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2025年6月12日(木)、インテックス大阪にて「EDIX大阪2025」が開催されました。

EDIX大阪とは、「教育の『今』を学べる、『未来』に気付ける3日間」と題した教育分野における西日本最大の展示会です。
教育の課題解決や最新技術の紹介を目的としており、学校や教育機関、企業の人事・研修部門など、教育に関わる人々を対象に、教育DXやICT機器、教材・コンテンツなど幅広い製品やサービスが展示されます。
加えて、セミナーや講演も充実しており、教育業界の最新動向を学ぶ絶好の機会とされています。

EDIX大阪2025では、「すべての先生方すべての子どもたちを応援し、教育の未来を描く」というコンセプトをもとに、『さぁ、挑戦しよう 学びの未来へ。』をキーワードとしてソフトバンクが出展し、そのセミナーの中で、本学がソフトバンクと連携して行った「ハッカソン」の取組みが紹介されました。


EDIX大阪の様子


EDIX大阪の様子

セミナーの詳細は、下記の通りです。

タイトル:龍谷大学とソフトバンクが共催!教育を変革する革新のハッカソン

登壇者:
松木平 淳太 先生(龍谷大学 学長補佐/先端理工学部教授)
山本 雄亮 氏(ソフトバンク株式会社 西日本営業本部 営業推進統括部スマートキャンパス推進室 スマートキャンパスディレクター )

プログラム:
・ソフトバンク株式会社との包括連携協定について
・2024年度「スマートキャンパス ハッカソン」について
・ハッカソンから得た気付き
・2025年度「スマートシティ ハッカソン」について
・ハッカソンで期待される価値と社会への影響について


セミナーの様子


講演する松木平学長補佐


講演する山本氏


セミナーでは、2024年度に取り組んだ「スマートキャンパス ハッカソン」の映像が流れ、30名を超えるセミナー来場者が熱心に見ている様子が印象的でした。

4月23日(水)に開催されたEDIX東京2025でも、本学の「ハッカソン」の取組みがソフトバンクブースで紹介されましたが、今回は今年度進行中の「スマートシティ ハッカソン」の様子もあわせて紹介がなされました。

セミナー終了後には、本学の「ハッカソン」の取組みに興味をもった来場者が、松木平学長補佐に質問に行く様子も見受けられました。

セミナー会場横に設けられた展示ブースの「ソフトバンクが描く これからの大学DX」のコーナーでは、「スマートキャンパス ハッカソン」が事例として掲載されたフライヤーが設置され、来場者が手に取る場面もありました。


セミナーの様子

5月10日(土)から開始した「スマートシティ ハッカソン」も、残すところソフトバンク本社で行われる最終成果発表会のみです。
参加者は、STEAMコモンズでプロダクト作成に励み、Slack等を使って最終調整に入っています。


展示ブース


設置されたチラシ


▶2025年度「スマートシティ ハッカソン」のスケジュール
STEP1:5/10(土)瀬田キャンパス
STEP2:5/24(土)瀬田キャンパス
STEP3:6/7(土)  瀬田キャンパス
STEP4:6/27(金)28(土)ソフトバンク竹芝本社
今年度の様子は、特設ページにて随時更新中です。

▶2024年度「スマートキャンパス ハッカソン」の取り組み
2024年度に実施したハッカソンの詳細は、特設ページからご確認ください。
また、参加学生へのインタビュー動画を制作しました。
学生たちの生の声を是非ご覧ください。


▶ハッカソン(Hackathon)
「ハッカソン(Hackathon)」とは、プログラムの改良を意味するハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語です。
IT技術者がチームを組み、与えられたテーマに対して、定められた期間に集中的にソフトウェアやサービス、モノを開発し、アイデアの斬新さや技術の優秀さなどを競い合うイベントのことです。

▶ソフトバンク株式会社との包括連携協定
龍谷大学は2023年12月15日に、本学のDX(デジタルトランスフォーメーション)への連携・共創を推進する目的で、ソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)と包括連携協定を締結しました。
社会課題解決や人材育成を支援する場として整備される龍谷大学京都駅前新拠点の構築などで連携―龍谷大学・ソフトバンク株式会社・LINEヤフーの3者の包括連携協定を締結―

