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龍谷ミュージアムでは、大谷探検隊の実像と吉川小一郎(大谷探検隊・第3次隊隊員)の人物像に迫る企画展「大谷探検隊 吉川小一郎」を好評開催中です。

本日(6月12日)、本展の開幕からの来館者が1万人を突破しました。

記念すべき1万人目となりましたのは、奈良県大和郡山市在住の北門 伸隆さん。北門さんには本展を担当した和田学芸員から本展の図録、龍谷ミュージアムオリジナルグッズの一筆箋、マグネット、ポストカードが贈られました。

毎年、ご両親と西本願寺を参拝され、門前に龍谷ミュージアムがあることを知っていた北門さん。大谷探検隊の名前は知っていましたが、この展覧会を機会にその事績を知りたいと考え、京都散策の一環で初めて龍谷ミュージアムに来館されました。

北門さんはご自身が1万人目になられたことに非常に驚かれていました。


大谷探検隊の隊員として中心的な役割を果たした吉川小一郎。近年、新たに発見された家族宛の書簡や、晩年の吉川小一郎が調査を回顧する肉声音源(初公開)などを通して、大谷探検隊研究に一石を投じ、一人の隊員の生涯と事績を紹介する初の展覧会も、6月22日(日)の閉幕まで、あと10日となりました。

皆様、どうぞお見逃しなく。


春季企画展「大谷探検隊 吉川小一郎 -探究と忍耐 その人間像に迫る-」の詳細はこちら▼
https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/2025/tankentai/


◆JR・近鉄・地下鉄烏丸線「京都」駅から徒歩約12分
◆京都市バス(9・28・75系統)「西本願寺前」下車 徒歩約2分
京都駅から徒歩でのアクセス 


2025年6月5日(木)大学院実践真宗学研究科では、必修科目「実践真宗学総合演習」において、地域課題を考えるカードゲーム「アマガサキトゥザフューチャー2」(以下、ATTF2)を活用し、地域課題や社会課題について考えるワークショップを実施しました。  また、尼崎市役所 総合政策局 協働部 生涯、学習!推進課 様にご協力をいただき、宗教者(宗教施設)と市民や行政との協働、宗教者の社会実践に関する意見交換を行いました。



・ATTF2について

 

ATTF2とは、尼崎市が市制100周年を記念して制作されたカードゲームです。

シチズンシップ向上のためのプログラムとして、行政とさまざまな市民の協力のもと、2018年に開発されました。

本講義の担当教員の一人、中平了悟特任教授は、尼崎市民としてこのゲームの制作に協力し、自身が担当する宗教者による社会課題への対応をテーマとした講義や研修で活用しています。

 

 

・ワークショップの内容

最初に趣旨の説明とアイスブレイクの自己紹介を行ったあと、カードゲームを行いました。ATTF2では、「聞いてカード」に書かれた、さまざまな市民の声、グチや悩み事に対して、プレイヤーが「お宝カード」を手札として用いて、解決・解消のアイデアを披露しあうというものです。戸惑いも少なく、あっという間に各グループで盛り上がり、まちのお悩みにさまざまなアイデアが披露されていました。

カードゲームを踏まえて、担当教員から「社会課題はどこにあるか」「解決の方法とは」「一つのモノ/コトが、場所によってお宝にも、課題にもなる」「宗教者の実践・企画と主体性」といった提示がありました。

 


(教員と院生が同じグループで、まちの声・課題について考えました)


 (柔軟なアイデアで盛り上がります)




・尼崎市職員の方との意見交換

行政の総合計画を通した課題の向き合い、宗教者として、市民や行政との協働などをテーマに意見交換を行いました。

現代社会の諸課題に向き合う宗教者を養成することを掲げる実践真宗学研究科にとって、このような行政職員との協働や意見交換の場は、非常に有益で意味のあるものとなりました。

 

受講生からも

「現代社会における問題の解決を試みたいとは思っていても、漠然としたことしか浮かばず、自分の市の課題に目を向けることから始めるということは意外と盲点であった」

「今回の講義を通じて、寺院にいる私たちが見ている目線と行政の見ている視点が違うことに改めて気づかされた。」

といった感想が寄せられ、非常に充実した時間であったと感じられました。

 



(市職員の方と研究科との意見交換は、大変貴重な機会となりました)





 2025年5月10日-11日、初夏の風が心地よく吹き抜ける丹波篠山にて、竹谷ゼミでは合宿を開催しました。今回のテーマは「クリエイティブツーリズム」。地域の文化・産業・人々との対話を通じて、創造的な観光の在り方を学ぶ機会となりました。
 
