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法学講演会-国際社会からみた日本の人権

 2024年11月15日(金)に、国際人権法の専門家であり、アカデミックアクティビストとして活躍される藤田早苗先生(エセックス大学人権センターフェロー)をお招きして、国際社会からみた日本の人権についてお話いただきました。

 講演は、まず沖縄戦において、あるガマでは、住民が集団自決をする一方、あるガマでは、偶然にも米国帰りの住民がいたことから、一人の犠牲者も出すこともなかった、というお話から始まりました。米国帰りの住民が、米軍は国際法に従って行動するため非戦闘員を殺さないことを知っていたことから、自決しようとする人々を説得した、とのことでした。このエピソードに始まり、今回の講演全体を通して、いかに私たちの人権に対する考え方が不十分であったか、また幼い頃からの教育が大切か、とりわけ「国際レベルでの人権教育」の重要性について、認識を新たにすることができました。
 
 参加した学生さんからは「世界と日本の人権への考え方がここまで違うことに衝撃を受けました。」「日本人の人権に対する意識と世界の子供たちの人権に対する意識の差が明白であったこと、人権は思いやりではなく、政府に要求する権利であること等、多くのことを学びました。」「海外では、子どもたちに人権の価値や本質を小さい頃からしっかりと教育する体制があることを見て、日本も根っこから変わらないといけないと感じました。」等の感想が多数寄せられました。
 
 なお、本講演会の開催にあたっては、法学部3回生(若林ゼミ)の山下桃花さんと中村理紗子さんが当日の司会進行だけではなく、藤田早苗先生のご著書『武器としての国際人権』を参考に、事前の準備等(フライヤーや参加希望者へのアンケートフォームの作成や諸連絡等)にも奔走してくれました。

 貴重な機会をありがとうございました。



元日に起きた令和6年能登半島地震の災害支援ボランティア活動を石川県珠洲市で2024年11月15日(金)~11月17日(日)の日程で実施し、その報告会を11月28日(木)に開催しました。


サロン活動で参加者でボッチャを行う


名札カードを作って自己紹介


リブート珠洲の復興支援ツアーで見附島を見学


宝立小中学校の前で避難所運営についてのお話を伺う

11月15日(金)

夕方に大学を出発し、石川県羽咋市の宿泊施設(国立能登青少年交流の家)へ。22:30頃に到着しました。

 

11月16日(土)

午前:珠洲ささえ愛センターに調整いただき、珠洲市蛸島にある仮設住宅の集会所でサロン活動を行いました。

名札カードづくりに自己紹介、ボッチャ大会、お茶会と盛だくさんの内容で準備をし、学生が運営しました。前回の活動に参加してくださった方は、学生が来ることを楽しみにしてくださっていました。高齢の方だけでなく、子ども達の参加もあり、多世代の交流ができました。

地震発生当時や現在にいたるまでの生活や気持ちの変化についてお話くださる方もあり、楽しくも貴重な時間となりました。

 

午後:リブート珠洲の復興支援ツアーに参加し、珠洲市宝立町を説明を受けながら車窓見学したり歩いて回ったりしました。被害状況、避難所運営について、消防団の方からの救助のお話など、多岐にわたるお話を複数の方から伺うことができました。


9月の豪雨により山からの土砂で埋まった溝の泥だし作業


活動先の真浄寺で被害状況の説明を受ける


家財道具等の搬出


被災家屋からお仏壇を搬出

11月17日(日)

午前:浄土真宗本願寺派能登半島地震支援センターの現地コーディネートで、二手に分かれて珠洲市宝立地域で活動を行いました。

真浄寺と隣接する建物との間の側溝が9月の豪雨で山から大量の土砂が流入しており、それで埋もれた溝を掘りだしました。もう1グループは、3件のお宅をまわり、家財の搬出や移動等を行いました。

雨が降ったりやんだりの中ではありましたが、午前中いっぱい活動することができました。

 

午後:昼食後、片付けをして帰路へとつき、バスの車内で活動のふりかえりを行いました。渋滞もあり、22時過ぎに深草キャンパスに到着しました。

 

【活動参加者の感想】

・今までテレビやニュースで見ていましたが、あまり実感が湧いていませんでした。しかし、今回は家の中に入って作業をさせて頂けたので、地震の怖さをさらに実感しました。印象に残ったことは、コミニティの大切さと、若者の動ける力の大切さです。これは、2日間の活動で感じました。 初めての災害ボランティアで、イメージを掴めたので今後もボランティアに参加したいです。また、自分が被災した際には、条坊団長さんの話のように、「今自分ができることを精一杯行いたい」と思います。

 

・現地に行ってみないと分からないことが多いのだと気づかされました。どれだけテレビを見ていても話を聞いていてもそれが勝ることはないのだと実感しました。ボランティアの最中は人の温かみを感じるばかりでした。人とつながるということは大変なことも嫌なこともあるかもしれませんが、勇気づけられたり支えられたりできるのも他でもない人であることを思い知らされました。参加してよかったです。


【報告会】

11月28日(木)17:15~18:30

深草キャンパスおよび瀬田キャンパスをオンラインでつなぎ、今回の支援活動の報告会を開催しました。
学生、教職員、一般、合わせて50名以上の参加がありました。

スライドで活動概要を説明した後、参加した学生一人ひとりが、活動に参加しての感想や気づき、これからのアクション等について語りました。

 

【報告会参加者の感想】

・2日前の能登の地震を受け、改めて私にできることは何かという思いで、今回の報告会に参加させていただきました。 報告会の中で1番印象に残ったことは、お茶会での被災者の皆さんの笑顔です。皆さんが笑顔で学生と交流している様子を見て、お茶会がいかに大切か、若い学生との交流で心が和むということはこういうことかと感じました。また学生の報告を聴き「繋がり」の大切さを学びました。災害国である日本はいつどこで災害が起こるかわかりません。私も改めて地域の人たちとの交流を大切に、まずは元気な挨拶から始めてみようと思います。
 

