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SDGs

龍谷大学におけるSDGsの取り組み
4 質の高い教育をみんなに

4 質の高い教育をみんなに

すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

質の高い教育機会を得ることは、持続可能な開発を生み出すための基盤です。包摂的な教育へのアクセスは、生活の質を改善するだけでなく、世界の最も大きな課題に対する革新的な解決策を考案するために必要なツールを各地の人々に与えることにも役立ちます。

学校に通えていない子どもは現在2億6,500万人に上りますが、そのうち22%は小学校就学年齢の子どもたちです。また、学校に通えている子どもでも、基本的な識字・算術能力が欠けています。過去10年間で、あらゆるレベルの教育へのアクセス改善と、特に女性と女児の就学率向上に向け、大きな前進が達成されました。基本的な読み書きの能力は大幅に向上しましたが、普遍的な教育目標を達成するためには、さらに長足の進歩が必要です。例えば、世界は初等教育で男女の平等を達成しましたが、すべての教育レベルでこのターゲットを達成した国はほとんどありません。

質の高い教育が欠けている理由としては、十分な訓練を受けた教員の不足、校舎の劣悪な状況、農村部の子どもに提供される機会に関連する公平性の問題が挙げられます。貧困家庭の子どもに質の高い教育を提供するためには、奨学金制度や教員養成ワークショップ、校舎の建設、学校への水道と電力の供給改善に投資する必要があります。

国連広報センターHPより

https://www.unic.or.jp/files/Goal_04.pdf

龍谷大学におけるSDGsの取り組み

2023年度成果と課題

本SDGに関連する主な取組実績は以下のとおりです。

  • 陸に生息するラン藻類「姉川クラゲ」で、持続可能な農業の実現を目指す

    農学部の玉井鉄宗講師は、「姉川クラゲ」(イシクラゲ)を持続可能な農業の一環として研究し、地域の食文化再生や収益化を目指しています。このクラゲは、肥料不要で育つ陸棲ラン藻類で、かつて滋賀県で食されていた食材です。2023年度からは食と農の総合研究所にて研究に取り組み、地域の協力を得て栽培試験場を設置し、姉川クラゲの大量生産を試みています。

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  • 企業と連携した「クラウド型環境DNA調査ツール」の開発

    全国で川や湖沼の生態系が失われ、漁業協同組合の経営が資源減少や費用高騰で悪化しています。この問題に対し、先端理工学部の山中裕樹准教授は「環境DNA分析」を活用し、生態系の把握と保全を進めています。この技術を活用し「オンライン漁協アプリ」を運営する株式会社フィッシュパスと簡便な調査アプリを共同開発することで、持続可能な自然保護活動を支援しています。

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  • 孤立無援の親・保護者をも取り残さない 『「孤育て」のトリセツ〜がんばるワタシの応援パンフ〜』

    社会的孤立回復支援研究センター。2024年3月、その中の子育て家庭ユニットが2年間の共同研究の集大成として『「孤育て」のトリセツ〜がんばるワタシの応援パンフ〜』を発行。 孤立した家庭の子育て=「孤育て」に陥りやすい背景や理由について、孤立した親子とどう接すればいいのかなど、主に保育者のヒントになる情報を掲載している。

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