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 2026年2月24日、政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクトの2025年度第6フィールドワークに、学生3名が参加しました。

 千草竹原班は2025年度、千草竹原集落で栽培されている原木椎茸の認知を広めるために活動しています。洲本市内の安乎保育所の協力を得て、学生が企画した「きのこ嫌いも思わず笑顔になる! 幸せしいたけレシピコンテスト」を行ってきました。

 11月に保育園に通う園児の保護者の方々にご協力をいただき、原木椎茸を使用したレシピを募集しました。たくさんのレシピが集まり、12月にはコンテストを行うために保育園内でレシピの投票を行いました。投票が終わった後、学生が審査を行い、グランプリと大学生特別賞を決めるという流れで進めてきました。

 グランプリは園内で行った投票で見事「原木椎茸のベーコンポテトフライ」が選ばれました。12月に給食として提供され、大学生特別賞のレシピは今回のフィールドワークで学生が保育園を訪れ、園児と一緒に給食になったものを一緒に食べてきました。学生特別賞には「スープが美味しい包まない小籠包」が選ばれました。
 
 給食前には園児と歌遊びをして交流し、給食の時間になったら各テーブルに学生が入って園児と一緒に給食を食べました。園児たちからは、小籠包が「おいしい!」と感想がありました。おかわりもしてくれたので、企画してよかったと嬉しくなりました。椎茸の好き嫌いに関係なく、園児がおいしいと言って食べてくれた姿が印象的でした。

 学生も園児と一緒に食べることで、改めて原木椎茸の魅力が子ども達に伝わり、広まっていると実感しました。無事にしいたけレシピコンテストが成功してよかったと思っています。

 午後からは、洲本市役所で子ども子育て課の方々と、今後の大学と洲本市との活動について話し合いを行いました。今回を機に保育園という新しい連携先が増え、今後の活動も活発になっていきそうです。


園児と一緒に給食を食べている様子


スープが美味しい包まない小籠包の給食メニュー


【本件のポイント】

  • 龍谷大学政策学部村田和代ゼミが、アサヒグループホールディングス株式会社と協働し「責任ある飲酒」を学ぶボードゲーム「CARE & CHEERS」の内容分析と改良提案を行った。
  • 会話分析と事前事後アンケートにより、周囲への気遣い・他者理解の重要性を明らかにし、ゲーム名称やコンセプトの改良に寄与。
  • 「CARE & CHEERS」は企業や大学などの適正飲酒セミナーや社内研修などで活用を予定。

 

【本件の概要】
 社会言語学を学ぶ龍谷大学政策学部・村田和代ゼミは、アサヒグループホールディングス株式会社から「責任ある飲酒」を実践的に学ぶボードゲーム「CARE & CHEERS(ケアチア)」の内容分析および改良に関する依頼を受け、ゲームの開発に繋がる提案を行いました。


 検証のために2~4年生24人のゼミ生がゲームに参加し、複数チームのゲーム実施場面を収録しました。加えて、参加ゼミ生に事前事後のアンケートを実施し、ゲーム中のプレイヤーの全会話とアンケートの分析を行った結果、多くのプレイヤーが飲酒の際の「周囲への気遣い」や「他者理解」の重要性を実感し、飲酒を他者との関係の中で考える視点を得たことが確認されました。


 上記検証結果を踏まえ、周りの人に思いやりを持って(care)、喜びを分かち合い乾杯する(cheers)という意味を込めた「CARE & CHEERS」へと名称が決定されました。コンセプトも他者の話を“傾聴”する設計が重視されることとなりました。自分とは異なる(飲酒への)向き合い方や価値観への理解を促しているゲームとなったことも村田ゼミの研究がきっかけでした。 


 「CARE & CHEERS」は今後、アサヒグループが企業や大学などで実施している適正飲酒セミナーや社内研修などで活用し、適正飲酒の啓発と不適切飲酒の防止を一段と推進するために活用されます。

 

※「CARE & CHEERS(ケアチア)」
アサヒグループが推進する「責任ある飲酒」を学ぶための教育ツールとして開発された20歳以上対象のボードゲーム。お酒に関する悩みや困りごとに直面したプレイヤーに対して、ほかのプレイヤーがアドバイスや働きかけを行い、飲酒トラブルを未然に防ぐ関わり方を体験できる内容となっている。

 



アサヒグループホールディングス提供

【村田和代ゼミ 古川太一さんのコメント】
「本プロジェクトへの参加と、実際に「CARE&CHEERS」の効果検証や改良提案を通じて、私自身の飲み会に対する考え方は大きく変化しました。お酒に対する考え方や飲み会における相手への配慮について改めて考える貴重な機会になりました。とても盛り上がるゲームですので、ぜひ多くの方に体験いただき、飲み会の在り方を見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。」

 


問い合わせ先:龍谷大学政策学部教授 村田和代 kazuyo@policy.ryukoku.ac.jp


 2026年2月26日〜3月5日、南投県魚池郷大雁村・竹山富州社区と連携大学である台湾国立政治大学社会科学院との国際交流プログラムに、受講生16名(大学院生、留学生含む)と金紅実准教授、石原凌河准教授が参加しました。滞在中のレポートをお伝えします。

