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【本件のポイント】

  • 本学教員によるシーズ発表会「REC BIZ-NET(※1)研究会」を開催し、様々な分野にわたる最先端のシーズに触れていただく機会を提供
  • 野菜の園芸学を専門とし、受粉しなくても果実を形成する単為結果について、遺伝学的に取り組んでいる本学農学部の滝澤講師と、遺伝育種科学、統計科学を専門とし、ビッグデータから遺伝的パターンを抽出する研究をしている小野木准教授が講演


【本件の概要】
 私たちが日々口にしている農作物は、より美味しくより作りやすくするために様々な品種改良が行われています。品種改良の方法には、自然に発生した有用系統の選抜、有用系統同士の交配による交雑育種や遺伝子組み換えなどがあります。
 現在、最も利用されているのは交雑育種で、性質の異なる系統同士を交配して、その中から目的の性質を持つものを選抜します。しかし、品種改良には非常に長い時間がかかり、新しい品種ができるまでに数年から十数年かかることもあります。一方、現在、生命の設計図である全DNA配列情報を解析する技術の開発が進み、品種改良の方法も大きく変わりつつあります。
 本講演では、品種改良の効率化のために開発されたDNAマーカーやゲノミックセレクションといった技術について事例を交え、講演します。

1.開催日時  2022年9月2日(金)15:00~17:00
2.開催方法  ハイブリッド開催(Web+対面)
対面で参加される場合は、本学瀬田キャンパスRECホールへお越しください。
(先着20名限定)
※新型コロナウイルス感染拡大状況により対面での開催が取り止めになる場合があります。
3.テーマ  育種の可能性を切り拓く-ゲノム解析・データサイエンス技術を駆使して-

●講演1
タイトル:品種改良のためのDNAマーカー開発
講演者 :龍谷大学農学部 資源生物科学科 講師 滝澤 理仁
内 容 :DNAマーカーは、ある特定領域のDNAの塩基配列の違いを識別することにより、品種や個体を識別できるゲノム上の目印です。DNAマーカーを利用することにより、ある目的とする性質を有する個体を選抜したり、品種の系統解析を行うことができます。本講演では、講演者が研究対象としている「単為結果性」という性質を例に、DNAマーカーの開発方法と品種育成での利用例について紹介します。
滝澤講師の研究内容等は以下からご覧いただけます。
https://www.agr.ryukoku.ac.jp/teacher/takisawa.html

●講演2
タイトル:品種改良を加速するデータサイエンス 
講演者 :龍谷大学農学部 植物生命科学科 准教授 小野木 章雄 
内 容 :品種改良とは今より良いものを作るということ。そのためにはどれがいいか選ぶ必要があり、選択のためには栽培したり飼育したりする必要があります。しかし作物も家畜も生き物、実際に栽培・飼育するのは大変です。では栽培・飼育を「ゲノム情報からの予測」で置き換えることができれば・・・。本講演ではゲノム情報などのデータを使って品種改良を加速するデータサイエンス的アプローチについて、その理論や最先端の研究例、社会実装を紹介します。
小野木准教授の研究内容等は以下からご覧いただけます。
https://www.agr.ryukoku.ac.jp/teacher/onogi.html


5.申込方法     お問い合わせ先までご連絡ください。

※1 REC BIZ-NET(RECビジネスネットワーククラブ)とは
龍谷大学エクステンションセンター(REC)では、産学連携のマッチングや共同研究・プロジェクトの創成に向けて、地域の中小企業・ベンチャー企業を対象としたREC ビジネスネットワーク(REC BIZ-NET)を組織・運営しています。
REC BIZ-NETでは、定期的なセミナーの開催や課題別研究会の編成・プロジェクトの運営、RECフェローやコーディネータによる技術相談・経営相談等を通じて、会員企業と本学の産学連携や、会員企業間の交流の場を提供しています。
過年度の開催実績は以下からご覧ください。
https://rec.seta.ryukoku.ac.jp/iag/biznet/study_group.html


お問い合わせ先 : 龍谷エクステンションセンター(REC)滋賀 (担当者:高田)
[Tel] 077-544-7299  [E-Mail] rec@ad.ryukoku.ac.jp


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チラシ 第2回 REC BIZ-NET研究会「育種の可能性を切り拓く-ゲノム解析・データサイエンス技術を駆使して-」


龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)は、刑事司法・刑事弁護をテーマに、2022年7月11日、公開研究会・シリーズ「鴨志田祐美の弁護士放浪記」をオンラインで共催しました。本企画には約60名が参加しました。進行は、石塚伸一教授(法学部/犯罪学研究センター)がつとめました。
本企画は、大崎事件再審弁護団事務局長、日本弁護士連合会「再審法改正に関する特別部会」部会長をつとめる、鴨志田祐美弁護士(京都弁護士会)によるものです。
【イベント情報:https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-10719.html


鴨志田祐美弁護士(京都弁護士会)

鴨志田祐美弁護士(京都弁護士会)


はじめに
第2回のテーマは、「再審弁護とは~「針の穴にラクダ」を通すための手練手管~」です。はじめに石塚教授より「大崎事件の第4次再審請求に対する鹿児島地裁の決定は非常に残念な結果となりました。再審制度が“針の穴にラクダを通す”ほど大変な作業になっているという状況を含めて、鴨志田先生の体験をお話していただきたいと思います」という企画趣旨が述べられ、講演が始まりました。

大崎事件とは
1975年10月15日、鹿児島県大崎町で原口アヤ子さんの義弟(仮名:四郎)が、自宅横の牛小屋の堆肥の中から遺体で発見されました。事件直後、被害者の長兄(仮名:一郎)と次兄(仮名:二郎)が犯行を自認して逮捕されました。当初の自白は殺人・死体遺棄ともに2人の犯行という内容でしたが、その後、殺人についてはアヤ子さんの指示によるもので、死体遺棄は次兄の長男(仮名:太郎)も加えた4人によるものだという内容に大きく変遷しました。この共犯者らの供述を支える客観証拠はほとんどありませんでしたが、共犯者らは公判でも争わず有罪となり、控訴することなく服役しました。一方、アヤ子さんは一貫して犯行を否認しましたが、1980年3月31日、懲役10年の有罪判決を受けました。控訴、上告ともに棄却され、アヤ子さんは満期服役しました。


大崎事件の人物関係図

大崎事件の人物関係図

確定判決で認定された「犯行ストーリー」は、次の通りです。アヤ子さんは一家を取り仕切る存在でしたが、被害者の四郎は日ごろから酒癖が悪く、一家は四郎の存在を快く思っていませんでした。1975年10月12日、アヤ子さんは親族の結婚式に一郎、二郎、太郎とともに出席して午後7時ころに帰宅しました。一方、結婚式に出席しなかった四郎は、朝から飲酒をしており、夕方ころ一人で自転車に乗って食料品店にでかけ、買い物をして帰る途中、自転車ごと側溝に転落しました。そして何者かによって引き上げられ、道路に寝かされているところを午後8時ころに発見されました。この様子を知らされた近隣住民2名(IとT)は、軽トラックで四郎を迎えに行き、荷台に乗せて四郎方まで送り届け、上半身ずぶ濡れ、下半身裸の四郎を玄関土間において帰りました。午後9時ころ、IとTから連絡を受けたアヤ子さんはI方に行って四郎の様子を聞き、礼を言って午後10時30分ころ、Tとともに帰宅する途中、四郎の様子を見るために四郎方に寄りました。土間で泥酔して前後不覚になっている四郎を見て、アヤ子さんは日ごろからの恨みが募り、この機会に殺害しようと決意し、一郎と二郎に持ちかけると両名が承諾しました。午後11時ころ、四郎を殺害し、翌13日午前4時ころに4名で死体を牛小屋の堆肥の中に遺棄しました。
本事件の特徴は4つあります。1つ目はアヤ子さんの自白がないことです。取調べ段階から今日に至るまで、一貫して犯行を否認してきました。2つ目は「近親者による保険金目的の殺人」という思い込み捜査です。遺体発見直後から、「殺人事件」として捜査が開始され、さらにアヤ子さんが一族に生命保険をかけていたことから、「保険金目的の殺人」であるという思い込みで捜査がすすめられました。そのため四郎の「自転車事故」等の情報が捜査対象になりませんでした。3つ目は自白事件として扱われた共犯者らの公判手続きが同時並行で処理されたことです。アヤ子さんと共犯者らの公判手続きは形式的には分離されましたが、同じ裁判体で同時並行審理されました。そのため共犯者らが自白した犯行態様と遺体の解剖所見との矛盾、共犯者らの自白の信用性等が実質的にアヤ子さんの審理から欠落しました。4つ目は知的障がい者に対する配慮に欠けた審理であった点です。共犯者らはいずれも知的・精神的障がいを抱え、自己を防衛する能力を十分にもっていませんでしたが、確定判決審では障がいへの配慮に欠けた審理をすすめました。

