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本日(10月25日)、龍谷ミュージアムで開催中の秋季特別展「みちのく いとしい仏たち」は、開幕からの来館者数が1万人を突破しました。

記念すべき1万人目となりましたのは、神奈川県横浜市在住の会社員・上野 みづほさん。上野さんには安藤徹館長から特別展の図録、オリジナルグッズのクリアファイル、ミニノートが贈られました。

大阪での用事を終え、ご自宅に帰られえる前に京都に寄られた上野さん。自分が1万人目になり、非常に驚かれたそうです。これまで美術館や博物館にはよく行かれているものの、あまり仏像には興味はなかったそうですが、SNSでこの展覧会のことを知り、初めて龍谷ミュージアムにお越しいただきました。


本展は、北東北の素朴でユニークな仏像・神像をご紹介するだけでなく、桑島法子さん(声優/岩手県出身)によるシアター映像や、楠麻里さん(秋田市生まれ、秋田市・青森県八戸市育ち)がナビゲートする「京都会場オリジナル」の音声ガイド、展覧会オリジナルグッズや北東北の物産等の販売コーナーなど、北東北の魅力も感じられる展覧会です。

皆様のご来館をお待ちしております。


秋季特別展「みちのく いとしい仏たち」の詳細はこちら▼
 https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/2023/michinoku/


◆JR・近鉄・地下鉄烏丸線「京都」駅から徒歩約12分
◆京都市バス(9・28・75系統)「西本願寺前」下車 徒歩約2分
◆京都駅から徒歩でのアクセス
  https://museum.ryukoku.ac.jp/guide/walk.html


10月28日(土)、29日(日)の瀬田キャンパス龍谷祭において、3年次生が「プロジェクトリサーチ」で取り組んだ活動内容について、1号館エントランスにてポスターセッションをおこないます。
学園祭で来られる様々な方に活動内容をアピールしようと、ポスターだけでなくロボット展示など趣向を凝らした見学・体験もできるよう準備をすすめています。

また、28日の午後には、本学と産学地域連携基本協定を締結している滋賀県中小企業団体中央会が、ものづくり中小企業と先端理工学部との交流事業として、プロジェクトリサーチの優秀な取組に対し企業の視点から実社会の経済活動にどう繋がるかを審査・評価します(後日表彰式を予定)。

ぜひ学園祭に足を運び、学生らの活動をご覧ください。

■プロジェクトリサーチについてはこちら
■R-Gapについてはこちら
■プレスリリース内容はこちら


昨年度のポスターセッション①


昨年度のポスターセッション②


前回公開した團藤プロジェクトの続きです!!もし、第一回と第二回をまだご覧になっていない方はそちらの方をぜひご覧ください!!

法学部企画広報学生スタッフLeD’sインタビュー/『生誕110周年記念特別展「團藤重光の世界-法学者・最高裁判事・宮内庁参与」』を見て(1)【法学部】

法学部企画広報学生スタッフLeD’sインタビュー/『生誕110周年記念特別展「團藤重光の世界-法学者・最高裁判事・宮内庁参与」』を見て(2)【法学部】

とうとう今回で一端の区切りです。本当に素晴らしいお話を聞くことができて幸せな時間でした。私たちが行った取材記事は今回が最後ですが、團藤プロジェクト自体はまだまだ続いているのできっと素晴らしい記事を私たちの “優秀な” 後輩たちが書いてくれることでしょう(笑)その時は一人の人間として楽しみながら読もうと思います。
ここまで読んでくださった読者の皆さんありがとうございます。では最後までお楽しみください!

