Need Help?

新着情報

新着情報の一覧

製品情報

ここにメッセージを入れることができます。

 2025年6月28日(土)~29日(日)に京都府福知山市中六人部(なかむとべ)地域において、福知山プロジェクト(指導教員 谷垣岳人准教授)の学生20名(2回生16名、3回生1名、4回生3名)と教員、サポートスタッフ合計22名が今年度第2回のフィールドワークを実施しました。
 政策学部PBL科目の「政策実践・探究演習」福知山プロジェクトは3年目を迎え、プロジェクトのテーマは「里山の未利用自然資源の利活用」です。中六人部地域での認知度も年々向上し、小さな成果も出始めた段階です。具体的な活動として、①生き物調査(地域の自然資源を発掘)、②マツタケ山整備、③フットパス策定(地域内外の交流)、④SNSで地域・活動の発信、を行っています。活動計画は、それぞれに該当する①いきものがかり②ててまる③フットパス④広報の4つの担当班が担い、現地活動は全員でおこなうことで相互の連携を大切にしています。

■田野川での生き物調査
 合宿初日、地域に到着してすぐに、全員で田野川での水生生物調査を実施しました。谷垣先生から調査方法の説明を受け、それぞれタモ網で川の中をガザガザと探しながら上流に向かいます。暑い日でしたが、川の中は気持ちよく、アカハライモリ、コオニヤンマの幼虫、ヘビトンボの幼虫、スジエビ、カワムツ(魚)、サワガニ、カワニナ(巻貝)などが見つかりました。猛暑の中、学生たちの他、福知山市まちづくり推進課の担当者にも参加いただきました。


調査の様子


見つけた生き物を観察


スジエビ


サワガニ(左)、カワムツ(右)

 午後から入村式までの3時間ほど、2つに分かれて活動しました。

■ホタルの生息環境について
 いきものがかりは田野川でホタルの生息にかかせないカワニナについてさらに詳細な調査を行いました。結果は1平方メートルに141匹というもので、ホタルの生息環境として十分良いことがわかりました。この結果を地域の方にも共有し、夜は地域の方と一緒にホタルが見られる場所を探し、ゲンジボタル、ヘイケボタルを確認しました。学生たちにとってホタルを見ることは非日常体験となったようです。


カワニナ(ホタルの幼虫の餌)

■フットパスルートの試行
 前回の合宿でのフットパス試行は雨のため思ったようにできなかったこともあり、今回はフットパス班をはじめ、ててまる班、広報班のメンバーが、笹場周辺でフットパスの候補ルートを散策しました。ミライトの北山会長の案内で、中六人部ふれあいセンターから竹田川を渡り、文吉岩跡から三面大黒天(庵戸山)へ、田んぼに沿って笹場へ向かいます。開始前に北山会長が、文吉岩の伝承を地域の方が製作された紙芝居を使って教えてくださいました。また、庵戸山は中六人部の人々にとって心のよりどころで、中六人部小学校が廃校になる際に、子どもたちとともに地域の皆さんも登山されたというエピソードを語ってくださいました。仙石家の墓所、官福寺などの立ち寄りスポット、棚田だった場所が耕作放棄地あるいはソーラーパネルになった場所など、約2時間のフットパス試行になりました。途中、声をかけていただいた地域の方としばらく談笑することができ、こうした交流が生まれるのがまさにフットパスなのです。

■教育民泊に向けた入村式、交流会
 今回の目玉の1つに教育民泊が挙げられます。森の京都DMOのコーディネートで、中六人部の8家庭に学生たちが宿泊する取組です。年に1回のペースで昨年度から開始しました。学生たちは家族の一員として地域の方とゆっくりお話ができることを楽しみにしています。中六人部ふれあいセンターで入村式(挨拶と注意事項)、班ごとに今後の活動に関する意見交換、夕食交流会をおこない、終了後に各受入れ家庭に分かれて宿泊しました。夜には、ホタル、星空、シカなど地域の夜の風景を堪能することができました。


笹場をあるく(フットパス)


