「京都いのちの日こころのつながりメッセージ展」に本学学生が参加【学長室(広報)】
京都府では、3月1日を「京都いのちの日」とし、「京都いのちの日こころのつながりメッセージ展」を開催し、自殺対策に関する関心と理解の促進と自殺の防止等に関する取組が実施されています。今年度は、令和7年2月16日(日曜日)イオンモール北大路で「京都いのちの日こころのつながりメッセージ展」(京都府内の大学生によるメッセージボードの展示と心理テスト、他に府内相談・支援先などの紹介、臨床宗教師による傾聴体験など)が開催されました。
「京都いのちの日こころのつながりメッセージ展」には、京都府自死対策カレッジ会議のメンバーとして約半年かけて準備し、本学からは3名の学生が参加しました。
京都府が主催する京都府自死対策カレッジ会議は、京都ノートルダム女子大学、京都文教大学、京都橘大学、京都府立大学、龍谷大学の府内5大学の学生が参加し、自死対策に関する学習会、啓発活動、「京都いのちの日メッセージ展」の企画・運営をしています。
<参加学生の声>================
「今年度のメッセージ展には、企画・ブース班のリーダーとして参加させていただきました。今回で3回目の参加となりましたが、年々参加学生のメンバーも増え、啓発方法や物品の種類も増え、充実していくのを身にもって感じました。
また、イベント当日までの期間で、ゲートキーパー講習や逃げ活についての講習を受けたことで、実際に辛い気持ちを抱えている人とどう接したら良いのかについて、学ぶことが出来たと思います。今回は、予想を遥かに上回る来場者数で、啓発物品が無くなるなどうれしい悲鳴もありました。このようなセンシティブで難しい活動を学生達で行うことで、若者たちへの啓発になったと思います。」
(岡崎 弾 文学部)
「今年の展示会は例年よりお客さんが多く様々な世代の方に参加して頂けました。
今までの活動ではいのちの日という比較的重いテーマに対してお客さんに気楽に知ってもらえるかを課題にしていました。
過去のイベントでは比較的重く捉える方が多く敬遠してイベントエリアに近づいてもくれない人が多かったです。
しかし、今回はメッセージ班として大学生の身近な考えを書いた明るく読んでみたいと思うようなメッセージボードの作成をグループで意見交換しながら行うことで多くの方に楽しくイベントに参加してもらうことができました。
お客さんの中には「メッセージに共感できた」、「自分でメッセージボードを書いて気持ちが楽になった」と言ったプラスな気持ちになった方もいらっしゃったのでイベントを運営して達成感を感じることができました。」
(五井 真子 経済学部)
「私は今回で2回目の参加ですが、昨年とは異なる初めての会場だったために来場者の動向が予測できない中での準備と開催でしたが、思っていたよりも多くの人に足を止めていただけた印象でした。2年連続関わってみて、『不特定多数が集まる場所×まゆまろ』は最強だと感じました(笑)
ある高齢の方が、大学生によるメッセージを、ご自身が大学生だった時のことを思い返しながら読まれていて、『見ていて元気をもらえた』と言ってもらえました。とても嬉しかったと同時に、このようなメッセージボードの展示の意義は、『それだ』と強く実感したことが一番印象に残っています。
京都いのちの日 こころのつながりメッセージ展は、主に若者の自死を減らすことを目的の一つとしていますが、そこまで深いものでなくても、ちょっと前向きになれない日に、そっと背中にただ手を添えるような存在であれたらと思って、私は活動しています。」
(林 久瑠海 心理学部)
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この取組については、龍谷大学が運営する みんなの仏教SDGsウェブマガジン「ReTACTION」でも記事を公開していますので、合わせてご覧ください。
孤独の正体を知るため行動する 京都府自死対策カレッジ会議 | ReTACTION(リタクション)| みんなの仏教SDGsウェブマガジン

まゆまろと啓発物品(クリアファイルとウェットティッシュ)を持つ林さん

会場の様子

心理テストブース及びキーフレーズの横断幕

襷を持つまゆまろ