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法学部の吉岡 祥充教授が2023年3月末日をもって、定年退職されることになりました。ご退職を記念して、1月18日(木)1講時に最終講義が開催されました。

吉岡先生は、2010年に龍谷大学法学部教授として着任され、2014年から2年間、法学部長を務められました。また、2018年から4年間に渡り副学長を務められ、正確な制度把握、状況把握に基づく理路整然とした説明や事態への誠実な対応などにより、安定的な、そして構成員に安心感を与える組織運営の実現に貢献されました。
民法学をご専門とされ、現代契約法の研究から、借家を中心とする借地借家法の研究、さらには主に中田薫の創有論を対象とする明治以来の土地所有に関する歴史的研究、そして第二次世界大戦後今日に至るまでの森林法政の展開に関する研究へと研究対象を大きく拡大されました。
これまでの本学での教育・研究、組織運営へのご貢献に対して心から感謝申し上げるとともに、先生の益々のご健勝とご活躍を祈念いたします。






 龍谷大学 先端理工学部 応用化学課程では、様々な特性を持つ新規な材料を無機・有機を問わず研究していますが、特性をより改善したり、目的とする物質を高効率に得るためには、反応プロセスの検討や原材料からの設計見直しも検討が必要となります。今回は無機、有機の各材料研究が専門家から、そういった内容についてご紹介いたします。

【開催日時】2024年2月29日(木)13:30~15:15
【開催方法】ハイブリッド開催(対面+WEB)
      対面会場:龍谷大学瀬田キャンパスRECホール※対面参加は先着50名限定
【申込方法】WEB、メール、FAXからお申込みいただけます。(2/28(水)締切)
      WEB申し込みはこちら(Peatixのイベントページからのお申込み)
      メール、FAXでのお申込みをご希望の方は、以下のチラシ(裏面)を
  ご使用いただき、お申込みください。
      (メール:rec@ad.ryukoku.ac.jp 、 FAX:077-543-7771)
【参  加  費】無 料
【主     催】龍谷エクステンションセンター(REC)/革新的材料・プロセス研究センター

<プログラム>
開会挨拶 13:30~13:40
  革新的材料・プロセス研究センター長 富﨑 欣也
① 13:40~14:20
  「高熱伝導性多結晶透光性材料の開発」
  龍谷大学 先端理工学部 応用化学課程 准教授 小寺 康博
② 14:30~15:10
  「ジベンゾクリセンの高生産性合成を礎とした八環性C60断片の合成」
  龍谷大学 先端理工学部 応用化学課程     教授 岩澤 哲郎


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開催チラシ


JR西日本ホームページにおいて、本日(1/26)の11時30分頃から13時30分頃の間、JR京都線(大阪~京都間)の運転見合わせ予告が公表されています。

 

本日(1/26)の定期試験は予定どおり実施していますので、JR京都線を利用して通学されている学生の皆さんは、いつもより時間に余裕をもって通学してください。必要に応じて、振替輸送の利用など、迂回した通学についてご検討ください。

 

なお、この影響により、本日(1/26)の定期試験を受験できなかった場合は、各学部教務課において追試験に関する所定の手続きを行ってください。

 

<JR西日本HPリンク>
近畿エリア 運行情報:JR西日本列車運行情報 (westjr.co.jp)
 


本学農学部・発酵醸造微生物リソース研究センター長の田邊 公一教授と、本学農学部、奈良文化財研究所らの研究グループは、同じサイズの2種類の陶器容器(釉薬のかかった陶器と素焼きの陶器)を使用して小規模な日本酒の醸造を行い、釉薬が発酵特性に与える影響を評価しました。結果、素焼きの陶器で醸造された日本酒は、釉薬のかかった陶器と比較して、エタノールや特定の元素の濃度が高く、風味に影響を与える可能性が判明。本成果は、2023年12月29日に国際ジャーナル『Foods』にオンライン掲載されました。

【発表論文】
英文タイトル:Glazing Affects the Fermentation Process of Sake Brewed in Pottery
タイトル和訳:陶器で醸造された日本酒の発酵過程における釉薬の影響
著者名:田邊 公一1・2・林 穂乃花1・村上 夏希3・吉山 洋子1・島 純1・2・庄田 慎矢3・4
所 属:1 龍谷大学農学部 2 発酵醸造微生物リソース研究センター 3 奈良文化財研究所 4 ヨーク大学考古学部(英国)
掲載誌:Foods 2024, 13(1)(MDPI社)
URL:https://doi.org/10.3390/foods13010121 ※2023年12月29日Web公開済

詳細は、こちらのプレスリリースを参照してください。


実験に使用した陶器容器の外観(写真左:釉薬、写真右:素焼き)

実験に使用した陶器容器の外観(写真左:釉薬、写真右:素焼き)


田邊 公一教授(本学農学部・発酵醸造微生物リソース研究センター長)

田邊 公一教授(本学農学部・発酵醸造微生物リソース研究センター長)

今回の研究成果に関して、田邊 公一教授(本学農学部・発酵醸造微生物リソース研究センター長)のコメントを紹介します。

 これまでに酵母株、米、水、または温度管理など、日本酒醸造において直接的に関連する要因が調査されてきましたが、もろみ容器の影響は徹底的に調査されていませんでした。本研究では、釉薬が陶器で醸造された日本酒の発酵特性や味覚に影響を与えることを発見しました。この結果は、現代の日本酒醸造で多く使用されるホーロータンク(鉄製の表面にガラス質の釉薬を焼き付けたもの)であっても、容器の表面が発酵特性に影響を与える可能性があることを示唆しています。
 最近、一部の日本酒蔵では、伝統的な手法を守りながら、独自の風味を持つ日本酒を製造するために、もろみ容器として陶器を使用し始めています。本研究の結果は、古代と現代の技術をつなぎ、日本酒醸造に新しい洞察を提供しています。
 今後の展開としては、今回の結果をふまえ、さらに清酒もろみを発酵させる容器の素材を調べていきたいと考えています。容器の保温性、透湿性、揮発性を既存の容器のものと変化させることで、発酵速度を調節したり、新たな風味をもつ清酒製造も可能になるかもしれません。


