【はじめに】 ネット・ニュースに「変死体のコロナ感染11件:5都県、1か月間で」のヘッド・ラインを発見し、「変死」の文字に目が釘付けになった。

全国の警察が19日までの1か月間に変死事案などで取り扱った遺体のうち、新型コロナウイルスに感染していたケースが5都県で11件あったことが警察庁への取材でわかった。多くは自宅で倒れている状態で見つかり、その後のPCR検査で陽性と判定された。
 警察庁によると、11件の内訳は東京都6件、兵庫県2件、埼玉、神奈川、三重の3県で各1件。感染が死因とみられるケースと、別の疾患などが死因の両方のケースがあった。保健所などに届けており、各地の感染者数や死者数に含まれているとみられる。このうち都内では9日未明、足立区のJR北千住駅近くの路上で60歳代の男性が倒れていると通報があり、男性は搬送先の病院で死亡。PCR検査で陽性と判明し、感染による肺炎で死亡した疑いがあるとされた。

(参照:読売新聞ニュース 2020/04/21 07:15


【母の死】 わたしの母は、91歳。東京都の郊外のマンションで独り暮らしをしていた。3月6日に弟から連絡があり、数日分の新聞がポストに溜まっているので、近所の方が不審に思い、家族立ち会いの下で警察官に部屋に入ってもらうことにした。
部屋に入ってみると、母はすでに亡くなって数日が経っており、その遺体は椅子に座って天を仰いでいた。テーブルにはいくつかの番組にマーカーを付した新聞の番組表が開いてあり、リモコンと携帯電話が置いてあった。机には、書きかけの自分史帳とエンディングノートが整然と積んであった。
 新聞が3月1日のものであり、電気も、テレビもついていなかったこと、その日の午後に知人にメールを送っていたことなどから、2時から5時の間に突然亡くなったのであろうと考えられた。異状死であることから、警察で検視することになり、非常勤の警察医である近くの開業医が、死体検案書を作成した。高血圧と不整脈の投薬治療をしていたことから、死因は心不全という結論に至り、解剖などはしなかった。 翌日、警察署に遺体を引き取りに行った。近くの葬儀店に依頼して遺体を安置し、次の日、火葬場へ行き家族だけで荼毘に付した。
 日頃から「終活」に強い関心を示し、子供達には絶対に迷惑をかけたくない、と言っていたので、思いもよらぬ死を「彼女らしい大往生」「誠にお見事」などと慰め合って、思いおもいに突然の死を受け止めていた。
 しかし、わたしには、どうしても気になることがあった。机の上に空になった2錠分の解熱鎮痛剤の包みが置いてあったことである。要らなくなった物は、すぐゴミ箱に捨てろと母から躾けられたので、服薬した薬の殻が机の上に置いてあったのはどうしても合点がいかなかった。直後の死だったのだろうと思うことで、疑念を払拭することにした。でも、亡くなる直前に頭痛があったのだろう・・・
 また聞きではあるが、亡くなる数日前、親しい人と久しぶりに会ってとても機嫌がよく絶好調で、「ひとりで喋りすぎて、ごめんね」と言っていたらしい。わたしは、亡くなったとされる日の翌日の3月2日にメールを送っていた。うっかりしていた。いつものように返信ももらったとすっかり思い込んでしまっていた。発見の日は、妻の誕生日だったので、いつものように電話があるはずと思っていた。

【遺品の整理】 身内だけの見送りの後、母の遺品を整理しながら、死とはこうしたものであると自分を納得させようとした。ただ、それでもなお解熱鎮痛薬が気になっていた。
 次第にこの肺炎の特異な病態が明らかになっていく中、解熱鎮痛剤への疑念は深まっていった。そして、件のウイルスに罹患した変死体のニュースである。いま、わたしの心は動揺している。本人も納得ずくの大往生と言い聞かせてきたわたしの脳裏を後ろめたさが過った。
 冷徹に考えてみれば、エンディングノートを新しく書き直し、自分史の最初と最後のページを書き終えて、自らの人生の記しを少しずつ埋めようとしていた彼女は、最後まで筆を進めたかったに違いない。その最終章には、次のように書かれていた。

あっちで量子さん(彼女の母の名前)に会ったら、頑張ったねって言ってもらえるかな。
でも、辛口だから、無理だろうな。


わたしが小学校の頃、眠くなったわたしが、「学校の用意は明日の朝する」と言うと、彼女はよく「明日ありとでしょ」と口癖のように言った。
明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは
(親鸞聖人絵詞)

