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 2016年の「再犯防止推進法」の制定以降、自治体においても再犯防止に関する取組が推進されています。2019年度に龍谷大学は京都府と「犯罪のない安心・安全なまちづくりに関する協定」*1を締結し、これまでにハンドブックの発行や研修会を実施してきました。2025年度は前年度に引き続き、本学社会科学研究所の受託研究プロジェクト「犯罪等の初期段階における地域を基盤としたソーシャルワークの体制構築に関する研究」(研究代表:南島和久・政策学部教授)として取り組んでいます。

 2025年11月21日(金)午後、深草キャンパス・至心館1Fフリースペースにおいて、「令和7年度 京都府再犯防止推進ネットワーク会議 (中部地域)」が開催されました。この会議は、京都府庁および京都府内自治体の関係部局担当者をはじめ児童福祉に関わるカウンセラー、矯正施設職員、保護観察官、保護司、更生保護女性会を含むボランティアなど多様な関係者の参加を得て行われているもので、行政や地域において再犯防止に関して何ができるのかを一緒に考える取組の一環です。
→Event実施概要

 またこの会議の方法は、本学の研究メンバーが関わるATA-netの研究活動で培ってきた討議スキーム・課題共有型円卓会議“えんたく”*2を用いて実施しました。当日は、山口裕貴氏(一般社団法人 刑事司法未来、本学法科大学院修了生)が司会を担当し、暮井真絵子氏(本学法学部非常勤講師)がファシリテーショングラフィックを担当しました。ファシリテーショングラフィック(ファシグラ)とは、会議で共有された話題をホワイトボードにまとめて議論を可視化するものです。


課題共有型円卓会議“えんたく”のようす

課題共有型円卓会議“えんたく”のようす


 会議の冒頭、「医療法人心鹿会 海と空クリニック」院長で産婦人科専門医の池田 裕美枝氏が話題提供を行いました。池田氏は、女性のヘルスケアに身体的、心理的、社会的にアプローチすべく「一般社団法人SRHR Japan」の代表も務めています。
 「性教育をみんなの手に 〜SRHRの普遍的普及に向けて〜」と題した話題提供ではまず、すべての人の「性」と「生き方」に関わる国際的かつ重要な視点として「SRHR」を紹介。SRHRとは、Sexual / Reproductive Health and Rights(性と生殖に関する健康と権利)の略称で、誰もが性や生殖に関して、身体的・精神的・社会的な健康を維持しながら、自分の意思で決定できる権利のことです。池田氏は、「性と生殖に関することについて、“わたしのからだだから(Bodily Autonomy)”という点が尊重されることは、基本的人権保障の必須条件である」と強調し、包括的性教育*3を通して学ぶことは、「“自分とどう付き合うか”、“自分の大切なひとと、どう付き合うか”ということが基本となる」と指摘しました。

 そして、池田氏は包括的性教育や日本の性教育のバックラッシュなどについて概観した後、「思春期に性衝動が生じることは自然なことである。子どもたちへの包括的性教育を通じて豊かな人間関係の可能性を増やすことは、性暴力のリスク低減にも繋がるのではないか。今こそ、教育や文化、医療・福祉、法律、経済などあらゆるセクションが連携して、“個”を活かすための連携が必要だろう」と述べ、つづくセッションでのステークホルダーによる知見提供や参加者との課題共有に期待を込めました。

 
 つづいて、テーマに関連し、これまで子どもや若者の性被害・性加害に関する相談や支援等で関与してきたステークホルダー4名が、組織上の立場だけではなく、それぞれの経験から得られた知見やエピソードを紹介しました。
 ここでは、「学校現場での性教育においては、心身の発達が異なる集団への一斉教育の困難さがあること」や「未就学児童であっても性的情報との接触から加害につながる可能性もあり、自分の身体を守るという教育が必要であること」、「加害少年の立ち直りの現場では、認知行動療法などを用いて理想と現実を見つめさせる努力を重ねていること」、「孤立感を感じる子どもが、家庭や学校以外で信頼できる大人と話す場作りの必要性」など、さまざまな知見や課題が共有されました。


