Need Help?

新着情報

新着情報の一覧

製品情報

ここにメッセージを入れることができます。

 農学部・植物生命科学科の永野惇講師が「第17回日本農学進歩賞」を受賞しました。日本農学進歩賞は、公益財団法人農学会が農学の進歩に顕著な貢献した若手研究者に授与するもので、受賞対象となった研究は「野外トランスクリプトミクスによる植物環境応答の研究」です。
 11月30日に、東京大学農学部弥生講堂において授賞式及び受賞講演が行われました。本年度は、永野講師を含め11名の研究者が受賞されました。受賞式では、まず農学会会長である古谷研先生及び選考委員長を務められた西澤直子先生のご挨拶があり、受賞者の方々が優れた研究成果を有することに加えて今後の農学研究牽引への強い期待が述べられました。
 授賞式の後、受賞者による記念講演が行われ、永野講師の講演では独自の視点でなされた実験室型研究と野外研究の融合研究の成果が紹介されました。新たな農学研究の領域開拓に繋がるように感じられる極めて印象的な講演で、参加された聴講者は熱心に聞き入っておられました。永野講師の益々の活躍が期待されます。



※永野研究室の詳細はコチラをご覧ください。


【本件のポイント】
・今後、より課題解決の必要性が高まると予測されるプラスチック問題への対応策
・廃棄プラスチックから、高性能な活性炭を生産する技術を開発
・炭素を応用した節電シートに改良を加え、薄型化、省エネ性能の向上とコストダウンを実現し、活性炭を加えることにより消臭分解機能を付加

【本件の概要】
 環境省が、プラスチックごみの削減戦略の素案として、使い捨てプラスチック排出量の削減やリサイクル、リユース率の数値目標について発表するなど、プラスチックのリサイクル、代替などに対し、様々な視点から期待が寄せられています。これらの対応策の1つとして、株式会社大木工藝(滋賀県大津市)と龍谷大学の産学連携の成果の1つである、廃棄プラスチックを炭化処理し、安全で、再利用可能な活性炭の製造を可能とする技術があります。
 20年以上にわたる、株式会社大木工藝と龍谷大学の産学連携の中で、廃棄プラスチックの炭素化は、当時本学理工学部教授であった竹本喜一氏の「炭化をすれば安全に合成物が天然物になる」という指導を基に始まりました。廃棄プラスチックの炭化処理は、従来のヤシガラ活性炭と同じ製法では、作ることができません。しかし、それを実現したのが今回の技術です。また、本技術で炭化処理された活性炭は、従来のヤシガラ活性炭よりも不純物が少なく、比表面積に関しては、ヤシガラ活性炭が約2,000㎡/gに対して、3,600㎡/gと高い機能を持っています。廃棄プラスチックの状態と炭化処理方法により用途は異なりますが、電気自動車用の急速充放電キャパシタ、エアコンのフィルター、融雪剤や建材などの製造に使用することも可能です。
 そして、この活性炭を、2011年に発表した本学理工学部物質化学科の青井芳史教授との研究成果である、高い冷温熱伝導効果で冷暖房の消費電力、CO2を削減する炭素99.9%で不燃・安全な節電シート「カーボンウェーブⓇ」「デコカーボⓇ」の層間に挟むことで、においの吸着効果をアップしました。また、本シート自体の改良として、熱伝導の向上(200→500Wm/k)、厚さも薄く(130→50μ)扱いやすくなり、さらに大幅なコストダウン(従来品の1/4までにコストダウン)に成功しました。


廃PET


廃PET活性炭


カーボン壁クロス(写真右)
カーボンシートブラインド(写真左)
天井には天井用カーボンクロス(写真上部)

