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【本件のポイント】
・トヨタ自動車株式会社 葛巻 清吾氏が、日本政府がSociety5.0の実現に向けて推進している戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動運転のこれまでの取り組みと今後の展望を紹介
・京都で歴史を紡ぎ、洗練を重ねた京料理 木乃婦の三代目主人 髙橋 拓児氏が、日本料理の未来を語る
・本学の先端理工学部教員と農学部教員が講演で研究成果を紹介。また、自然科学系分野の研究成果を動画で掲載し、コメント機能で参加者と質疑応答するオンラインポスターセッションを実施

【本件の概要】
 龍谷大学では2021年1月13日(水)に特設サイトにて、第32回龍谷大学 新春技術講演会を開催します。
 「日本発の明るい未来をデザインする」をテーマに掲げ、基調講演ではトヨタ自動車株式会社 先進技術開発カンパニー Fellow 葛巻 清吾氏から、日本政府がSociety5.0の実現に向けて推進している戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動運転のこれまでの取り組みと今後の展望をご紹介いただきます。また、京都で歴史を紡ぎ、洗練を重ねた京料理 木乃婦の三代目主人 髙橋 拓児氏から、日本料理の未来を語っていただきます。
 他にも、龍谷大学の先端理工学部教員と農学部教員が、研究成果を動画で掲載し、コメント機能で参加者と質疑応答するオンラインでのポスターセッションも実施します。
 技術者の方は勿論、一般の方にも、コロナ禍の今だからこそ「日本発の明るい未来」に思いを馳せていただける機会にしたいと考えています。


1 日  時   2021年1月13日(水) 13:00~
2 開催方法   特設サイト(https://shinshun.ryukoku.ac.jp/)でのLIVE配信
3 プログラム等 以下PDF「第32回龍谷大学 新春技術講演会リーフレット」のとおり
4 申込締切   2021年1月13日(水)
5 申込方法   特設サイトの参加登録ページ
        (https://shinshun.ryukoku.ac.jp/register/)から申込み
6 参加費    無料


問い合わせ先 :龍谷大学 研究部(担当:西本・藤木) Tel 077-543-7746
        ※12月26日(土)~1月5日(火)は閉室


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 名城大学農学部の上船雅義准教授、農研機構西日本農業研究センターの安部順一朗上級研究員、龍谷大学農学部の塩尻かおり准教授、(株)ペコIPM パイロットの浦野知代表、農研機構中央農業研究センターの長坂幸吉グループ長、京都大学生態学研究センターの高林純示教授らは、ハウス栽培のミズナを対象に、アブラナ科葉菜類の害虫「コナガ」によって食害された植物が放出する香りのブレンドを人工的に作成した天敵誘引剤と天敵への給餌容器をハウス内に設置することで、土着天敵である「コナガサムライコマユバチ」を周辺により誘引し、ハウスにおけるコナガ発生率を抑制できることを実証しました。

 ハウス栽培のミズナにおける重要害虫コナガを対象に現地実証試験を実施し、天敵誘引剤を使ってコナガの発生前から少数のコナガサムライコマユバチを継続的に誘引し、天敵給餌器で 維持することでコナガの発生を抑えることができるかを検証しました(図)。その結果、これらを設置したハウスでは、設置しなかったハウスに比べてコナガの発生を抑制できました。この成果は、特定の天敵を誘引する効果を持つ合成した被害植物の香りを用いることで標的とした害虫の発生を抑えることに世界で初めて成功したものとなります。

 今回発表した論文では、天敵誘引剤と天敵給餌器を用いることで、コナガサムライコマユバチの行動を制御し、ハウス内でのコナガの発生を管理できる可能性を示しました。今後はこの技術が、露地栽培条件下でも有効かを評価していく必要があると考えておられます。また、本論文ではコナガを標的にしましたが、アザミウマ類、ハダニ類、アブラムシ類など他の野菜で問題になっている害虫にも、それぞれ天敵が野外に存在し、それら天敵も被害植物からの香りブレンドに誘引されることが明らかになっています。そのような害虫と天敵の組み合わせに対しても、本発表の手法による害虫管理の可能であるとの見解です。

 天敵誘引剤と天敵給餌器を用いた害虫防除技術は、里山のような自然環境で、農地周辺に害 虫の天敵が涵養されていることが基盤となっています。地域ごとに異なる農生態系とその周辺の自然生態系に注目し、その特性を生かした生態系管理と本害虫防除技術を結び付けた持続可能な取り組みも必要と考えておられます。

※詳細は、添付ファイルをご覧ください。※


【論文タイトル】
Targeting diamondback moth in greenhouses by attracting specific native parasitoids with herbivoryinduced
plant volatiles
(植食者誘導性植物揮発性物質を用いて特定の土着捕食寄生者を誘引することによりハウス内の
コナガを標的にする)

【著者】
上船雅義(名城大学農学部生物資源学科 准教授)
安部順一朗(農研機構西日本農業研究センター 上級研究員)
塩尻かおり(龍谷大学農学部植物生命科学科 准教授)
浦野知(株式会社ペコIPM パイロット 代表)
長坂幸吉(農研機構中央農業研究センター グループ長)
高林純示(京都大学生態学研究センター 教授)

