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関心のあるテーマのもとで国際的な知識・見聞を身に付けたいと考えている方、卒業研究の一環や大学で学んだ知識を海外研修により更に深めたい方など、親和会海外研修奨学金を利用し、海外研修を行いませんか?
龍谷大学親和会では、日常の研鑽テーマを海外でより積極的に実証・研修しようとする意欲ある学生を対象に、「龍谷大学親和会海外研修奨学金」制度を設けています。この奨学金は、国際舞台で活躍できる人材の育成を目的としています。
2025年度夏期休業期間を利用して実施する海外研修に対し、下記のとおり、親和会海外研修奨学生を募集します。
龍谷大学HP「学生生活」の「各種申請用紙ダウンロード・手続き」より申請書をダウンロード。
2025年5月9日(金)~6月13日(金)
学生部(深草・瀬田)
書類審査および面接審査
面接審査は7月上旬(予定)に、深草学舎4号館1階学生部(深草)にて実施予定
ファッションやオペラ、古代遺跡と並び、イタリアを語る上で欠かせないのが「食」。世界中の人々を魅了し続けるイタリアの食文化は、単なる料理ではなく、地域の気候や風土、歴史に深く根ざした「暮らしそのもの」です。
本書では、イタリアを北から南へ縦断しながら、各地で息づく多様な食文化を紹介します。一つ町を越えるごとに出会える独自の食材や料理。それらは、地域に根ざした農業・漁業・林業の営みと密接に結びつき、地域経済を支える源でもあります。
同時に、こうした食文化の背景にある農山漁村の現状と、持続可能な地域づくりに取り組む人々の姿にも焦点を当てています。制度や政策の紹介を交えながら、地域の課題を乗り越えようとする「ソーシャル・イノベーション」の芽吹きと成長のプロセスが描かれていることも特徴の1つです。
イタリアと日本は、南北に長い(半)島国であり、山が多く、火山を抱えるなど、自然環境に多くの共通点があります。戦後の高度経済成長を経て農村の衰退という似たような課題を抱えながらも、イタリアの田舎は今も活気にあふれています。
この本に登場するイタリアの生き生きとした農山漁村の姿を通して、私たち日本人もまた、自国の美しい村々や、そこに脈々と受け継がれてきた人々の知恵と誇りに、あらためて目を向けるきっかけになることでしょう。
【大石尚子教授による読者に向けてのコメント】
大学でイタリア語を学んで以来、学び、仕事、暮らし、研究と様々な形でイタリアに関わってきました。その中で出会った素敵な人々は皆、地域に強い誇りを持ち、地域に根ざす生き方を全うしていました。本書では、そうしたイタリアの田舎の人間力に触れていただくと同時に、日本の農山漁村にも思いを向けていただければと思います。農業・農村政策や地域活性化、まちづくりに関心のある方々、イタリア旅行に行かれる方、料理に関心のある方、田舎暮らしに関心のある方、など幅広い層に読んでいただければと思います。
【書籍情報】
タイトル:イタリア食紀行―南北1200キロの農山漁村と郷土料理
著 者:大石 尚子
価 格:1,210円(税込)
出 版 社:中央公論新社
シリーズ:中公新書 2853
発 売 日:2025年4月22日
全国の書店やオンラインストア(Amazonなど)で販売しています。
2025年2~3月の春休み中に、9名の学生たちがNGOのスタディツアーに参加した海外体験学習プログラム『出会う、知る、気づく アジア体感スタディツアー』の報告会を、以下の内容で開催しました。
◇『出会う、知る、気づく アジア体感スタディツアー』報告会◇
日 時:2025年4月30日(水) 17:15~18:15
会 場:
・深草キャンパス 和顔館アクティビティホール
・オンライン(Zoom配信)
参加人数:32名(登壇者/関係者含)
学生たちを引率いただいた以下のNGOの方にもご参加いただきました。
・公益社団法人アジア協会アジア友の会 川本裕子さん(会場参加)
『インドネシアの教育と環境を考えるスタディツアー』
・認定NPO法人アクセス-共生社会をめざす地球市民の会 野田沙良さん(Zoom参加)
『フィリピンスタディツアー』
内 容:
①野呂センター長の開会挨拶
②海外体験学習プログラムの意義・特徴/今回の協力団体の紹介
③インドネシアスタディツアー参加学生4名からの報告(うち、1名は動画発表)
④フィリピンスタディツアー参加学生5名からの報告
⑤引率いただいた協力団体の方からのコメント
⑥2025年度海外体験学習プログラム参加者募集説明会 他センター事業のアナウンス
