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【本件のポイント】

  • フリーペーパー京都駅西部エリア発見マガジン『京都えきにし』第6号を刊行(発行部数15,000 部)
  • 3月には取材に協力いただいた皆様や京都市職員の方をお招きし、『京都えきにし』(第6号)完成報告会・意見交換会を実施


【本件の概要】
 2017 年から、文学部各学科専攻横断のプロジェクト型講義「文学部共通セミナー アドバンストコース」を受講する学生が主体となり京都駅西部エリア発見マガジン『京都えきにし』(以下、『京都えきにし』。)を制作しています。
 『京都えきにし』は、京都駅西部エリアの活性化事業に取り組む「京都駅西部エリアまちづくり協議会」(事務局:京都市)から補助金の交付を受け、地域産業界との連携のもと、同エリアの多様な地域資源の魅力を再発見するフリーペーパーです。この度、発行した第6号では、「京都えきにしエリアで、タイムトラベル/見る・知る・遊ぶ/神社から見る/自由を感じる場所/古都を見守る」をテーマに、この地域の文化や歴史、さらには新たな取り組みや地域を支える人々の思いについて取材し、龍谷大学文学部生の視点から紹介しています。
 3月10日には、取材に協力いただいた皆様や京都市職員の方をお招きし、京都リサーチパークにて『京都えきにし』(第6号)完成報告会・意見交換会を実施しました。学生から、制作する上で苦労した点や記事へのこだわりについて発表がなされ、その後の意見交換会では、ご参加いただいた皆様より、今後の地域貢献のあり方や本学の学生に期待していることについてコメントをいただきました。

媒  体  名 : 『京都えきにし』(第6号)
発  行  日 : 2023 年3 月
発  行  元 : 龍谷大学 文学部
講  義  名 : 文学部共通セミナー(アドバンストコース)
監  修 : 京都駅西部エリアまちづくり協議会
仕  様 : B 5 版、13 頁、オールカラー
発行回数 : 年1 回
発行部数 : 15,000 部
取材エリア: 京都駅西部エリア
主な取材先:西七繁栄会、七条えんま堂、梅小路公園、梅小路ポテル京都、六孫王神社、若一神社、Walden woods Kyoto、京都タワー
配  布  先 : 京都駅西部エリア内の観光関連を中心とした各施設、寺社、駅関連、大学関連、観光案内所(京なび、河原町三条観光情報コーナー含む)、商店街の一部店舗、一部のホテル・旅館、商業施設、京都市役所・区役所、梅小路公園 書店(※) 他 を予定 ※ 大垣書店は市内全店に配架 ※4月26日追記・修正

問い合わせ先:
 龍谷大学文学部教務課
 TEL:075-343-3317 E-mail :let@ad.ryukoku.ac.jp





私たちの『小さな煩悩』を社会のための『大きな煩悩』へ。


4月24日(月)に「煩クリラジオ」第5回・後編が配信されました。
今回のテーマは「死生観」。
前編に引き続き、仏教学の研究者である伊藤 顕慈 先生(文学部実践真宗学研究科 実習助手)をお招きし、仏教概念の一つである「死生観」についてお話しいただきました。
仏教における死生観とはどういったものなのか、浄土真宗から考える死生観とは…。
ご興味のある方、ぜひご視聴ください。

▼ご視聴はこちらから▼
 https://podcasters.spotify.com/pod/show/



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「煩悩とクリエイティビティ」は、龍谷大学校友会が運営するリサーチユニット。 誰しもが抱える「煩悩」をキーワードに、大学の建学の精神である仏教の思想を生活者の視点から見つめなおし、これからの倫理や創造性について探求していきます。
2022年からは ポッドキャスト( Spotify や Amazon music )等で視聴できる「煩クリラジオ」の配信を開始し、各回様々なゲストともに“煩悩”について考えを深めていきました。
2022年度は2種類の番組を配信。

  ●「ほどける仏教」
 日々の暮らしのなかにある「小さな仏教」を発見し、見つめなおそうとする番組。長い歴史をもった仏教の思想の一端に触れることで、いまここを生きる私たちと仏教の関係をやさしくほどいてみたいと思います。
 ●「まみれる煩悩」
 煩悩とクリエイティビティ研究員がゲストと共に、人間誰もが抱えるモヤモヤや煩悩にまみれながら語りあう番組。
「煩悩」にまつわる具体的なエピソードをもとに、煩悩と共に生きていくことについて考えます。



