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龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)は、2022年11月からシリーズ勉強会「デジタル・フォレンジック鑑定と向き合うために」をオンラインで主催します。
【>>お申込みフォーム(Googleフォーム)】
※申込期限:12/16(金)17:00


シリーズ勉強会「デジタル・フォレンジック鑑定と向き合うために」
第2回 コンピューター犯罪の裁判事例

【企画の趣旨】
今日、スマホやパソコンなど情報技術が私たちの生活に深く浸透し、利便性が飛躍的に良くなったものの、これを用いた犯罪も巧妙かつ多岐にわたるようになり、個人情報の流出や詐欺などが後を絶ちません。このような情勢のもと、政府は2021年9月にデジタル庁を立ち上げ、地方の警察はサイバー犯罪対策を進めていますが、この種の事件の裁判では、デジタル証拠の複雑性からその証拠調べや証拠の信頼性などの審議がどのようになるのか、手探りの状態であるようです。
こうしたサイバー犯罪捜査のための「デジタル・フォレンジック」とは、犯罪を裁くために法的な証拠を探し出す手続きや、それを実行する科学的調査手法・技術で、コンピュータやスマホなど各種デバイスを対象に実施するものです。今回企画したシリーズ勉強会「デジタル・フォレンジック鑑定と向き合うために」は、情報技術を用いた証拠試料の鑑定の知識を理解し、司法に適用する上でどのような理論的・実務的問題点があるかを考える全5回のシリーズ勉強会です。

【実施概要】
- 日時:2022年12月17日(土)18:00-20:00
- 会場:オンライン(Zoom) 定員:300名
- 参加費:無料 ※事前登録制
- 講師:遠山大輔 氏(戸田・遠山法律事務所 弁護士)
- 主催:龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)

【講師プロフィール・報告内容】
遠山大輔(とおやま・だいすけ)
戸田・遠山法律事務所 弁護士(京都弁護士会)
昭和49年熊本県八代市生まれ。平成13年京都大学法学部卒業。同年4月司法修習生(55期)。14年10月弁護士登録(京都弁護士会)。
平成27年4月龍谷大学法科大学院教授。平成28年一般社団法人プレゼンテーション検定協会理事。
共著:
「入門法廷戦略-戦略的法廷プレゼンテーションの理論と技術」 (2009年、現代人文社)
「刑法判例に登場する事実の形成過程と刑法的処理」 (熊本法学137巻85頁、2016年)
https://www.t-tlaw.jp/staff/toyama_daisuke/


報告テーマ:「コンピューター犯罪の裁判事例」
コンピュータ犯罪について明確な定義はないが、主宰者から示された「コンピュータやスマホなど情報機器を用いた犯罪」という定義にしたがって、これまでの裁判事例について、分類しつつなるべく広く紹介する。

補足:
2003年11月、ファイル共有ソフトWinnyを開発した金子勇さんが、著作権法違反の容疑で京都府警に自宅とパソコンを捜索されました。その後、著作権法違反幇助で起訴されました。一審は罰金150万円の有罪、控訴審で逆転無罪となり、最高裁で確定しました。いわゆる「Winny事件」において、遠山氏は弁護団の一員として無罪判決を勝ち取った経験があります。詳細は、刑事弁護OASIS「インタビュー 刑事弁護人の泉」掲載記事を参照ください。
なお、日本インターネット史に残る「Winny事件」を題材とした映画『Winny』が、2023年3月公開することが決定しています。(→参考News

【これまでの実施レポート】
- 2022年11月19日開催 第1回レポート「司法におよぶ情報処理」

【次回以降の予定】
※時期や内容は変更することがあります。予めご了承ください。
- 2023年1月 第3回「デジタル・フォレンジック試料の証拠保全ガイドライン」講師:大橋充直氏(ヤエス第一法律事務所弁護士、NPOデジタル・フォレンジック研究会)
- 2023年2月 第4回「音声・話者認識の現状」講師 :柘植 覚 氏(大同大学情報学部教授)
- 2023年3月 第5回「デジタル・フォレンジック鑑定の証拠能力」講師:徳永 光 氏(獨協大学法学部教授)


龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)は、「第3回オンライン高校生模擬裁判選手権大会」の参加高校生向けた<事前講義>を後援します。
本企画は、CrimRC「法情報・法教育ユニット」の札埜准教授によるもので、一般の方も視聴可能です。ふるってご参加ください。
【>>お申込みフォーム(Googleフォーム)】
※申込期限:11/22(火)18:00


第3回オンライン高校生模擬裁判選手権大会<事前講義>
【実施概要】
- 日時:2022年11月23日(水・祝)14:00-16:00
- 会場:オンライン(Zoom)
- 参加費:無料 ※事前登録制
- 講師:札埜和男(模擬裁判師)
- テーマ:「文学模擬裁判と今回の事件の文学的・歴史的背景について(Ⅰ)」
文学模擬裁判とは何か、その理念と特徴について説明するとともに、今回の事件についてその概要を発表し、文学・歴史の視座から解説します。
-
主催:札埜 和男 准教授(本学文学部)
- 後援:龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)「法情報・法教育」ユニット

【講師プロフィール】
札埜和男(ふだの・かずお)
大阪府生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。博士(文学・大阪大学)。現場での教員生活31年(中学校2年・高校29年)。そのうち担任20回。最初の3年間は社会科教員であった(国語・社会・英語の中高免許状所有)。2017年4月より岡山理科大学教育学部に准教授として赴任、5年を経て今年4月より龍谷大学文学部准教授として着任。20代から30代にかけて高校野球の監督を務め生徒と共に甲子園を目指したが、5年連続夏の大会初戦敗退の現実に野球監督としての才能に限界を感じ、分析力を生かして教育実践の傍ら研究の道に入る。監督としては芽が出なかったが、日本弁護士連合会主催の模擬裁判甲子園では、京都教育大学附属高校を過去10会大会中8回優勝2回準優勝に導いた。自ら「模擬裁判師」と名乗り、「フーテンの寅さん」の如く、模擬裁判を広めるために、全国各地へ指導に赴く。2001年8月9日には日本初のオンライン高校生模擬裁判選手権を研究室主催で開催した(今年度第3回を実施)。三度の飯より模擬裁判を好み、模擬裁判指導歴は軽く300回を超える。

*本研究企画はJSPS科研費(課題番号「20K02809」)「国語科の視点を取り入れた新科目『公共』で活用可能な模擬裁判メソッドの研究開発」基盤研究(C)(一般)の助成を受けています。

【次回以降の予定】
※時期や内容は変更することがあります。予めご了承ください。
- 12月8日(木)16時~18時 若佐一朗氏(元検察官)「(テーマは後日発表)」


去る10月27日木曜日に、本学大宮学舎清和館3階大ホールにて、文学部真宗学科の卒業論文中間発表会が開催されました。

 

今回は9名の学部生が、各ゼミを代表し、各自の研究課題とその進捗状況を発表しました。今年度は3年ぶりに対面での開催となり、発表者は、ふだん味わえない緊張感のなか、教員や大学院生から指摘を受け、貴重な経験を積むことができました。また、学部4回生だけでなく3回生も参加し、学年を越えて、有意義な時間を共有することができました。

 

互いに切磋琢磨するなかで、よりよい卒業論文が提出され、口述試問もいっそう充実したものとなることが期待されます。

 

 

※発表者ならびに発表題目については、以下のニュースをご覧ください。

https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-11437.html

 

 




2022年11月1日・2日、日本=タイ二国間学術交流(2022年共同研究及びセミナー)の調査研究にあたり、マヒドン大学(タイ・バンコク)の薬物政策研究チームと龍谷大学ATA-net研究センターの研究チームは、2日間にわたり東京都内の関連施設を見学しました。

初日の11月1日、両チームは、国立研究開発法人・国立精神・神経医療研究センター(NCNP)精神保健研究所(東京都小平市)を訪問、研究会実施後に施設を見学しました。
研究会では、嶋根卓也氏(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所/薬物依存研究部 心理社会研究室長/専門:公衆衛生学・疫学)*1が、センターおよび薬物依存研究部の概要紹介後、「日本の青少年における薬物乱用の現状と課題」をテーマに報告を行いました。
報告では、精神科病院に入院・通院している患者を対象とした「医療機関における市販薬乱用の現状」について、現在、最も問題となっている物質は違法薬物ではなく、医薬品であること、特に処方箋を必要とせず、薬局で販売されている鎮静剤、風邪薬、咳止め等の「市販薬(OTC:Over the Counter Drugs)」(以下、OTC薬)が問題であることなどを指摘しました。