▶今後の情報発信について
今後の情報発信は特設サイトはもちろん、瀬田キャンパスInstagramでも発信していきますので、是非フォローしてください。
⇩瀬田キャンパスInstagramのプロフィールはこちらの画像をクリック⇩



心理学部2年生対象のキャリア啓発科目「心理学の職業的展開」では、大学や心理学部での学びを実社会でどのように活かしていくのかを考えながら、受講生が自ら課題を発見し、解決する力を養うことを目的に、企業との連携による実践的な課題に挑む産学協働型の授業を展開しています。

第1ターム(4月・5月)は、日本航空(JAL)様にご協力いただき、「今の時代に、組織で働く人々が“働きがい”を感じられる要因とは何か?」というテーマを設定。JALグループの企業理念「全社員の物心両面の幸福の追求」を念頭に置きながら、各グループが約4週間にわたり検討を重ねました。

6月5日(木)には、今年4月に竣工した慧光館の教室にて、日本航空の菅 優一郎様をお迎えし、学生8チームによるプレゼンテーションが行われました。各チームは、授業で学んだ心理学的視点を活かしながら、「働きがい」をテーマにした多角的な提案を発表しました。

発表を通して、各グループから共通して「褒める」「褒められる」「感謝する」「認められる」といった言葉が多く挙げられ、“働きがい”の認識は、何に価値を置くかによって異なることが分かった一方で、物質的・心理的の両面からの充足を求めるという点では、多くの学生が共通した視点を持っていることも浮き彫りとなりました。


創意工夫を取り入れたプレゼン


菅様からのフィードバック

日本航空の菅 優一郎様からのフィードバックでは、「学生たちの提案は、企業の現場でも十分に活用できる内容だった」と高く評価されました。菅様は、社会人になってから心理学の有用性に気づかれ、大学院に通われた経歴をお持ちで、心理学を実践で活かされている方です。

ご自身の経験を踏まえた講演では、
・心理学と直接関係がない経験も、将来的には大きな糧となること
・現代社会では『働きがい(心)』と『経済成長(もの)』の考え方が融合し、単なる利益追求ではなく、“人の成長”が重視される時代へと移行していること
・今後は、「心理的成功(心)」がキャリアの鍵となり、個々の成長がより重要になること
といったメッセージが伝えられました。

特に印象的だったのは、「心理学が活躍する場面はカウンセリウングだけではない」という視点です。心理的知見を持つ人材は、企業においても人と組織の在り方を支える重要な存在として、今の時代だからこそ強く求められている――そのことを、菅様の実践や語りから学生たちは実感することができました。



今回の授業を通じて、学生たちは心理学の学びと社会との接続を具体的に実感し、新たな視点や気づきを得ることができました。現在は第2タームに入り、別の企業からの新たな課題に取り組みながら、引き続き専門的な学びと実社会の橋渡しを目指した産学連携の学びを進めています。


龍谷ミュージアムでは、大谷探検隊の実像と吉川小一郎(大谷探検隊・第3次隊隊員)の人物像に迫る企画展「大谷探検隊 吉川小一郎」を好評開催中です。

本日(6月12日)、本展の開幕からの来館者が1万人を突破しました。

記念すべき1万人目となりましたのは、奈良県大和郡山市在住の北門 伸隆さん。北門さんには本展を担当した和田学芸員から本展の図録、龍谷ミュージアムオリジナルグッズの一筆箋、マグネット、ポストカードが贈られました。

毎年、ご両親と西本願寺を参拝され、門前に龍谷ミュージアムがあることを知っていた北門さん。大谷探検隊の名前は知っていましたが、この展覧会を機会にその事績を知りたいと考え、京都散策の一環で初めて龍谷ミュージアムに来館されました。

北門さんはご自身が1万人目になられたことに非常に驚かれていました。


大谷探検隊の隊員として中心的な役割を果たした吉川小一郎。近年、新たに発見された家族宛の書簡や、晩年の吉川小一郎が調査を回顧する肉声音源(初公開)などを通して、大谷探検隊研究に一石を投じ、一人の隊員の生涯と事績を紹介する初の展覧会も、6月22日(日)の閉幕まで、あと10日となりました。