・今回の海外体験スタディツアーは、インドネシアとフィリピンの2つのプログラムということで、その2ヶ国の現状や文化の比較ができて非常に面白かったなと思います。同じごみ山、ごみ処理の問題であっても、インドネシアは環境という観点から、フィリピンは貧困という観点から問題について考え、1つのトピックであっても様々な問題が結びついているのだなということを学びました。どちらに行った学生も、帰国してから日本ではどうなのだろうと比較して考えるというような学びを深めることをしていたり、考えを言語化して他の人に伝えたり、アクティブに活動されているのが印象的でした。事前学習で学んでから、現地に行って肌で感じることによって、問題に対する考え方も変化していくのかなと思えたので、自分も興味・関心のある活動に参加したいなと思いました。貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございます。
・環境、教育、戦争といった、それぞれが分野として分かれているようで、根本は全てが繋がって社会問題が生み出されているということに改めて気付かされました。それを目で見て感じて、伝えたいと思ったことを一人一人の言葉や思いで訴えかけていたことが伝わりました。社会問題はどこにいても存在していて、見て見ぬふりをする人もしない人も、そもそも気づくことができていない人もいると思います。私自身も、何かにおいていずれかの立場に立っていると思っています。でも、今回のツアー参加者の皆さんのような存在によって気づかせてもらえたことを、無駄にはしたくないと思いました。「ひとりの力は微力だ」と思わずにいられないことにも共感するところがありますが、「一緒に考え続ける」1人になりたいです。
参加者の皆さん、報告会お疲れ様です、ありがとうございました。現地の雰囲気など、気になることはまだまだあるので、またお話しをお聞きできればと思います。
また、参加報告の他にも以下のことに取り組みました。
・ツアー参加後に各自が参加レポートを作成し、レポート集を報告会会場で配布しました。
・4/18『留学WEEK』にてフィリピンスタディツアーに参加した学生が、ツアー参加によって学びが深められ、その後の就活にもどのように活きたかを話しました。
・ツアーの様子を知ってもらうため、参加学生自身が写真をセレクトして、4/23-4/30まで成就館にて展示しました。
ここ数年、本プログラムにはたくさんの応募があり、高い倍率となっています。
そこで、少しでも多くの学生に参加して欲しいという想いから、今年度は一人当たりの補助額を少し下げ、その分たくさんの学生に機会を与えることになりました。
プログラムへの応募を考えている人は、まず募集説明会に必ず参加してもらうことになっています。
リアルタイム参加が難しい場合は、後日センターHPに説明会動画を掲載予定ですので、そちらを視聴してください。
2025年度海外体験学習プログラム参加者募集説明会
講義:経営学部商学科 ビジネスケーススタディA
日時 2025年4月28日(月)13:30−15:00
この講演では、キャリアコンサルタントの齋藤由里子氏が「ライフキャリア」という広い視点から、自分らしいキャリア形成に向けたヒントを提供しました。キャリアは単なる職業ではなく、仕事・学習・余暇・愛といった人生全体に関わる「生き方」として捉えるべきであると強調されました。
講演では、「やりたいこと(Will)」「やれること(Can)」「やるべきこと(Must)」という3つの輪を使ったワークを紹介し、特に大学時代には「やりたいこと」を深く考える重要性が語られました。これらがまだ重なっていない状態も、成長の余地=「伸びしろ」と前向きに受け止める視点が大切だとされました。
また、学生のワークシートからは、「目標が定まらない」「輪の重なりが少ない」ことへの不安が見られましたが、それも成長の過程として肯定されました。一方で、「行動したい」「視野を広げたい」といった前向きな姿勢や、「地道な努力」「過去の経験の再評価」など、多くの前向きな気づきも共有されました。
講師は、大学生活を単なる就職準備ではなく、「人生で最も自由な時期」と捉え、主体的な行動や経験を重ねる価値を強調。目標がなくても「まず動いてみる」ことが、偶然をチャンスに変える鍵になると締めくくりました。
最後に、「自分探しは行動しながら行う」「変えられるのは自分と未来」といったメッセージが贈られ、学生たちが自らの可能性と向き合う力強い後押しとなる講演でした。