受入れ家庭と班の交流会


受入れ家庭の皆さんと学生

■マツタケ山整備作業
 2日目は、朝から大内山田集落の財産区(共有地)で、マツタケ山整備作業を実施しました。この場所は昨年度に学生とともに整備した場所のさらに上の山です。事前に森林組合に委託してアカマツを残し不要な木を切ってもらったとのこと、まず伐採で出た不要な枝を撤去することから着手し、その後、全員で熊手を使い落ち葉を除去する地掻き作業をしました。落ち葉の中に腐生菌がいてマツタケの発生を邪魔するといったマツタケ発生のメカニズムと作業の必要性について講義で学修済みのため、学生たちは何をすればよいか理解したうえで熱心に作業を進めることができました。
 この日も猛暑でしたが、地域からもたくさんの方が作業に参加くださり、時々休憩を取りながら約2時間、楽しんで作業を進めることができました。次回は10月に作業を予定しています。


マツタケ山整備


大内地区の代表から参加者へ挨拶


猛暑の中、お疲れさまでした!

 2日間の活動を終え、610BASE(旧中六人部小学校跡地)でスパイスカレーとスイーツで疲れを癒しました。こうして第2合宿を無事に終えることができたことを報告します。
 前期の活動は、7月10日の中間報告会をもって終了します。後期は10月、11月と2回の合宿を計画しており、特に11月の中六人部にぎわい祭りへの参加を楽しみに準備を進めます。地域の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

(文責:榎並ゆかり)


2025年7月10日(木)、龍谷大学に留学中の学生6名(イタリア、インド、ウクライナ、ガボン、台湾、ドイツ)が、神戸龍谷中学校高等学校の国際理解教育の授業の一環として実施された国際交流イベントに参加しました。

イベントでは、まず「母国語じゃんけん」を行い、その後、中高生から寄せられた以下のような質問に答えました。

「どうして日本で勉強しようと思ったの?」
「出身国では何が流行っているの?」
「留学に来るためにどんな準備をしたの?」

留学生たちは、中高生にわかりやすい英語で一生懸命質問に答えたり、自国の文化や言語を紹介したりしていました。日本に留学している学生から、「日本の魅力」や「留学準備」について直接話を聞いた中高生たちからは、「留学に行くのにすごく参考になった」との感想があり、今回のイベントは、留学への背中を押す貴重な機会となったようです。

<参加留学生参加国、地域>
イタリア、インド、ウクライナ、ガボン、台湾、ドイツ

<参加留学生の声>
・日本の中高生が自国をどのように見ているのかを知ることができて、興味深かったです。
・日本の中高生はシャイだと思っていましたが、会話が始まるとみんな積極的で、とても興味を持ってくれました。会話をとおして、彼らとのつながりを感じることができました。
・日本の高校に行けたことが嬉しかったです。みんな優しく、明るく、活発でした。
・話すことができてとても楽しかったです。もっと長く交流していたかったです。
・中高生との交流は楽しかったです。一緒にアクティビティをしたり会話をすることは新鮮で有意義な時間を過ごすことができました。

※龍谷総合学園








龍谷ミュージアムでは、7月12日(土)から、シリーズ展「仏教の思想と文化-インドから日本へ-/特集展示:TANGO!海の京都・山の京都の仏教美術」を開催いたします。

この展覧会の関連イベントとして、記念講演会、ワークショップ等を多数開催いたしますので、ぜひご参加ください。

※展覧会の詳細はこちら


◆記念講演会
 ※ 記念講演会のお申し込みはこちら

「丹後の魅力、海から?山から?」
 日 時 7月27日(日) 13:30 ~ 15:00
 講 師 杉田 真菜 氏(京都府立丹後郷土資料館)
     稲穂 将士 氏(京都府文化財保護課)
 会 場    龍谷大学大宮キャンパス 東黌101教室
    ※事前申込必要/聴講無料/先着150名/観覧券必要(観覧後の半券可)