皆様、どうぞお見逃しなく。


春季企画展「大谷探検隊 吉川小一郎 -探究と忍耐 その人間像に迫る-」の詳細はこちら▼
https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/2025/tankentai/


◆JR・近鉄・地下鉄烏丸線「京都」駅から徒歩約12分
◆京都市バス(9・28・75系統)「西本願寺前」下車 徒歩約2分
京都駅から徒歩でのアクセス 


2025年6月5日(木)大学院実践真宗学研究科では、必修科目「実践真宗学総合演習」において、地域課題を考えるカードゲーム「アマガサキトゥザフューチャー2」(以下、ATTF2)を活用し、地域課題や社会課題について考えるワークショップを実施しました。  また、尼崎市役所 総合政策局 協働部 生涯、学習!推進課 様にご協力をいただき、宗教者(宗教施設)と市民や行政との協働、宗教者の社会実践に関する意見交換を行いました。



・ATTF2について

 

ATTF2とは、尼崎市が市制100周年を記念して制作されたカードゲームです。

シチズンシップ向上のためのプログラムとして、行政とさまざまな市民の協力のもと、2018年に開発されました。

本講義の担当教員の一人、中平了悟特任教授は、尼崎市民としてこのゲームの制作に協力し、自身が担当する宗教者による社会課題への対応をテーマとした講義や研修で活用しています。

 

 

・ワークショップの内容

最初に趣旨の説明とアイスブレイクの自己紹介を行ったあと、カードゲームを行いました。ATTF2では、「聞いてカード」に書かれた、さまざまな市民の声、グチや悩み事に対して、プレイヤーが「お宝カード」を手札として用いて、解決・解消のアイデアを披露しあうというものです。戸惑いも少なく、あっという間に各グループで盛り上がり、まちのお悩みにさまざまなアイデアが披露されていました。

カードゲームを踏まえて、担当教員から「社会課題はどこにあるか」「解決の方法とは」「一つのモノ/コトが、場所によってお宝にも、課題にもなる」「宗教者の実践・企画と主体性」といった提示がありました。

 


(教員と院生が同じグループで、まちの声・課題について考えました)


 (柔軟なアイデアで盛り上がります)




・尼崎市職員の方との意見交換

行政の総合計画を通した課題の向き合い、宗教者として、市民や行政との協働などをテーマに意見交換を行いました。

現代社会の諸課題に向き合う宗教者を養成することを掲げる実践真宗学研究科にとって、このような行政職員との協働や意見交換の場は、非常に有益で意味のあるものとなりました。

 

受講生からも

「現代社会における問題の解決を試みたいとは思っていても、漠然としたことしか浮かばず、自分の市の課題に目を向けることから始めるということは意外と盲点であった」

「今回の講義を通じて、寺院にいる私たちが見ている目線と行政の見ている視点が違うことに改めて気づかされた。」

といった感想が寄せられ、非常に充実した時間であったと感じられました。

 



(市職員の方と研究科との意見交換は、大変貴重な機会となりました)





 2025年5月10日-11日、初夏の風が心地よく吹き抜ける丹波篠山にて、竹谷ゼミでは合宿を開催しました。今回のテーマは「クリエイティブツーリズム」。地域の文化・産業・人々との対話を通じて、創造的な観光の在り方を学ぶ機会となりました。
 
 


 合宿では、1日目に、全国各地の地域づくりに取り組む株式会社NOTEの中森恵佑さんを訪ね、古民家再生やまちづくりの現場、市役所職員から地域づくりの担い手に転向した背景やキャリア形成についてお話を伺うとともに、デザイナー兼ゲストハウスを運営するottekeの小山達朗さんから、交流・創造・体験を生み出し、暮らしの豊かさを生み出す事業を学びました。



 2日目には、田川剛さんの案内のもと、古民家丹波焼の作家・加古勝己さんの工房にて伝統と創造の息づく制作現場を見学。また、自然の循環を暮らしの中に取り入れ、衣食住の手仕事をみんなで楽しむ暮らしを提案するけせら工房の松岡茉莉花さんや、家具づくりを行うINABA WOOD WORKSの代表・木工作家である稲葉崇史さんの工房にも足を運び、地域資源を生かしたものづくりの精神にふれました。