 


 合宿では、1日目に、全国各地の地域づくりに取り組む株式会社NOTEの中森恵佑さんを訪ね、古民家再生やまちづくりの現場、市役所職員から地域づくりの担い手に転向した背景やキャリア形成についてお話を伺うとともに、デザイナー兼ゲストハウスを運営するottekeの小山達朗さんから、交流・創造・体験を生み出し、暮らしの豊かさを生み出す事業を学びました。



 2日目には、田川剛さんの案内のもと、古民家丹波焼の作家・加古勝己さんの工房にて伝統と創造の息づく制作現場を見学。また、自然の循環を暮らしの中に取り入れ、衣食住の手仕事をみんなで楽しむ暮らしを提案するけせら工房の松岡茉莉花さんや、家具づくりを行うINABA WOOD WORKSの代表・木工作家である稲葉崇史さんの工房にも足を運び、地域資源を生かしたものづくりの精神にふれました。


古民家丹波焼の作家・加古勝己さんの工房


けせら工房


家具づくりを行うINABA WOOD WORKSの代表・木工作家である稲葉崇史さんの工房

 本クリエイティブツーリズムを主題とした合宿を一緒に企画・コーディネートしてくださったのは、一般社団法人ウイズささやまの大西由喜さんと藤本有香さん。お二人から以下のコメントを頂戴しました。

「経営学部生が学ぶクリエイティブツーリズム」──丹波篠山での実践 
 3年前、私たち一般社団法人ウイズささやまが運営する「丹波篠山里山暮らしツアー」に、竹谷先生がご参加くださいました。このご縁から、昨年の夏、先生より一本のメールをいただきました。 それは、「里山暮らしツアーで体験したことを、クリエイティブツーリズムを学ぶゼミ生にも味わってもらいたい。一泊二日の旅を一緒に企画できないか」というご相談でした。
 「経営学部生が学ぶクリエイティブツーリズム」という旅のテーマは、私たちにとっても大きな挑戦でした。竹谷先生と何度も打ち合わせを重ねながら、この旅で出会っていただくキーパーソンを慎重に選定していきました。
 お一人目は、市役所を退職後、丹波篠山を拠点にまちづくりを手がける会社へ転職され、官民連携の推進に尽力されている方。もうお一人は、丹波篠山で陶芸家として活動しながら、この地に暮らすアーティストや多様な人々とのつながりを生み出している方です。
 お二人とも、「クリエイティブツーリズムとは何か?」「どのような体験や対話が学生たちの心に響くだろうか?」という問いを共に深く考え、何度も議論を重ねながら旅のプランを練り上げていきました。 この旅づくりを通じて、私の中でも「丹波篠山におけるクリエイティブツーリズム」という概念がはっきりと整理されました。私なりの解釈は、**「この土地に暮らす人とのふれあいの中で、文化や歴史を体験し、学びながら、参加者自身が創り出す旅」**です。
 


 実際のツアーでは、ゼミ生の皆さんが瑞々しい感性で地域に向き合い、多くの学びを得ている様子がとても印象的でした。楽しそうに、そして真剣に取り組む学生の姿に、私自身も大きな刺激を受けました。今回の経験が、今後の学びや視察活動の中で生かされることを、心から願っています。


 また、地域の方々からもそれぞれ感想をいただきましたので、代表的なものご紹介します。

「学生さんの前向きな姿勢やこれからの希望に溢れているキラキラした姿を見れて、 僕も頑張ろうと、僕の方がパワーを貰って非常に良い機会でした。」
「またあんな機会があったら、ぜひ声をかけてください。」
「BBQで盛り上がった夜のこと、思い出してね。そしていつかまた丹波篠山をたずねてください。」

 私たちウイズささやまにとっても、この企画はとても貴重な経験となりました。素晴らしい機会をいただき、心より感謝申し上げます。
                  一般社団法人ウイズささやま 企画課 大西由喜


 私たちの地域での旅作りは、訪れる人も暮らす人にも「気付き」を得ていただけることを目指しています。今回の竹谷先生ゼミツアーは、先生からの熱い想いの聞き取りと体験内容の相談を10か月ほど重ね、新緑が映える5月に実現しました。クリエイティブツーリズムが起きている現場=丹波篠山の風土をまずは体験していただくことが、ゼミツアーの第一目的でした。

