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12月6日(火)午後、山形県立米沢興譲館高等学校2年生の皆さんが、本学瀬田キャンパスの「生物多様性科学研究センター」を見学に来ました。同校は、令和4年度の文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール」研究指定校であり、将来の国際的な科学技術人材の育成を図るため、理数系教育に重点を置いた研究開発を行っています。
今回は、探究科(理数探究科)に属し、生物科目を選択する高校生5名が、関西方面への研修旅行の目的地の一つとして、山中裕樹 准教授(先端理工学部・龍谷大学生物多様性科学研究センター長)のもとを訪れました。

生徒の中には「環境DNAを用いたキタノメダカとミナミメダカの生息域調査及びマップ作成」を研究課題としたポスターセッション*1で評価された方もいて、「最先端の環境DNA研究にふれたい」という意欲をもって来校したそうです。
山中センター長による見学ツアーは、はじめに講義と懇談を7号館・環境実習室1で行った後、7号館と智光館にある実験設備を案内しました。


会場:7号館・環境実習室1

会場:7号館・環境実習室1


山中センター長による講義風景

山中センター長による講義風景

講義では、まず、水試料など環境中にこぼれ落ちてきた生物の情報を解析する「環境DNA分析」のあらましや、関西地域での調査事例を紹介。桂川流域でのヌートリアDNA検出の例では、谷あいの急流部以外にはほとんど侵入していることが判明するなど、水と接している生き物であれば、魚類だけでなく、鳥類や哺乳類も分析できるそうです。

つづいて、「環境DNA分析」の核をなすPCR(polymerase chain reaction)法について紹介。分析方法は大別して2種類、特定の種の存在有無を1種ずつ検出する「種特異的分析」と呼ばれる方法と、種を限定せず魚類のような 1 分類群の種構成を推定する「メタバーコーディング」と呼ばれる方法があります。
「種特異的分析」では、プライマー(増やしたい配列の両端に結合するように作る合成DNA)設計が重要なポイントで、山中センター長は「PCR技術があってこそ、環境DNA分析が可能になる。偽陽性が出ないように、プライマーは適切に設計する必要がある」と述べました。


山中センター長のスライドより(環境DNA分析の核であるPCRの核)

山中センター長のスライドより(環境DNA分析の核であるPCRの核)

そして、びわ湖での調査事例*2や水試料以外の雪や深海での分析事例を紹介した後、今後「環境DNA分析」に期待することとして、「生き物と環境の調査手法として、広く一般に利用されること」「外来種の侵入検知や希少生息地の探索に生かすこと」「新種を見つけること」の3点を挙げました。また、アメリカで研究開発が進む「完全自動観測システム」や、DNAとは違い、歳やコンディションで変化するmRNAから状況依存的な変化を捉えられる「環境RNA分析」などの近時の状況を紹介し、講義を終えました。

講義後、生徒からは「採水から濾過は急いだ方がよいのか?」「プライマー作成にあたって教科書にはセオリーが書かれているが、適切な配列はどう考えるとよいか?」「メタバーコーディングをしてみたいが、装置導入には金銭的なハードルがある。専用のキットを販売し、分析結果を送ってくれるような会社はあるか?」といった具体的な質問が続きました。山中センター長は、個々の質問に対して回答するとともに、丁寧にアドバイスを行いました。


その後、瀬田キャンパス内の7号館と智光館にある実験設備を案内しました。


DNA抽出室見学の様子

DNA抽出室見学の様子


シーケンシング装置

シーケンシング装置

「環境DNA分析」に関わる実験室は、検出感度の正確性を保つために、①DNA抽出室(水試料のろ過とDNA抽出を行う場所)・②PCR準備室(PCR分析にあたっての準備を行う場所)・③PCRおよびシーケンシング装置室(PCRによるDNA増幅とDNAを構成する塩基配列を解明する場所)の3つに明確に区分・管理しています。実際にラボの装置を紹介しながら、運用ルールやポイントについて説明しました。

見学ツアー終了後、高校生らからは次のようなコメントが寄せられました。

○ 環境DNAの現状だけでなく未来についても知ることができ、とても興味深かった。
○ 装置の名前については知っていたが、ラボでiSeqやMiSeqなどの装置を目にしたことで、今後挑戦したいことが見えてきた。
○ 海外ではDNAキットや分析装置の小型化などが進み、個人的に分析を楽しむカルチャーがあることを知って面白く感じた。自宅をラボ化する構想が膨らんだ。
○ 環境DNA分析の最先端の研究、技術について知ることができ貴重な時間になった。
○ 「完全自動観測システム」や「環境RNA分析」の話題は初耳で、自らがやってきた「環境DNA」に関する研究と大学の研究との差に圧倒された。研究の本気度を知ることができた。

高校生らの熱心な質問や研究へのまなざしに、「環境DNA分析」の新世代の風を感じる機会となりました。


山中センター長と山形県立米沢興譲館高等学校の皆さん

山中センター長と山形県立米沢興譲館高等学校の皆さん

【補注】
*1 米沢興譲館高等学校 SSH通信>2学年探求活動中間発表会
https://www.pweb.jp/data/datakoujyoukan/koujyoukanjy0984.pdf

*2【関連記事】2022年度 びわ湖の日滋賀県提携 龍谷講座に山中裕樹センター長が登壇
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-11754.html


