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 2026年6月23日〜26日、英国中東学会 British Society for Middle Eastern Studies(BRISMES)の年次大会(2026年大会)が、ロンドン大学SOAS(School of Oriental and African Studies)で開催されました。BRISMESは中東研究を代表する国際学会の一つであり、政治、社会、歴史、宗教、国際関係など、中東地域をめぐる多様な研究成果が世界各国の研究者によって報告される場です。

 本大会において、法学研究科修士課程2年の羽渕有稀さんが、英語による研究報告を単独で行いました。報告題目は、Ideological and Value-Based Differences in Israeli Attitudes toward Prolonged War: The Case of the Gaza War since October 7, 2023(長期化する戦争に対するイスラエル世論のイデオロギーならびに価値観に基づく差異:2023年10月7日以降のガザ戦争の事例)です。


法学研究科修士課程2年の羽渕有稀さん

法学研究科修士課程2年の羽渕有稀さん

 報告では、2023年10月7日のハマースによる攻撃以降、長期化したガザ戦争をめぐって、イスラエル国内の世論がどのように形成されているのかを検討しました。本研究では特に、戦争継続への賛否が、単に左右イデオロギーの違いによって生じているのではなく、「人質解放を優先するのか」「ハマースの軍事能力の壊滅を優先するのか」という戦略的判断を通じて形成されている可能性に注目しています。


羽渕有稀さんの報告スライド

羽渕有稀さんの報告スライド

 分析には、イスラエル国内の世論調査データを用い、OLS回帰分析および因果媒介分析を行いました。その結果、右派の回答者はハマースの打倒を重視し、戦争継続を支持する傾向がある一方、左派の回答者は人質解放を重視し、戦争継続に批判的な傾向があることが示されました。また、イスラエル国防軍の軍事作戦を道徳的にどう評価するかは、戦争継続への支持を説明する主要な要因ではなく、人質解放とハマース打倒のどちらを優先するかという戦略的評価の方が、より強い説明力を持つことが明らかになりました。

 本研究は、ガザ戦争をめぐるイスラエル世論を、単なる「右派対左派」や「好戦派対和平派」という対立としてではなく、戦争目的をめぐる優先順位の違いとして捉え直すものです。長期化する戦争において、市民が軍事行動の是非をどのような基準で判断するのかを計量的に分析した点に学術的意義があります。

 報告後には、討論者と会場参加者から、本研究の学問的貢献、ガザ戦争下における人質問題の位置づけ、世論調査データを用いた戦争支持分析の方法論的課題などについて質問とコメントが寄せられました。羽渕さんはそれらの質問に英語で応答し、活発な質疑応答が行われました。
 羽渕さんはこれまでにも、中東政治およびイスラエル政治に関する実証研究に取り組んできました。今回のBRISMESでの報告は、法学研究科における大学院生の研究成果を国際的な中東研究の場で発信する重要な機会となりました。


羽渕有稀さんの報告風景

羽渕有稀さんの報告風景


羽渕さん報告後のディスカッション風景

羽渕さん報告後のディスカッション風景

【関連News】
2026.03.30 羽渕有稀氏(大学院法学研究科)の論文が学術誌『アジア経済』に掲載
2025.07.22 法学研究科・羽渕有稀さんが世界最大の政治学の学会、International Political Science Associationで報告


煩悩の創造性を探究するプロジェクト「煩悩とクリエイティビティ」 

 

【本件のポイント】

  • 人間を突き動かす「煩悩」をテーマにして、煩悩の活かし方を探求・発信することを目的とするプロジェクト
  • 7月4日(土)は、大阪・関西万博や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のブランディングを手がけ、デザイン・アート・テクノロジー・ビジネスを横断して活躍する引地 耕太 氏と 仏教学者  能美 潤史氏 (龍谷大学法学部教授)のトークイベントを対面実施

 

【本件の概要】
 「煩悩とクリエイティビティ」は、龍谷大学校友会(※1)が主催する「煩悩」を前向きに捉え、新しい 価値創造を生み出す知性として学び直すプロジェクトです。本プロジェクトは、「煩悩」を私たちが抱える悩みや欲望としてただ否定するのではなく、自分らしい暮らしや新しい価値創造へとつながる人間を突き動かすものと捉え、その活かし方を探求・発信することを目的としています。
 今回のトークイベントでは、クリエイティブディレクターの引地 耕太氏をゲストに迎えます。引地氏は、大阪•関西万博や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のブランディングを主導し、国内外の企業・社会的プロジェクトで実績を上げられています。大阪・関西万博の会場内で展開されたデザインエレメント「こみゃく」(ミャクミャクの子どものような姿としてSNS上で親しまれた)の生みの親でもあります。
 万博を動かし、世界に届く価値を生み出してきた発想は、「煩悩」をどう変えるのか。引地氏とともに、その転換の可能性を探ります。