後に親鸞聖人の和歌であることを知った。

そして、好きだったあの西行の和歌。
願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ
(山家集)


早咲きの桜が開くまで、あと半月だった。


【母からのメール】 彼女のメールは、いつも散文的であった。

(コロナの報道を聞いて) 雨 ふりそうですね 新しい風邪私 いつも 流行おくれの もの 着てたので そのてん 安心 憧れの クルーズ船 諦め栄養 手洗い昼寝

(節分を前に) 外国人客も へり 私も 外出控え 戦時中 思い出してます なるようになる! 豆まいて 厄払い 節分の儀式は 代表して やっておきます

(わたしのメールに返信で) 忙しいですね 7時頃 日の出 寒いですから 充分 暖かくして 風邪ご注意 いってらっしやい 私元気 です!

(亡くなった翌日3月2日のわたしのメール) コロナ肺炎大騒ぎです。龍谷大学も、卒業式と入学式を中止にしました。桜も咲きそうなのに無粋ですね。

(3月6日のわたしのメール) おつかれさまでした。お見事。



【コロナ検査のトリアージ】 フランス語の「選別」「格付け」を意味する「トリアージュ(triage)」を語源とし、戦場や救命救急医療において、少ない資源を有効に活用するために、患者の病症に応じて治療の順番を決める重症度判定検査をトリアージという。治療や搬送の順位、搬送先施設の決定などを決める際の基準とされる。犯罪学では、同じような選別的選択を「選別的処罰(selective sanction)」と言い、刑事司法の恣意的運用を批判的に検討する際に用いられる。トリアージも、総理大臣とか、首長とか、会社の社長とか、社会的・経済的身分を理由に選別が行われると優生思想と区別がつかなくなってしまう。
 PCR検査のコントロールには、トリアージ的発想があり、公平の公正を徹底できるかどうかが信頼の基本である。相模原障害者施設殺傷事件の被告人が語った論理とどこが違うのか? 忖度文化のこの国では、阿吽の呼吸で語られないことが危惧される。医療崩壊の中で、自分だけはという権力者の行動には嫌気がさす。居直るのはもっとたちが悪い。
検査選別にもトリアージが始まっている。検査待ちの自宅待機で死者が出始めている。犯罪学では、選別的制裁によって「犯罪者」「非行少年」などのレッテルを貼られると、ますます社会生活に障害が生じ、新たな犯罪や非行を誘発することにつながると言う見方を「ラベリング論(labeling perspective)」と呼んでいる。

【ある医師のはなし】 発熱、咳などがあると「病院へ行ってみてもらえ」と言う人がいる。しかし、受け手の病院は、コロナの疑いがあると、医師会と厚労省の指導に従って、通常の受付をせず、特別の入り口か、正規の時間以外の指定された時間に来るように指示する。
 熱があっても睡眠が取れるならば、検査はせず、対症療法の咳止めや解熱剤を処方する。また、帰宅して、症状が治まるまで自宅療養するように伝える。もし病状が悪化し、呼吸困難や食事や水も取れない場合は、「帰国者接触者相談センター」か感染症指定医療機関に電話するよう助言する。
 いまは、「インフルエンザの検査もするな」と支持されている。やるなら、N95マスク、ゴーグル、防護服などを付けて、覚悟の上でするようにと言われている。余程の状態でなければCTもXPも撮らない。PCR検査は、開業医ではできない。そもそもPCR法では、陽性であれば感染していると判定できるが、陰性では感染してないとは言い切れず、その精度は60%程度。これが現状なので、開業医ではとても期待には応えられない。

【医療資源の確保】 この国の医療資源に余裕があれば、疑いのある患者に何度でも検査し、正しい診断を行うのがいいに決まっている。らしき患者がいたら、細かく観察しそれらに対応する処置をとっていけばいい。
 しかし、今回のコロナはパンデミックであり、すでに医療は崩壊している。少ない医療資源をどこに使うかを中心とした対策が始まっている。いまの医療のいちばんの関心は、社会全体をどのようにコントロールするのかである。
 日本は、感染症の経験が浅く、PCR検査には余裕がない。国民が自覚をもって接触を減らすことが重要で、PCR陽性者の大半は、症状なしか、軽症なので、無知な国民も、危険を察知して、外出しなくなるのではないかと期待している。

