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本学では、学部2~4年次生の学業成績・人物が特に優秀な学生を対象に「アカデミック・スカラシップ奨学生(在学採用型)」の制度を設けています。

2025年度採用された2年次生を対象に表彰状授与式が、深草学舎顕真館にて2025年6月26日(木)に実施されました。授与式では学生生活主任の前田 哲宏先生から、賞状が授与されました。

 賞状授与後、前田先生からお祝いの言葉が贈られました。

 『皆さん、こんにちは。学生生活主任の前田です。本日はお忙しい中、「アカデミック・スカラシップ奨学金」授与式にご出席いただき、誠にありがとうございます。まず初めに、本奨学金の授与対象となられた皆さんに、心よりお祝いを申し上げます。文学部の各学科・専攻において、学業成績が特に優秀と認められた皆さんは、まさに日々の学びに真摯に取り組んできた成果として、今日この場に立っておられます。その努力に、心から敬意を表したいと思います。

 この奨学金は、成績という目に見える結果をもとに選考されていますが、私たちが本当に大切にしたいのは、皆さんがこれまでにどのような姿勢で学びに向き合ってきたかという「過程(プロセス)」です。読書に没頭し、疑問に立ち止まり、議論に加わり、自分の言葉で考えを組み立てていく――そうした日々の積み重ねが、今回の成果につながったのだと思います。

 もちろん、この奨学金を受け取ることは大きな励みになるでしょう。しかし、どうかこの奨学金を「目指すもの」「ゴール」とは考えないでください。学びに向かう原動力に「動機づけ(モチベーション)」というものがあります。これには大きく分けて二つの種類があり、一つは「内発的動機づけ」もう一つは「外発的動機づけ」と呼ばれています。「内発的」とは、自分の内から湧き出てくる原動力、それとは対照的に、「外発的」は自分の外にある何か、例えば、お小遣いがもらえるから、怒られたくないから、友達よりもいい成績がとりたい、大学に入りたいとか、そういったものを原動力とするモチベーションです。

 真の学びとは、誰かに褒められるためでも、お小遣いのためでも、大学に入るためでも、何かを手に入れるためでもなく、自らの興味・関心にしたがって、もっと自由で、本質的な営みであり、それはつまり、内発的な動機によってなされることが理想です。このアカデミック・スカラシップをゴールにしないで、というのは、そういった意味から言っているのです。これをゴールにしてしまうと、授与されたみなさんは学びへのモチベーションがいったん途切れることになってしまいます。

 本来、学問とは、知りたいという純粋な思いから始まります。心を動かされた一節、わからなかったことがわかったときの喜び、自分なりの考えが言葉になったときの手応え――そうした瞬間こそが、学びの真の報酬ではないでしょうか。

 この奨学金は、そのような「知への興味関心と誠実さ」をもって学び続けてきた皆さんへの、ひとつの評価であり、これからも学び続けてほしいという願いのこもったエールでもあります。

 そして、皆さんのような学生がいることは、同じ学科で学ぶ仲間たちにとっても、大きな刺激となり、学びの共同体全体を活気づける存在になります。今後も、他者と語り合い、異なる価値観に触れ、視野を広げ、自分自身の思考を磨いていってください。

 最後に、皆さん一人ひとりの学びがさらに深まり、そしてその知が、これからの社会に生かされていくことを、心から願っております。本日は、誠におめでとうございました。』

奨学生には給付対象者となったことを励みに、より一層の飛躍を期待しています。




【本件のポイント】

  • 本学先端理工学部の教員と学生が、約200名の地域の小学生に“科学のおもしろさ”や“ものづくりの楽しさ”を伝える、毎年人気のイベント
  • 身近な題材をテーマにしたものや本格的な実験まで幅広い内容の12教室を開講
  • 大津商工会議所や大津市とも連携し、未来のモノづくり人材の育成やSDGsの達成に貢献
     

【本件の概要】
 龍谷大学エクステンションセンター(REC)と先端理工学部は、地域の小学生を対象に“科学のおもしろさ”や“ものづくりの楽しさ”を知ってもらうため、「夏休み子ども理科実験・工作教室」を開催します。身近な題材をテーマにした教室から、本格的な実験が出来る教室まで幅広い内容になっており、自身の興味や学年に合わせて、2日間で約200名が参加する予定です。
 また、小学生には楽しんでもらうだけでなく、龍谷大学での学びをイメージしてもらうきっかけとしたり、「キレイな水づくり」教室などSDGsに通ずるプログラムに参加してもらうことで、未来のモノづくり人材の育成やSDGsの達成に貢献していきます。

 


                  記


1.タイトル  「夏休み子ども理科実験・工作教室2025」 ※各講座の概要は別紙参照
2.講  師  先端理工学部教員、先端理工学部・研究科の学生
3.開催場所  龍谷大学瀬田キャンパス       
4.開催日時  2025年8月7日(木)・8月8日(金)13:00~16:30
5.共催・後援 共催:大津商工会議所 後援:大津市・大津市教育委員会
 

【昨年度実施の様子】





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【別紙】夏休み子ども理科実験・工作教室2025


問い合わせ先:龍谷大学 龍谷エクステンションセンター(REC)
Tel 077-543-7743 rec-science@ad.ryukoku.ac.jp https://rec.seta.ryukoku.ac.jp/lifelong/summer-school.html
 