3月4日(水)
 本日は国立政治大学にて、①日本と台湾の地方創生の現状、②日本と台湾の里山再生の現状、③日本と台湾の災害復興と防災対策の現状、についてグループごとに発表しました。発表会には国立政治大学の学生だけでなく経済学系副教授の王信實先生にも参加していただき、活発な議論を展開することができました。午後からは国立政治大学の学生と龍谷大学の学生とともに台北市内や周辺地区を散策しました。
 台湾でのフィールドワークはいよいよ明日の帰国を残すのみとなりました。おかげさまで特に大きなトラブルもなく、大変充実したプログラムとなりました。現地でお世話になった方々に厚く御礼申し上げます。

 以下、受講生の報告です。

 まず、最寄り駅である淡水信義線の東山駅へ向かい、大安駅で文湖線に乗り換え、動物園駅に到着しました。その後、駅からバスに乗り、徒歩で国立政治大学へ向かいました。国立政治大学は、中国国民党の幹部育成学校であり、国共内戦に敗れた蒋介石が台湾に移ったと同時に、大学も台湾に移転したという歴史があるそうです。大学構内の建物の外にある壁や柱には、政治大学の学生による政治に関する意見が書かれた掲示物が、国ごとに分けられて数多く貼られていました。このような掲示物があることに驚くと同時に、制限が無く学生が自らの考えを自由に表現できる環境は素晴らしいことだと感じました。
 発表は、地方創生班、里山班、地域防災班の順に行いました。教授の王先生や政治大学の学生の方々にご参加いただき、発表後には質疑応答と感想をいただく時間を設けました。今回いただいたご意見をもとに、今後さらに内容を深め、より良い発表へと発展させていきたいです。
 全班の発表と王先生からの講評終了後には、王先生よりタピオカや餃子、スープを振る舞っていただき、発表の疲れを癒すことができました。昼食後、学生は留学生と共に自由行動の時間を楽しみました。


国立政治大学の様子


政治に関する意見が書かれた掲示物


発表風景


昼食の様子

(政策学研究科修士課程1年生 王駿晗 政策学部2回生 金平もも)

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岡山県真庭市太田市長と

 


 経済学部の多くのゼミ(演習I/II)が、学内外で特色ある活動を行っています。その一例として、国際経済学科の大原 盛樹 教授(演習テーマ:アジア比較経済論)のゼミの2025年度の活動を4回に分けて紹介します。

 大原ゼミでは「新興国の成長を日本に取り込む!」という共通テーマの下、学生が設定した課題について研究を行っています。2025年度のテーマは「CLTの輸出で日本の森と林業の再興を目指す」でした。「海外市場で稼げる日本の一次産品」としてCLT(Cross Laminated Chamber直行集成材)に注目し、日本の林業の再興策と海外市場の獲得方法を探りました。その最初のステップとして、2025年7月に大原ゼミ2、3年生とPBL(Project-based Learning)を学ぶ大学院生の計14名が岡山県真庭市を訪れ、産地の林業改革を進める真庭市役所と日本最大のCLTメーカーである銘建工業株式会社の取り組みを学びました。
 CLTは繊維が直行するように木板を重ね合わせ、強度を増した木質建材です。CLTを使うことで20階建て程度の中高層ビルを木材だけで建てられるようになり、欧州ではコンクリートを代替する建材として広く使用されています。日本政府もCLTの普及を促しています。真庭ではまず蒜山山麓の森林を散策し、あわせて未来的なCLTを使った建築群を見学しました。
 翌日は銘建工業を訪問し、最新のCLTの量産工場および地元の製材工場から出る端材を使ったバイオマス発電の現場を見学しました。中島社長にお話しいただき、同社の投資、技術開発、販売の重点、そして海外市場戦略と価格等の国際競争力について理解を深めました。次いで真庭市の太田市長および同市の林業担当者にお話いただき、産地の改革の全体像について聞き取りを行いました。インフラ整備や小規模地主の所有権改革など、産地全体で「木を使い切る」様々な改革施策について学びました。
 フィールド調査の目的の一つは、現地で現実を体感し、現場の人々と解決すべき課題を共有することです。真庭市は、森林資源管理と林業改革の点で、日本で比較的進んでいる地域です。しかしそれでも山々に蓄積された未利用木材を活用し、地域の豊かさを実現する体制は十分ではありません。私たちの関心に従えば、その鍵の一つが木材の海外市場の開拓にあり、台湾市場が焦点の一つでありそうだ―そのことを理解して、京都に帰りました。収穫の大きなフィールド調査でした。


真庭の森林


CLTモニュメント(蒜山高原)


大山(蒜山高原)をバックに


真庭市太田市長にヒアリング


銘建工業株式会社 現場見学


銘建工業株式会社 中島社長からヒアリング


銘建工業株式会社オフィスで


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