【医療の、医療による、医療のための、トリアージ】 ある国の首相の記者会見である。
(記者)医療崩壊についてお聞きします。医療に直面している国の現場では、生存する可能性がより高い患者を優先する命の選択を迫られております。日本でも起こるかもしれない問題だと思います。総理は、このことについていかがお考えでしょうか。
(首相)まず初めに、トリアージについては、これはそういう事態にならないように全力を尽くしますが、トリアージというのは医療現場にとって大変つらい事態ですよね。医療提供体制とのバランスにおいて、A、Bという患者があれば1名しか対応できない、どちらを取るかという、そういう判断なのだろうと思います。我々としてはそういう状況にならないように、重症者対策を中心に医療提供体制を強化することも大変重要だと考えております。

【わたしの死因究明】 ネットのサイトに「新型コロナ肺炎の死亡に播種性血管内凝固症候群(DIC)が関与している?」というヘッド・ラインを発見した。イタリアの著名な病理学者によれば、「重症の新型コロナ肺炎による死亡の原因は、新型コロナウイルス感染症に誘発された播種性血管内凝固症候群(DIC)によるものである」という。

この頃、新型コロナウイルスに感染していた11件の変死体(路上や自宅)の報道に、死因は肺炎以外の原因による突然死を疑っていたので、重症新型コロナ肺炎の死亡がDICによるとの情報に合点した。11件の変死体の死因は、おそらくDICによって生じた深部静脈血栓による肺塞栓の可能性が大きいと思われる。米国・ニューヨークでも自宅での死亡が3000〜4000人いると報道されていたが、その中に血栓塞栓症による死亡がかなり含まれているのではと推測する。新型コロナ肺炎の重症例は急速に悪化して死亡し、多臓器不全例も多いと聞く。DICによる血栓塞栓症が原因であれば、これらの説明も可能である。
また、DICの発生例で心筋炎の合併があると、心筋璧運動の低下も重なり心内血栓は形成されやすい。その結果、全身の各臓器に血栓塞栓を引き起こし、多臓器不全が生じることも推測できる。
(参照:「識者の目」要旨、鄭忠和、2020年4月24日付『日本医事新報社』/2020年4月25日最終閲覧)


 日本の死因究明に投じられる資源は乏しい。「死因不明国家」と揶揄されることもある。死体解剖保存法第8条1項によれば、都道府県知事は、死因究明を専門とする監察医を置くことができるとしている。しかし、現在、監察医制度があるのは、東京23区、横浜市、大阪市、名古屋市、神戸市の5都市にすぎない。
 母の家は、西東京市であった。

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(註)
刑事訴訟法229条は、変死者または変死の疑いのある死体(変死体や異状死体)については、検察官が検視を行うこととしている(1項)。また、検視は、検察事務官または司法警察員に代行させることができる(2項)。なお、検視に際しては必ず医師が立ち会い、遺体を検分しなければならない(検死規則5条)。
死体を検分することを検死または検屍という。一般に、そこには、上記の法律的観点からの検視のほか、臨床医学的観点からの医師による検案および医師・歯科医師等が死因究明のために解剖を施行して死因を特定する解剖が含まれる。
検視した医師は、死体検案書を作成・交付する(医師法19条)。解剖は、司法解剖(刑事訴訟法168条)、行政解剖(死体解剖保存法第8条)および病理解剖(同法7条)に分類される。行政解剖は、伝染病、中毒または災害により死亡した疑いのある死体その他死因の明らかでない死体について、その死因を明らかにするため監察医を置き、これに検案をさせ、または検案によつても死因の判明しない場合には解剖させることができる。ただし、変死体または変死の疑がある死体については、検視の後でなければ、検案または解剖をさせることができない。病理解剖には遺族の承諾が必要とされる(同法7条)。


石塚 伸一教授(本学法学部・犯罪学研究センター長)

石塚 伸一教授(本学法学部・犯罪学研究センター長)


石塚 伸一(いしづか しんいち)
本学法学部教授・犯罪学研究センター長・「治療法学」「法教育・法情報」ユニット長、ATA-net研究センター長
<プロフィール>
犯罪学研究センターのセンター長を務めるほか、物質依存、暴力依存からの回復を望む人がゆるやかに繋がるネットワーク”えんたく”(課題共有型円卓会議)の普及をめざすATA-net(アディクション・トランスアドヴォカシー・ネットワーク)のプロジェクト・リーダーを務める。
関連記事:
>>【犯罪学Café Talk】石塚伸一教授(本学法学部 /犯罪学研究センター長)


【特集ページ】新型コロナ現象について語る犯罪学者のフォーラム
https://sites.google.com/view/crimrc-covid19/



「龍谷大学まちラボFAN」の取り組みと新メンバー募集について~リモートワークでもできることは沢山!!~

「龍谷大学まちラボFAN」とは、滋賀県大津市仰木の里学区の地域住民と本学学生が、仰木の里学区が「持続可能なまち」により近くための取り組みを模索するという目的を持ち、「地域イベント参加」や「若者目線のまちづくり企画の提案」などの側面から2018年度より取り組みを行っています。