嶋根卓也氏による報告の様子

嶋根卓也氏による報告の様子

加えて、過量服薬*2によって救急搬送された患者数をコロナ禍以前の2018年とコロナ禍中の2020年で比較し、コロナ禍において過量服薬が増えていることを示したほか、年齢別の患者の割合やその要因、OTC薬関連精神疾患の患者にみられる特徴、過量服薬と自殺リスク、さらには12歳から15歳を対象とした「日本における大麻使用少年の理解とサポート」について報告しました。

おわりに、薬物乱用防止教育の現状についても触れ、薬物使用の怖いイメージや脅しの手口を用いた「恐怖教育」や「知識伝達型アプローチ」といった従来型の教育は有効ではないと指摘。有効な薬物乱用防止教育は、社会的・個人的スキルを向上させることに焦点を当てることであると述べました。

続いて、Thepthien Bang-on氏(マヒドン大学ASEAN健康開発研究所・准教授)が報告を行いました。
はじめに、タイにおける大麻の歴史と政策を簡単に説明した後、2022年6月9日、法で規制されている「有害薬物」のカテゴリーから、大麻成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)の含有量が0.2%以下である大麻を除外したことにも触れ、植物としての大麻利用の非犯罪化は、あくまでも健康・医療上の理由と経済的利益を企図したものであり、娯楽的使用のためではないことを強調しました。


Thepthien Bang-on氏による報告の様子

Thepthien Bang-on氏による報告の様子

大麻の使用に関しては、保健省(Public Health Ministry)によるガイドラインと関連法令によって規制されており、これに違反した場合は、所定の罰金刑や拘禁刑が科せられると説明しました。しかしながら、現在は大麻の適切な使用を管理するための法令はなく、いかに適切な利用を管理するかが課題であり、今後立法される可能性などを指摘しました。


施設内を見学する石塚ATA-net研究センター長(本学法学部教授)とタイ研究チームの様子

施設内を見学する石塚ATA-net研究センター長(本学法学部教授)とタイ研究チームの様子

2日目の11月2日、両チームは、法務省所管の国際法務総合センター(東京都昭島市)を訪問しました。

まず、矯正研修所内の教室において、「矯正研修所は、全国の矯正施設に勤務する職員に対して、職務上必要な知識や技能を身に付け、識見を高めることを目的に設置された機関である」などの説明を受けました。そして、実際に研修所内の寮や模擬居室、講堂などを見学しました。


矯正研修所でのレクチャー風景

矯正研修所でのレクチャー風景

続いて、東日本成人矯正医療センターと東京西法務少年支援センターを見学しました。
東日本成人矯正医療センターでは、専門的な医療を必要とする患者を受け入れ、円滑な社会復帰に資するために医療の専門スタッフが治療を行っています。施設内には手術室やMRI、人工透析装置などの設置があり、さまざまな高度医療を提供できる環境が整っています。
東京西法務少年支援センターでは、これから家庭裁判所の審判を受ける少年らが落ち着いて審判を受けられるように準備ができるように努めているそうです。ここでは運動場や体育館、面会室などの施設を見学しました。


矯正研修所の施設見学の様子

矯正研修所の施設見学の様子


国連アジア極東犯罪防止研修所・国際会議場

国連アジア極東犯罪防止研修所・国際会議場

最後に、国連アジア極東犯罪防止研修所(略称:「UNAFEI(ユナフェイ)」または「アジ研」)を訪問しました。アジ研の主な事業は、世界中の開発途上の国の刑事司法実務家を対象に研修やセミナーを開催したり、犯罪防止などに関する調査をしたりすることであるなど、その活動等について説明を受けました。その後、アジ研内の国際会議場を見学しました。

【補注】
*1 Shimane T, Inoura S, and Matsumoto T: Proposed indicators for Sustainable Development Goals (SDGs) in drug abuse fields based on national data in Japan. Journal of the National Institute of Public Health 70(3): 252-261, 2021.
https://www.niph.go.jp/journal/data/70-3/202170030007.pdf

*2 大量の医薬品を短時間で服用することをいう。近年は「オーバードーズ(OD)」として、一般に知られる。


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