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6月7日(土)、政策学部1回生が基礎演習の組ごとにスタディツアーに参加しました。政策学部では2023年度から1年生対象のスタディツアーを実施しています。当初は自由参加形式でしたが、昨年度から基礎演習の組単位での参加となりました。今年度は積極的に基礎演習の学習内容ともリンクさせる組が現れるなど、年々充実してきています。
龍谷大学政策学部の教育理念・目的は、社会の持続可能な発展のために主体的に行動するとともに、自ら発見した問題を社会と連携して解決できる、公共性を深く理解し、高い市民性を持つ自立的な人材=地域公共人材を育成することです。
政策学部の「教育理念・目的」と「3つの方針」
大学での4年間をとおし、学生がこのような人材としてさまざまなスキルを身につけられるよう、社会課題の現場に出向き、現場から解決策を発想・提案するフィールドワークの機会を提供しています。
今回のスタディツアーは、大学に入学したばかりの1年生が、地域社会の現場に直接触れることで、2回生以降に地域とさらに深い関わりを持つことに対する心理的ハードルをほぐすこと、他者と協力して行動することの意味を理解し、自らの学びの意欲を高めるための「地域デビュー」の機会と位置づけています。実際、スタディツアーをきかっけに、ボランティアや授業の一環として学生が継続的に地域にかかわるケースも生まれており、今後の展開が期待されます。
●コースの概要●
コースは、政策学部のPBL科目「政策実践・探究演習(国内)」の連携先の地域をはじめ、教員による企画提案などを受け、地域協働総合センターがプログラムの企画全体をコーディネートしました。
コース:亀岡
テーマ:人・まちと自然の共生=持続可能な農業について考える
概要:地域で取り組まれている有機農法による定植・収穫体験により、楽しみながら自然と共生した農的暮らしについて学ぶとともに、チームワークと懇親を深める。古来から水害に苦しんだ地域であることから、水害を克服してきた努力、農村の文化について学ぶとともに住民と交流を図る。
受け入れ地域・組織:NPO法人ふるさと保津
参加した組:1
コース:近江八幡(沖島)
テーマ:世界農業遺産琵琶湖システムを学ぶ(漁業)
概要:沖島の漁業・離島の生活について関係者から話を伺う。組ごとに島内を巡り、地引網体験を通して、沖島の生活を知るとともに琵琶湖の環境について考える。
受け入れ地域・組織:沖島漁協
参加した組:2,13
コース:いずみ市民生協
テーマ:食品リサイクル・ループと障がい者雇用に取り組む協同組合の取り組みに学ぶ
概要:いずみ市民生協の店舗や宅配物流センターなどで発生する、食品廃棄物をたい肥にリサイクルし、それを用いて野菜を作り、それをまた店舗や宅配で販売するという「食品リサイクル・ループ」を見学する。
リサイクルや農業においては、積極的に障がい者を雇用し、彼らの自立支援を行っていることや、たべることができる余剰食品などは、子ども食堂に提供していることなどを学び、生協が行っている地域社会の課題解決の実践を学ぶ。
受け入れ地域・組織:地球環境市民会議
参加した組:3,8
コース:京丹後(奥大野)
テーマ:政策学部と地域の連携取組を学ぶ
概要:大宮町区長協議会と連携した先進的な取組を関係者から伺う。畑で野菜の収穫などの農業体験、地域の方と共に採れた食材で昼食づくりをし、地域との交流と組内の交流を深める。
受け入れ地域・組織:大宮町区長協議会(奥大野)
参加した組:4
コース:日吉
テーマ:地域発の映画鑑賞と交流、地域創生への提案を考える
概要:地域で制作されている映画の鑑賞、制作者との交流を通じて地域創生への提案を考える。地域の伝統食である納豆餅や巻きずしの共同調理体験を通しチームワークや懇親を深める。
受け入れ地域・組織:世木地域振興会
参加した組:5
コース:綾部
テーマ:山間地域の課題としての高齢者福祉、獣害への対応策
概要:山間地域の課題としての高齢者福祉、獣害への対応についての講演、ワークショップを通して学ぶとともに、ツリークライミング体験を通して楽しみながら懇親を図る。
受け入れ地域・組織:綾部かんばやしの里体験推進協議会
参加した組:6
コース:京丹後(三重・森本)
テーマ:環境保全型農業を学ぶ
概要:大宮町三重・森本里力再生協議会のメンバーから生物多様性米の取組について伺い、水田での生物調査、有機農薬づくり、野菜の収穫体験などを通して、地域との交流、組内の交流を深める。
受け入れ地域・組織:三重・森本里力再生協議会(ゲンゴロウ郷の米)
参加した組:7
コース:野洲(須原)
テーマ:世界農業遺産琵琶湖システムを学ぶ(農業)
概要:琵琶湖沿岸の安全なお米作り、琵琶湖システムについて関係者から話を伺う。魚のゆりかご水田での草取り作業、水路の生物調査などを行い、琵琶湖システムについて考える。
受け入れ地域・組織:せせらぎの郷(魚のゆりかご水田)