 2025年7月24日(木)、「地域課題発見演習」のフィールドワークに、学生16名と教員1名(清水万由子教授)が参加しました。

 今回のフィールドワークでは京都市西京区の洛西地域を訪れました。
 午前中には、放置竹林整備等に取り組むNPOである「特定非営利活動法人京都発・竹・流域環境ネット」(通称:竹ネット)さんの講義を受けました。
 竹ネットさんが活動している大原野地区は、京都市の竹林面積のうちおよそ2/3を占めています。放置竹林整備をはじめ、竹林整備に関わる人材育成事業のほか、竹を有効活用した地域の交流促進事業にも取り組んでおられます。この日は、今年3月で廃校となった竹の里小学校の教室にて、理事長と理事から事業の説明を受けました。その後、竹ネットさんが整備をされている中央緑地に足を運び、竹林整備の現場を見学しました。

 学生たちは前期の講義を踏まえ、竹林問題のことをどのようにプロモーションするか、竹の活用したどんな企画ができそうか、といった課題を持ってこのフィールドワークに臨みました。放置竹林の整備を通して交流促進事業を行なっている竹ネットさんのお話を聞き、また学生からの質問に答えていただく中で、多くのアイディアをいただくことができました。洛西地域で行われる竹のイベントや、竹灯籠づくりについての案内もいただき、具体的な竹の活用策について知ることができました。


竹の里小学校の教室で事業の説明を受けました。


中央緑地では竹林整備の現場を肌で感じました。

 午後からは京都市洛西竹林公園を訪れ、竹に関する様々な知識を学びました。竹林公園の中にある竹の資料館には、竹の生態や竹製品のほか、「京銘竹」と呼ばれる伝統工芸についての展示があり、併設の生態園では様々な竹が生態展示されていました。
 竹の特徴や製品について学ぶことで、竹の活用に関するヒントをたくさん得ることができました。京銘竹の中から「推し竹」選びが始まるなど、竹との心理的距離がより近くなったようなフィールドワークとなりました。


 2025年7月24日、地域公共人材総合研究プログラム地域連携協定先懇談会を開催しました。この懇談会は毎年7月に開催しており、今回は初めて対面とオンラインでのハイブリッド開催とし、協定締結先団体より本学にて16団体、オンラインにて16団体、合計32団体の方々にご出席いただきました。

 本学では、大学と地方自治体、NPO等諸団体、経済団体等とが地域連携協定を結ぶことにより、職員の人材育成に大学を活用する、また地域連携協定を結ぶ団体が長期インターンシップの受け入れ先となるなど、相互にメリットを獲得しつつ、分権社会における地域公共政策の高度化・多様化に協力して取り組んでいくことを目指しています。2002年度より締結をはじめ、協定先は現在109団体となりました(2025年4月1日現在)。

 懇談会では、本学大学院の教育理念・目的、地域公共人材総合研究プログラムの概要や、プログラムに参加している2研究科(政策学研究科、法学研究科)の特長、2025年度に開設した政策学研究科ソーシャル・イノベーション研究コースのご紹介、2025年4月入学の協定先からの推薦入学試験に係る説明をいたしました。

 また、後半の意見交換では、実際に本プログラムにて修士課程を修了された方の経験談などをご紹介いただきました。今年度も、協定先団体との人材育成にかかる相互協力に関する協定をもとにした今後の連携に向け、有意義な会となりました。




 2025年7月16日(水)14:40~15:05、2025年度の政策実践・探究演習(海外)台湾PBL受講生が、政策学部教員に対して報告を行いました。

 台湾PBLはコミュニティ再生をテーマに、台湾・国立政治大学と相互訪問型の国際交流プログラムを開講しました。2025年3月龍谷大学メンバーが台北を訪問(8日間)、7月に国立政治大学のメンバーが来日(5日間)しました。台湾と日本、両国でのフィールドワークを踏まえ、1年間学んだことをまとめ発表しました。

 里山班は、台湾と日本の里山にみられる共通課題として茶産業の衰退や後継者不足、獣害などを挙げ、持続可能な地域社会の構築には、里山を適切に管理し、資源を有効活用することが重要であると指摘しました。
 お宮班は、地域におけるお宮の役割に着目し、台湾と日本のお宮を比較しました。台湾では道教が各地に広がり、華やかな装飾を施した建物が印象的で、地域住民の寄付や自治会などの支援でお宮が運営されています。日本と同じように地域の交流の場として機能してきましたが、近年若者の関りが薄れています。
 茶産業班は、日本と台湾に共通する課題として、茶葉からお茶を淹れる習慣が廃れたこと、替わりにペットボトル飲料が増えたこと、茶産業の担い手や後継者不足を挙げました。台湾では、海外から輸入されるミルクティ用の安い茶葉に押されて、伝統的な高級茶の消費量が減っています。これらの課題に対する両国の茶産業再生の取り組みを比較しました。


報告会の様子


報告会の様子

台北現地レポート記事
 ▶現地レポート①
 ▶現地レポート②
 ▶現地レポート③
 ▶現地レポート④
 ▶現地レポート⑤
 ▶現地レポート⑥

京都における国際交流プログラム
 ▶レポート①
 ▶レポート②
 ▶レポート③


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