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2025年3月15日〜24日、欧州グリーン首都賞受賞都市であるラハティ市の循環経済(サーキュラーエコノミー)について学ぶため、LAB応用科学大学が開催した現地プログラムに21名の学生が参加しました。滞在中のレポートをお伝えします。
3月17日(月)
〈活動内容〉
ホテルからバスに乗りLAB応用科学大学のキャンパスへ。これから5日間ともに学ぶ21名の社会人院生と会いました。スーダン、カンボジア、カナダ、イラン、ナイジェリアなど多様な国籍のメンバーとチームを組み交流を深めます。
フィンランドPBLの学生からは、事前学習で用意したプレゼンテーションを行い、日本の四季、京都の見どころ、日本のコンビニエンスストアについて紹介しました。
昼食のあとは、ラハティ市役所へ移動し、都市計画と市民参加について講義を受けました。夜は歓迎会を開いていただき、同じチームの学生と交流を深めることができました。
〈一日を振り返って〉
ラハティでの初めての朝、スーパーでパンを購入しようとしましたが、会計方法が分からず、現地の方に助けていただきました。その親切な対応に、この国の幸福度の高さを実感しました。
朝食後、バスでラハティ応用科学大学へ向かい、クレジットカード決済の対応や電気バスの導入など、日本との違いを感じました。
大学では自己紹介や日本文化のプレゼンを行い、現地の学生と交流しました。リアクションが良く、積極的に話しかけてくれる姿勢に安心しました。ランチでは文化や趣味について語り合い、日本のお土産も喜んでもらえました。
午後は市役所で都市計画について学び、「子供の森」計画や住民の行動を基にした道路設計など、日本にはない視点に驚かされました。
ラハティはヨーロッパのグリーンキャピタルに選ばれていますが、街中にはタバコの吸い殻も見られ、環境意識の向上が課題だと感じました。一方で、市民参加が活発で、行政と住民が一体となってまちづくりを進める姿勢には学ぶべき点が多いと感じました。今日の学びを活かし、今後のプログラムにも積極的に取り組んでいきたいと思います。
(政策学部 2回生 鹿田和葉、矢野真優、平井汰空)
政策学部では2022年度から、欧米プログラムとしてフィンランドPBLを開講しています(2024年度担当教員:服部圭郎、村田和代、的場信敬、大石尚子)。循環経済(サーキュラーエコノミー)をテーマに、欧州グリーン首都賞受賞都市であるラハティ市で学びます。
2025年3月15日〜24日、連携大学のLAB応用科学大学が開催した現地プログラムに、21名の学生と服部圭郎教授、櫻井あかね実践型教育助手が参加しました。
滞在中のレポートをお伝えします。
3月16日(日)
予定していた便が欠航になり、急遽、関西空港からソウル経由でヘルシンキへ。広い仁川空港内を走って乗り継ぎ、ようやく16日早朝ヘルシンキ・ヴァンター国際空港に到着しました。
目的地のラハティまでは電車で1時間余り。車窓を流れる雪景色に癒されながらラハティ駅に着きました。ホテルのチェックインまで時間があるため、荷物を預けたあと市街地を散歩することに。ヴェシヤルヴィ湖沿いの公園を歩き、日曜日を楽しむフィンランドの人々に触れることができました。
以下、受講生の報告です。
〈活動内容〉
当初予定していた関西国際空港からフィンエアーの直行便でヘルシンキに向かう計画は、パイロットのストライキにより急遽変更となりました。前日に知らされた突然の変更に私たちは臨機応変に対応し、ソウルの仁川空港を経由してヘルシンキへ向かうことになりました。日本からソウルへのフライトは約30分遅れており、ヘルシンキ行きの飛行機への乗り換えがうまくいくか不安でしたが、無事に乗ることができました。つかの間の韓国滞在中、空港内の韓国限定のコンビニエンスストアで買い物をする機会がありました。
ヘルシンキのヴァンダー空港に到着後、電車を乗り継いでラハティに向かいました。ラハティに到着し、宿泊予定のホテルにチェックインした後、湖畔へ散策に出かけました。昼食はバイキング形式のレストランで料理を楽しみました。
午後はスーパーマーケットに立ち寄り、夜ごはんや翌日の朝食の準備として食料品やムーミンのお菓子なども購入しました。夕方からは班ごとに翌日のプレゼンテーションに向けての準備を行いました。
〈一日を振り返って〉
フライト変更という予想外のスタートでしたが、韓国での短い滞在も含め、充実した一日となりました。韓国のコンビニエンスストアでは韓国語で書かれた商品を手に入れることができて、異国の地を訪れた実感を味わうことができました。
ヘルシンキに到着したときには疲労困憊でしたが、地面に積もった雪とフィンランド語の表示を見て、フィンランドに来た実感がわいてきました。空港で特に印象的だったのはゴミ分別の種類の多さで、環境を意識した取り組みが感じられました。
フィンランドの電車で印象的だったのは、車両自体は長くないものの、電車の扉がとても大きいことでした。湖畔では湖が凍り、その上に雪が積もった一面の雪景色という、日本ではなかなか見られない光景に感動しました。スーパーマーケットでは日本とは異なる商品の陳列方法やフィンランド名物のシナモンロールに興味を持ちました。
翌日のプレゼンテーションに向けては、自分の言葉が伝わるかという緊張感と、新しい経験へのわくわく感が入り混じっていました。ラハティ応用科学大学での学びに対するモチベーションも高まり、フィンランドでの様々な体験がこれからも待っていると思うと、とても楽しみです。
