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SDGs

龍谷大学におけるSDGsの取り組み
15 陸の豊かさも守ろう

15 陸の豊かさも守ろう

森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

地球の表面積の30.7%を覆う森林は、食料の安定確保と住処の提供のほか、気候変動との闘いや、生物多様性と先住民の居住地の保護にも鍵を握る役割を果たします。私たちは森林を保護することにより、天然資源の管理を強化し、土地生産性を高めることもできます。

現在、毎年1,300万ヘクタールの森林が失われる一方で、乾燥地の劣化が続いていることにより36億ヘクタールが砂漠化しています。現時点で保護対象となっている陸地は、全体の15%程度にまで達していますが、生物多様性は依然としてリスクにさらされています。人間の活動と気候変動に起因する森林破壊と砂漠化は、持続可能な開発に大きな課題を突き付けるとともに、貧困と闘う人々の生活と生計に影響を及ぼしています。

森林管理と砂漠化対策の取り組みが進められているところです。現在のところ、公平な資源利用を推進する2件の国際協定が実施に移されています。生物多様性を支援する財政投資も行われています。

国連広報センターHPより

https://www.unic.or.jp/files/Goal_15.pdf

龍谷大学におけるSDGsの取り組み

2023年度成果と課題

本SDGに関連する主な取組実績は以下のとおりです。

  • 企業と連携した「クラウド型環境DNA調査ツール」の開発

    全国で川や湖沼の生態系が失われ、漁業協同組合の経営が資源減少や費用高騰で悪化しています。この問題に対し、先端理工学部の山中裕樹准教授は「環境DNA分析」を活用し、生態系の把握と保全を進めています。この技術を活用し「オンライン漁協アプリ」を運営する株式会社フィッシュパスと簡便な調査アプリを共同開発することで、持続可能な自然保護活動を支援しています。

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  • ネイチャーポジティブを先導する大学としての決意を表明 日本の大学で初の「ネイチャーポジティブ宣言」を発出

    2024年3月、日本の大学で初めて生物多様性保全に関する「ネイチャーポジティブ宣言」を発出し、ネイチャーポジティブの目標達成を目指す姿勢を表明した地方自治体・企業 等と連携した新たな価値創造を行うこと等を掲げている。

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  • 2023年度学生気候会議の開催

    2023年12月2日、16日の2日にわたり、地球規模の気候変動被害など世界各国で喫緊の課題を議論する「龍谷大学学生気候会議」を開催。実行委員会(学生団体OC’s) が気候ネットワーク、京都市総合企画局総合政策室、京都府地球温暖化防止活動推進センターと連携し運営を行い、学部・学年を越えた29名が参加した。本会議で議論された内容をもとに提言書をまとめ、大学に提出する。

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  • 陸に生息するラン藻類「姉川クラゲ」で、持続可能な農業の実現を目指す

    農学部の玉井鉄宗講師は、「姉川クラゲ」(イシクラゲ)を持続可能な農業の一環として研究し、地域の食文化再生や収益化を目指しています。このクラゲは、肥料不要で育つ陸棲ラン藻類で、かつて滋賀県で食されていた食材です。2023年度からは食と農の総合研究所にて研究に取り組み、地域の協力を得て栽培試験場を設置し、姉川クラゲの大量生産を試みています。

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関連する本学の方針・規程