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SDGs

龍谷大学におけるSDGsの取り組み
14 海の豊かさを守ろう

14 海の豊かさを守ろう

海洋と海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する

世界の海洋は、その温度、科学的性質、海流、生物を通じ、地球を人間が住める場所にしているグローバル・システムの原動力となっています。私たちの雨水、飲料水、気象、気候、海岸線、私たちの食物の多く、さらには私たちが吸い込む大気中の酸素でさえ、究極的にはすべて、海が提供、制御しています。海洋は有史以来、交易と輸送に欠かせないルートとなってきました。

この不可欠なグローバル資源を慎重に管理することは、持続可能な未来への鍵を握っています。しかし現時点では、汚染による沿岸水域の劣化が続いているほか、海洋の酸性化は、生態系と生物多様性の機能に悪い影響を与えています。これによって、小規模漁業にも悪影響が及んでいます。

海洋保護区を実効的に管理し、しっかりと資金を供給する必要があるほか、乱獲や海洋汚染、海洋の酸性化を抑えるための規制の導入も必要となっています。

国連広報センターHPより

https://www.unic.or.jp/files/Goal_14.pdf

龍谷大学におけるSDGsの取り組み

2022年度成果と課題

本SDGに関連する主な取組実績は以下のとおりです。

  • 環境DNA実験教室の出前授業を光泉カトリック高等学校で実施

    2023年1月28日に光泉カトリック高等学校(滋賀県草津市)で「琵琶湖を中心とした水圏環境と環境DNA分析」をテーマに環境DNA実験教室を実施した。同高校2年の生物クラス27人を対象に、先端理工学部の山中裕樹准教授(生物多様性科学研究センター長)の講義と実験(水質調査実験、DNA抽出実験)を組み合わせた授業に、今回初めてアクティブ・ラーニングを取り入れた。生徒からは水質改善へのアイデアが提案されるなど活発な意見が発表された。

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  • びわ湖の日滋賀県提携 龍谷講座「びわ湖の楽しみ方」を開催

    「びわ湖の日(7月1日)」にちなみ、滋賀県と龍谷大学の提携によるオンライン講座を全3回(2022年10月~12月)開催した。12月3日の第3回目の講座には、先端理工学部の山中裕樹准教授(生物多様性科学研究センター長)が登壇し、8月から9月に実施した「びわ湖100地点環境DNA調査」の結果を発表した。また、環境DNA分析の仕組みや技術の進歩、将来的には自動化された観測システムが開発される可能性もあることを紹介した。

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  • 世界初、魚類環境RNAが環境DNAよりも分解されやすいと実証

    龍谷大学の研究チームは、環境中の魚由来のRNA(環境RNA)の分解速度を、異なる水温・pH条件下で推定し、環境DNAよりも分解が速く、環境条件によっては環境DNAと同程度に長期間水中に残存し続けることを世界で初めて実証した。野外環境においても、環境RNAは従来想定よりも水中に多く存在している可能性があり、環境RNA技術を用いた生理生態調査の実現性が高まった。研究成果は2022年7月16日にオンライン科学誌Environmental DNAに公開された。

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