参加した組:9
コース:洲本
テーマ:“放置竹林の利活用” 地域の最前線で活躍する冒険人に出会い、洲本を知ろう
概要:洲本市の放置竹林問題、その解決のための取り組みについて関係者のお話を聞き、質疑応答する。それを受けて放置竹林の利活用×食をテーマに体験プログラムを実施。一連の体験を通して放置竹林問題に理解を深め、自分ごととして捉える視点を養うとともに、チームビルディングや学生間のコミュニケーションの場になるよう場を設定する。
受け入れ地域・組織:あわじ里山プロジェクト
参加した組:10,11
コース:園部
テーマ:農業体験による田舎暮らしの体感と地域課題の解決策検討
概要:田植えを体験することで、農業、田舎暮らしを体感する。そのうえで地域課題について知り、解決策について考えるワークショップを行う。
受け入れ地域・組織:西本梅地域振興会
参加した組:12
<6/22(日)京都府立 丹後海と星の見える丘公園にて実施>
【本件のポイント】
【本件の概要】
6月22日、京都北部では初開催となる「きょうと☆いきものフェス!2025 in うみほし」に龍谷大学政策学部の谷垣岳人准教授率いる環境サイエンスコース・谷垣ゼミがブース出展します。京丹後市大宮町三重・森本地区の農家や地域団体「里力(さとぢから)再生協議会」と協働で取り組む、絶滅危惧種ゲンゴロウ類の復活プロジェクトの最新成果を初公開します。
本ブースでは、「ゲンゴロウ郷の米」プロジェクト※1を通じて、生息が確認された2種のゲンゴロウと新たに確認された3種目との共存に向けた取り組みの最新成果を発表します。
本プロジェクトは、地域の農家と大学生が連携し※2、失われつつある里山の自然環境を再生するものであり、絶滅危惧種の保全と地域農業の価値向上を同時に実現する、先進的な地域再生のモデルケースです。
1.日 時:2025年6月22日(日)10時~15時
2.場 所:京都府立 丹後海と星の見える丘公園
3.参加人数:龍谷大学環境サイエンスコース谷垣ゼミ15名
4.活動内容:ゲンゴロウ米の保全に関するワークショップ・昆虫標本の展示
5.そ の 他:イベントではブース出展や自然観察会、スタンプラリーなどを実施
※入館料無料、一部有料ブースあり
※いきものフェスHP :
https://www.pref.kyoto.jp/biodic/news/ikimonohulesuinumihosi.html
【取組の補足】
※1「ゲンゴロウ郷の米」について
龍谷大学政策学部は、京丹後市大宮町三重・森本地区と連携し、地域団体「三重・森本里力再生協議会」と協働で、生物多様性保全型農業による「ゲンゴロウ郷の米」を開発しました。
2023年度からは環境サイエンスコースの谷垣ゼミがその活動を引き継ぎ、農薬の使用を抑えた生態系配慮型の米づくりを通じて水田を生き物たちのすみかとして再生し、生物多様性の保全のみならず地域経済の活性化にも寄与する全国の里山再生のロールモデルとして注目されています。
※2地域連携教育の実践
本プロジェクトは、龍谷大学が推進する「地域連携教育(Community Based Learning)」の実践例であり、学生が地域の現場に入り、課題を学びながら主体的に取り組むことで、地域と大学が共に持続可能な未来を創造する姿を体現しています。
問い合わせ先:龍谷大学政策学部准教授 谷垣 岳人
障害のある人の「学びたい」を支える現場にふれる:くれおカレッジ訪問
総合社会学科基礎ゼミナールA・立田クラスでは、6月7日(土)、滋賀県大津市にある「くれおカレッジ」を訪問しました。くれおカレッジは、知的障害や発達障害のある人たちの「大学生みたいに学びたい」「障害があるからこそ時間をかけて学びたい」という願いを支える、地域に根ざした学びの場です。
当日は、くれおカレッジの皆さんが、自らのことばで活動内容を紹介してくれました。日々の授業や活動の様子、仲間との関わりの中で感じていることなどを丁寧に語ってくれ、訪問した学生たちはその熱意と率直さに心を動かされていました。
その後、「イントロクイズ」や「人狼ゲーム」などのレクリエーションを通して交流を深めました。「くれおの皆さんが、私たちにたくさん話しかけてくれてうれしかったです」「初対面なのにすぐに打ち解けられて、すごく楽しかった!」という声もあがり、笑顔の絶えないひとときとなりました。
また、訪問を通じて福祉や教育の制度、障害と社会の関係について考えるきっかけも得られました。「成功も失敗も経験できることが当たり前になる環境が大切だと感じました」「全国にくれおカレッジのような場所はどのくらいあるのか気になりました」「龍谷大学でも、障害のある学生への支援はどうなっているのかもっと知りたいと思いました」といった感想もあり、学生一人ひとりがそれぞれの視点で問いを深めていました。
くれおカレッジの皆さんとは、後期に龍谷大学で再会する予定です。今回の出会いをきっかけに、学びや支え合いのかたちについて、これからも考え続けていきたいと思います。