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 農学部専攻科目「畜産学概論」を担当いただいている廣岡 博之先生(龍谷大学農学部 非常勤講師・京都大学名誉教授) が参加した研究チーム(愛知県農業総合試験場・京都大学)が、このたび 2025年イグ・ノーベル賞「生物学賞」 を受賞されました。
 本学学生が集中講義で直接ご指導いただいた先生の研究が国際的に評価されたことは、本学部としても大変喜ばしいニュースです。イグノーベル賞は、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に贈られる賞で、ノーベル賞のパロディとして米科学雑誌により1991年に創設されました。

■ 研究概要
 ダーウィンの時代からシマウマのしま模様の機能に関する様々な仮説がありましたが、その一つにアブやサシバエのような吸血昆虫を寄せつけにくくする働きがあるのではないかとする仮説があります。また、現実の畜産現場ではこのような吸血昆虫による生産性の低下は世界中で問題となっています。廣岡先生らの研究チームは、この仮説を実際のウシの体に白黒のしま模様を描くことで吸血昆虫の付着が減少するかどうかを実証する実験を試みました。その結果、白黒のしま模様を描いた牛では吸血昆虫の付着が約半減し、忌避行動も大幅に減少することが確認されました。薬剤を使わない新しい害虫対策の可能性とともに、シマウマ模様の機能に関する学術的議論にも重要な示唆を与える成果です。

■ 研究の意義
 本成果は、薬剤を用いない新たな吸血昆虫対策として畜産現場で活用できる可能性を示すもので、アニマルウェルフェアの向上や薬剤耐性問題への対応といった観点からも大きな意義があります。さらに、ダーウィンの時代から議論されてきた「シマウマのしま模様の機能」に関する学術的論争に対しても、新しい知見を提供する研究として注目されています。

■ 原著論文
 https://doi.org/10.1371/journal.pone.0223447

 廣岡先生の授業を受講していた、または今後受講される皆さんにとって、身近な先生が世界的に注目される研究に携わっておられることは、大きな刺激となることでしょう。廣岡先生、このたびのご受賞、誠におめでとうございます。


白黒のしま模様を描いた黒毛和種牛の実験の様子
写真提供:愛知県農業総合試験場/京都大学


龍谷大学では、福祉・保健・教育などの現場で直面する問題について、悩みや解決策を話し合い、専門的スキルの向上を目指すことを目的に、龍谷大学福祉フォーラム「専門セミナー」を開催しています。
テーマにご関心がある方は、どなたでも歓迎ですので、ぜひご参加ください。

【概  要】
 今回の専門セミナーでは、昨年に引き続き、宗教2世、すなわち、子ども期から親・祖父母等の所属する宗教集団の影響を受けたことにより人生・生活において困難を被っている方々への支援について、当事者の声に耳を傾けることを通して考えます。
 学校や児童福祉施設、あるいは成人後、様々な支援の場において、支援を必要とする宗教2世当事者とどう向き合えばいいのか。何に苦しんでいるのか、気を付けるべき点は何か。当事者の立場で宗教2世支援の活動に関わっている黒田官介さんの基調講演、宗教組織からの離脱の苦悩とその後の社会的孤立に立ち向かってきた3人の当事者の体験の語りを通じて、宗教組織から離れた後の宗教2世支援の必要性とあり方について語り合う場とします。

【開催日時】
2026年3月8日(日)13:00~16:00

【開催場所】
キャンパスプラザ京都(詳細は申込締切後、申込者にメールにてお知らせします。)

【講  師】
<コーディネーター>
ほほこ 氏・阿久 氏(宗教2世)、猪瀬 優理 氏(龍谷大学社会学部 教授)

<登壇者>
・基調講演:黒田 官介 氏
・証言者:牧村 すず 氏、風中 仁 氏、勝 氏

【定員・対象】
50名・テーマに関心がある方はどなたでも

【申込方法】
下記のサイト(Peatix)にアクセスし、「チケットを申し込む」ボタンよりお申し込みください。
https://r-fukushi2025-2.peatix.com/

※お申し込みいただくためには、Peatixへの会員登録(無料)が必要になります。(新規会員登録の方法はこちら

【申込締切】
2026年3月5日(木)
※定員に達し次第、受付を終了いたします。

【受 講 料】
2,000円(税込)
※龍谷大学生・教職員は無料です。「龍谷大学生・教職員(無料)」のチケットをお申し込みください。
※受講料は事前支払いでお願いいたします。コンビニ支払いの場合、お申込み後にお支払いが確認できない場合は、自動キャンセルになる可能性がありますのでご注意ください。
※キャンセル時の払い戻しはできません。

【お問い合わせ先】
龍谷大学 龍谷エクステンションセンター(REC)
Tel:077-543-7743
E-mail:rec-shiga@ad.ryukoku.ac.jp
※窓口開室時間:平日9:00~17:00(祝日を除く)


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福祉フォーラム第32回専門セミナーチラシ



チラシ裏面


 法政アクティブリサーチの受講生(法学部2、3年生)全4クラス(51名)合同で、12月特別授業を実施しました。

 授業の前半は、過去に法政アクティブリサーチを受講していた卒業生および4年生の方々へインタビュー形式のパネルディスカッションを行いました。法学部の学びで印象に残っていること、就職活動について大変だったこと、法政アクティブリサーチでの学びが社会でどう活かせるかなどについてお話を頂きました。元受講生からの経験談は普段あまり聞くことのできない貴重な情報であり、今後の大学生活および就職活動にも繋がることとと思います。