参加者によるシェアタイムの様子

参加者によるシェアタイムの様子


各グループから挙がったキーワードの一例

各グループから挙がったキーワードの一例

 その後のシェアタイムでは、オーディエンスを含めたフロアの参加者全員が3人1組のグループに分かれ、子どもと若者の性教育の普及方法やその課題などについて話し合いを行いました。
 グループで話し合われた課題はそれぞれ画用紙にまとめられ、フロア全体でその内容を共有しました。各グループからは、「教育を行う世代が包括的性教育を受けていない現状」や「発達段階や個人のレベルにあわせたアプローチの困難性」、「大人や男性に対する性教育の重要性」、「性についてオープンに話す場の必要性」などが提起されました。

 会議の後半では、ステークホルダーと話題提供者がそれぞれコメントを交わし、約3時間におよぶ“えんたく”が終了しました。最後に、暮井真絵子氏がファシリテーショングラフィックに沿って“えんたく”の内容を振り返りました。


司会:山口裕貴氏(一般社団法人 刑事司法未来)

司会:山口裕貴氏(一般社団法人 刑事司法未来)


ファシグラ担当:暮井真絵子氏(本学法学部・非常勤講師)

ファシグラ担当:暮井真絵子氏(本学法学部・非常勤講師)

 今回の課題共有型円卓会議“えんたく”の終了後、本会議を監修する南島和久教授(本学政策学部)と、藤岡一郎名誉教授(京都産業大学)がコメントを行いました。藤岡氏は検討委員として、「京都府犯罪のない安心・安全なまちづくり計画」に携わってこられました。藤岡氏は、悩みや問題を抱えた当事者を支援する組織間の「横の連携」が大切であることを強調し、それも「重層的な支援の仕組みの可能性」に期待を寄せ、今回の会議を総括しました。


南島和久教授(本学政策学部)

南島和久教授(本学政策学部)


藤岡一郎名誉教授(京都産業大学)

藤岡一郎名誉教授(京都産業大学)

【補注】
*1 犯罪のない安心・安全なまちづくりに関する協定
2016年12月に成立、施行された「再犯の防止等の推進に関する法律(再犯防止推進法)」においては、国だけなく自治体にも、再犯の防止等に関する施策について地域の状況に応じた施策を策定し実施する責務があることが明記されました(第4条)。また、自治体に対し、国の再犯防止推進計画を勘案しつつ、地方再犯防止推進計画を策定する努力義務があることが明記されました(第8条第1項)。この法律は、犯罪や非行をした人たちの社会復帰を支援するための初めての法律です。京都府では、2020年3月23日に龍谷大学と協定を締結し、再犯防止施策を推進していくこととしています。
参照:京都府HP

*2 課題共有型円卓会議“えんたく”
円卓会議と呼ばれる討議スキームは、その目的によって、問題解決型と課題共有型に分かれます。また、参加主体によって、当事者(Addicts)中心のAタイプ、当事者と関係者が参加するBタイプ(Bonds)、そして、協働者も加わったCタイプ(Collaborators)の3つに整理されています。詳細は以下のガイドラインを参照してください。
参照:「えんたくトライアルのためのガイドライン 2020.09版」

*3 包括的性教育
包括的性教育とは、国連教育科学文化機関(UNESCO)が中心となり、2009年に発表した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に沿った国際的標準の性教育です。ガイダンスには、8つのキーコンセプトがあり、4つの年齢グループ(5~8歳、9~12歳、12~15歳、15~18歳)で達成すべき具体的な学習目標が設定されています。
8つのキーコンセプトは、「1.人間関係/2.価値観、人権、文化、セクシュアリティ/3.ジェンダーの理解/4.暴力と安全確保/5.健康とウェルビーイング(幸福)のためのスキル/6.人間のからだと発達/7.セクシュアリティと性的行動/8.性と生殖に関する健康」から構成されます。


深草・砂川地域の高齢者と学生が、脳トレや昔遊び、おしゃべりを楽しみながら気軽に交流する学内イベントです。『地域とのつながりが広がり、気軽に人と関われる機会が増えてほしい!』そんな思いから、この交流会を企画しました。
「まずはやってみたい」という方にもぴったりの、ボランティア初心者におすすめの交流イベントです。笑顔でつながるひとときを、ぜひ一緒に楽しみましょう!