【本件のポイント】

  • 素焼きの陶器で醸造された日本酒は、釉薬①)のかかった陶器と比較して、エタノールや特定の元素の濃度が高く、風味に影響を与える可能性が判明。
  • 日本酒の発酵過程における容器の影響は従来考えられていたよりも重要であり、伝統的な手法と現代の技術を結ぶ新たな知見を提供。


【本件の概要】
 日本酒は、大きな醸造量を得るために木樽が採用される以前から、千年以上にわたり陶器で醸造されてきました。最近行われた陶器で醸造された日本酒の分析では、素焼き陶器で醸造された日本酒には、釉薬のかかった陶器で醸造されたものよりもエタノールが多く含まれていることが示されましたが、陶器で醸造された日本酒の特性についてはほとんど知られていません。
 本学農学部・発酵醸造微生物リソース研究センター②)長の田邊 公一教授と、本学農学部、奈良文化財研究所③)の研究者らのグループは、同じサイズの2種類の陶器容器(釉薬のかかった陶器と素焼きの陶器)を使用して小規模な日本酒の醸造を行い、釉薬が発酵特性に与える影響を評価しました。比較実験の結果、素焼きの陶器ではもろみの温度が低く、蒸発による重量減少が多く見られました。また、素焼きの陶器で醸造された日本酒のエタノール、Fe3+、およびCa2+の含有量は、釉薬のかかった陶器で醸造されたものよりも高い傾向がありました。味覚分析では、素焼きの陶器で醸造されたサンプルのうま味と塩味が高かったことが明らかになりました。これらのことから、日本酒醸造におけるもろみ容器が発酵特性に影響を与える可能性が考えられます。本成果は、2023年12月29日に国際ジャーナル『Foods』にオンライン掲載されました。



左)実験に使用した陶器容器の外観(写真左:釉薬、写真右:素焼き)
右)表1. 釉薬のかかった陶器(+Glaze)と素焼きの陶器(-Glaze)で醸造した日本酒サンプル中の元素組成。元素分析の結果では、素焼きの陶器サンプルには釉薬の陶器サンプルよりも1.5倍多くのNa+が検出されました。釉薬がかかっていない状態での長期発酵期間中に容器から元素が溶出する可能性が考えられます。


1.発表論文
英文タイトル:Glazing Affects the Fermentation Process of Sake Brewed in Pottery
タイトル和訳:陶器で醸造された日本酒の発酵過程における釉薬の影響
著者名:田邊 公一1・2・林 穂乃花1・村上 夏希3・吉山 洋子1・島 純 1・2・庄田 慎矢3・4
所 属:1龍谷大学農学部 2発酵醸造微生物リソース研究センター 3奈良文化財研究所 4ヨーク大学考古学部(英国)
掲載誌:Foods 2024, 13(1)(MDPI社)
URL:https://doi.org/10.3390/foods13010121 ※2023年12月29日Web公開済

2. 波及効果、今後の展開
 これまでに酵母株、米、水、または温度管理など、日本酒醸造において直接的に関連する要因が調査されてきましたが、もろみ容器の影響は徹底的に調査されていませんでした。本研究では、釉薬が陶器で醸造された日本酒の発酵特性や味覚に影響を与えることを発見しました。この結果は、現代の日本酒醸造で多く使用されるホーロータンク(鉄製の表面にガラス質の釉薬を焼き付けたもの)であっても、容器の表面が発酵特性に影響を与える可能性があることを示唆しています。
 最近、一部の日本酒蔵では、伝統的な手法を守りながら、独自の風味を持つ日本酒を製造するために、もろみ容器として陶器を使用し始めています。本研究の結果は、古代と現代の技術をつなぎ、日本酒醸造に新しい洞察を提供しています。
 今後の展開としては、今回の結果をふまえ、さらに清酒もろみを発酵させる容器の素材を調べていきたいと考えています。容器の保温性、透湿性、揮発性を既存の容器のものと変化させることで、発酵速度を調節したり、新たな風味をもつ清酒製造も可能になるかもしれません。

3.用語解説
①釉薬(ゆうやく)

釉薬(ゆうやく、英語:glaze)とは、素焼の陶磁器の表面に光沢を出し、また、液体の浸透を防ぐのに用いるガラス質の粉末で、焼成によってガラス質の層となる。「うわぐすり」とも言われる。

②龍谷大学 発酵醸造微生物リソース研究センター
滋賀県の発酵醸造産業を支援することを目指して2021年度に開設。発酵醸造に有用な微生物の収集とデータベースの構築、およびそれらを活用した応用研究の展開を目的として研究活動を展開している。

③独立行政法人 国立文化財機構 奈良文化財研究所
昭和27年(1952)に設立された奈良市所在の文化財調査研究機関。特別史跡平城宮跡や飛鳥・藤原宮跡の発掘調査をはじめ、文化財の保存・修復、整備・活用の研究など、文化財の学際的、総合的な調査研究を行なっている。また、これらの成果を生かし、国内外の文化財研究や学術交流、国際支援、地方公共団体の文化財担当職員や海外の研究者を対象とした研修、文化財情報の公開などを推進している。


問い合わせ先:龍谷大学 発酵醸造微生物リソース研究センター
Tel 075-645-2154  hakko-jimu@ad.ryukoku.ac.jp  https://hakko.ryukoku.ac.jp/


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