龍谷大学まちラボFANでは、これまで週1回瀬田キャンパスと深草キャンパスを交互に移動しミーティングを行ってきましたが、新型コロナウイルスの流行等の社会情勢に鑑み、現在はオンライン(Zoom)でのミーティングを週1回行なっています。

2020年度最初の仰木の里での地域イベント「さくらまつり」が中止となり、参加は叶いませんでした。しかし、そのような状況下でも学生メンバーは「まちづくりに関連する知識を深める」ことや「菜園プロジェクト等をさらに質の高いものにする」など高いモチベーションを持って取り組んでいます。

加えて、龍谷大学まちラボFANでは新メンバーの募集を行っています。

【募集詳細】
・全学部1回生から4回生まで誰でも歓迎!
・まちづくりに興味がある、まちを変えたい、他学部の学生と一緒に活動を行いたい、など些細なきっかけでも大丈夫です!

【説明会について】
・少人数による「オンライン( Zoom)説明会」を行っております。
・新入生で今後の学生生活に不安を感じている方々に向けては、現メンバーと気軽に話せる「座談会」も開催中です!

FANの活動に興味がある方、学部色豊かで個性的なメンバーと一緒に活動したいという方は、下記のフォームから申請してください。

https://forms.gle/5DDs4BHiq3SKPJjT9 

【追記】
各SNS公式アカウントに日々の活動詳細を綴っておりますので是非ご覧ください。
公式フェブサイト https://fanoginosato.wixsite.com/machilabfan 
公式Facebookページ https://www.facebook.com/fan.oginosato/ 
公式Twitter https://twitter.com/fan_oginosato
公式Instagram https://www.instagram.com/fan.oginosato/ 
公式YouTube https://youtu.be/uaENb0aHwvs









2020年4月、経済学部に新たに着任した教員をご紹介します。

 ■経済学部 現代経済学科
  田中 利和(たなか としかず)准教授 (特別任用教員B)

<自己紹介>
 趣味は、食べ・飲み歩き、靴磨き、整理整頓。地下足袋を履き歩きながら川辺や山を歩き、身の回りのことを考え、整理し、組み立てていくのが好きです。
 最近は、美味しいコーヒーを入れること、飲むことに興味があります。
 ローカルラジオと、音楽は、Jazz、The Beatles、 Mr.children、Yosi Horikawaを好んで聞き、服は、Paul Smith、パタゴニア、ユニクロを愛用しています。
 映画は、STAR WARSのファンです。


<研究分野について>
 現代アフリカ・シベリアの人・文化・環境を対象とした研究をこれまでおこなってきました。現在は、エチオピアの地域産業・経済活性をも視野にいれた、さまざまな人達と「ごった煮」になりながら、「おもしろさ」をベースにアフリカと地下足袋を起こすプロジェクトの音頭をとっています。この地下足袋という日本伝統の履物と、エチオピアに実在する人・素材・技術が融合してつくられる地下足袋を、私達は「エチオタビ」と呼んでいます。エチオタビという言葉は、履物そのものを指すのみならず、着装して、人びとの足を、おしゃれに健康に護る、共創の実践のことも意味しています。地下足袋研究以前は、人と動物と栽培植物の関係とその発展可能性を考える、フィールドワークによる役畜農耕(牛耕)研究にも取り組んでおり、この研究で地下足袋を履いていたことが、きっかけとなりました。
 現在は、学生時代に住んでいたこの京都の街で、老舗企業、学生とともにフィールドワークを通じて、わくわくできる経済・人類学的な研究テーマを模索している最中です。


<学生へのメッセージ>
 大学は、さまざまな仲間との対話や活動をつうじて、わくわくし、知的興奮を得られる場所です。勇気をもって飛び込むことにより、楽しみ、学びを通じて、豊かな経験と人生の財産を積み上げていってもらいたいと思っています。
 何かありましたら、私の研究室にもお気軽にどなたでもお尋ねください。コーヒーを飲みながらいろいろと、お話しをしましょう。


<田中 利和 先生の略歴等>
◆学歴、学位、経歴
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科一貫博士課程研究指導認定退学 博士(地域研究)(京都大学地域博160号)
京都大学アフリカ地域研究資料センター 特任研究員
頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラムにてSOASロンドン大学東洋アフリカ研究学院に研究留学
東北大学東北アジア研究センター 教育研究支援者・学術研究員