■活動日時:
2026年2月5日(木)12:30~17:30  ※交流会は13:30~16:30
■場所:
龍谷大学深草キャンパス内(会場は申込者へ後日連絡します)

■募集定員:本学学生  24名(予定)   
■募集締切:2026年1月22日(木)

■申込方法:こちらから➡申込フォーム
※フォーム申込後、オープンチャットへの加入もお願いします
(加入リンクはフォーム申込後に表示されます)


ー広げよう ”繋がりの輪"ー

最近、地域でひとりで過ごす時間が増え、挨拶や会話などのささいな関わりが減ってしまうことが問題になっています。つながりが薄れると、不安を抱え込んだり、必要な支援が届きにくくなることもあります。
そこで、学生と高齢者が一緒に楽しめる交流の場をつくり、気軽に人と関わるきっかけを広げていきたいと考えています。こうした場が、地域のつながりを育て、日常の「ちょっとした関わり」を続けていく力に繋がればと考えています。


■主催:
ボランティア・NPO活動センター
学生スタッフ高齢・障がいチーム

■共催:
深草北部地域包括支援センター


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ぽかぽか世代交流会ボランティア募集チラシ

問合せ:
ボランティア・NPO活動センター
キャンパスマップはこちら
E-mail:ryuvnc@ad.ryukoku.ac.jp (深草・瀬田の共通アドレス)  

▶▶ボランティア・NPO活動センターのトップへ


1.公募推薦入試〔総合評価型〕の入試結果について
以下URLのWEBサイトにて、2025年12月12日(金) 12時00分以降にお知らせいたします。
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入試結果掲載サイトURL↓ ※:「2026年度入試結果」を選択してください。
https://www.ryukoku.ac.jp/admission/nyushi/data/
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2.入学手続について
入学手続スケジュールについては、以下のとおりです。
・入学手続Ⅰ締切日:2025年12月19日(金)
・入学手続Ⅱ締切日:2026年  2月13日(金)
手続締切日経過後の入学手続は一切認めません。
他大学併願者と対象とした入学手続Ⅱの延納制度の申し込みは2026年1月16日(金)からです。
入学手続・延納制度に関する詳細は入学ハンドブックをご確認ください。
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「入学ハンドブック」掲載サイトURL↓
https://www.ryukoku.ac.jp/admission/guidance/index.html
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3.合格発表と合否照会方法について
公募推薦入試〔総合評価型〕〔専門高校、専門学科・総合学科対象〕:2025年12月12日(金) 12時00分~

※合否照会は、合格発表日の12時00分からです。
※合否に関する電話でのお問い合わせには、一切応じることはできません。
※掲示や郵送での合格発表は行いません。
合否はUCAROからご確認いただきます。
確認方法の詳細は以下の画像をご確認ください。
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UCAROのログインサイトURL↓
https://prod.shutsugan.ucaro.jp/ryukoku/top
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 基礎ゼミナールB(渡辺クラス)では、各自が京都に関するテーマを定め、調査研究レポートを執筆することを目標としています。まず、各自が関連する先行研究を読み進めて、フィールドノートの書き方を練習した後、京都市でのフィールドワークを実施しました。11月29日(土)には、 (1)寺社観光、(2)オーバーツーリズム、(3)京都の景観保護をそれぞれテーマにする3つの班、12月6日(土)には(4)京都の食文化をテーマにする班の、計4班に分かれて観察を実施しました。
 (1)寺社観光班は、下鴨神社をはじめとする複数の神社をめぐり、トイレや案内板のバリアフリー、お賽銭の電子決済、現代の信仰の在り方など、様々なテーマで観察を行いました。(2)オーバーツーリズム班は、銀閣寺、南禅寺や清水寺など実際に混雑しているといわれる観光コースを歩いてみました。(3)京都の景観保護班は、京都市内でも高層マンションが多い山科区や、建物の高さ規制がなされている東山区などを訪れて比較しました。
 (4)京都の食文化班では、祇園四条を中心として、京料理の店や観光客向けの売店、抹茶ブームの様子を観察してきました。
 教員は各班に同行したり、巡回したりして、フィールドワークの様子を撮影し、「思ったよりも混んでいない場所があった。観光客のマナーは悪くなかった」「高さ規制による景観の違いは大きかった」などの報告を受けました。
これから学期末まで、各自、フィールドワークの結果をもとに、レポート執筆を行っていきます。






“能く瓦礫をして変じて金と成さんがごとくせしむ”
(『唯信鈔文意』/註釈版聖典 七〇八頁)

