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2025年6月27日(金)・28日(土)の2日間にわたり、龍谷大学・ソフトバンク・大津市との連携事業「スマートシティ ハッカソン」のSTEP4が、東京・竹芝にあるソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)の本社にて行われました。


「スマートシティ ハッカソン」集合写真

1日目は、ハッカソン参加者がソフトバンクの本社を訪れ、会社見学を行いました。
最先端の施設を目にし、ソフトバンク担当者の会社案内に聞き入る姿が見られました。
さらに、ソフトバンク社員が実際に働かれている姿を見て、「こんなところで働きたい!」という参加者の声も聞こえてきました。

2日目、参加者は朝早くからソフトバンクの本社に集合し、STEP4が開始しました。
冒頭には、本学客員教授で、2027年4月の設置を計画している「情報学部」(仮称)のスーパーバイザーに就任いただいたソフトバンク特別顧問の宮内 謙 氏より開会の挨拶がなされました。

挨拶の中では「このハッカソンという取組みは、学部を超えた取組みで、みなさんはSTEP1~STEP3を通して、『共感して、共鳴する』という経験をしたはず。その経験が、アイデアを生み出し、その瞬間にイノベーションが生まれる。そうして生まれたイノベーションを、大津市のスマートシティ実現に繋げてほしい。」と述べられました。

その後、参加者は、昼から始まる最終成果発表会に向け、チームごとに最後のハッカソンを行いました。


宮内 謙 客員教授


最終ハッカソンの様子


最終ハッカソンの様子


最終ハッカソンの様子


最終ハッカソンの様子


最終成果発表会は、「学生が考えるスマートシティ」をテーマに、1チーム10分で発表し、5分の質疑応答時間が設けられました。
各チーム、デモンストレーション動画などを入れ込んだ手の込んだ発表資料を使用し、5月から約2ヶ月に及ぶ成果を発表する機会となりました。




最終成果発表会の様子


最終成果発表会の様子


最終成果発表会の様子


最終成果発表会の様子


最終成果発表会の様子


質問する参加者


質問する参加者


発表後には、審査員からの質疑応答や講評を真剣に受ける学生の姿が印象的でした。
審査員は次の方々にご担当いただきました。
小林 丈記 氏(ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット統括 プロダクト技術本部 執行役員本部長)
打越 裕幸 氏(ソフトバンク株式会社 法人統括 デジタルエンジニアリング本部 統括部長)
保田 裕貴 氏(大津市 政策調整部 情報政策課 課長)
出  大輔 氏(大津市 政策調整部 情報政策課DX推進室 室長)
岸本 直之 氏(龍谷大学 副学長)
松木平淳太 氏(龍谷大学 学長補佐)
山﨑 正幸 氏(龍谷大学 農学部長)

表彰は8つの部門で行われ、審査員の厳正なる審査で受賞チームが決定しました。
いくつかのチームは複数部門での受賞となり、参加者の喜ぶ姿や、涙ぐむような姿も見受けられました。
本学はもちろん、ソフトバンク、大津市にも多くのご協力をいただき、豪華な賞品をご準備いただきました。
また、今年度初めて「OB賞」として、昨年度のハッカソン経験者が自分たちで賞品を用意してくれました。


審査員のみなさま


成果物を見る審査員


コメントをする審査員


最後に、岸本副学長から閉会の挨拶がなされました。
岸本副学長からは「STEP3からの追い上げに驚き、みなさんの苦労や努力が見受けられた。今年度のハッカソンは非常に僅差で、審査には時間がかかるほど、どのチームも素晴らしかった。ハッカソンで経験した『意見の違いを乗り越えて1つのプロダクトを作り上げるというプロセス』は、社会に出ると直面する経験そのもの。そのような原体験を学生時代にできたことを血肉として、社会でますます活躍してほしい」とのお話しがありました。


閉会の挨拶をする岸本副学長


ソフトバンクとの連携事業「ハッカソン」は、昨年度から開始した試みです。
今年度は、大津市も連携先に加わり、「オープンデータを基にして、大津市をスマートにするアイデアを考え、生成AIなどの最新技術を活用し、プロダクトを一定期間内に開発せよ」というミッションで2ヶ月間活動しました。

参加学生は先端理工学部・農学部・先端理工学研究科・農学研究科など幅広く、所属や学年などが異なる瀬田キャンパスに通うメンバーで構成されました。
ハッカソンへの応募の際に学生が回答した、「自分の持つ優れたスキル(AI活用が得意、データ解析が得意、企画が得意、モノづくりが得意、プログラムが得意、デザインが得意、プレゼンが得意)」や学部・学科などを踏まえて、チーム分けが行われました。
今回のハッカソンで得たスキルと仲間を大切に、今後も活躍していただきたいと感じています。

以下、授賞式の様子です。
みなさま、おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。


第1位・リアリティ賞・プレゼンテーション賞:
五色だんご


第2位・OB賞:M's


第3位:きなこもち


テクノロジー賞:ぷにぷにラボ


チャレンジ賞:ビワッカソン


大津市賞:Civitas X



▶2025年度「スマートシティ ハッカソン」のスケジュール
STEP1:5/10(土)瀬田キャンパス
STEP2:5/24(土)瀬田キャンパス
STEP3:6/7(土)  瀬田キャンパス
STEP4:6/27(金)28(土)ソフトバンク竹芝本社

▶2024年度「スマートキャンパス ハッカソン」の取り組み
2024年度に実施したハッカソンの詳細は、特設ページからご確認ください。
また、参加学生へのインタビュー動画を制作しました。
学生たちの生の声を是非ご覧ください。


▶ハッカソン(Hackathon)
「ハッカソン(Hackathon)」とは、プログラムの改良を意味するハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語です。
IT技術者がチームを組み、与えられたテーマに対して、定められた期間に集中的にソフトウェアやサービス、モノを開発し、アイデアの斬新さや技術の優秀さなどを競い合うイベントのことです。

▶ソフトバンク株式会社との包括連携協定
龍谷大学は2023年12月15日に、本学のDX(デジタルトランスフォーメーション)への連携・共創を推進する目的で、ソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)と包括連携協定を締結しました。
社会課題解決や人材育成を支援する場として整備される龍谷大学京都駅前新拠点の構築などで連携―龍谷大学・ソフトバンク株式会社・LINEヤフーの3者の包括連携協定を締結―

▶今後の情報発信について
今後の情報発信は特設サイトはもちろん、瀬田キャンパスInstagramでも発信していきますので、是非フォローしてください。
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今年度の文学部PBL演習は、「京都の地域課題と寺院の社会的役割との関係」をテーマに設定し、文学部の学びをいかしながら調査や考察を進めています。7月10日には、京都新聞で記者をされている青山智耶氏(仏教史学専攻卒業生)を講師に招き、「取材と記事作成のコツ」についてワークショップを実施しました。

今回のワークショップでは、個人や団体に取材を行うための事前学習として、どのような観点が大事なのか、お話を聞き出す際に工夫していることは何かなど、取材のコツを丁寧に教えていただきました。さらに、デモンストレーションを交えながら、受講生自身が取材や記事のあり方を考えることで、能動的な学びを得られる貴重な機会となりました。

後期のセメスターでは、本学の仏教SDGsウェブマガジン「ReTACTION」へ取材記事の投稿を行う予定です。きちんと準備をしたうえで、文学部の主体的な学びにつながる取材・記事作成を進めていけるように、今後も取り組んでいきたいと思います。




本学大学院では、修士課程および博士後期課程の1年生を対象に、研究活動支援を奨励することを目的として「大学院研究活動支援給付奨学金」制度を設けています。

このたび心理学研究科では、2025年度奨学金給付対象者が決定したことに伴う授与式を、7月11日(金)に大宮学舎黎明館の心理学部長室において、執り行いました。
奨学生になられた方には、吉川心理学研究科長から、奨学生証が授与されました。
続けて、吉川研究科長からは、お祝いの言葉と共に、精力的な研究活動を期待する旨、ご挨拶いただきました。

奨学生の皆さんの大学院における研究活動の更なる活躍を期待しております。




ChatGPTを代表とするAI技術は、すでに日常の様々な場面で活用されており、日々発展しています。
中には、AIが活用されていることを知らないまま日常的に使っている技術も多くあります。
例えば、スマートフォンの音声アシスタントや、オンラインショッピングのレコメンド機能などがその一例です。
これらの技術は、私たちの生活をより快適にし、時間を節約する手助けをしています。
弊学 先端理工学部 知能情報メディア課程でも、よりよい生活を目指し、AIを使った様々な技術を研究しています。
本研究会においては、昨年の研究会に続いて弊学の取組の中から、2つの研究開発をご紹介いたしました。
対面でご参加いただいた方には、講演後、研究内容のデモをご覧いただきました。

【開催日時】    2025年 7月 11日(金) 14:00~15:50
【開催方法】    ハイブリッド開催(WEB+対面)
【開催場所】 龍谷大学瀬田キャンパス RECホール1階小ホール                     
【参  加  費】 無 料
【主     催】 龍谷エクステンションセンター(REC)

<プログラム>

開催の挨拶(14:00~14:05)

講演1 「AR/VRを活用したコミュニケーションスキルの向上」 (14:05~14:45)
     龍谷大学 先端理工学部 知能情報メディア課程課程 准教授 藤本 雄一郎

人が生きる上で色んなスキルが必要です。しかし、一人ひとり得手不得手ある中で、
最適なスキル習得法が求められます。
本研究室では、拡張現実感(AR)とバーチャルリアリティ(VR)という技術を使って、
人がスキルを身につけたり、他人とのコミュニケーションをうまく取れるように
する技術を研究・開発しており、その内容を紹介いたしました。