 若い世代の子たちが会ったこともない「人」との対話や、まだ知らない「価値観」に触れることを通して、学業以外の「発見の場」となったことと感じています。さらには、丹波篠山に暮らす人や広がる田園風景、文化に魅了された学生が「解散前に、まだ帰りたくない。また来たい!」、職人が「素敵なツアーに関わることができて良かったと思っています。」と報告を受けた時は、心の中でガッツポーズをしました。

 これこそ、丹波篠山の地域で旅作りを続ける側の特権です。
              一般社団法人ウイズささやま 企画課旅行業係 藤本有香


 いずれの訪問先でも、地域の皆さんとの温かな交流と深い対話があり、学び合い・共創の旅となりました。今後もこの経験をもとに、創造的な取り組みを深めていきたいと考えています。
                               (文責:竹谷多賀子)


文学部真宗学科の学生を対象とした第1回卒業論文説明会が、2025年6月3日に実施されました。

当日は4回生を中心として80名を超える学生が参加しました。

井上見淳教授から卒業論文作成にあたっての心構え、様式についての説明があり、続いて大学院生による卒業論文作成の体験談が披露されて、学生は真剣に聞き入っていました。

 




 2025年5月31日〜6月1日、政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクトの2025年度第1フィールドワークに、学生9名と石倉研准教授、櫻井あかね実践型教育助手が参加しました。
 2025年度は「千草竹原班」「企業連携班」「水産資源班」「Group of Gamification」の4班に分かれて活動を進めます。そのため今回のフィールドワークでは、各班に関係する地域の方と会って話を聞き、今年度の方針を確認しました。

▪️5月31日
 洲本市に着くと、市街地を散策するメンバーと水産資源班の活動場所となる由良地区のまちを歩くメンバーに分かれて活動を行いました。市街地の散策では、洲本レトロこみち周辺を歩き、Group of Gamification班が今年度行うツアーとゲームのヒントを探しました。
 由良地区のまち歩きでは、水産資源班の活動場所となる由良を訪問し、由良カンコウキョクの落合さんから地域の歴史や風土、水産資源の話を聞きました。由良には長い歴史があり、面白い内容の話が多く魅力があるまちで、風景は路地がたくさん立ち並び、地域のポテンシャルを発掘しがいがあるなと思いました。


話を聞きながらまち歩き


由良地区の風景

 午後からは全員で千草竹原へ移動しあわじ花山水や小水力発電システムの説明を受けました。大学で行った事前学習を振り返りながら、ターゴ小水力発電機、太陽光パネル、リチウムイオンバッテリー(3kWh)などを実際に見に行きました。
 説明を受けた後は、小林さんの古民家で千草竹原集落内に設置する案内看板の作成を行いました。板と板を波釘で打ち、1枚の板にした後、集落にある施設が書かれた文字やロゴを刻む作業を行いました。板に文字を刻む作業は細かい作業で苦労しましたが、自分たちが作った看板が地域に置かれると思うと嬉しい気持ちになります。


看板の板を切る


看板に文字を刻む様子

▪️6月1日
 午前は、洲本市街地にある域学連携拠点のよりまち荘にてトークセッションを行いました。これから1年間お世話になる地域や企業の取り組みを学びます。ため池やかいぼりについて、洲本市の水産資源と漁村振興に関する話を聞きました。今年で3年目となる企業連携班でお世話になっている株式会社成田の福井さんから、会社の事業や、かいぼりのお話を聞き、かいぼり事業への理解を深めました。また、元沖物産株式会社の入口さんと地域おこし協力隊の毛利さんから洲本市の水産資源の紹介をしていただき、水産加工品の活かし方や未利用魚・低利用魚の活かし方なども学びました。

 午後は、環境省グッドライフアワード受賞地調査団との意見交換を洲本市役所にて行いました。2024年度に洲本プロジェクトが環境省主催の第12回グッドライフアワードで「環境大臣賞 学校部門」を受賞したことから、今回のフィールドワークに合わせて調査団が洲本に来訪されました。その後、調査団とともに龍谷フロートソーラーパーク洲本と塔下新池ため池ソーラー発電所を見学し、洲本市役所の高橋さんからレクチャーを受けました。


トークセッションの様子


グッドライフアワード調査団と意見交換

 2日間を通して、さまざまな地域の方の話を聞き、たくさんの情報を知ることが出来て大変実りある時間になったと思います。今回のフィールドワークを通してこれからの班活動に活かしていきます。

(政策学研究科修士1年 西口 高貴)


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