◆ ワークショップ
 丹後ちりめんの産地ゆかりのものづくり体験です(講師:与謝野町観光協会)。

「丹後の伝統産業に触れるコースター作り体験」
 ※ ワークショップのお申し込みはこちら


 日 時 7月19日(土)・20日(日)
     ①11:00~11:50、②14:00~14:50、③15:45~16:35
 参加費 1,300円
 会 場 龍谷ミュージアム101講義室
 定 員 各回定員5名
     ※龍谷ミュージアムHPからの事前申込が必要
 
 ※お申し込みフォーム入力後、1週間以内に参加費をお支払いいただくことで
  お申し込み完了となります。
  お支払い方法は、銀行振込または龍谷ミュージアムでのお支払いとなります。



「4本の糸に願いを込めて・・・ミサンガ作り体験」
 ※ ワークショップのお申し込みはこちら

 日 時 7月19日(土)・20日(日)
     ①10:15~10:45、②13:15~13:45、③15:00~15:30
 参加費 1,000円
 会 場 龍谷ミュージアム101講義室
 定 員 各回定員5名
     ※龍谷ミュージアムHPからの事前申込が必要

 ※お申し込みフォーム入力後、1週間以内に参加費をお支払いいただくことで
  お申し込み完了となります。
  お支払い方法は、銀行振込または龍谷ミュージアムでのお支払いとなります。



◆ ギャラリートーク
 展示室で作品の見どころを学芸員が解説します。

 日 時 8月2日(土)、8月9日(土)13:30 ~ 14:00
 ※事前申し込み不要/聴講無料/当日の観覧券必要


◆ ブックレットの販売
 京都府立丹後郷土資料館からお預かりしている資料のうち40件の仏教美術品を掲載しています。丹後・丹波の寺社が所蔵する仏像や仏画、経典、そして「丹後式」と呼ばれる素敵な狛犬たちも登場しています。
 この夏、ブックレットを片手に、丹後・丹波の寺社を巡ってみては?
 
 発行:龍谷大学 龍谷ミュージアム、京都新聞 発行
 定価:600円(税込)



みんなの仏教SDGs WEBマガジン「ReTACTION」(リタクション)の新着記事案内

 

2025年2月10日、龍谷大学は台湾農業部林業及自然保育署及新竹分署、里山賽夏(以下、サイシャット族)、龍谷の森における友好森林関係の覚書を締結しました。この取り組みは、2024年3月に国内の大学で初めて発出した「龍谷大学 ネイチャーポジティブ宣言」の内容の具現化の一つです。ネイチャーポジティブとは、2030年までに生物多様性の損失を止め、回復を軌道にのせる世界目標。

これまでも「自省利他」の行動哲学を掲げ「仏教SDGs」を推進しネイチャーポジティブに資する活動を行ってきた龍谷大学の宣言は、友好森林関係という新たな循環へとつながっています。

 

↓是非ご一読ください↓

「龍谷の森」での研究交流活動が実を結び 台湾の森林保護局、里山賽夏(サイシャット族)と龍谷大学との間で友好森林関係の覚書を締結 | ReTACTION(リタクション)| みんなの仏教SDGsウェブマガジン


 7月9日(水)「福祉職場就職フェア」を成就館で開催しました。
「きょうと福祉人材育成認証制度」で認証を受けている12法人の方々、京都府福祉人材サポートセンターのご協力のもと、社会福祉現場実習のための福祉職場の情報収集、福祉現場の理解を深めることから職業選択の幅を広げるための学生のキャリア支援の一環として、毎年開催しています。
 各法人の1分間スピーチでは,高齢者や障害者・児、子どもの支援など、日々の取り組みを紹介していただき、学生は興味・関心をもった法人のブースで、職員の方々に法人の理念のもと実施されている事業、各職種の業務内容、やりがい等について詳しくお話を聴き、今後の実習や進路に役立てられる良き機会となりました。


福祉職場就職フェアin龍谷大学の様子


福祉職場就職フェアin龍谷大学の様子


福祉職場就職フェアin龍谷大学の様子


福祉職場就職フェアin龍谷大学の様子


お電話でのお問い合せはこちら

電話番号: