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― 龍谷大学「漢字文献情報研究センター」開設記念 ―
 

 

【本件のポイント】

  • 仏教テキストのデジタル化を世界的に牽引する下田正弘(しもだ・まさひろ)氏が、現在取り組む「令和大蔵経」編纂プロジェクトについて講演 
  • AI-OCRやデジタルアーカイブ技術を活用した人文学DX(デジタルヒューマニティーズ)の最前線を紹介
  • 龍谷大学図書館「龍谷蔵」や龍谷ミュージアムなどが担ってきた仏教文化資源の蓄積を基盤に、2026年度より始動する学際的研究プロジェクト「漢字文献情報研究センター」の開設を記念して講演会を実施
     

【本件の概要】
 5月23日(土)16:00〜17:30、講演会「宗教テキストのデジタルアーカイブが切り拓く新たな地平」を本学大宮キャンパスにおいて開催します。
 龍谷大学では、1966年に図書館に設置した「龍谷蔵」※1をはじめ、貴重資料画像データベースの公開や古典籍のデジタルアーカイブ化を推進してきました。また、2011年開館の龍谷ミュージアムでは、仏教文化の学術成果を広く社会へ発信しています。今回の講演会は、こうした本学で蓄積してきた知的基盤を背景に、新たな研究拠点として始動する「漢字文献情報研究センター」※2の開設を記念して開催します。

 

 

 講師には、仏教テキストのデジタル化研究を世界的に牽引してきた下田正弘氏を迎えます。
 下田氏は、仏教聖典の全文データベース「SAT大正新脩大藏經テキストデータベース」の構築をはじめ、人文学とデジタル技術を融合する研究を長年推進してきました。現在は、科研費(科学研究費助成事業)の中で最高峰の規模を誇る「特別推進研究」として、「令和大蔵経」編纂※3を中心とした大規模研究プロジェクトを進めています。
 本講演では、「令和大蔵経編纂の概要と意義について」をテーマに、AIやデジタルアーカイブ技術が人文学研究をどのように変えていくのか、また宗教テキスト研究が切り拓く新たな知の可能性についてお話しいただきます。

 

 講演後には、参加者との質疑応答を交えた座談会も予定しています。ファシリテーターは、科研費 基盤研究(A)「グローバル宗教遺産学術アーカイブ国際連携創成による相互理解知の共有」の研究代表者であり、本学を拠点に宗教テクスト文化遺産アーカイブ研究に取り組む阿部泰郎 研究フェローが務めます。


会場:大宮キャンパス 本館(重要文化財)2階講堂

 

【実施概要】

-    名称:漢字文献情報研究センター開設記念講演会
-       「宗教テキストのデジタルアーカイブが切り拓く新たな地平」
-    日時:2026年5月23日(土)16:00〜17:30(開場15:45)
    (講演約60分、座談会・質疑応答約30分)
-    会場:龍谷大学 大宮キャンパス 本館2階講堂
-       (京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1)
-    講師:下田正弘 氏(武蔵野大学ウェルビーイング学部教授、東京大学名誉教授)

-    座談会パネリスト:ジャン=ノエル・ロベール氏(コレージュ・ド・フランス教授)

-    司会:道元徹心(龍谷大学文学部教授)
-    ファシリテーター:阿部泰郎(龍谷大学研究フェロー)
-    参加:無料・WEBページより事前申込制(定員:150名)
-    WEB:https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-18454.html
-    共催:龍谷大学 漢字文献情報研究センター | 科研費 基盤研究(A)「グローバル宗教遺

  産学術アーカイブ国際連携創成による相互理解知の共有」(26H01894)
 

【本企画にあたって】

AIやデジタル技術の進展によって、人文学研究の環境は大きな転換期を迎えています。本講演会では、宗教テキスト研究の最前線を通して、人文学が未来社会にどのような知的価値を資産として提供できるのかを、多くの方々と共有したいと考えています。
また、当センターでは、平安時代に書写された貴重古写本を研究対象としています。そうした漢字文献研究を基盤としながら、映像情報学や心理学、芸術分野とも連携し、仏教を基軸とする新たな知の創造と社会発信に取り組んでまいります。」

 

道元徹心 教授(本学文学部仏教学科/漢字文献情報研究センター長)
専門:仏教学、日本仏教、天台学


 