古民家丹波焼の作家・加古勝己さんの工房


けせら工房


家具づくりを行うINABA WOOD WORKSの代表・木工作家である稲葉崇史さんの工房

 本クリエイティブツーリズムを主題とした合宿を一緒に企画・コーディネートしてくださったのは、一般社団法人ウイズささやまの大西由喜さんと藤本有香さん。お二人から以下のコメントを頂戴しました。

「経営学部生が学ぶクリエイティブツーリズム」──丹波篠山での実践 
 3年前、私たち一般社団法人ウイズささやまが運営する「丹波篠山里山暮らしツアー」に、竹谷先生がご参加くださいました。このご縁から、昨年の夏、先生より一本のメールをいただきました。 それは、「里山暮らしツアーで体験したことを、クリエイティブツーリズムを学ぶゼミ生にも味わってもらいたい。一泊二日の旅を一緒に企画できないか」というご相談でした。
 「経営学部生が学ぶクリエイティブツーリズム」という旅のテーマは、私たちにとっても大きな挑戦でした。竹谷先生と何度も打ち合わせを重ねながら、この旅で出会っていただくキーパーソンを慎重に選定していきました。
 お一人目は、市役所を退職後、丹波篠山を拠点にまちづくりを手がける会社へ転職され、官民連携の推進に尽力されている方。もうお一人は、丹波篠山で陶芸家として活動しながら、この地に暮らすアーティストや多様な人々とのつながりを生み出している方です。
 お二人とも、「クリエイティブツーリズムとは何か?」「どのような体験や対話が学生たちの心に響くだろうか?」という問いを共に深く考え、何度も議論を重ねながら旅のプランを練り上げていきました。 この旅づくりを通じて、私の中でも「丹波篠山におけるクリエイティブツーリズム」という概念がはっきりと整理されました。私なりの解釈は、**「この土地に暮らす人とのふれあいの中で、文化や歴史を体験し、学びながら、参加者自身が創り出す旅」**です。
 


 実際のツアーでは、ゼミ生の皆さんが瑞々しい感性で地域に向き合い、多くの学びを得ている様子がとても印象的でした。楽しそうに、そして真剣に取り組む学生の姿に、私自身も大きな刺激を受けました。今回の経験が、今後の学びや視察活動の中で生かされることを、心から願っています。


 また、地域の方々からもそれぞれ感想をいただきましたので、代表的なものご紹介します。

「学生さんの前向きな姿勢やこれからの希望に溢れているキラキラした姿を見れて、 僕も頑張ろうと、僕の方がパワーを貰って非常に良い機会でした。」
「またあんな機会があったら、ぜひ声をかけてください。」
「BBQで盛り上がった夜のこと、思い出してね。そしていつかまた丹波篠山をたずねてください。」

 私たちウイズささやまにとっても、この企画はとても貴重な経験となりました。素晴らしい機会をいただき、心より感謝申し上げます。
                  一般社団法人ウイズささやま 企画課 大西由喜


 私たちの地域での旅作りは、訪れる人も暮らす人にも「気付き」を得ていただけることを目指しています。今回の竹谷先生ゼミツアーは、先生からの熱い想いの聞き取りと体験内容の相談を10か月ほど重ね、新緑が映える5月に実現しました。クリエイティブツーリズムが起きている現場=丹波篠山の風土をまずは体験していただくことが、ゼミツアーの第一目的でした。

 若い世代の子たちが会ったこともない「人」との対話や、まだ知らない「価値観」に触れることを通して、学業以外の「発見の場」となったことと感じています。さらには、丹波篠山に暮らす人や広がる田園風景、文化に魅了された学生が「解散前に、まだ帰りたくない。また来たい!」、職人が「素敵なツアーに関わることができて良かったと思っています。」と報告を受けた時は、心の中でガッツポーズをしました。

 これこそ、丹波篠山の地域で旅作りを続ける側の特権です。
              一般社団法人ウイズささやま 企画課旅行業係 藤本有香


 いずれの訪問先でも、地域の皆さんとの温かな交流と深い対話があり、学び合い・共創の旅となりました。今後もこの経験をもとに、創造的な取り組みを深めていきたいと考えています。
                               (文責:竹谷多賀子)


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