4度の再審請求、3度の再審開始決定
アヤ子さんは服役中に仮釈放の申請を拒否して満期服役した後、現在に至るまで4度の再審請求(裁判のやり直しを求めること)を行っています。仮釈放の申請をするためには「罪を認めて反省する」必要があります。アヤ子さんは「犯していない罪について反省することはできない」と言って仮釈放の申請を拒否しました。


第1次再審~第3次再審の経過

第1次再審~第3次再審の経過

上にある通り、第1次再審請求では2002年3月26日の鹿児島地裁、第3次再審請求では2017年6月28日の鹿児島地裁、2018年3月12日の福岡高裁宮崎支部の検察官即時抗告の棄却(再審開始維持)と3つの裁判所が再審開始を支持しています。
第1次再審請求での主な新証拠は、法医学鑑定でした。確定審で司法解剖を担当して法医学鑑定を行った城哲男教授が「四郎の死因は頸部圧迫による窒息死」という自らの鑑定を修正し、事故死の可能性を示唆する法医学鑑定を行いました(城新鑑定)。請求審で鹿児島地裁は、城新鑑定の証明力を肯定して新旧全証拠の総合評価により再審開始決定を出しました(笹野決定)。しかし検察官が即時抗告を行い、即時抗告審で福岡高裁宮崎支部は城新証拠の証明力を否定しました。そして原決定の明白性判断の誤りを理由に開始決定を取り消し、請求が棄却されました(岡村決定)。
第2次再審請求での主な新証拠は、法医学鑑定と供述心理鑑定でした。供述心理鑑定では大橋靖史教授・高木光太郎教授が自白の心理の観点から、共犯者らの自白について「スキーマ・アプローチ」(供述者の語り方の特徴から、その供述が自らの体験に基づいて語られたものであるかどうかを分析する手法)を用いて鑑定しました(大橋・高木鑑定)。請求審で鹿児島地裁は鑑定人への尋問も、証拠開示に向けた訴訟指揮も行うことなく再審請求を棄却しました(中牟田決定)。しかし弁護側が即時抗告を行い、即時抗告審で福岡高裁宮崎支部が証拠開示勧告を行ったところ、213点の証拠が開示されました。さらに法医学・供述心理学の鑑定人に証人尋問を実施して、大橋・高木鑑定について証明力を肯定し、一郎・二郎の自白の信用性を「必ずしも/決して高くない」と判断しました。しかし、二郎の妻であるハナの目撃供述は信用できるとして、自白の信用性も肯定し、即時抗告は棄却されました(原田決定)。
第3次再審請求での主な新証拠は、法医学鑑定と供述心理鑑定でした。法医学鑑定で吉田謙一氏は四郎の遺体に死斑・血液就下がなく、頚椎椎体前の出血は窒息死の所見ではないと鑑定し、四郎の死因が「出血性ショック」であるとして死因を明確に示しました(吉田鑑定)。供述心理鑑定ではハナの目撃証言についてスキーマ・アプローチで供述の鑑定を行い、ハナの供述には非体験性兆候(証人が自らが体験していないことを証言しているときに見られる特徴)があると鑑定しました(大橋・高木新鑑定)。請求審で鹿児島地裁は吉田鑑定、大橋・高木新鑑定のいずれにも明白性を肯定し、再審開始決定を出しました。しかし検察官が即時抗告を行い、即時抗告審で福岡高裁宮崎支部は大橋・高木新鑑定の証拠能力を否定したものの、吉田鑑定の証明力を高く評価し、四郎は自宅到着時に死亡or瀕死の可能性があったとしました。そして「生きている四郎を土間に置いた」というIとTの供述の信用性が減殺され、「アヤ子さんが土間で四郎を目撃して殺意を生じたところから始まる確定判決の犯行ストーリーは成り立たない」として検察官の即時抗告を棄却、再審開始を維持しました(根本決定)。これに対し検察官が特別抗告を行い、特別抗告審で最高裁第一小法廷は検察官の特別抗告について「判例違反をいう点を含め、実質は法令違反、事実誤認の主張であって、刑訴法433条の抗告理由に当たらない」としました。しかし最高裁は事実調べをすることなく職権で調査を行って吉田鑑定の明白性を否定し、再審開始決定を破棄するだけでなく、再審請求を棄却しました(小池決定)。
確定判決による犯行ストーリーが成立する絶対的条件は、午後10時半の時点で「生きている」四郎が土間にいることです。そこで第4次再審請求では、①四郎は午後10時半より前に死亡していたこと、②「生きている四郎を四郎方土間に置いて帰った」というIとTの供述が虚偽であることを明らかにすることを目指しました。①について澤野誠教授による医学鑑定(澤野鑑定)、②については稲葉光行教授による供述鑑定(稲葉鑑定)と大橋教授・高木教授による供述心理鑑定(大橋・高木鑑定)を提出しました。澤野鑑定では救命救急医の観点から、四郎の死因は非閉塞性腸管虚血(腸閉塞が存在しないにもかかわらず腸管に血流障害が起こる疾患)による広範な小腸腸管壊死であり、また、IとTによる不適切な搬送によって、四郎が転落事故時に負った頚髄損傷がさらに悪化し、四郎方到着より前に呼吸停止に陥り死亡したことが確実であると鑑定しました。これは四郎の死因を「窒息死」とした城旧鑑定とIとTの供述の証明力を大幅に減殺しています。また「生きている」四郎を四郎方に置いてきたとするIとTの供述について稲葉鑑定のテキストマイニング(証言についてコンピュータを用いて数量的に解析する手法)と大橋・高木鑑定の結果は非体験性兆候があるとして結論が一致しており、IとTの供述の証明力を減殺しています。さらにIとTによる四郎の搬送状況の実写再現ビデオと四郎を送り届けた場面の3DCG再現を新証拠として提出し、視覚的にわかりやすい説明を目指しました。