【補足説明】
※1「龍谷蔵(りゅうこくぞう)」
龍谷大学図書館 は、1966年に大宮図書館内に「龍谷蔵」を設置し、仏教・東洋学を中心とした貴重資料の保存・公開を進めてきました。西本願寺から寄贈された「寫字臺文庫」や、大谷探検隊が収集した「中央アジア西域文化資料」など、世界的にも貴重なコレクションを所蔵しています。現在は、古典籍のデジタルアーカイブ化を推進し、貴重資料画像データベース「龍谷蔵」を通じて広く公開しています。
https://da.library.ryukoku.ac.jp/


※2 龍谷大学 漢字文献情報研究センター
2026年度に開設した「漢字文献情報研究センター」は、仏教思想を内包する漢字文献の研究と、その現代的意義の創出を目指す学際研究プロジェクトです。国宝『文館詞林』や『法華三宗相対抄』などの貴重資料を対象に、文献研究に加え、映像・音楽・朗読などのデジタル技術を活用した新たな表現の創作や、教育的発信にも取り組みます。さらに、制作したデジタルコンテンツが現代の若者に与える心理的影響を実証的に分析することで、人文学・情報科学・心理学・芸術を横断する新たな漢字文献研究のモデル構築をめざしています。
https://kanji.ryukoku.ac.jp/   (2026年5月下旬web開設予定)


※3「令和大蔵経」編纂プロジェクト
下田正弘氏を研究代表者とする科研費「特別推進研究」による研究プロジェクトです。AI-OCR(人工知能を用いた文字認識)技術を活用し、大正時代に編纂された『大正新脩大藏經(大正蔵)』を基礎として、デジタル時代に対応した新たな仏典コーパス(電子テキストデータベース)の構築を進めています。
具体的には、一億一千万文字から成る大蔵経について、宋版、元版、明版、高麗版、宮内庁宋版等の異版間における異字を一字単位で校合し、ウェブ上の学術空間においてその改訂を行い、統一的フォーマットでの国際的な普及をめざし、2025年度より研究を遂行しています。
https://reiwadzk.dhii.asia/      

 

 

本講演会・担当教員の取材を希望される場合は、下記問い合わせ先までご連絡ください。

 

 


問い合わせ先:龍谷大学 漢字文献情報研究センター
Tel 075-645-2154 kanji@ad.ryukoku.ac.jp 


インド映画をきっかけにインドの歴史・宗教・社会について考える

【本件のポイント】

  • 2027年4月の文学部改組に伴い展開される新「仏教学科」開始記念プレイベントを開催
  • 新たな仏教学科では「真宗領域」「仏教領域」に加え、「社会応用領域」を新設。その学びのキーワードの一つである「国際社会」に焦点をあて、インド映画を入口にインドの歴史・宗教・社会について考える
  • 協働する「NPO法人日本インド文化経済センター(NICE)」や後援の「在大阪・神戸インド総領事館」とは、新「仏教学科」での学びにおいても協働を推進予定

 

【本件の概要】
 龍谷大学文学部は、2027年4月に学科改組を行います。新たに展開する「仏教学科」では、「真宗領域」「仏教領域」に加え、真宗・仏教を基盤として社会課題に取り組む「社会応用領域」の3領域を展開します。「社会応用領域」では、アクティブラーニングやPBL(Project Based Learning)、社会科学系の学びの要素も取り入れ、現代社会の諸課題に仏教の観点を活かして取り組みます。
 この度、「社会応用領域」の学びのキーワードの一つである「国際」をテーマに、「社会応用領域」における異文化理解・異宗教間対話の実践的な学びに触れていただく機会として、映画上映によるプレイベントを実施します。
 上映作品の映画『RRR』は、圧巻の映像・音楽・ダンス・アクションを通じてインド映画の魅力を体感できるエンターテインメント作品であると同時に、植民地支配下のインドの社会問題や自由を求める人々の思いも描かれた作品です。
 当日は、本学文学部仏教学科教授・志賀浄邦(専門:インド哲学、現代インド仏教)が本作品の見どころを解説し、通常であれば見過ごされがちな宗教文化や神話、部族社会やマイノリティ等の文化的・社会的背景にも目を向けながら作品をより深く味わうための視点を提示します。
 本作品の鑑賞を通して、インドの歴史・宗教・社会を学ぶ機会とし、新たな仏教学科における学びの一端を体験する場といたします。