團藤プロジェクトについて

團藤文庫について


プロジェクトメンバーについて
Q. プロジェクトのメンバーは、(團藤先生からコレクションを受贈した)福島先生が直接お声をかけて集めたメンバーですか。
A. 最初は小所帯だったんですよ。それで、何人ぐらいだったかな。刑事法と法制史が多いですが、憲法とか、アーカイブズ学とか色々な人が入っていて。歴史系の人も、異分野の人たちが集まってこのプロジェクトに取り組んでいます。しかも非常にびっくりな人がたくさん来ます。本当にこのプロジェクトがなかったら絶対会わないような人とも会っているので、とても勉強になりますし、色々な輪が広がっていきますね。先ほどのお礼を申し上げたいっていうのに繋がってきますけど、そんな感じですね(笑)

Q. 現在の團藤文庫の進捗状況を教えてください。
A. とても難しい質問ですね。富士登山に例えるならまだ、1合目や2合目ぐらいですね。大学院のドクターとして帰ってきて、元々は刑事訴訟法が専門でした。その時に團藤文庫が大学に寄贈されまして、「團藤プロジェクト立ち上げるけど、一緒に調査研究やる?」って福島先生に誘われて「やります」と答えたのが最初で、もう10年が経ちました。
團藤先生は存じていましたし、歴史が好きでした。さらに僕は来た仕事を断らないです。一緒にすることになりました。しかし歴史を主体とした法律学の勉強はしてきましたが、今回の様な資料を扱うような知識は全くなかったので、ゼロベースで仕事を始めました。その時にこの様な資料を扱うアーカイブズ学という学問があり学会もあることを知りました。このアーカイブズ学をゼロから体系的に学べる講座(人間文化研究機構国文学研究資料館の実施する「アーカイブズ・カレッジ」(資料管理学研修会))が東京で開催されているというのを聞いて元々の指導教官だった先生のご自宅に居候しながら2ヶ月間東京で勉強しました。そこからアーカイブズの世界と関わるようになりました。完全アウェイで友達0人の状態でアーカイブズの知識もありませんでした。そこから少しずつ輪が広がっていき、色々な人との縁に恵まれてやっと入口部分に立てたのではないかと思っています。およそ10万点だからものすごい時間がかかります。1代では終わらないのでバトンを繋ぎながら色々な人にやってもらう感じになると思います。ただ、 僕の後に続いてくれる人がいないのが悩みです。
その資料を管理しそれ伝えていくための専門家としてアーキビストという仕事があります。国立公文書館の認証アーキビスト制度というがありまして、歴史史料をちゃんと残していくための技術と知識を持っている人を国立公文書館が認証する制度が2020年に始まりました。僕はその1期生で翌年の、2021年の1月1日から認証アーキビストとして認証を受けました。しかし、本学には私だけであり、全国でも今のところ(2022年度現在)281人しかいません。潜在的にはこのような能力を持った人はたくさんいるのですが、皆さん認証を受けたりしません。少しでも制度自体をアピールしながら、認証を受ける人を増やしていき僕の後にチャレンジしたい人が 入ってきてくれたらとても嬉しいです。
僕はもう10年以上携わっています。これは結構すごいことだと思っていて、歴史は飯が食えない学問だと言われていたのですが、そうではない道も新たに出来上がってくるということだと思います。またデジタル化の動きがある中でこのアーカイブを通じた仕事の展開があり得ると思っています。その資料を使って人に教育をする、つまりエディケーターとか、コミュニケーターや様々な職種がこれからも出来上がってくると思います。昔は学校の先生とかしかなかったと思うのですがこの制度ができたことによって色々な道が広がっていくと確信しています。ぜひ、若い人達に團藤プロジェクトをはじめとするアーカイブズの世界に参加してもらいたいなと思っています。求む、チャレンジャーみたいな(笑)

團藤プロジェクトのこれからの計画
Q. 團藤プロジェクトの今後の活動方針は決められていますか。
A. これから当面の間やっていくのはノートかな。主任事件メモを他の資料と照らし合わせながら最高裁に関する研究を続けていきます。
あと、日記も。今年度内に型をつけて、来年度(2024年度)に出版する予定です。当面はその2つです。


最後に
Q.今回の展示会で、見学しに来た方に感じてほしいことは何ですか。
A.今回は1回目のリバイバルでもあるので、團藤重光という人がどういう人だったかっていうことを、彼が持っていた資料を通じて知ってもらいたいです。
「あ、こういう人だったんだ」っていうのが、少しでも伝わればいいなと思っています。そのために、展示をやっているということもあるのでね。
記録や資料が残っていないと人々の記憶によってしかその人っていうのは伝わらないんです。しかし、ここは色々な紙や物の資料が残っているのでそれを通じて人の記憶以外の彼の生きた証や道筋などの息吹をここで感じていただけたらなという風に感じています。なので、それが来た人にとても伝わったらすごく嬉しいです。来られた方は必ず「もっと何回も展示をやってほしい」っておっしゃってくださるので、僕が思っていた團藤重光という人物に対しての思いの一かけらぐらいは来られた方にはお伝えできているのではないかなという風に思いますね。