 

※1 龍谷大学校友会

龍谷大学校友会は、龍谷大学の卒業生で構成された同窓会組織です。卒業生数は2026(令和8)年3月末時点で、約23万人です。都道府県や海外、職域単位の支部組織があり、卒業後も全国各地で 校友同士の活発な交流がおこなわれています。

 

龍谷大学校友会WEBサイト https://ryukoku-koyukai.jp/  

 

【実施概要】 
日 時:2026年7⽉4⽇(土) 15:00~16:30(予定)
     15:00-15:20 講演
            『「正解のない時代」におけるクリエイティブの役割』  
             引地 耕太氏(クリエイティブディレクター)
     15:25-16:10 トークセッション 

                                                      引地 耕太氏× 能美 潤史(龍谷大学法学部教授)
     16:10-16:30 質疑・応答

     17:00-18:00 体験型イベント「まみれる煩悩」(※2)<一般受付終了>

 

ゲ  ス  ト:引地 耕太 氏(クリエイティブディレクター)
開催方法:対面開催
場  所:龍谷大学深草キャンパス慧光館101教室
                      キャンパスマップ                                                    

                       https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/fukakusa.html

 

申込方法:以下のHPから参加申込をお願いします  
     https://ryukoku-koyukai.jp/bonno/

 

※2 第二部 体験型イベント「まみれる煩悩」 <一般受付終了>
ゲストの引地耕太さんと共にトークイベントの学びをさらに深める体験型のイベントを実施します。
時間:18:00~19:00(会費:学生1,000円、学生以外2,000円 ※軽食、ドリンク付)
会場:龍谷大学深草キャンパス 聞思館2階レストラン 


■登壇者の紹介

引地 耕太 氏(クリエイティブディレクター)
ブランド戦略とイノベーション創出を軸に、デザイン・アート・テクノロジー・ビジネスを横断した体験設計を手がける。大阪•関西万博や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のブランディングを主導し、国内外の企業・社会的プロジェクトで実績を上げる。独立後は企業支援や教育・アート活動にも従事。


 

能美 潤史 氏(龍谷大学法学部教授)
1982年生まれ。2005年慶応義塾大学文学部卒業。
2010年龍谷大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は真宗学。学生時代に専攻した日本文学の学びを生かし、親鸞や蓮如の著作を国語学や漢文訓読史の視点から研究しています。
趣味は娘たちと遊ぶこと。娘たちの口ぐせは「お母さん大好き!」


 

これまでの煩悩とクリエイティビティのトークイベントは、以下からご覧いただけます。
https://ryukoku-koyukai.jp/bonno/ondemand_past/

 


問い合わせ先:龍谷大学校友会事務局(総務部)担当:乾、田中
Tel 075-645-2015  koyu@ad.ryukoku.ac.jp
 


6月に入ってから地震や台風など、大きな災害が立て続けに国内外で発災しています。

日本は、地形などの様々な要因で様々な災害リスクの高い国でもあります。

また近い将来、南海トラフ地震が起こると言われており、関西に住む私たちも決して他人事ではありません。

災害時には多くのボランティアが活躍します。

災害に関するボランティア活動について知り、何かあった際に動き出せる準備をするために基礎から考える災害ボランティア入門講座を実施しました。


【実  施  日】 (瀬田)2026年6月29日(月)17:15~18:30
       (深草)2026年6月30日(火)17:15~18:30  

【会  場】 瀬田キャンパス:ボランティア・NPO活動センター
        深草キャンパス:慧光館302教室

【参加人数】 34名


◆講座概要◆

以下の流れで実施しました。コーディネーターからの説明と合わせて、災害ボランティアの経験者(第7回能登半島地震復興支援ボランティア参加者)から経験談などを語ってもらいながら実施しました。今回は、「支援するトレーニング」として「いかに助け合えるか」を講座の主軸としていたが、台風通過直後だったことも考慮し、当初予定にはなかった「防災気象情報の改定変更のポイント」なども急遽説明に取り入れての講座となりました。

1.災害ボランティアの基本

  ①はじめに

  ②災害大国「日本」

  ③ボランティアの歴史

  ④緊急対応期(発災直後)のボランティア

  ⑤災害ボランティアの種類

  ⑥活動を始めよう(被災地域で活動したい)

  ⑦経験者の声(災害ボランティア体験談・第7回能登半島地震復興支援ボランティア参加者)

  ⑧災害ボランティアで大事にしたい視点・姿勢

  ⑨被災地での活動から帰ったら

  ⑩まとめ

◆参加者の声◆

・災害ボランティアに対して、自分が思ったよりも知らない事が多いんだなと感じました。例えば、災害ボランティアセンターの人たちも被災している話や、持っていく装備は自己完結できるようにとか、災害ボランティアセンターについても詳しくは知らなかったので知れて良かったです。