 オープンカレッジふれあい大学課程(ふれあい大学)は、知的障がいのある人達への学習支援・交流支援を通して、支え合い、分かち合って生きる「共生の実践力」を身につけることを目標として取り組まれ、今年20周年を迎えます。
1年間の取り組みの集大成として、12月7日(水)に成就館で音楽と演劇の発表会を「HEART」というテーマで開催しました。20年間のふれあい大学の取り組みについての報告(担当教員:中村美智代先生)ののち、2022年度のふれあい大学の取り組みの様子が紹介(ティーチングアシスタントの張白璐さん)されました。
続いて、音楽療法クラス(担当教員:市原幸子先生)では、「ひとりじゃない~My Best Friends~チームMT2022」というテーマで ①なかよくなりたい②うきうき・わくわく③たのしい、の場面を設定して発表しました。観客が暖かい手拍子や笑い声等で応援してくたことで出演者は心温まり、いつしか緊張もほぐれ楽しんでいました。発表後の音楽クラスの学生らは、一年間の努力を続けて順調に発表することができたので、感動の涙を流しました。
次に、演劇療法(担当教員:平山久美先生)では、「のうみ荘―Brain Emotional Adventure―」というテーマで、①怒り②嫌気③恐れ④悲しみ⑤楽しみのそれぞれの場面から、出演者それぞれが人間の感情を表現しました。その演劇の途中に20周年特別シンポジウム「多様性についてかんがえる」があり、加藤博史名誉教授が金子みすゞの「みんながちがって、みんないい」の詩を引用して多様性について語り、最後はみんなで喜びを表現して踊り、楽しい発表会となりました。








日本学生支援機構の奨学金を受けている方<貸与型・給付型(修学支援新制度)>を対象にお知らせします。

 

日本学生支援機構の奨学生は毎年度「継続手続き」を行う必要があります。

 

例年、「継続手続き説明会」を対面で実施していましたが、本年度は対面での説明会は行わず、「継続手続き」の方法については、ポータルサイト上でお知らせします。期限内に必ず手続きを完了させてください。


【申請期限】

2023年1月16日(月)まで

 

【注意事項】

・貸与型(第一種・第二種)および給付型の奨学金を併用採用されている場合は、各々の奨学生番号に対して「継続手続き」が必要です。

 

・第一種奨学金を貸与中の方で、給付奨学金に採用となったことにより、併給調整で第一種奨学金の振込金額に制限がかかっている(振込金額0円)場合でも、第一種奨学金に対しての「継続手続き」は必要ですので十分ご注意ください。

 

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龍谷大学
学生部 奨学金担当 shogakukin@ad.ryukoku.ac.jp 
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6回シリーズで行います「性なる仏教」の、第5回ワークショップを以下の要領で開催いたします。
参加ご希望の方は、案内に従ってお申し込みください。
みなさまのご参加をお待ちしております。

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中世にいたって初めて紹介された血の池地獄は、月経の血で地を穢したという罪によって女性のみが堕ちる地獄である。こうした女性であることそのものが罪であることを示す言説が流布した時代にあっても、女性たちは仏教文化の担い手として活躍し、日本仏教を支えてきた。女性ならではの罪はどのように形成され、原罪を抱えるとされた彼女たちはどのように救われたのか。
救済道の一つとして提示されていた写経事業に焦点を当て、中世に生きた女性の姿を浮き彫りにする。


【日時】
2023年1月14日(土)13:00~16:00

【会場】
龍谷大学大宮学舎 東黌1Fアクティビティホール、およびオンライン配信のハイブリッド形式で開催。

【発表者】※プロフィールはこちら
・南 宏信(佛教大学講師)
・前島 信也(国際仏教学大学院大学日本古写経研究所研究員)

 司会:工藤 量導(浄土宗総合研究所研究員)

【参加申込方法】
参加方法(会場またはオンライン)により申し込みフォームが異なりますのでご注意ください。いずれも事前の申し込みが必要です。

●会場参加(20名程度・先着順)
※先着順での受付のため、ご希望に沿えない場合がございます、予めご了承ください。
https://forms.gle/wyiWnyLRfS6xoXdA6

●オンライン参加(Zoomウェビナー)
https://forms.gle/qQABVkrcEAqZPmrc7

【お問い合わせ】
龍谷大学ジェンダーと宗教研究センター
MAIL: grrc@ad.ryukoku.ac.jp


2022年12月14日(水)2講時、「基礎演習Ⅰ」(植物生命科学科)にて、静岡大学 農学部 教授 ダイバーシティ担当副学長 本橋 令子 氏をお招きし、「研究者への道とキャリアの岐路」と題しご講演いただきました。
前週は、学生と年の近い卒業生からのお話、今回は研究者としてキャリアを積んで来られた方からお話を伺います。

本橋先生は、受講生から見ると親の世代です。その世代の女性が研究者への道を切り拓く過程において、ときに様々な矛盾や障壁による挫折を経験しながらも、研究が好きだから続けるという信念から、パワフルに歩んで来られた道のりをお話いただきました。
加えて、アカデミア業界のワークライフバランスの現状を解説いただき、ご自身が学会の「男女共同参画事業」を通してや、静岡大学の「ダイバーシティ担当副学長」として、後進が働きやすい環境整備に邁進されていることもお話いただきました。受講生に対しては、「職業選択や人生選択は自由なので、勇気をもって安心して進んでほしい」、「海外に出て視野を広げてほしい」というメッセージをいただきました。

【学生からのコメント】
今日の講演から、研究職の女性について知ることが出来た。私は研究職にも興味があるが、女性が活躍できるような場であるのか心配であった。しかし今回お話してくださったことで、自分がやりたいと思ったことをやることが、キャリア形成にとって重要であると感じた。職業も人生も、自分が本当にやりたいと思うことができるように、今から自分の興味関心について分析しておこうと思った。
この講義を受けるまでは決まったレールという固定概念があったが、今の時代ではユニークな考えや色んな経験を積むことが大事だと知ることが出来ました。今しか経験できないことをいっぱい楽しんで勉強して遠回りをしてもいいと思うので、これから頑張りたいと思います。




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