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2025年6月22日(日)に、環境省の自然共生サイトに認定されている「龍谷の森」にて、不法投棄されているゴミを拾うボランティア活動を学生と教職員で実施しました。

本活動は、6月の「環境月間」における重要な取組みの一つであり、「龍谷の森」が持つ豊かな自然環境を守り、生物多様性の維持・向上に貢献することを目的としています。

環境省や自治体など、日本中で様々な環境保全活動が展開される中、本学はこの活動を通じて、参加者一人ひとりが環境問題を「自分ごと」として捉え、行動変容に向けた機会となることを目指しています。

本活動の実施にあたっては、サステナビリティ推進室、ボランティア・NPO活動センター、瀬田事務部という学内だけに留まらず、滋賀県からゴミ袋を、大津市から不法投棄禁止に関する看板を提供いただいたり、株式会社木下カンセーからはゴミ回収の協力をいただくなど、地域とともにネイチャーポジティブに向けた取組みの推進となりました。


滋賀県から提供いただいたゴミ袋


大津市から提供いただいた不法投棄禁止の看板


ゴミ回収にご協力いただいた株式会社木下カンセー


当日は、気温が30度を超え、蒸し暑さを感じるなか、安藤学長や深尾副学長を含む教職員16名学生16名がボランティア活動に参加しました。

活動を開始する前に、株式会社木下カンセーの阿江様より、回収するゴミ(廃棄物)についての説明が行われました。

【阿江様の説明(一部抜粋)】
廃棄物は「①ビニール袋や弁当ガラなど」「②空き缶ビンペットボトル」「③それ以外の不燃ゴミ(や袋に入らない粗大ゴミ)」の3種に分けて回収してください。
最終的には「①はその内の90%程度が燃料化(ボイラーや発電施設の原燃料として利用)」「②は95%程度が再生原料化(製鉄原料やガラスカレット、再生ペットボトルなどに利用)」「③も70%程度は原料化(製鉄原料など)されて有効利用し、残りは埋立最終処分」となります。
つまり、今回集まったゴミの全体で見ると概ね80%程度がリサイクルされます。

参加者は、自分たちが回収するゴミがどのように利用されるのかを知ったうえでゴミ拾いを行いました。


ゴミ拾いの開会の挨拶をする安藤学長


回収するゴミの説明をする阿江 氏


ゴミ回収の様子


ゴミ回収の様子


「龍谷の森」に入ったことのない教職員や学生もおり、ゴミ拾いを通じて、本学の貴重な教育・研究資源を肌で感じ、本学のネイチャーポジティブの考え方に触れる機会となりました。

最終的には、総量約5㎥、重量約600㎏のゴミが集まり、参加者の環境問題に対する行動変容に繋がる機会となりました。

日本の大学で初めてネイチャーポジティブ宣言を発出した大学として、今後も「龍谷の森」をはじめとする自然環境の保全活動を積極的に進めてまいります。


ゴミ回収の様子


ゴミ回収の様子


【横田先端理工学部准教授(ゴミ拾いボランティア活動サポート教員)のコメント】
お手伝いいただいたボランティアの皆さま、ご準備いただいた関係の皆さまの御礼申し上げます。
蒸し暑い中での活動となりましたが、熱中症で体調を崩したり気分が悪くなられた方や怪我をされた方もおられず、安全に活動が行えました。
人目につきにくく一見活用されていないように見える土地には、ゴミが散乱し、不法投棄されるゴミも増えていきます。
身近な自然として使われていた「里山」もそのようなゴミが捨てられやすい状況にあります。
今回の「龍谷の森」のゴミも、そうして集まっていったものです。
まだまだ埋まっているゴミはありますが、目につくゴミを皆で集めていただき、キレイな空間になりました。
新たにゴミを捨てたくなるような乱雑な状況ではなく、ゴミを捨てるのをためらうような状況になったと思います。
しっかり分別し適切にゴミを処理することで、資源循環のサイクルをしっかりと回していくことの大切さを感じ、各自でゴミの減量を心がけるようになるのではないでしょうか。
みんなのためにできることを、小さいことでも良いから一つ一つ行うことの大切さを、活動してくださった一人一人の爽やかな姿から教えられました。
となりの人のために、みんなのために、地域のために、自然のために、自分自身ができることはある。」そんな活躍の場を探してほしいと思いますし、活躍していきたいと自分自身も願っています。


回収したゴミ(廃棄物)


参加者のみなさま


ご協力いただいた株式会社木下カンセー様のHPにも、当日の様子が掲載されておりますので、ご覧ください。
木下カンセーGROUP(公式ホームページ):龍谷大学様「龍谷の森」ゴミ拾いボランティアのお手伝い



●龍谷の森
龍谷の森」は、本学瀬田キャンパスに隣接する水平面積約38haの里山林です。
本学が1994年に本土地を購入してから整備を進め、現在では、学生向けのフィールドワーク実習の場や里山学研究センターの研究フィールドとして活用されています。

●自然共生サイト
「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」「地域生物多様性増進法に基づき認定された実施計画の実施区域」を国(環境省)が認定する区域。
認定区域は、保護地域との重複を除き、「OECM」として国際データベースに登録されます。
「龍谷の森」は3月18日付で環境省の自然共生サイトに認定され、関西の私立大学では初の認定となりました。
「龍谷の森」が関西私立大学で初めて環境省の「自然共生サイト」に認定

●ネイチャーポジティブ宣言
龍谷大学は、日本の大学で初めてネイチャーポジティブ宣言を発出した大学として、生物多様性保全に資する取組を先導するべく教育研究や人材育成等に注力し、持続可能な社会の実現をめざしています。