【深草学舎正門掲示板】
 今回の掲示法語は親鸞聖人が書いた『唯信鈔文意』から紹介します。法語にある言葉は、中国の慈愍三蔵という方が、一切衆生を往生させようと誓われる阿弥陀如来の本願力を讃嘆した偈です。親鸞聖人はこの偈に解説を施されて、石・瓦(かわら)・礫(つぶて)のごとき我々であっても阿弥陀如来の摂取の光に遇ってこの上ない涅槃の境地に至らせていただく、つまりは金(こがね)になさしめられるのだとおっしゃいます。親鸞聖人にとって阿弥陀さまの教えとの出遇いは、まさに自分の人生のあり方を全く別のものに転変させられるようなものだったのでしょう。
この文章を読んでいる皆さんは、何か自分の価値観やあり方がガラッと変わるのを経験したことはないでしょうか。たとえば、新しい知識や誰かの言葉に触れたとき、それまで当たり前だと思っていた世界の見え方が、ふと揺らぐことがあります。自分の立っている場所は同じなのに景色が違って見える、学ぶというのは、そうした「心の向き」を少しずつ変えていく営みなのだと思います。
学びは単に情報を増やすだけではなく、自分のものさしを問い直し、他者や世界をこれまでとは違う角度から見つめるきっかけになります。昨日まで石や瓦のように思えていた自分の歩みが、少しだけ温かい光に照らされていたことに気づくような瞬間もあるでしょう。そうした“見え方の変化”が重なっていくと、自分の生き方もまた静かに、しかし確かに変わっていきます。学ぶということは、まさに人生の風景を開いていくことなのかもしれません。

【原文】
「能令瓦礫変成金」といふは、「能」はよくといふ。「令」はせしむといふ。「瓦」はかはらといふ。「礫」はつぶてといふ。「変成金」は、「変成」はかへなすといふ。「金」はこがねといふ。かはら・つぶてをこがねにかへなさしめんがごとしとたとへたまへるなり。れふし・あき人、さまざまのものはみな、いし・かはら・つぶてのごとくなるわれらなり。如来の御ちかひをふたごころなく信楽すれば、摂取のひかりのなかにをさめとられまゐらせて、かならず大涅槃のさとりをひらかしめたまふは、すなはちれふし・あき人などは、いし・かはら・つぶてなんどをよくこがねとなさしめんがごとしとたとへたまへるなり。摂取のひかりと申すは、阿弥陀仏の御こころにをさめとりたまふゆゑなり。文のこころはおもふほどは申しあらはし候はねども、あらあら申すなり。ふかきことはこれにておしはからせたまふべし。この文は、慈愍三蔵と申す聖人の御釈なり。震旦(中国)には恵日三蔵と申すなり。
(教学伝道センター編『浄土真宗聖典―註釈版 第二版―』 七〇八頁)

【現代語訳】
「能令瓦礫変成金」というのは、「能」は「よく」ということであり、「令」は「させる」ということであり、「瓦」は「かわら」ということであり、「礫」は「つぶて」ということである。「変成金」とは、「変成」は「かえてしまう」ということであり、「金」は「こがね」ということである。つまり、瓦や小石を金に変えてしまうようなことだと例えておられるのである。漁猟を行うものや商いを行う人など、さまざまなものとは、いずれもみな、石や瓦や小石のようなわたしたち自身のことである。如来の誓願を疑いなくひとすじに信じれば、摂取の光明の中に摂め取られて、必ず大いなる仏のさとりを開かせてくださる。すなわち、漁猟を行うものや商いを行う人などは、石や瓦や小石などを見事に金にしてしまうように救われていくのである、と例えておられるのである。摂取の光明とは、阿弥陀仏のお心に摂め取ってくださるから、そのようにいうのである。この文の意味は、十分にいい表すことができていないけれども大体のところは述べた。深いところは、これらのことからお考えいただきたい。この文は、慈愍三蔵といわれる聖人の御文である。中国では慧日三蔵といわれている。
(浄土真宗教学研究所編『浄土真宗聖典 唯信鈔文意―現代語版―』 二〇頁)

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龍谷大学 宗教部 オフィスアワー ~お坊さんと話してみませんか?~
龍谷大学 こころの相談室
厚生労働省 こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~



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