 
◇開催概要 「インド映画『RRR』上映会」
・上映作品:インド映画『RRR』(上映時間:約3時間、字幕:日本語と英語)
・日時:6月13日(土)14:00開始(13:30開場予定)
・場所:龍谷大学深草キャンパス 成就館4階 Ryukoku Main Theater
・主催:龍谷大学文学部仏教学科(志賀ゼミ)
・共催:NPO法人日本インド文化経済センター(NICE)
・後援:在大阪・神戸インド総領事館
 ※入場無料。参加をご希望の方は、下記のURLまたはチラシのQRコードからお申込みください。
  なお、定員には限りがありますので、お早めにお申し込みください。
  https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-18472.html

 

◇当日のプログラム
14:00 開会挨拶(在大阪・神戸インド総領事館代表)
14:05 インド映画『RRR』の見どころ解説(本学文学部仏教学科教授 志賀浄邦)
14:20頃 『RRR』上映開始
17:20頃 上映終了

 


「龍谷大学インド映画上映会」チラシ

 


問い合わせ先:龍谷大学 文学部教務課(城地・原)  
Tel  075-343-3317  Mail: let@ad.ryukoku.ac.jp  https://www.let.ryukoku.ac.jp/

 


提言書提出の様子

本学は、カーボンニュートラルを先導する大学として、持続可能な社会の実現と世界の平和に貢献すべく、2022年1月に「龍谷大学 カーボンニュートラル宣言」を発出しました。

同宣言の達成に向けて学生たちが話し合い、大学の気候ガバナンスへの参画を目指す「龍谷大学学生気候会議」を2021年度から開催しています。

2025年度の学生気候会議では、「龍谷の森の利活用」「居心地の良い空間作りと脱炭素の推進」をキーワードに活発な議論が行われました。
(当日の様子はこちらをご覧ください。▶第5回龍谷大学学生気候会議)

2026年5月15日(金)、龍谷大学学生気候会議OCsのメンバー6名(宮木さん、平野さん、山口さん、山本さん、喜多さん、中内田さん)が、村田先生(政策学部)・的場先生(政策学部)同席のもと、安藤学長に「2025龍谷大学学生気候会議提言書」を提出しました。





ファイルを開く

2025龍谷大学学生気候会議提言書

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龍谷大学学⽣気候会議OCsからの提言

OCsからは、学生・地域・大学が連携し、楽しさや学びを通じて脱炭素を推進する提案が行われました。
「龍谷の森」を活用した自然体験や地域交流、環境行動をポイント化する「功徳(得)プロジェクト」、環境映画上映会、地域交流イベントなどを通じて、学生が主体的に気候変動対策へ参加できる仕組みづくりや、環境問題とキャリア形成を結び付ける講演会の実施などについても提案されました。

提言書提出を終えたOCsメンバーからのコメント

Q.今回の提言で最も注力したポイントについて

「2024年度の提言書からさらに進化させるために意識したのは、いかに社会実装につなげるかです。その観点から、過去の提言の進捗状況についての資料も掲載しました。」

Q.安藤学長との対話の感触について

「去年は、お話しすることよりも緊張が勝っていましたが、今年はしっかりと自分たちの言葉を届けられたと思います。また、安藤学長にも、私たちの言葉をしっかり受け止めていただけたと感じています。」

Q.2026年度の活動について

「環境に配慮した行動をいかに学生生活に結び付けるか、また食の循環や地域連携の強化を目指して、複数のプロジェクトを企画・展開しています。また、メンバーを増員し、さらに幅広い活動を展開したいと考えています。」


TREPにて2026年度の活動について話し合うOCs(宮木さん、平野さん、山本さん)

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●カーボンニュートラル宣言
国が目標とする2050年に先駆け、創立400周年を迎える2039年を目指し、カーボンニュートラルを実現するため、2022年1月に「カーボンニュートラル宣言」を発出。


●龍谷大学学生気候会議
近年、欧州で政府や議会、自治体によって開催される「気候市民会議」を参考に、本学では2021年度より開催しています。
学⽣主体でこのような気候変動について議論する場は国内でも数少ない事例であり、将来的には、自治体への提⾔なども⾒据え、⼤学と社会の連携を⽬指しています。

