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現在、2025年度特別研修講座「矯正・保護課程」(本学学生対象)/矯正・保護教育プログラム(社会人等対象)の受講生を募集しています。

龍谷大学では、特別研修講座のひとつとして「矯正・保護課程」を開設しています。この課程は、刑務所、少年院、少年鑑別所等で働く矯正職員や犯罪をおかしたり非行をおこなった人たちの社会復帰の手助けをする保護観察官などの専門職やボランティアを養成することを目的としています。
1977年の開設以来、受講者の数は2025年2月現在、延べ4万3千人を超えています。その中から、警察官や刑務官、法務教官、保護観察官などの公務員はもちろん、関連する民間施設職員、保護司、教誨師など、多数の人材を輩出しています。所定の要件を満たした本学学生には、「矯正・保護課程修了証明書」(本学独自の課程修了証明書)を卒業時に交付しています。
特別研修講座「矯正・保護課程」の科目の中には、文学部、法学部、政策学部、社会学部、短期大学部の専攻科目と合同開講しているもの等があります。それらの科目は、当該学部生の場合、卒業要件単位として認められるものがあります。(詳しくは、各学部の「履修要項」又は学部教務課にご確認ください)

また、矯正・保護課程では、本学学生や卒業生だけでなく、社会人等にも広く門戸を開いております。これまで、保護司や矯正・保護施設の職員、社会福祉関係者など、延べ1,000人を超える社会人が本課程を受講しました。そして、現在、社会人等については、特別研修講座「矯正・保護課程」を文部科学省が推奨する履修証明プログラム(「矯正・保護教育プログラム」)として開設しています。これに伴い、所定の要件を満たした方には、学校教育法第105条に基づく「履修証明書」を交付しています。さらに2023年度からは、社会人受講生の受講機会のさらなる拡大を図るべく、インターネット環境を利用して実務に役立つ科目を厳選し、一部の科目をオンライン上でも提供しております。卒業生、社会人の方は特にお勧めです。(詳細は添付の2025年度社会人受講生向けオンライン講座募集チラシをご覧ください)

当課程の受講を希望される方は、「2025年度受講要項・シラバス」(添付)に掲載されている所定の受講手続きを行ってください。その他の資料の請求は矯正・保護総合センターホームページのトップメニューにある「講演会等のお申し込み・資料請求」からお申し込みください。

矯正・保護分野に興味・関心のある方の受講を心よりお待ちしています。

<申込期間>
通年・前期科目:2025年3月17日(月)~4月1日(火)
後期科目:2025年3月17日(月)~9月4日(木)
※上記申込期間のうち、土日・祝日、大学が定める休業日は除きます。
※前期科目の講義は、4月9日(水)、後期科目が9月18日(木)から順次開講されますので、お早めにお申し込みください。
※申込期間終了後の申込みに関する問い合わせは、矯正・保護総合センター事務部まで。

【本件のお問い合わせ先】
 龍谷大学矯正・保護総合センター事務部(深草学舎4号館2階)
 TEL 075-645-2040
 E-mail:kyosei-hogo@ad.ryukoku.ac.jp
 
【パンフレット・冊子等】
・『受講要項・シラバス』
この冊子は、特別研修講座「矯正・保護課程」/矯正・保護教育プログラムに関する科目内容や受講料、申込の期間・方法などの手続きの情報と、各授業科目担当者のシラバスを掲載しています。受講を希望する人は必ず参照してください。

【矯正・保護課程について】
https://rcrc.ryukoku.ac.jp/educate/study.html


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2025年度「矯正・保護課程」受講要項・シラバス


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2025年度社会人受講生向けオンライン講座の募集チラシ


2025年3月18日(火)、京都市勧業館みやこめっせにて、修了式を執り行いました。
留学生別科では、11名の学生が修了し、代表として曹霞さんが修了証書を受け取りました。
修了生の皆さんは、留学生別科での学びを終え、それぞれ新たなステージに向けて大きな一歩を踏み出しました。
今後皆さんのさらなるご活躍を、心より願っております。


関連ニュース
卒業式・学位記授与式 特設サイト​​


2025年3月18日(火)全国の書店・オンラインストア(Amazonなど)で発売

 

 

【本件のポイント】

  • 東京大学法学部教授、最高裁判所判事、宮内庁参与などを歴任した團藤重光博士(以下「博士」という。)が龍谷大学に寄贈した資料(團藤文庫)中の日記について、初めての翻刻出版 ※下記参照
  • 矯正・保護総合センター團藤文庫研究プロジェクトに所属する15人の研究者が翻刻作業に参画し、充実した註記を付した翻刻
  • 日記には、博士の多彩な交友関係、最高裁判所判事の日常が写し出されているほか、最高裁判所での審理過程の一端がみえる

 

【本件の概要】
 龍谷大学矯正・保護総合センターが保管する團藤文庫の中には、博士が記した日記が多数遺されている。このたび公刊したのは、そのうち最も初期に記された日記である。日記が記されたのは、1978年11月10日から1981年3月29日までで、全て博士が最高裁判所判事を務めていた期間である。最高裁判所判事の在任中の日記が公刊されることは、極めて稀である。
 日記には、最高裁判所判事としての博士の日常が記されている。個別事件の評議の詳細までは記されていないが、事件や審理に対する断片的な感想などが書き留められており、諸事件の審理過程の一端を明らかにする資料となっている。実際、2023年4月にNHKのEテレで放映された「誰のための司法か 〜團藤重光最高裁事件ノート」においては、日記は大阪空港公害訴訟の原告住民に対する博士の同情を示す資料として使用された。最高裁の内部でどのようなことが行われ、判事がどのような思いでいるのかをうかがわせる資料にもなっている。
 また、最高裁内部の一端を明らかにするばかりではなく、最高裁判所判事が宮内庁も含めた政府の諸活動にどう関わっているのか、博士の具体的な行動記録に基づいて感じさせる資料となっている。特に特徴的なのは、博士が昭和天皇をはじめ当時の皇族らとの会話を詳しく書き留めている点である。博士は最高裁判所判事退任後に東宮職参与や宮内庁参与を務めているが、そうなっていく推移を感じさせる。
 日記の翻刻には、矯正・保護総合センター團藤文庫研究プロジェクトに属する研究者15人が協働してあたり、詳細な註記を付すことができた。資料としての利便性は高いものである。法学をはじめ諸分野における研究資料として、このたびの公刊には相当な意義があると考えている。


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書籍情報『團藤重光日記 1978-1981』


問い合わせ先:
龍谷大学矯正・保護総合センター研究フェロー 福島 至
龍谷大学法学部教授 畠山 亮 ryo-ma@law.ryukoku.ac.jp 


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