・ひとりではなかなか参加できないボランティア活動を、大学がコーディネート、支援することで、学生は大きな経験ができ現地で学び成長につながていることが、報告から伝わりました。報告会をすることで、さらに活動の意義が充実したものにり成果物となっていました。防災意識をもつ学生さんが増え、地元の防災についても考えられることを願います。
 

・特に印象に残っているのは家の家具を運搬する作業をした後に年配の方が涙を流して喜んでくれた話で、当たり前のことをすることが相手にとっては当たり前じゃなくて、長い間ボランティアを必要として待っていたのかもしれないし、私たちが現地で必要とされているんだと強く感じました。私は今足が不自由で現地にボランティアに行くことはできないし、今災害が起こって避難指示があっても動けない状況です。この報告会を聞きながらもし今災害が起こったらと考えさせられましたし決して他人事ではなく自分ごととして考えることが大切だと感じました。東日本大震災を小中学生が知らないように能登半島地震もいずれ知らない人が出てくるけれど風化させないように、未来へ繋げていくことが大切であると感じました。


報告会の様子(深草キャンパス)


珠洲出身の本学卒業生が報告会に来てくださいました

 

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文学部の博物館実習の受講生が主体となって、学芸員の実務を行う展覧会(十二月展)が、12月4日(水)から12月7日(土)までの4日間、「幻 ―架空の⽣き物に込めた⼈々の想い―」をテーマに、龍谷ミュージアムにて開催されます。

 


 

45回目を迎える今年の展覧会では「幻 ―架空の⽣き物に込めた⼈々の想い―」をテーマに、「海~水の世界の幻たち~」、「空~異界と人々を繋ぐ間~」、「山~いまに繋ぐ物語~」、「都~見えざる「オニ」から見える「鬼」へ~」という4つの観点から、古くから存在する架空の生き物にまつわる伝説について、どのように伝説が生み出され、変遷をたどってきたのかを、架空の生き物が登場する場と結び付けて解き明かします。

 

予約不要、入場料無料です。

 

 

【展覧会開催概要】

1.日 時  

 2024年12月4日(水)~12月7日(土)10:00~17:00

 ※入場は閉館の30分前まで ※最終日のみ10:00~16:30

2.会 場  龍谷ミュージアム

 〒600-8399 京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)

3.入場料  無料

4.主な展示物  

北斎漫画 三編(⿓⾕⼤学⼤宮図書館)

双鳳銜綬瑞⿃紋⼋花鏡(古代鏡展⽰館<兵庫県⽴博物館加⻄分館>)

月三光⾶出(嵯峨⼤念佛狂⾔保存会)

北野天神絵巻断簡 模本(嵯峨美術⼤学・嵯峨美術短期⼤学附属博物館)

 

 

11月21日(木)には、龍谷ミュージアムにて、代表の学生による記者レクチャーを行い、メディアから取材を受けました。

 

<学生代表からのコメント>

架空の⽣き物にまつわる伝説は古くから存在し、それらは地域⽂化の中で形作られ、現在でも各地で伝えられています。
本展ではさまざまな伝説がどのように⽣み出され、変遷をたどってきたのかを、架空の⽣き物が登場する場と結び付けて解き明かしていきます。本展が、皆様を架空の⽣き物が織りなす幻想の空間へいざなうものとなり、「幻の世界」を余すことなく体感していただく機会となれば幸いです。

(文学部歴史学科文化遺産学専攻  4年生  平田 凌大さん)

 

 

詳しくは、以下リンクをご確認ください。

2024年度龍谷大学文学部博物館実習十二月展 「幻 架空の生き物に込めた人々の想い」|龍谷ミュージアム

 

 

ぜひお越しください。

 




2025(令和7)年度に大学院修士課程への進学を希望する方を対象に日本学生支援機構大学院第一種奨学生「特に優れた業績による返還免除制度」採用時返還免除内定候補者の申請について、以下の通り受け付けます。

 

1.制度

「特に優れた業績による返還免除制度」とは

大学院で第一種奨学金(授業料後払い制度を含む)の貸与を受けた学生で、貸与期間中に特に優れた業績を挙げた者として日本学生支援機構が認定した学生を対象に、その奨学金の全額または半額を返還免除する制度です。
通常は、大学院の貸与終了時に募集し、大学院在籍期間での業績で判断するものですが、2023年度から新たな制度として、大学院への進学前に「採用時返還免除内定候補者」を募集する制度が開始されました。
また、2024年度より授業料後払い制度が始まり、返還免除内定者に決定した場合は、第一種奨学金に加え、授業料後払い制度も対象となります。
 
日本学生支援機構奨学金の返還免除制度の詳細は以下をご覧ください。

https://www.jasso.go.jp/shogakukin/saiyochu/gyosekimenjo/index.html

 
 
2.申請方法について
以下の要領を確認してください。

2025(令和7)年度 日本学生支援機構奨学金 採用時返還免除内定候補者(修士課程)申請要領


3.申請期間

  日時
学生部(深草)

2025年1月17日(金)16:00まで
※毎週火曜日は、10:45~受付開始 ※土日祝日は閉室

10:30~17:00
学生部(瀬田) 10:30~17:00

※最終日1月17日(金)は受付時間を16:00までといたします。

※郵送の場合は、1月17日(金)必着です。

 

 

<ダウンロードはこちらから>

①採用時返還免除内定候補者願<修士課程>(龍谷大学所定様式)

②スカラネット入力下書き用紙(※提出不要)


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