●本学のサステナビリティに関する情報発信について
本学のサステナビリティに関する取り組みについて、ぜひ改めてご覧ください。
⇩画像をクリックいただくと、詳細をご覧いただけます。



 京都府京丹後市のケーブルテレビ11チャンネルにて、京丹後市大宮町三重・森本地域で活動する谷垣ゼミによる水田の生物を守る米作り「ゲンゴロウ郷の米」の取組に関する三回シリーズのアンコール放送があります。

【番組案内:以下のリンクより、ご確認いただけます】
ケーブルテレビ11チャンネル番組案内 
ACTV京丹後局 11チャンネル番組表

 本プロジェクトでは、「多様な生きものと共に暮らす懐かしい未来(ネイチャーポジティブ)」の実現を目指し、地域と協働して「ゲンゴロウ郷の米」を生産しています。このお米は、化学肥料や農薬を通常の半分以下に抑え、水田の生物多様性に配慮した環境保全型農法で栽培されており、定期的に生き物調査を行っています。特に、中干しの時期には、水田の周囲に生物が避難できる深い溝「ひよせ」をつくり、そこで絶滅危惧種のゲンゴロウ類やオタマジャクシなどの生き物を観察しています。


ゲンゴロウ郷の米の田植え1


ゲンゴロウ郷の米の田植え2


ゲンゴロウ郷の米をいただきました

【谷垣岳人准教授によるコメント】
 「京丹後市大宮町三重・森本地域の活性化に関わって11年目。絶滅危惧種であるゲンゴロウ類の保全を目的とした米作りを、地域と学生が一緒に続けてきました。近年では、地域の子どもたちや都市部の消費者も田植えや生物調査、稲刈りなどに参加し、活動の輪が広がっています。2026年5月16日には、ゲンゴロウ郷の米の田植えを谷垣ゼミ生と地域や一般参加と共に行いました。今年は初めてコウノトリが営巣し始めるなど大きな変化がありました。2026年6月20日には、ゲンゴロウ水田にて生き物調査をします。一般募集もしていますので、ぜひご参加ください。」

【お米づくり体験 2026 参加者募集】
https://miemorimoto-kyoto.com/blog/3577/


日本や世界の歴史を記録した資料には、宗教、文化、文学など多様な視点が存在しています。
今回は、私たちの生活に最も密着した「食」という視点から、図説やエッセイなどを集めて展示しました。

食文化の変遷を辿りながら、「目で見て楽しい、読んでおいしい」世界の歴史に触れてみませんか?

身近なテーマから広がる、世界の歴史への入り口。
この機会に、ぜひ図書館へご来館ください。

展示期間:2026年6月1日(月)~2026年8月10日(月)
場  所:深草図書館1階 展観スペース

【主な展示資料】
パスタでたどるイタリア史』 池上俊一著. -- 岩波書店, 2011
お菓子でたどるフランス史』 池上俊一著. -- 岩波書店, 2013
食べものから学ぶ世界史 : 人も自然も壊さない経済とは?』 平賀緑著. -- 岩波書店, 2021
米の日本史 : 稲作伝来、軍事物資から和食文化まで』 佐藤洋一郎著. -- 中央公論新社, 2020
美味しい進化 : 食べ物と人類はどう進化してきたか』 ジョナサン・シルバータウン著 ; 熊井ひろ美訳. -- インターシフト, 2019
図説紅茶とお菓子で旅する英国 : アフタヌーンティーでひもとくイギリス史』 Cha Tea紅茶教室著. -- 河出書房新社, 2025
「図説」食から見るスペインの歴史と文化』 マリア・ホセ・セビージャ著 ; 内田智穂子訳. -- 原書房, 2024
モーツァルトの食卓』 関田淳子著. -- 朝日新聞出版, 2010
京都の食文化 : 歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』 佐藤洋一郎著. -- 中央公論新社, 2022
駅弁と歴史を楽しむ旅 : ベスト100食、美味しい史跡めぐり』 金谷俊一郎著. -- PHP研究所, 2010
カレーライスは日本食 : わたしの体験的食文化史』 剣持弘子著. -- 女子栄養大学出版部, 2017
歴メシ! : 世界の歴史料理をおいしく食べる』 遠藤雅司著. -- 柏書房, 2017
世界自炊紀行』 山口祐加 [著]. -- 晶文社, 2025


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