<研究、連携に関する問い合わせ先>
龍谷エクステンションセンター
Tel 077-544-7299 E-mail rec@ad.ryukoku.ac.jp

<製品に関する問い合わせ先>
株式会社大木工藝
〒520-2114 滋賀県大津市中野3丁目4番13号
Tel 077-549-1309


龍谷大学矯正・保護課程では、毎年度、学生のキャリア支援の一環として、本学の在学生・卒業生で、国家公務員(法務教官、刑務官、保護観察官)採用試験に合格した方や現職の方を講師にお招きし、本課程を受講している学生らに対して、自身の合格体験談や現在の仕事内容などをお話しいただく機会として「国家公務員採用試験合格者を囲む懇談会」を開催しています。今年度もこの懇談会を11月30日(金)に開催しました。
当日、将来法務教官や刑務官、保護観察官をめざす学生約30名が参加し、講師の話に熱心に耳を傾けていました。
その後、開催しました懇親会には、懇談会の講師をはじめ、矯正・保護課程関係教員やキャリアセンター長、参加学生らが参加し、終始和やかな雰囲気の中、盛会のうちに終了しました。

<当日のプログラム>
◆懇談会(第1部)
 〇委員長挨拶
   古川原 明子先生(龍谷大学矯正・保護課程委員長)
 〇趣旨説明
    浜井 浩一先生(龍谷大学矯正・保護研究委員会委員長) 
〇合格者体験談
  2018年度採用試験合格者
   ・法務教官
     Hさん(龍谷大学法学部法律学科4年生)
   ・保護観察官
     Kさん(龍谷大学法学部法律学科卒業/保護観察所勤務)
 〇本学出身の現職OBからのアドバイス
   ・Sさん(少年鑑別所勤務/龍谷大学法学部法律学科卒業)
   ・Yさん(保護観察所勤務/龍谷大学社会学部社会学科卒業)  
   ・Iさん(刑務所勤務/龍谷大学大学院政策学研究科修士課程修了)
  〇質疑応答

◆懇親会(第2部)


主催者を代表して挨拶を行う古川原委員長


採用試験合格者による合格体験談の様子①


採用試験合格者による合格体験の様子②


学生に現在の仕事内容等について語る現職OBの講演の様子①


学生に現在の仕事内容等について語る現職OBの講演の様子②


学生に現在の仕事内容等について語る現職OBの講演の様子③


 文学部にて博物館学芸員を取得する学生が受講する「博物館実習」の授業風景はどのようなものなのか、その一端を紹介するために、文学部歴史学科文化遺産学専攻の浦西勉先生が「十二月展」開催の報告をいただきました。

 博物館実習とは、学芸員という博物館等で働くための資格を取得するために修得しなければならない科目です。
その博物館実習生がこれまで学んできた成果の集大成として毎年12月上旬に「十二月展」を実施しています。本年の「十二月展」は39回目を迎えます。
 本年は、「京都の夜」をテーマに「百京夜行」というタイトルで開催します。京都の夜であるからこそ生まれた、文学・芸術・芸能・伝承・祭礼等の文化を4つの言葉をキーワードにして紹介します。

第1章「夜を感じる」では、京都の夜景の中から月と夜桜に焦点をあて、それらが取り上げられている文学や絵画作品を紹介します。
第2章「夜を楽しむ」では、人々の楽しみに焦点をあて、花街や島原を中心に、鵜飼を含めた京都の夜の伝統的な文化を取り上げます。
第3章「夜に潜む」では、人々の夜へのおそれが生み出した妖怪や伝説について、京都各地に残された伝承などから紹介します。
第4章「夜を照らす」では、夜の暗闇を照らす照明器具や、明かり・火にまつわる京都の祭礼、そして「ひかり」の現代での新しい姿としてライトアップなどを紹介します。

本展が皆様に、長い歴史のなかで様々な姿を見せ続けてきた京都の魅力を再発見していただくとともに、京都に息づく文化を再認識していただく機会になればと思います。

 開催期間: 2018年12月5日(水)~12月8日(土)
 開館期間: 10:00~17:00 ※最終日のみ 16:30 まで(入館は閉館の30分前まで)
 会  場: 龍谷ミュージアム 2階展示室   〔入場無料〕



a

龍谷大学 You, Unlimitedの記事一覧

お電話でのお問い合せはこちら

電話番号: