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〈6月28日(土)~6月29日(日)京都府福知山市中六人部地域で実施〉

 

 

【本件のポイント】

  • 京都府福知山市中六人部地域では、ホタルの数が年々減少していることが課題
  • 政策学部学生が地域と協力し、ホタルの保全に向けた生き物調査を実施し、貴重な生態系を未来に引き継ぐことを目指す
  • これまでも取り組んできたマツタケ山の整備やフットパスの試行も実施し、多様な価値創出を目指す

 

【本件の概要】
 6月28日・29日、京都府福知山市中六人部地域で、政策学部の谷垣准教授率いる龍谷大学政策学部の学生が、地域資源の持続可能な活用を目指して保全活動を行います※1
 本年度、中六人部地域では新たな地域課題として「ホタルの保全活動」に着手します。これまでの川の生きもの調査※2でゲンジボタルの幼虫が確認される一方、地域住民からは「ホタルの数が年々減っている」との声もあり、貴重な生態系を未来に引き継ぐため、今年度からホタルの生息環境に着目した調査と保全活動を開始します。
 活動期間中には、学生が地域に滞在し、ホタルの観察や地元住民との交流を深める「ホタル観察会」を実施します。これらの活動はホタルの保全を目指す新たな取り組みです。
 また、今回の活動では、地域住民とともに学生が策定をめざすフットパス※3の試行や、マツタケ山の整備を行い、多様な価値の創出や里山保全活動の拡大に貢献するとともに、自然と人との関係を見直す機会づくりにもつながる活動を実施します。

 

 

1.日         時    2025年6月28日(土)~29日(日)
2.活動場所    京都府福知山市中六人部地域
3.参加人数    龍谷大学政策学部生 20名
4.活動内容    6月28日(土)
       11:00~12:30 田野川で「ホタルなどの川の生き物調査」を実施
       14:00~16:00 田野笹場周辺で「フットパス」の試行
       19:00~20:00  中六人部地域で「ホタル観察会」を実施
        6月29日(日)
       9:00~11:00  大内山田財産区で「マツタケ山整備」を実施

 

 

【取組の補足】
※1 龍谷大学政策学部の取組みについて
  龍谷大学政策学部では、地域の課題解決に向けた実践的な学びの場として、PBL

  (Problem Based Learning)型授業「政策実践・探究演習」を実施しています。

  学生は現場でのフィールドワークを通じて、課題の発見・分析・解決に取り組み

  ます。
※2 福知山プロジェクトでの取組
  2023年度に始動した「福知山プロジェクト」では、京都府福知山市中六人部地域を

  拠点に放置された里山の整備や生物調査を通じて、地域資源の再評価と持続可能な

  活用を目指しています。特に、かつて豊富にあった丹波マツタケなどの自然資源の

  再発見をテーマに、林産物の活用や住民との協働に取り組んでいます。
※3 フットパスについて
  対象地域の昔からの景観や風景をありのままの風景を楽しみながら歩くことのでき

  る小径。地域の景観や歴史・文化の保全につながる取組みです。

 


問い合わせ先:龍谷大学政策学部准教授 谷垣 岳人
       tanigaki@policy.ryukoku.ac.jp 


『(公財)中島記念国際交流財団助成』、 (独)日本学生支援機構留学生地域交流事業 

        〈6月28日(土)滋賀県野洲市須原地域で実施〉

 

 

【本件のポイント】

  • 本学学生と留学生の協働による環境保全活動を実施し、留学生の当事者意識を醸成
  • 琵琶湖に注ぐ水田で行う、環境と共生する農業「魚のゆりかご水田」の体験学習会を実施
  • 「世界農業遺産」や地域農業の持続可能性をテーマとしたワークショップを実施

 

【本件の概要】
 6月28日、滋賀県野洲市須原地域で、龍谷大学政策学部の金紅実准教授が率いる龍谷大学生と留学生が共同で地域の環境保全活動に参加します。
 今回の活動は留学生が地域の環境保全活動に主体的に関わる全国でも珍しい事例であり、本学学生と留学生、地域が協働し、多文化での協働による新しい地域連携の形を提示するものです。
 参加者たちは農作業体験や講義、ワークショップを通じて、地域課題や持続可能な農業、食文化について学びを深めます。また、地域の方々にとっても、学生との協働を通じて農作業の担い手支援や異文化交流の機会となり、地域の魅力や知恵を再認識する場にもなります。
 活動を通じて、自然と人間との関係性を再確認するとともに、留学生が地域社会の一員としての当事者意識を育むことを目指します。
 

 

1.日  時    2025年6月28日(土)10:00~16:00
2.活動場所    滋賀県野洲市須原地域

       (蓮池の里公園集合→魚のゆりかご水田→古民家新兵衛)
3.参加人数    龍谷大学生 24名(うち留学生は11名)
4.活動内容      10:00~10:15 魚のゆりかご水田へ移動
       10:15~12:00 水田除草や畦の草刈りを実施
       12:20~13:15 古民家へ移動し昼食
       13:30~14:30 地域の方による講義

              (世界農業遺産、魚のゆりかご水田について)
       14:30~15:45 持続可能性をテーマとしたワークショップを実施

 

 

【活動内容の補足】
・魚のゆりかご水田では水田除草や畦の草刈りといった農作業を体験し、外来生物など

 地域が抱える課題について、現地で学習します。
・古民家での昼食は「ゆりかご水田米」と「琵琶湖の湖魚」が提供され、食文化を体験

 します。
・地域の方と行う講義形式での交流では「世界農業遺産※1」や地域農業の持続可能性を

 テーマとして学びを深めます。
・講義で学んだ内容について、学生たちによる提案も交えながら、多様な視点での意見

 交換を行うワークショップを実施します。

 

※1 世界農業遺産について
 世界農業遺産(GIAHS)とは、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承され

てきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランド

スケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、世界的

に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)であり、国際連合食糧農業

機関(FAO)により認定されます。
 


問い合わせ先:龍谷大学政策学部准教授 金 紅実
       jinhongshi@policy.ryukoku.ac.jp


夏インターンシップの開催は年々増加傾向。
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※出典:マイナビ2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(6・9月)(2024年7・10月リリース)


【日時・場所(対面のみ・各回同じ内容です)】
瀬田:7月 9日(水) 17:00 ~18:00 8号館B101教室
深草:7月11日(金) 17:00 ~18:00 21号館301
大宮:7月14日(月) 17:00 ~18:00 東黌302教室教室
※ライブ配信、オンデマンド配信はありません。
※事前に「マイナビ2027」に登録して参加してください。

【対象】
2027年3月卒業・修了予定生

【参加方法 ※事前予約要】
①ポータルサイトから龍谷キャリアナビ(龍ナビ)へログイン
②支援行事の参加予約→ 支援行事を予約する→「インターンシップ」で検索
③この行事の日程を確認する →予約する、をクリック
※申込みは先着順です。


 2025年6月3日、 商学科の「ビジネスケーススタディB(1年)」では「玉乃光 酒造株式会社」代表取締役社長であり第14代蔵元の 羽場洋介さんをお迎えして講演会を開催しました。同社は1673年に和歌山県で創業。戦後、水どころ京都伏見に居を移し、伝統的な手作業にこだわった日本酒を製造・販売する老舗企業です。


(出典:玉乃光酒造 提供)
・玉乃光酒造株式会社 https://tamanohikari.co.jp/

 
 羽場さんは「AIに作れないこと 人間にしかできないことで 生きていきたい」をテーマに講演されました。前半は、主に「東蔵再生プロジェクト」について、後半は従業員に向けた「8つのメッセージ」というスライドを使って社内で大切にされている価値観について講演されました。


 前半では、まずは経歴の紹介から。「宇宙飛行士を本気で目指して阪大の工学部に」や「創業350年余でアメリカよりも古い歴史がありますが、実は社長になってまだ一年半です。」など意外な経歴に驚きの声が。
 その後、話題は発展が著しいAIに移りました。そんなAIでも作れないことって何があるのだろう?という問いに対する羽場さんの回答は明快でした。


 羽場さん:「三つあると思てます。ひとつは”歴史”。次に”思い出”。そして”場所”です。」
 羽場さん:「だから社長になって最初に取り組んだ仕事は、取り壊す予定だった築140年の酒蔵を遺すことでした。日本の素晴らしさを世界に発信する基地にしようとプロジェクトを立ち上げました。これが酒蔵の写真です。クラファンにもチャレンジして、その時作った映像がこれです。」


(出典:玉乃光酒造 提供)

築140年の酒蔵の映像を見たい方はこちら↓
・Arts Aid KYOTO/玉乃光酒造 東蔵再生プロジェクト
https://congrant.com/project/kyotoart/12913

 
 羽場さん:「他の伝統産業もポテンシャルがあると思てます。」
 羽場さん:「確かに、従事する事業者の数は減ってきています。でも、のこっている事業者さんは皆さんパワフルですよ。かっこいい人が多い。なぜなら、代替不可能な価値があると分かっているから。」

 「8つのメッセージ」の一つ「message3日本の伝統文化をつなぐ」で語られた一幕です。同様に、後半では、「8つのメッセージ」を一つ一つ紐解きながら、玉乃光酒造さんが大切にされている価値観について紹介がありました。
 例えば、「message1 原点を忘れない」では、創業の地である和歌山県の「熊野速玉大社」を訪ね、日本酒を奉納する様子を紹介しながらご縁や信用について。「message6 米農家さんを敬う」では、生産者さんへの感謝とともに、ドローンや無人のトラクターなど最新のアグリテックを使いこなす若い大規模農家さん達の意外な暮らしぶりについて。「Message7 地域に貢献する」では、合同蔵開きのイベント会場で眞鍋ゼミの先輩たちの活躍や地域の方々がいきいきとお祭りに参加する様子を紹介されていました。


(出典:玉乃光酒造 提供)


合同蔵開きの詳細はこちら↓
・京都伏見の合同蔵開き(玉乃光酒造×松山酒造)に眞鍋ゼミが参加【経営学部】
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-16414.html