第4次再審鹿児島地裁(中田)決定とその問題点
2022年1月28日に検察官が最終意見書を提出し(弁護団は法廷で最終プレゼンテーションを行い)、第4次請求審の審理は終結しました。ところが2022年6月22日、鹿児島地裁は再審請求を棄却しました(中田幹人裁判長)。中田決定は「澤野鑑定、稲葉鑑定、大橋・高木鑑定の内容を総合して考慮しても、IとTの供述の信用性が減殺されるとはいえず、客観的状況からも事実の推認は左右されない」と判断しました。
中田決定には問題点が4点あります。1つ目は科学的証拠の証明力評価の誤りです。澤野鑑定の「転落時に生じた頚髄損傷がIとTの搬送によりさらに悪化し、数分で呼吸停止により死に至った」可能性を中田決定は認めています。にもかかわらずIとTの供述や共犯者らの自白の信用性が減殺されないという結論はありえません。2つ目は明白性判断の方法論の誤りです。澤野鑑定の証明力を認めている以上、その明白性判断は「新旧全証拠の総合評価」によって行うべきです。「立証命題に関連する他の証拠」としか対比させていない中田決定は判例違反と言えます。3つ目は累次の再審で旧証拠の証明力が減殺されていることを無視している点です。「共犯者」自白の信用性、ハナの目撃供述の信用性、IとTの供述の信用性は第1次~第3次の再審請求で既に減殺されています。累次の再審の証拠も総合評価に加えず無視することは認められません。4つ目は「疑わしいときは被告人の利益に」の鉄則を無視している点です。澤野鑑定によって別の死の機序が具体的に示されています。しかし中田鑑定は「ひとつの可能性に過ぎない」として証明力を矮小化する一方、IとTが死体遺棄を行った可能性については「およそ考え難い」として思考上の可能性のみで決めつけています。
証拠開示手続き規定がないことで再審請求審には裁判所によって格差があること、3度も再審開始決定が出ているにもかかわらず検察官の再審妨害によって再審が行われないこと、など、大崎事件からは再審制度の問題点を改めて感じざるを得ません。大崎事件弁護団の闘いは続きます。今回の決定を教訓に、車の両輪として、再審法の改正を一刻も早く実現させる必要があります。

