持続可能な消費と生産とは、資源効率と省エネの促進、持続可能なインフラの整備、そして、基本的サービスと、環境に優しく働きがいのある人間らしい仕事の提供、すべての人々の生活の質的改善を意味します。その実現は、全般的な開発計画を達成し、将来の経済、環境、社会へのコストを低下させ、経済的競争力を高め、貧困を削減することに役立ちます。
現時点では、特に東アジアで天然資源の物的消費が増えています。各国は大気や水質、土壌の汚染に関する課題に引き続き取り組んでいます。
持続可能な消費と生産は「より少ないものでより多く、よりよく」を目指しているため、経済活動による正味の福祉向上は、ライフサイクル全体を通じて資源の利用、劣化および汚染を減らす一方で、生活の質を高めることによって促進できます。また、生産者から最終消費者まで、あらゆる人を巻き込みながら、サプライチェーンの運用を大いに重視する必要もあります。その中には、持続可能な消費とライフスタイルについて消費者を教育すること、基準やラベルを通じて十分な情報を提供すること、持続可能な公的調達に参画することなども含まれます。
https://www.unic.or.jp/files/Goal_12.pdf

本SDGに関連する主な取組実績は以下のとおりです。
2024年9月23日、深草キャンパスにて「龍谷大学サステナビリティDays」が開催しました。本イベントは、グリーン人材育成を目的として実施されました。 企業、卒業生、学生によるブースが並んだほか、「デロリアン」の 限定試乗体験会、容器包装や繊維のリサイクル技術開発等に取り組む、株式会社JEPLAN 取締役 執行役員会長・岩元 美智彦 氏の講演会がおこなわれました。
2025年1月29日より、龍谷大学の藤岡ゼミとGOOD NATURE MARKETが協働し、未利用資源である「摘果りんご」を使った アップサイクル商品のマドレーヌ 『日本茶に合う 摘果りんごのマドレーヌ』 を発売しました。 このプロジェクトは、2024年春からスタートし、学生たちが市場調査・商品設計・パッケージ開発・情報発信まで一貫して担当。 “捨てられる果実”を価値ある製品に変える実践的な連携事例です。
2024年12月、龍谷大学政策学部の洲本プロジェクトは、環境省主催の「第12回グッドライフアワード」において、環境大臣賞(学校部門)を受賞しました。 このプロジェクトは、2013年から兵庫県洲本市で継続しており、小水力発電やため池ソーラー設置、フロートソーラー発電所の売電利益を用いた放置竹林対策・古民家再生などで地域課題へ貢献してきました。 こうした再生可能エネルギーの活用と地域資源の循環利用は、持続可能な生産と消費のモデルとも言える取り組みです。