Q. 遠方の方で、京都まで来れない人など様々な都合で今回来れない人とかもいらっしゃったと思われますが、 そのような方に向けて何かメッセージはいただけますか。
A. 申し訳ないという風な一言に尽きるわけなんだけれども、デジタルアーカイブで現在、お出しできているのは非常に限られたものしか、まあ見ていただけないんですが、今後はそういうものを少しずつですね、増やしていこうと考えております。
また、住んでるところによって、そういった資料が見れないというのは 解消していかないといけないという風にすごく感じていて、デジタルの強みはどこに住んでてもいろんな資料にアクセスできたりとか、それを見ることができるということなので、そういう風にデジタル化に力を入れていくことができたらいいなと思っていますね。今後好評であれば次回をですね、また続けていきたいなと実は思っているので、また次回お越しいただけると嬉しいです。

取材を終えて
今回の取材を通して團藤先生の学生時代のノートから最高裁判所判事を退官されたときの写真まで数多くの資料に触れることができ團藤先生の偉大さを感じることができたとともに全体から見れば一部かもしれませんがこれほど多くの資料に関わることができて本当に幸せな時間を過ごすことができました。
さらに展示自体もただの展示ではなく展示内容が期間で変わるという「成長する展示、変化する展示」がとても魅力的でした。何度も訪れたくなる展示で私自身も複数回会場に足を運びました。
そして太田さんにインタビューをさせていただき太田さんの團藤先生に対する思いを感じることができました。特に「團藤先生に直接お会いできると仮定したら、どんな感じのお話がしたいですか。」と質問した際に感極まり顔が赤くなるシーンがありました。これほどまでにこのプロジェクトは熱意をもって行われているのだと思うと、このプロジェクトのことを大学生のうちに知れて本当にうれしく思いました。今回のインタビューで太田さんは「縁」という単語を何度も使われていたことも印象的でした。これまでの人生、そしてこれからの人生で出会う方々との「縁」を大事にしようと思いました。
最後になりましたが、取材に協力してくださった太田さんを始め多くの先生方、大学職員の方々、今回の記事作成に協力してくださったすべての方々に感謝を申し上げます。そして同時に團藤重光先生とこのプロジェクトがより一層多くの方に知ってもらえることを願っています。 


写真左から太田宗志様 鈴木啓太 川上桃佳 山本真央 伊藤千夏

【取材・記事】
法学部学生広報スタッフ LeD's
伊藤 千夏(法学部3年)
川上 桃佳(法学部3年)
鈴木 啓太(法学部3年)
山本 真央(法学部3年)



 東京の日仏会館・フランス国立日本研究所で10月10日と11日の2日にわたり国際シンポジウム「Sustain Asia: (Un)sustainable Growth and Environment in Asian Territories」が開催され、そこで里山学研究センターの村澤真保呂研究員(龍谷大学社会学部・教授)が、アジアにおける持続可能社会の実現に向けた学術的課題について報告しました。この国際会議はフランス外務省の主催により、フランスとアジア5カ国(日本、台湾、タイ、ヴェトナム、インド)の研究者を中心に、アジアにおける持続可能社会の実現に向けた学際研究を推進するべく企画されたものです。
 村澤研究員は「The Anthropocene City and its Debates in Asia」のセッションで、地球規模の都市化と環境破壊に関する近年の学術界の転換について、里山研究の事例をもとに、哲学史的観点から報告(タイトル:On Urbanization and the Academic Turn: Perspectives on the History of Philosophy and Psychological Landscape Studies on "Secondary Nature")をおこないました。
 2日間で21名の研究者が発表し、すべての発表について登壇者が全員で討論する仕方で進められました。本シンポジウムの成果は、フランス国立日本研究所により、近い将来に公開される予定です。


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