第3回のテーマは、「非法律的スキル」~弁護団のマネージメント、マスコミ戦略~です。
是非、ご参加ください。

【イベント情報:https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-10860.html​】

当日の記録映像をYouTubeにて公開しています。ぜひレポートとあわせてご覧ください。
YouTubeリンク


【本件のポイント】

  • 文学作品「ごん狐」をテーマに現在の裁判制度になぞらえて、全国6校の高校生がオンライン上で模擬裁判を展開
  • 「文学模擬裁判」という新しい教育手法を通じて、新学習指導要領の理念でもある主体的・対話的で深い学びを実現する機会に
  • 法的思考力や刑事(裁判員)裁判の意義の理解にとどまらず、人間や社会を考える眼差しを深めることがねらい


【本件の概要】
 龍谷大学は、2022年8月13日(土)に、全国6校の高校生が対抗する模擬裁判イベント「オンライン高校生模擬裁判交流大会」を実施いたします。近年のコロナ禍において実施が困難であった模擬裁判をオンライン上でおこなう新しい試みです。
 とりあげる文学作品は、新美南吉の『ごん狐』(青空文庫)、起訴状に記載された罪名は「殺人未遂罪」。ごん狐を鉄砲で撃った兵十について、高校生はどのように糾弾、あるいは弁護をするのでしょうか。
 参加する高校生は、全国より応募のあった6校。模擬裁判に先駆けて、大会実行委員が招聘する講師より数日間の法教育を実施。大会当日は、参加校が検察側・弁護側に分かれて立証・弁護活動を展開します。審査員は、それらの内容を読解力、人間や社会への洞察力、論理性、表現力等の視点から評価・採点し、勝敗を決します。
 今大会の様子は、どなたでも申込制で“傍聴”することが可能です。成人年齢の18歳への引き下げに伴い、裁判員裁判への高校生の参加が早ければ来年にも実現します。こうした状況下で、若い世代の司法参加を見据えた法教育の在り方に一石を投じるイベントです。
 当大会は2020年8月9日に初開催して以来、今回で5回目の開催となります。大会主催者の札埜和男 准教授(本学文学部)は、京都教育大学附属高校教諭の時から、模擬裁判を国語の授業として取り組むという画期的な授業方法を考案し、かつ様々な場所、学校に赴いてそのメソッドを用いて指導してきました。

1.実施概要
- 名称:夏のオンライン高校生模擬裁判交流大会
- 日程:2022年8月13日(土)9:00~17:30
- 会場:オンライン(Zoom) - 傍聴(参加):無料 ※下記URLから事前登録制 
- 主催:龍谷大学札埜研究室・オンライン高校生模擬裁判選手権実行委員会
- 後援:京都教育大学附属高等学校模擬裁判同窓会、龍谷大学犯罪学研究センター1)
龍谷大学矯正・保護総合センター刑事司法未来PJ、龍谷大学法情報研究会

2. 大会当日のプログラム(予定)※試合状況により、時間変更の可能性あり
9:00  Zoom入室開始
9:15 注意事項等の説明
9:30-11:30 第1試合 岡山学芸館高等学校(検察)VS神戸女学院高等学部(弁護)
(休憩45分)
12:15-14:15 第2試合 京都女子高等学校(検察)VS愛光高等学校(弁護)
(休憩25分)
14:40-16:40 第3試合 宮城県宮城野高等学校(検察)VS佐賀県立佐賀西高等学校(弁護)
17:00頃から講評、成績発表、表彰式
17:30 終了 

3.大会主催者プロフィール
札埜和男(ふだの・かずお)准教授(本学文学部)
大阪府生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。博士(文学・大阪大学)。現場での教員生活31年(中学校2年・高校29年)。そのうち担任20回、最初の3年間は社会科教員(国語・社会・英語の中高免許状所有)。2017年4月から岡山理科大学教育学部准教授として赴任し、2022年4月から龍谷大学文学部哲学科(教育学専攻)に准教授として着任。龍谷大学犯罪学研究センター兼任研究員。日本弁護士連合会主催の模擬裁判甲子園では、京都教育大学附属高校を過去11回大会中8回優勝、3回準優勝に導く。「模擬裁判師」と名乗り模擬裁判を広めるために全国各地へ指導に赴き、模擬裁判指導歴は数百回に及ぶ。