 2023年4月22日(土)「いのち」を考えるための実践的教育プログラムの一環で、基礎演習の授業に「アイリンブループロジェクト」のプロジェクトリーダーの菅原淳一さんにお越しいただきました。東日本大震災で津波被害に遭い亡くなった佐藤愛梨ちゃん(当時6歳)が発見された場所に咲いたフランス菊「あいりちゃん」を全国に広めることで、いのちの伝承と防災教育を目指しているのがアイリンブループロジェクトです。愛梨ちゃんは生きていたら、受講した学生と同じ歳。学生たちは、菅原さんの話と、事前に録画しておいた愛梨ちゃんの母親の佐藤美香さんの話を真剣に聴いていました。今年も1年間、学生たちとキャンパスに植えた「あいりちゃん」を育てながら、いのちについて考えていきたいと思います。
マンションの防災教育にと教員が持ち帰ったあいりちゃんの種が2年がかりで花を咲かせたそうです。マンションの住民の方が大切に育ててくださったとのこと、ここでもいのちがつながりました。
今年は暖かい日が続いたため、いつも5月に花を咲かせてくれる「あいりちゃん」が、明日にも開花しそうです。このプロジェクトを愛梨ちゃんが優しく見守ってくれているようです。


キャンパスで育てているフランス菊「あいりちゃん」


キャンパスで育てているフランス菊「あいりちゃん」


「アイリンブループロジェクト」プロジェクトリーダー菅原淳一さんによる講義


東京大学法学部教授、最高裁判所判事、東宮職参与などの要職を歴任され、戦前期から今世紀にかけて、学界のみならず刑事立法、裁判実務に多大なる影響を与えた團藤重光博士の生前のご意思に基づいて、10万点を数える「團藤文庫」の全てが2012年に龍谷大学に寄贈され、現在は矯正・保護総合センター(以下「センター」)が所管しています。


センターでは、設立当初から「團藤文庫研究プロジェクト(以下「團藤プロジェクト」)」を立ち上げ、團藤文庫を用いて様々な調査研究活動をおこなっております。その一環としてNHKと共同研究を進める過程で、公害で初めて国の責任が問われた「大阪国際空港公害訴訟」の最高裁での審議に係る團藤氏によるノートが発見され、これに関する記者レクチャー及び撮影会が2023年4月19日(水)に深草キャンパス至心館1階・地下1階大会議室にて行われました。



「大阪国際空港公害訴訟」は1975年、二審大阪高裁で原告住民が勝訴し、夜間飛行の差し止めと損害賠償が認められましたが、1981年、最高裁は飛行差し止めを求めた住民の訴えを退ける判決を言い渡します。團藤氏のノートによって明らかになったのは、担当する第一小法廷は「飛行差し止め容認」の結論を固め、1978年5月に結審しましたが、同年7月に国は大法廷廻付を求める上申書を提出、その翌日に岡原昌男長官の部屋へ相談に行った岸上康夫裁判長に対し、法務省側の意を受けた村上朝一元長官から大法廷廻付を要望する電話があった、ということです。團藤氏がノートに「この種の介入は怪しからぬことだ」などと憤りを込めた強い言葉で記していることもあり、同訴訟のターニングポイントとなる事実として確度は高いと推認されます。

 

上記内容について福島至センター研究フェロー(本学名誉教授)は、元長官とは言え、司法の枠組みをこえたところからの圧力と見るべきで、三権分立の大原則に対する重大な脅威であると指摘しました。



当日は、新聞社やテレビ局など数多くのメディアが取材に訪れ、福島研究フェロー、團藤プロジェクト代表の畠山亮教授(本学法学部、センター兼任研究員)、太田宗志センターリサーチ・アシスタントと質疑応答をおこなった後、ノートの撮影をしていただき、広く報道していただきました。

 

5月22日(月)から6月4日(日)には、本学深草キャンパス至心館2階パドマを会場として、「生誕110周年記念特別展 團藤重光の世界-法学者・最高裁判事・宮内庁参与」を開催致します。

 

センターとしては、学内者だけでなく一般の方々にも広く公開することで「残した資料を広く社会の人々に利用してもらいたい」という團藤氏の意思を実現していきたいと思います。



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