●本学のサステナビリティに関する情報発信について
本学のサステナビリティに関する情報発信は、様々な媒体で発信していますので、是非フォローしてください。
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サステナビリティに関する取り組みHP


サステナビリティ推進室X


サステナビリティ推進室Instagram


瀬田キャンパス公式Instagram


2025年7月の宗教行事・宗教部関連行事のご案内です。ぜひご参加ください。

■7月15日(火)12:15~13:15
 お逮夜法要
 「お経の言葉をいただいて」
 講師 吉田 哲 経済学部教授
 場所 深草学舎 顕真館
 配信 https://youtube.com/live/oR89z04SIGk

■7月16日(水)12:35〜13:05
 ご命日法要
 「「価値」や「意味」はどこから来たのか ~ 道ありと信ず 得者を信ず ~」
 講師 中平了悟 実践真宗学研究科教授
 場所 大宮学舎 本館
 配信 https://youtube.com/live/k2zYiRtUJFE

■7月21日(月)12:15~13:15
 ご生誕法要
 「龍谷大学-礼拝堂の香り」
 講師 水野久代 京都大学人と社会の未来研究院研究員
 場所 瀬田学舎 樹心館
 配信 https://youtube.com/live/_AbMD_w0wFE

■朝の勤行
 朝の勤行 月~金 朝8:55~9:10
 場所 深草学舎顕真館、大宮学舎本館講堂、瀬田学舎樹心館
 大宮学舎と瀬田学舎は7月24日からはお休みとなります。
 深草学舎顕真館では木曜日に伝道部朝法話がございます(時間の変更はありません)


 

非常食を試食しながら災害・防災について考えるカフェを実施します。
興味がある龍大生であれば誰でも大歓迎!
これを機会に防災・減災について考えてみよう!

 


■会  場:深草キャンパス 成就館1階 Cafe Ryukoku &  

      直接、会場にお越しください 

■対  象: 学部生、 短期大学部生、大学院生

■申し込み:こちらのGoogleフォームよりお申込みください。


この非常食ボラカフェは当センター学生スタッフの防災チームが企画しました。
『どんな災害に対しても防災意識を高める』というチームの活動目的をもとに、学生たちの防災意識を高める事を狙い、定期的な開催を目指して第1回目を開催します。


申込・問合せ
ボランティア・NPO活動センター
キャンパスマップはこちら 

 
E-mail:ryuvnc@ad.ryukoku.ac.jp
(深草・瀬田の共通アドレス)  


▶▶ボランティア・NPO活動センターのトップへ


〈6月28日(土)~6月29日(日)京都府福知山市中六人部地域で実施〉

 

 

【本件のポイント】

  • 京都府福知山市中六人部地域では、ホタルの数が年々減少していることが課題
  • 政策学部学生が地域と協力し、ホタルの保全に向けた生き物調査を実施し、貴重な生態系を未来に引き継ぐことを目指す
  • これまでも取り組んできたマツタケ山の整備やフットパスの試行も実施し、多様な価値創出を目指す

 

【本件の概要】
 6月28日・29日、京都府福知山市中六人部地域で、政策学部の谷垣准教授率いる龍谷大学政策学部の学生が、地域資源の持続可能な活用を目指して保全活動を行います※1
 本年度、中六人部地域では新たな地域課題として「ホタルの保全活動」に着手します。これまでの川の生きもの調査※2でゲンジボタルの幼虫が確認される一方、地域住民からは「ホタルの数が年々減っている」との声もあり、貴重な生態系を未来に引き継ぐため、今年度からホタルの生息環境に着目した調査と保全活動を開始します。
 活動期間中には、学生が地域に滞在し、ホタルの観察や地元住民との交流を深める「ホタル観察会」を実施します。これらの活動はホタルの保全を目指す新たな取り組みです。
 また、今回の活動では、地域住民とともに学生が策定をめざすフットパス※3の試行や、マツタケ山の整備を行い、多様な価値の創出や里山保全活動の拡大に貢献するとともに、自然と人との関係を見直す機会づくりにもつながる活動を実施します。

 

 

1.日         時    2025年6月28日(土)~29日(日)
2.活動場所    京都府福知山市中六人部地域
3.参加人数    龍谷大学政策学部生 20名
4.活動内容    6月28日(土)
       11:00~12:30 田野川で「ホタルなどの川の生き物調査」を実施
       14:00~16:00 田野笹場周辺で「フットパス」の試行
       19:00~20:00  中六人部地域で「ホタル観察会」を実施
        6月29日(日)
       9:00~11:00  大内山田財産区で「マツタケ山整備」を実施

 

 

【取組の補足】
※1 龍谷大学政策学部の取組みについて
  龍谷大学政策学部では、地域の課題解決に向けた実践的な学びの場として、PBL

  (Problem Based Learning)型授業「政策実践・探究演習」を実施しています。

  学生は現場でのフィールドワークを通じて、課題の発見・分析・解決に取り組み

  ます。
※2 福知山プロジェクトでの取組
  2023年度に始動した「福知山プロジェクト」では、京都府福知山市中六人部地域を

  拠点に放置された里山の整備や生物調査を通じて、地域資源の再評価と持続可能な

  活用を目指しています。特に、かつて豊富にあった丹波マツタケなどの自然資源の

  再発見をテーマに、林産物の活用や住民との協働に取り組んでいます。
※3 フットパスについて
  対象地域の昔からの景観や風景をありのままの風景を楽しみながら歩くことのでき

  る小径。地域の景観や歴史・文化の保全につながる取組みです。

 


問い合わせ先:龍谷大学政策学部准教授 谷垣 岳人
       tanigaki@policy.ryukoku.ac.jp 


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