【発表雑誌】
タイトル:Targeting diamondback moth in greenhouses by attracting specific native arasitoids with herbivory-induced plant volatiles
著者:Masayoshi Uefune, Junichiro Abe, Kaori Shiojiri, Satoru Urano, Koukichi Nagasaka, Junji Takabayashi
掲載誌:Royal Society Open Science (2020)
DOI 10.1098/rsos.201592
LINK https://doi.org/10.1098/rsos.201592

参考:塩尻かおり准教授
教員紹介
化学生態学研究室




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※詳細はこちらのファイルをご参照ください。


 11月は「過労死等防止啓発月間」です。2014年11月1日に過労死等防止対策推進法が施行されてから丸6年が経過しましたが、過労死・過労自殺は依然なくならないままです。
 「過労死のない社会」の実現に向けて何ができるか、そのような思いから「現代社会と企業」では2017年度以来、毎年この時期に「労働問題・労働条件に関する啓発授業」を行っています。この「授業」は厚生労働省「過労死等防止対策等労働条件に関する啓発事業」の一環で、講師を派遣していただいているものです。
 今年は、西垣迪世さん(過労死ご遺族)と古川拓弁護士のお二人にご講演いただきました。コロナ禍のためオンラインで画面を通してとなりましたが、過労死がどのように引き起こされるのか、過労死を防ぐために何が必要かなどを学ぶ機会となりました。
以下に、受講した学生の感想を紹介します。


 今回の講義を聞いて過労死に関することは想像の何倍も悲惨なものだと感じました。ニュースで見かけたことはあるものの自分とは関係のない話だとどこかで線引きをしていた部分があったのですが、来年から自分も社会人になるため、労働に関する知識をつけて、自分で自分の身を守れるようにならなければならないと思いました。(西垣さんのお話を聞いて)
 講演を聞いて、労災は国が認めなければいけないもので出ているものは氷山の一角に過ぎないという話や初任給に残業時間を組み込んでいる話を聞いて、危機感を感じました。過労死をしないためにもルール作りはもちろんのこと、より働きやすい環境を作るためにも権利も生み出していかなければならないと思いました。(古川弁護士のお話を聞いて)


 「現代社会と企業」では、学生にとって身近な問題である「就職」を素材にして「企業と社会」について考えています。大学生にとって「就職」は雇用・労働の入り口ですので、「企業と社会」を考えるのには「適切な教材」です(最近では、ブラック・バイトの問題も深刻ですので、大学在学中から「働く」ことは身近なこととなっています)。
 学生時代にワークルールの基本を見につけて、卒業後には生き生きと「賢く働く」人になることを願っています。そして、「過労死のない社会」を実現するために力を合わせてもらえればと思います。
(文責:細川孝)


11月24日、国際関係コースでは教学促進費による講演会を開催しました。

NHK専門解説委員で武蔵野大学法学部特任教授の加藤青延先生に「天安門事件」をテーマにご講演いただきました。
この講演会は新型コロナウィルス感染症対策のため、首都圏と深草キャンパスをオンライで結んだ講演会となりましたが、映像・音声とも明瞭で、質疑応答ともに問題なく開催することができました。



 2020年11月24日(火)、瀬田キャンパスの近くにある「大津市せた森のようちえん」の園児たちに向けて、農学部資源生物科学科 吉村先生と妹尾先生が講師となり、農学部牧農場にて、もみすり・精米見学会を実施しました。
 当日は、園児たち約7名ほどが参加し、普段体験することができないもみすりと精米を見学しました。園児たちは、精米後の食べる前のお米からを想像していなかったもみすり前のお米に驚いていました。また、精米後のお米のさわり心地の良さに次々と触りたい!という声が続出しました。
 もみすりと精米を見学したあとは、牧農場を見学しました。牧農場にはたくさんの植物が生息しています。吉村先生のお話を聞きながら、園児たちは花や草に夢中になり、きれいなマリーゴールドやヒマワリを摘んで持って帰りました。

 ここで、少し吉村先生のお話をご紹介しましょう。
【問題】マリーゴールドには、「フレンチマリーゴールド」と「アフリカンマリーゴールド」があります。この違いはなんでしょうか。
【答え】その違いは・・・「背丈」です。フレンチマリーゴールドは、背丈が低い種類で、アフリカンマリーゴールドは背丈が高い種類なのです。フレンチ、アフリカン、と聞くと、生息地の違いかな・・と思いませんでしたか?

 今回の見学会は農学部を開設した2015年から実施しています。「せた森のようちえん」は、自然の中での学びを大事にされおり、毎年水稲の作付をおこなっています。もみすりと精米を見学することで、園児たちの作付けから収穫、そして、食べる・流通する直前まで体験することができました。龍谷大学農学部のコンセプト「食の循環」をいち早く体験した園児たちは、将来の農学を発展させる一員となることでしょう。
 龍谷大学農学部は、これからも地域や企業と連携し、農学の発展に寄与していきます。

参考URLはこちら:
吉村 大輔 農場技術専門助手
妹尾 拓司 農場技術専門助手
 


もみすり・精米を見学


もみすり・精米したコメを触ってみる


フレンチマリーゴールドを摘む様子


ヒマワリを摘む園児たち


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