藤本先生 講演の様子


講演2 「ヒトや機械にとって都合の良い画像って?」 (14:50~15:30)
     龍谷大学 先端理工学部 知能情報メディア課程課程 講師 植田 祥明

私たちは、日常的にスマホのカメラを使って様々な画像を取得しています。
撮影条件によっては、見た目とは違う画像となることも多く、最近ではAI技術を
使って簡単に自分の望ましい画像に加工することも可能になりました。

このような画像の変換技術は、人の見た目だけでなく、画像認識等コンピュータ
処理に適した処理を行う方向にも広がっております。
多くの場面で応用が期待される最新の画像処理技術を紹介いたしました。


植田先生 講演の様子


講演会終了後、対面参加者向けに、講演担当者よりデモンストレーションが行われました。


AR作業支援システムのデモンストレーション

第2回REC BIZ-NET研究会は
「カーボンニュートラル社会」実現のための新技術
~薄膜形成技術の可能性と水素利活用社会を目指して~ 
をテーマに開催いたします。

2025年8月27日(水)15:00より開催いたしますので、是非ご参加ください。

お申し込みはこちら


 2025年6月23日、潘ゼミでは、マツダ株式会社の購買部長の大原秀隆様*をお招きし、ご講演をいただきました。今回の講演には、潘ゼミ所属の2回生・3回生をはじめ、一部の1回生や国際基督教大学からの参加者も交え、企業の実情や現場の声に直接触れる大変貴重な機会となりました。


 潘ゼミでは現在、『ベーシックプラス 技術経営』(原拓志・宮尾学編、2017年、中央経済社)を輪読しており、「企業や社会の便益を高めるために、技術をどのように管理・活用するか」というテーマについて学んでいます。しかし、電気自動車などの先端技術の話になると、教科書だけでは現場の実態がつかみにくく、「実際の企業ではどうしているのか?」という疑問を多くの学生が抱いていました。

 そうした中で行われた今回の講演は、まさにそうした疑問を解消する絶好の機会となりました。私たちは事前にマツダについて調べ、チームで質問を出し合いながら、教科書の内容と現実とをつなぐことを目指して臨みました。

 講演の前半では、大原様が自動車業界の現状やマツダのEV(電気自動車)戦略、グローバル展開、生産方式などについて、私たちの質問に一つひとつ丁寧に答えてくださいました。理論だけでは見えてこなかった「企業が現実をどう捉え、どのように技術を活かしているか」が明快に語られ、学びが一気に立体化した感覚がありました。

 また、大原様ご自身のキャリアについても率直にお話しいただき、「入社して良かった点」だけでなく、「実際に苦労したこと」や「働く上での葛藤」についても包み隠さず語ってくださいました。大企業に対する漠然としたイメージが、現実的で具体的な姿に変わり、今後の進路を考えるうえで多くの示唆を得ることができました。

 講演を通じて特に印象に残ったのは、マツダが掲げる「意志あるフォロワー戦略」についてのお話です。これは、バッテリーEVの市場において先頭に立つのではなく、世界各国の需要や政策の違いを見極めながら、着実に対応していくという戦略です。急激なEV化はむしろリスクがあるという考え方は、これまでの「EV化=急ぐべき」という印象とは異なり、企業ごとの判断基準や戦略の多様性について深く考えさせられました。


 講演後の学生の感想からは、多くの学びと気づきがあったことがうかがえました。
 ・トヨタや日産とは異なる、「意志あるフォロワー戦略」などを通じて、自動車産業全体を見渡し、一歩引いて調和を図りながら成長していく姿勢が印象的でした。
 ・過去の挫折を経て、自動車づくりの本質に立ち返り、独自の価値観やこだわりを持って経営を再建したことが今のマツダらしさに繋がっていると感じました。
 ・今後のグローバル時代において、文化の違いを理解し、相手を尊重する姿勢が重要だと気付きました。
 ・今回の講演を通して、大企業のメリットだけでなく、昇進のペースが遅くなり、気づかぬうちに会社にぶら下がってしまうというデメリットもある、という話はとても考えさせられました。
 ・今回の大原様の講演から、どんな職場であっても働く上でチームワークは欠かせないと学びました。お互いに信頼し合い、仲間意識を持って協力することで、大きなプロジェクトや日々の業務もやり遂げることができるのだと実感しました。  
 ・教科書だけでは得られない「現場の声」に触れたことで、これまで難しく感じていた技術経営の学びも腑に落ち、自分たちの学びの意味がより明確になったように感じています。

 大原様のご講演を通して、企業の実情、戦略、そしてキャリア形成について多くの学びを得ることができました。今回の貴重な経験を今後の学習や進路選択にしっかりと活かしていきたいと思います。改めまして、大原様に心より御礼申し上げます。

*所属および役職は、講演時点での情報となっております。
(文責 経営学部2年生 上西亜依・田中丈士・藤野真帆・古澤望愛)


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