◆専門分野
地域研究、文化人類学、生態人類学、農業経済学、経済人類学、フィールドワーク

◆主な担当科目
地域活性化プロジェクトプロジェクト京都ものづくりⅠ 、フィールドワークの技法、比較経済論

◆主な研究活動
単著『牛とともに耕す:エチオピアにおける在来犁農耕の未来可能性』(京都大学アフリカ研究シリーズ022、松香堂、2018年)

“Contribution of Area Studies Research to Creating a New Culture of Work
Footwear in Africa: A Proposal for Introducing Jika-tabi to Ethiopian
Ox-plough Farmers” in Proceeding 2015 GRM (Global Resource Management)
International Conference, Inclusive Innovation for Sustainable Development.
Doshisa University: 233-249.


エチオタビ


牛耕研究


降誕会とは、親鸞聖人のお誕生をお祝いする法会です。また、龍谷大学が、1922(大正11)年5月20日に大学令による大学として認可されたことから翌21日を創立記念日としてお祝いしています。毎年、大宮、深草、瀬田の各キャンパスで法要をお勤めし、学生・教職員・関係者が一堂に会してお祝いをする大切な行事です。
しかしながら、今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、例年のように開催することができません。このため今年の創立記念・親鸞聖人降誕会法要は、インターネットによるライブ中継にておこないます。みなさん、それぞれ安全な場所から視聴していただき、法要にご参加くださいますようご案内いたします。

■親鸞聖人
親鸞聖人のお誕生は1173年5月21日(承安3年4月1日)とされています。源平の戦乱の世にあって、まさに「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり……」と語られたような栄枯盛衰の激しい時代でした。
下級公家に生まれられた親鸞聖人は幼くして両親と別れ、9歳にして出家、比叡山での20年間におよぶ求道の末、「よきひと」法然上人と出遇い、そして浄土の真宗 -選択本願念仏- の道に出遇われました。以後、念仏者として如来の恩徳を、教えに問い、身に確かめつつ、人間の闇を見つめ、本願の救いを顕わし続けられたご生涯でした。

■2020(令和2)年度 創立記念・親鸞聖人降誕会法要
日時 2020年5月21日(木) 10:30~11:00
次第 三奉請
   讃仏偈
   短念仏
   回 向
   学長法話 学長 入澤 崇

ライブ配信
   深草キャンパス顕真館からLIVE配信予定。(顕真館でのご参加はできません)
   https://www.youtube.com/c/ryukokushukyobu
   Youtubeのチャンネル「ryukoku-shukyobu」で検索してください。
   あらかじめチャンネル登録をしていただきますと便利です。


第16回ACジャパンCM学生賞(主催:ACジャパン)のテレビCM部門において、理工学部の情報メディア学科開講科目『コラボレーション演習』の演習で制作した「”拡散する”ことに対して責任を持てますか?」が、奨励賞を受賞しました。今回の受賞は、日本全国の大学や専門学校から応募のあった283作品の中から選ばれたもので、情報メディア学科の学生が受賞するのはこれで4度目の受賞となります。今回奨励賞を受賞したテレビCM動画は、情報メディア学科所属の6名のチーム(※)で制作されました動画です。

『コラボレーション演習』は理工学部3年生を対象に開講している科目で、2020年4月開設の先端理工学部知能情報メディア課程においても、3年生の後期で開講します。
この科目では、専門科目や教養科目などで学んできた基礎知識と処理技術を少人数のグループメンバー間で共有し、課題を解決していくPBL(problem based learning)科目です。課題設定における調査・企画力、問題分析力、グループでの遂行力、さらに具体的な解決に向けた利用機器の修得・活用、プログラミング、測定など、様々な視点・技術から課題解決に挑みます。

※チームメンバー:佐藤 魁太さん、辻村 侑弥さん、京峯 翼さん、小林 秋明さん、笹岡 奈央さん、中窪 勁太郎さん

◆応募作品動画 「”拡散する”ことに対して責任が持てますか?」 へのリンク

◆第16回ACジャパン広告学生賞テレビCM部門 受賞校一覧へのリンク

◆ACジャパン広告CM学生賞について
日本の未来を担う若い世代が広告制作を通して公共広告への理解を深め、「公」への意識を育むことを目的に2005年に設立されました。現在では、「テレビCM部門」と「新聞広告部門」があり、学生ならではの自由な視点や発想をポイントに各部門の選考がなされます。


「”拡散する”ことに対して責任が持てますか?」動画の一部

「”拡散する”ことに対して責任が持てますか?」動画の一部


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