(政策学部 2回生 宮崎夏妃、渡邊結、中川優菜)
ヘルシンキからラハティへ向かう電車
「矯正・保護課程」では、社会人受講生の受講機会の拡大を図るべく、2023年度から試行的に大学に来なくてもインターネット環境を利用してオンライン上でも授業が受けられる科目を一部提供しています。
2024年度は、保護司をはじめ、矯正施設や更生保護施設で働く職員、地方公務員、社会福祉士、篤志面接委員、NPO法人職員など、様々な分野で活躍されている社会人受講生ら約120人が「矯正・保護課程」で学びました。
オンライン講座の授業は、従来どおり対面で授業を行うとともに、2025年度も各回の授業を録画し、それを翌日以降に配信する形で提供します。
したがって、大学へ来て対面で授業を受講することもできますし、ご自宅や職場など自由な場所で自由な時間に録画した授業を一定期間何度でも(㊟)自分のペースで繰り返し視聴し学習することができます。
つきましては、社会人受講生向けオンライン講座開講3年目を迎え、提供科目の拡充を望む声が社会人受講生らから多く寄せられていることを受け、2025年度はこれまで提供してきた本学深草学舎(京都市伏見区)で開講される4科目(「矯正医学」(後期:15回)、「被害者学」(通年:30回)、「犯罪学」(後期:15回)、「アディクション論」(前期:15回))に加え、新たに同学舎の「犯罪心理学」(通年:30回)、「刑事司法と福祉」(前期:15回)の2科目もオンライン講座で提供することになりました。<受講料は1科目あたり3,140円(税込み)>詳細は添付の「2025年度社会人受講生向けオンライン講座 募集チラシ」をご確認ください。
㊟科目よって1つの講義の公開期間が異なるのでご注意ください。
※2025年度社会人受講生向け科目はその他にも延べ22科目開講します。(ただし、これらの科目は全て大学での対面授業となります。ご留意ください)
「政策実践・探究演習」(国内)南丹プロジェクト(担当教員:大石尚子教授)が、2025年3月15日(土)、京都産業会館ホール(京都市下京区)で開催された「令和6年度大学・学生とともにのばす京都プロジェクト報告会」第1部壇上報告事例に採択され、学生が今年度の活動目標やその成果、来年度の課題などについての報告を行いました。南丹プロジェクトからは学生5人(2、3回生)、教員2名が参加しました。
「南丹プロジェクト」では、2021年度より南丹市日吉町の世木地域振興会と連携を始め、持続可能な農村づくりのため、地域資源を活かした商品の開発やフェノロジーカレンダーの作成に、地元の皆さんとともに取り組んできました。4年間の活動を通して、地域の皆さんとの信頼関係を深め、パートナーシップによる域学連携の成果が見えてきました。
以下、当日の動きに沿って報告します。
(1)リハーサル
午前中に行われたリハーサルでは、8分と定められた発表時間を1分ほど超過してしまい、学生たちは会場の外で教員と相談して、時間ぎりぎりまで発表の練習と説明内容の調整を行いました。
(2)報告
成果報告会には200人を超える参加者が集まり会場は満席状態。まず、京都府の西脇隆俊知事と文部科学省高等教育局私学部私学行政課の三木忠一課長により開会の挨拶がありました。南丹プロジェクトの発表順は5大学中3番目。出番になると学生たちはひな壇に上がり活動の成果報告を始めました。
今年度の南丹プロジェクトは2班に分かれ、商品開発班では主に地元の伝統食「納豆餅」を使ったブランディングと世木環境農産認物認証の策定に取り組み、グリーンツーリズム班ではフェノロジーカレンダーと地域内ツアールートをパッケージにした「世木地域ツーリズムMAP」の作成に取り組みました。2025年度の展開としては、世木地域の活動を地域内外にPRし、協力者や関係人口を創出することや、南丹市など行政とのパートナーシップを構築し相乗効果を創出することなどを掲げました。そのための課題として、世木地域農産認証の生産者・消費者への普及や、住民の理解を得つつ多様なモビリティを導入することなどが挙げられました。
報告は全員が落ち着いた様子で、ハキハキとした声で発表できていました。
(3)南丹市長講評
南丹プロジェクトの報告が終わると、南丹市の西村良平市長の講評が司会により代読されました。世木地域振興会メンバーの言葉も引用しつつ、学生たちの地域への参画意欲が年々素晴らしいものになっていることへの高い評価と期待が込められた講評でした。
(4)京都府総合政策環境部長による総評
最後に京都府総合政策環境部の岡本考樹部長から総評がありました。南丹プロジェクトに対しては、「世木地域ツーリズムMAP」を例に、とても実践的で地域振興への大きな可能性をもっている点が高く評価されました。
今回の報告会への参加により、他大学、国や自治体関係者を中心に、南丹プロジェクトの活動成果を伝えることができたと同時に、南丹プロジェクトの目的である世木地域のブランド力向上にも貢献できたと考えています。来年度はこれまでの成果を活かし、地域内外のネットワークや協力関係を広げつつ、世木地域での持続可能な農村ツーリズムツアーの企画、試行、地域側の体制構築などに取り組んでいく予定です。
(本文執筆協力:政策学部2回生 稲森爽馬)
【参考リンク】
・世木地域ツーリズムMAP
・あったか京都!(KBS京都放送)