 後半は、「あなたたちが人事担当者であれば、どんな人を採用したいですか?」というお題をもとにグループディスカッションを実施しました。司会進行役やタイムキーパーなど役割分担を行いながら、最終的に各グループそれぞれで発表を行いました。
どのグループも自分たちの考えを示した素晴らしい発表がなされ、質疑応答も活発に行われました。

 全体を通して学生からは、「先輩方の貴重な話が聞けて良かった」「先輩方も就活に対し同じように不安を抱えていたが乗り越え方を聞いて自信になった」など前向きな発言がありました。受講生にとって、普段の授業ではあまり学ぶことができない現場のリアルをより近く感じられる場になったと思います。

 法政アクティブリサーチは法学部の正課授業であり、興味のあることを研究、調査し実際に現場にヒアリングに行くことで、学生の主体的な学びを引き出す特徴ある授業です。






2025年度 共生のキャンパスづくりシンポジウムの開催について(ご案内)

 龍谷大学では毎年、共生のキャンパスづくり実行委員会が主催となり「共生のキャンパスづくりシンポジウム」を開催しています。
 学生たちが、日々生活をしている中で見つけた課題に向き合い、学生目線でより良いキャンパスライフを作るために活動してきました。
 今年度は、垣内俊哉氏(株式会社ミライロ 社長)にご講演いただいた後に学生報告を行い「過ごしやすいキャンパス」について考え、意見交換します。
 本シンポジウムは、一般、学生、教職員など、どなたでも対面あるいはオンラインにてご参加いただけますので、ふるってお申込みください。


◆第8回 共生のキャンパスづくりシンポジウム ~「過ごしやすいキャンパス」ってなんだろう?~

 日 時:2025年1226日(金)15:00~17:30(受付開始14:30~)
 場 所:龍谷大学  深草キャンパス  慧光館302 ※オンライン(Zoom)参加可能
 内 容:
<第1部>
 15:10~15:40 垣内俊哉氏講演(株式会社ミライロ社長)

<第2部>
 15:50~16:30 学生の取り組み報告
  ①文学部3回生伊勢和
   大学キャンパスをみつめて-深草キャンパス探索-
  ②学生団体SPOTs政策学部4回生5名
   関谷優、高橋由衣、泉摩依、竹内優月、中島藤子
   自分らしさを諦めない大学生活 -SPOTsが学生目線で考える過ごしやすいキャンパス-
  ③社会学部3回生 中島光陽
   発話を見える化 -API利用による簡易コミュニケーションエイドの開発-
  ④国際学部4回生 川条拓真
   大学生活をまとめて -大学で過ごした時間から感じたこと-

<第3部>
 16:45~17:15ディスカッション
 17:20閉会

◆申込〆切: 12月25日(木)
 申し込みはこちら

◆問い合わせ先:障がい学生支援室(深草)
 電話:(075)645-5685
 メール:shienfk@ad.ryukoku.ac.jp



 12月3日、商学科1回生の19人の学生が、株式会社イシダの本社(京都市左京区)を訪問しました。イシダは1893年に創業し、現在ではグローバルに事業を展開する計量機器のメーカーです。連結売上高で1,774億円(2025年3月期決算)、グループ全体の従業員数は4,415人(2025年6月21日時点)であり、食品生産ラインでは国内でNo.1のシェアを有しています。
 経営学部では、約20年前にご縁をいただいてから、経営者講義、企業訪問などで学生教育にご協力いただいております。今回、初めて1年次生が同社を訪問させていただくことになりました。今年4月に新たに発足した商学科では「現場」を重視しており、受け入れをお願いしたものです。


オープニングの様子

 当日は、企業紹介の後に、2つのグループに分かれて、イシダの若手社員(人事部人事課の疋田ひより様と大谷昂希様)とのグループ・ディスカッションが行われました。最初は、緊張していた学生たちも身近な世代の方のリードで積極的に質問を出すようになり、和やかな雰囲気で進行されました。お二人には途中でグループを入れ替わっていただきましたが、あっという間に時間が経過していきました。


グループ・ディスカッションの様子①


グループ・ディスカッションの様子②

 訪問の最後には、社内を見学させていただきました。部署ごとの仕切りのないフロアーの様子や、仕事をするデスクが固定されていないことなどを目の当たりにしました。また、1階の庭園にもご案内いただき、海外からのゲストを歓迎する際にも利用されているとの説明がありました。
 訪問した学生たちからは、「楽しかった」「とても良かった」「いい機会になった」との声が寄せられています。今回の訪問の成果は、(アカデミックスキルズの学習の一環として)レポートにまとめられることになっています。現場で学んだことを自らの成長に生かしていく貴重な機会を与えていただきました。
 イシダの皆様、ご対応いただきました疋田様と大谷様に改めて御礼申し上げます。                                        
                                 (文責 細川孝)


1階に置かれた企業理念「三方良し」のブロンズ像


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