4.詳細・傍聴(参加)申込方法
以下URLから詳細を確認のうえ、ページ内のフォームに必要事項を入力しお申込みください。
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-10813.html
(申込期限:8月12日(金)正午まで)

5.用語解説
1)龍谷大学 犯罪学研究センター
「犯罪学」(英:Criminology)とは、犯罪にかかわる事項を科学的に解明し、犯罪対策に資することを目的とする学問です。同センターは、2016年6月に発足し、同年11月に文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」に採択されました。これまで建学の精神を具現化する事業として、犯罪予防と対人支援を基軸とする龍谷大学ならではの犯罪学の創生に向けた研究と社会実装活動を展開してきました。

問い合わせ先:龍谷大学 犯罪学研究センター  Tel 075-645-2184 Fax 075-645-2240
E-mail crimrc2016@ad.ryukoku.ac.jp    URL  https://crimrc.ryukoku.ac.jp/


 社会学部の『社会共生実習(多文化共生のコミュニティ・デザイン~定住外国人にとって住みやすい日本になるには?~)』(担当教員:現代福祉学科 准教授 川中大輔)では、コミュニティーパートナーとなる実習受け入れ先であるNPO法人 京都コリアン生活センター エルファ、NPO法人東九条地域活性化センターほっこり、希望の家の3か所を全受講生で訪問したのち、受講生それぞれの関心や問題意識に沿う形で受け入れ先別に3チームに分かれて活動しています。


希望の家 訪問の様子

 7月15日には、希望の家チームが同館に何度か訪問して得た情報や気づいたこと等を付箋に書き出して、同じ系統の付箋をグループ化してまとめた(KJ法)模造紙について、他チームにプレゼンテーションしました。
 同館では、高齢者とのふれあい喫茶や社会福祉協議会との買い物支援事業、語学教室の開講などをなされており、例えば 語学教室のカテゴリの中でも、「先生の指導が上手だった」や「生徒さんの国籍や背景が多様だった」などの情報が書かれていました。
模造紙作成にあたって、内容が微妙に違う場合は細分化して整理をおこなったことや、迷ったときは分けてしまったほうが後から分類しやすかったことなど、自分たちなりに得た作成方法のコツなども披露されました。

 今回の模造紙作成を経て、後期には、チームとしてコミュニティパートナーとどのように関わっていくのか、どういった課題に取り組むのかを決めて活動します。
 現時点の興味・関心を尋ねたところ、希望の家チームの恵比寿朝さん(社会学科2年生)は、まちづくり雑誌で取り上げられていた買い物支援事業である移動販売で利用者数やリピーターを増やして売り上げをあげるためにはどうすればよいかといったところに興味を持っていると話してくれました。
 同チームの中村あやさん(現代福祉学科2年生)は、子どもや高齢者への支援だけでなく、ホームレスの方や薬物依存の方への支援もおこなっておられるので、そちらも気になっていると話してくれました。
 同チームの吉川真穂さん(現代福祉学科2年生)は、語学教室の課題に興味を持っていて、教室に来ている生徒さんの子どもを預ける場所がない問題や、教室の中でも同じ国籍の方々で集まる傾向にあり、ひとりになってしまう方もいるので、そうならないような工夫が出来ないかといった具体的な課題に興味を感じていることを話してくれました。


左から恵比寿朝さん、中村あやさん、吉川真穂さん


情報や気付きを付箋に記入している様子


情報や気付きを付箋に記入している様子


付箋を仕訳けている様子


KJ法でまとめた模造紙

 今後、他チームもKJ法でまとめた模造紙を完成させて、今後の展望なども含めてスライドにまとめ、夏のオープンキャンパス(8/6)で高校生や学外の方に発表する予定です。


意見交換している様子


社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。


本学における新型コロナウイルス感染者の発生状況についてお知らせします。

 2022年7月18日(月)~7月24日(日)の感染者数
 学 生 261名(大宮キャンパス16名、深草キャンパス161名、瀬田キャンパス84名)
 教職員   11名

※ 感染が確認された方の一刻も早い回復を念じております。
※ 学生・教職員等で濃厚接触者に該当する方へは、個別に連絡を行っています。
※ 感染者やそのご家族の人権尊重・個人情報保護にご理解とご配慮をお願いします。
※ 本学では、引き続き感染予防の啓発と全学的な感染防止対策を講じてまいります。


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