 
 そして、最後の「Message8 仲間に感謝する」では、学生たちに熱いメッセージを贈ってくださっていました。

 羽場さん:「ご縁の連続やと思うんです。私もXでいきなりポンとメッセージきたらブロックするかもですが、今日こうやってみなさんとも出会ったわけです。その後にコメントが来たら違うわけですよね。こういった一個一個の出会いを未来にどう繋げていくかが人生やと思います。なので、一個でも自分の琴線に触れたならアクションしてみてほしい。」


質疑応答の時間では、以下の質問がありました。

 学生A:「事業継承において難しいところとは?」
 学生B:「大学時代に学んだことで今、役に立っていることはありますか?」
 学生C:「理系から公認会計士に転身したきっかけって何ですか?」
 眞鍋先生:「キャリアセンター長でもあるので、採用する側が見ているところを教えてください」

 羽場さん:「事業継承で難しいところは、その時代、その時代で何をつくろうとしたのかを踏まえた上で、今の時代において何を求められているか、それをもとに考え直すところだと思います。なので、私はブランディングを変えました。先代は、いかに美味しいお酒をつくるかがテーマでした。これからはそれに留まらず、世界にどう届けるかがテーマになると考えてます。」

 羽場さん:「人生を振り返ると、その時その時で大きなインパクトを受けたことに対してすぐに行動に移してきました。大きなビジョンがあったわけではないです。なので、むしろ、出会いやご縁を大事にしてほしいです。人ってすごい人と出会うと、それだけで人生って変わるから。」

 羽場さん:「転身したきっかけはご縁です。本気で宇宙飛行士になりたいと思って工学部に入り大学院まで進学しましたが、就職の際にその学科のイメージで働くことに違和感があったため、バックパッカーの旅に出たところ、旅先で公認会計士のレジェンドと呼ばれる人と出会いました。公認会計士の仕事がいかに素晴らしいかを聞いている内に感銘を受けて、帰国後、資格を取ってそのレジェンドの会社で働くことに。」

 羽場さん:「若い時はめっちゃ勉強したし、ハイキャリアな道を歩んできたタイプだけど、これからは【知識がある、計算が早い、英語が喋れる】はもういらなくて、それよりも【笑顔で、挨拶ができて、すぐに行動できる人】と仲間になりたいです。」


 講演後、羽場さんのまわりには学生たちが集まってきました。次々に質問や相談する学生たちの姿をみて、まさに「すぐにアクションする」だ!と感心しました。羽場さん、お忙しいところご講演いただきありがとうございました。これから学生たちの「すぐアク」のその後もレポートしていきたいと思います!

 以下、参加した学生達の感想から一部抜粋して紹介します。

・「古い物は人を謙虚にさせる」という言葉にすごく共感しました。その場の雰囲気が神秘的だからだと思います。

・古くから伝わる歴史ある景観を守るために多くの人の努力があって,玉乃光酒造さんのようにこの街を守るために様々なプロジェクトを立ち上げて活動してくださっている方々のおかげで今もなおこの街が存在することに改めて気付かされました。

・伝統・歴史を大事にすることは、それらが根付いた地域に貢献することに繋がる。そしてそこに住んでいる人とのご縁に繋がる。羽場さんもご縁を大切にされていましたが、やはりご縁の力は大きいなと改めて感じました。

・1番印象に残ったのは縁を活かすも殺すもその後の自分のアクション次第という言葉だ。何か質問がある人と言われたときに毎回手を挙げている子がまさに縁がたくさんできるタイプなんだろうなと思った。

・印象に残っていることは「AIには作れない、人間にしかできないことをしていきたい」ということです。・・・大切なのは「歴史、思い出、土地」だと言っていて、確かにこの3つがあることで人と人とを繋いでくれる架け橋になってくれるなと改めて思いました。

・羽場さんの話を聞いてまず羽場さんの経歴に興味を持ちました。・・・私自身今大学に通って経営を学んでいるけれど卒業後は料理の作り手になりたいと思っています。なので、卒業後にそれを目指せるかとても不安に思っています。けれど元々物理を専攻して宇宙飛行士を目指していたという話を聞いて、やり方次第でなんにでもなれるのかもしれないと思いました。

・行動力がすごいなと思いました。自分はわりと行動力がある方で、すごくいい長所だなと思っているのですが、やはりまだ子供なので失敗するのがすごく怖いです。もし失敗しそうな場面にぶち当たった時、そのまま進むのか、潮時だと思って一旦引くのか、どういった理由で選ぶのかが気になりました。

・様々なモノを生み出す人をクリエイターとして定義し、一本の白い瓶をキャンバスとしてデザインする企画にとても斬新さを感じました。・・・ゲームを制作する人や、料理人がデザインすることに驚きました。・・・文化としての深みを守りながらも、新しい時代に合わせて変化し続けるところに強く魅力を感じました。

・羽場社長の話を聞いて、事業継承は単なる引継ぎではなく、想いと改革の両立が必要だと感じました。・・・歴史あるブランドを守りながらも、新しい挑戦をし続けるバランス感覚は、将来どの業界に進んでも必要だと思います。


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