・泥を見ないで、人をみるという言葉がボランティアが人とのコミュニケーションによるものであることがわかり、とても印象に残った。

・学生ボランティアは迷惑なのではないかと考えていたが準備を整えて、時期を見て参加するとよいと分かって安心出来ました。

・本当に貴重なお話をありがとうございました。ボランティアに参加する人が一方的に支援するのではなく、現地の方にも支えられていることを自覚することが大切であることを学びました。

・災害支援の活動内容や準備することなど具体的な災害支援のやり方などが今日のお話の中心なのかなと思っていましたが、災害支援をする際はもちろん、人と関わる際に頭においておくべき大切なことをたくさん教えていただけた気がして、嬉しかったからです。

 

◆発表者の声◆

・本日は皆さんの前で、実際に参加した能登半島でのボランティア活動についてお話させていただきました。緊張しましたが、皆さんとても興味を持って聞いてくださったり、質問も多くあがって嬉しかったです。発信し続けることの重要性を感じた1日でした。これからも能登で学んだことや感じたことを発信していきたいと思います。貴重な機会をいただきありがとうございました。

・ボランティアに行ってきた身としても、これから続けていこうと思っている身としても、たくさんの方が参加されていて、嬉しかった。講座に参加することもボランティアへの一歩だと思うので、みなさんも参加してくれるといいなと思った。


瀬田会場


深草会場


能登での経験を語る学生


必要なグッズなどを展示

今年度もたくさんの参加があり、学生たちの災害への関心の高さを感じました。

「災害への備えのギアを一段高くしなければならない」今、このようなプログラムを実施する責任を改めて痛感しました。

今回は、「参加する前の準備」や「参加の際の心構え」、「帰宅してから」といった一連の流れを学べることが中心でしたが、今後はもっとテーマを絞ったもの等も企画できればと考えています。
学生だけではなく、教職員にも参加を促せるような取り組みを続けていきたいと思います。

 

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子どもたちから人気のバルーンアート。バルーンアートのスキルを身につけて、地域でのボランティア活動に活かしてもらうことを目的として、基礎から楽しく学ぶバルーンアート講座を開催しました。同様の内容で2回実施し、計30名の学生が参加しました。


バルーンの特性を学んでいます


バルーンの口を結ぶのに苦戦しました


◆詳細◆

日時:①2026年5月29日(金)17:00~19:00
②2026年6月24日(水)17:00~19:00

場所:ボランティア・NPO活動センター(瀬田)

協力:NPO法人レイカディアえにしの会

参加人数:①12名 ②18名

内容:

・バルーンアートの基本(バルーンの種類や膨らませ方、ひねり方など)

・作品づくり体験(犬、サーベル、ハート、花など)

・バルーンアートを活用したボランティア活動の事例紹介

 


最初は恐る恐るバルーンをひねっていた学生も、慣れてくると、どんどんと作品を作り上げていました。


実践的に作り方を学びます


各々のペースで創作。えにしの会のみなさんがサポートしてくださいます。


楽しくも真剣です


ハートやサルベージづくりにチャレンジ

参加者の声◆

・最初は上手くできるか自信がなかったが、わかりやすく教えていただき様々な作品を作ることができた。普段、児童福祉に関するサークルで活動しているので子どもたちに披露したり、プレゼントしたい。バルーンアートを特技にするレベルまで継続していきたいと思いました。

・自分は初心者だったので今日の活動を通して成長できたので、これからのボランティアに活かせるように頑張りたいです。子どもに配るような活動がしたいです。難しい作品作りにもチャレンジしたいです。

・たった2時間でしたが、実践を通して基礎的なことは理解できたし、楽しかったです。最後のお花のブレスレットの完成までできなかったので、またやってみたいと思いました。どんな世代でも楽しめそうだなと感じたので、小さな子どもだけに限定せず、多世代交流的な場面でも取り入れられたら良いなと思いました。

今回の講座実施にあたり、NPO法人レイカディアえにしの会でバルーンアートの活動をされている皆様にご協力をいただきました。ありがとうございました。

 

また、バルーンアート講座を受講した学生スタッフの呼びかけで、瀬田キャンパスでは昼休みにバルーンアート練習会を行っています。

ボランティア・NPO活動センターでは、学生が地域に出る一歩を踏み出すための様々なプログラムを提供してまいります。


今回の講師の作品


講師の作品と参加学生

問合せ

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    ボランティア国際年!~


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E-mail:ryuvnc@ad.ryukoku.ac.jp
(深草・瀬田の共通アドレス)  


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