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2020年1月16日(木)3講時、「食の循環実習Ⅰ」にて、国立研究開発法人国立健康・栄養研究所 太田 裕見 氏(元サントリー食品インターナショナル株式会社食品事業本部 商品開発部 顧問)をお招きし、「ウイスキーにまつわる話」をテーマにご講演いただきました。

日本と世界のウイスキーの違いやその歴史にはじまり、ウイスキーの製造過程で起こる成分の変化や、ヒトへの影響の科学的根拠、そして市場動向にいたるまで、ウイスキーにまつわる幅広いテーマでご講演いただきました。最近、ウイスキーが人気で品薄状態であることが話題になっていますが、これは、ウイスキーの製造に10年以上かかることが理由とのこと。ストックビジネスの難しさも知ることができました。

まさに、「食の循環」を実感できるお話でした。多くの学生が20歳を目前に控えており、お酒の世界に興味津々だったように思います。講義後には「おすすめのお酒を教えてください」「自分のアルコール代謝のタイプを知るにはどうすればいいですか」など、積極的に質問している学生がみられました。




2020年1月16日(木)3講時、「食の循環実習Ⅰ」にて、元 味の素株式会社食品事業本部 技術顧問 水澤 一氏をお招きし、「食品や食品業界について」をテーマにご講演いただきました。

鍋用固形スープと冷凍食品を例に挙げて、商品開発の仕組みについて詳細にご講演いただきました。鍋用固形スープは、崩れにくいが使うときには水には溶けやすいという相反する特性を両立させるために何度も試行錯誤されたそうです。アイデアから実際の商品になるまでには原料の選別、加工技術の進歩、市場調査など、多くの手順を経て商品が完成するということを理解しました。また、餃子の農薬混入事件について紹介していただき、一つの食品の信頼が失われるとその影響は業界全体に及ぶことを知り、食の安全の重要性を改めて認識しました。

学生たちは、食品が商品として成立するために企業が多大な努力を重ねていることを理解してくれたと思います。難解な部分もあったかもしれませんが、動画をはさみながらわかりやすく説明してくださいました。




2020年1月9日(木)2講時、「日本・京滋の食料と農業」にて、一般財団法人 愛の田園振興公社 専務 藤関 明雄 氏をお招きし、「農産物直売所と地域農業振興」と題しご講演いただきました。

東近江市愛東地区にある道の駅「あいとうマーガレットステーション」と「あいとうエコプラザ菜の花館」の事業概要と地域農業振興との関りについてお話していただきました。琵琶湖を守るために始まった廃食用油のリサイクルが石鹸からバイオディーゼル化に発展し、全国の菜の花プロジェクトのきっかけとなったことや、地場産にこだわり東近江産の農産物と加工品のみを扱う直売所が地域農業の核になっていることを解説していただきました。また、龍谷大学農学部の学生が農業体験やイベントなどのお手伝いをしている様子などを紹介してくださいました。地域とつながる大切さを感じてくれたことと思います。

学生のコメント:「直売所とスーパーの違いが良くわかった」「直売所が地域の農業を活性化させることがわかった」「菜の花運動が愛東から全国に広がったのは素晴らしい」「愛東で活動している学生が楽しそう」




2020年1月9日(木)3講時、「アグリフードビジネス論」にて、株式会社東近江あぐりステーション 代表取締役 松井 茂光 氏をお招きし、「地産地消と地域商社の役割」と題してご講演いただきました。

東近江市と4農協が出資して「地域商社」を設立した背景と事業の内容を紹介していただきました。稲作の比重がとても高い滋賀県では、コメ政策の転換によって高収益の作物を導入・拡大することが差し迫った課題となっています。そのなかで野菜を中心とした地産地消の中規模流通を形成していく有効性や、農家、消費者、地域の「三方よし」の経済的な仕組みをわかりやすく解説していただきました。また、農学部の学生がイオンで滋賀県産野菜を販売するプロジェクトについても紹介していただきました。こうした地域の企業と連携する機会に恵まれていることも本学の魅力のひとつとして感じてもらえたのではないでしょうか。

学生のコメント:「市場流通、直売所とは違う流通の仕組みがあることがわかった」「地域商社の存在意義が理解できた」「中規模流通のビジネスモデルは新鮮で面白かった」「こうした地域商社はもっと増えるのではないか」




 2019(令和元)年12月19日(木)、大宮学舎140周年記念事業の一環として、アサヒ飲料㈱常務執行役員・マーケティング本部長の大越洋二氏をお招きして、「『カルピス』の生みの親、三島海雲に学ぶブランドを通じた社会貢献」と題する特別講義を大宮学舎で開催し、文学部生を中心に200名を超える参加者が集いました。

 三島海雲は、明治時代に龍谷大学の前身である文学寮や高輪仏教大学で学んだ、本学学生にとっての大先輩です。その三島が内モンゴルで出会った酸乳(発酵乳)にヒントを得て、日本初の乳酸菌飲料である「カルピス」を発売したのは、1919(大正8)年のことです。以後、「国利民福」を理念としたビジネスを展開し、社会貢献にも積極的に取り組みました。
 大越氏による基調講演「100周年を迎えた『カルピス』と生みの親、三島海雲」では、こうした三島の信念と志、そして実践を受け継ぎながら100周年を迎えた「カルピス」ブランドの特長や、ブランドを通じた社会貢献活動について、ご講義いただきました。さらに、講義の後半では入澤崇学長との対談(進行:安藤徹文学部長)をしていただき、「カルピス」に込められた三島の思いや仏教者であったことの意味、100年もの間、国民飲料として愛されつづけられてきたブランド力の高さの秘密などについて、興味深いお話をうかがうことができました。

 なお、『京都新聞』2019年12月22日付朝刊にこの講義についての記事が掲載されています。併せてご覧ください。 URL『京都新聞』2019年12月22日付朝刊


文学部長 安藤 徹 教授


アサヒ飲料㈱常務執行役員・マーケティング本部長の大越洋二氏


龍谷大学長 入澤 崇 教授





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