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今回のニュースは,「保育実習指導Ⅰ(1年次)」で行った「『素敵』を探す観察プログラム」の発表会の第2弾について報告します。7月8日(土)の5講時に2クラスの発表がありました。
 「私たちを支えてくれる人」では,龍谷大学のキャンパス間の移動を支えてくれるバスの運転手,キャンパスの花壇を整備してくださる京都ふれあい工房の方々,そして,学生が最もお世話になっている短大教務課と実習指導室のスタッフを紹介してくれました。
 「素敵み~けっ‼ ~フッカルビ~」では,22号館6階から見える京都市内の景色,キャンパス内にある植物(きれいなピンク色のツツジ,お米プロジェクトで栽培している稲,ウメの木),短期大学教員が持っているおしゃれな花柄の日傘,そして,最後にクラスの学生と共に素敵探しをしたクラス担任を紹介してくれました。ちなみに,タイトルにある「フッカルビ」とは,学生たちが「フッ軽」の話をしているときにクラス担任が「フッカルビって食べ物なかった?」と聞いてきたので,そこからつけたようです。
 この日の発表会は最終回ということもあり,質疑応答の雰囲気に慣れた学生から,たくさんの質問も出され活発な質疑応答になりました。
 このプロラムを通して,学生には,一人ひとり異なる見方や考え方があること,また,相互に認め合うことの大切さについて学んでもらえたと思います。さらに,グループ活動を通して,様々なものを共有する楽しさについても知ってもらえたように思います。私たち教員は,これらの貴重な経験を実習につなげて欲しいと考えています。
皆さんも,身近にある「素敵」を探して家族や友人と共有してみてください。きっといつもとは違う経験ができると思いますよ。

7月8日(土)5講時
 畠山クラス・・・私たちを支えてくれる人
 福田クラス・・・素敵み~けっ‼ ~フッカルビ~



2023年6月30日、公益財団法人「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」及び一般財団法人「イノセンス・プロジェクト・ジャパン(IPJ)」による刑事司法に関する共同キャンペーン第1回シンポジウム「人質司法を考える」が、龍谷大学大阪梅田キャンパスで開催され、約150名(対面50名、オンライン約100名)が参加しました。



龍谷大学刑事司法・誤判救済研究センターは、プレサンス元社長冤罪事件弁護団、IPJ学生ボランティア、KONANプレミア・プロジェクト「他分野の力を集結して「えん罪救済」に取り組むプロジェクト」と共に、当シンポジウムの開催に協力しました。
>>龍谷大学 刑事司法・誤判救済研究センター
>>EVENT情報】 【>>プレスリリース


斎藤司教授(IPJメンバー/刑事司法・誤判救済研究センター長)の司会により進行されたシンポジウムは、はじめに石塚章夫IPJ理事長(弁護士)開会のあいさつが行われ、その後、土井香苗(HRW日本代表)により、「日本の人質司法」報告書の概要について説明が行われました。

「日本の人質司法」報告書は、HRWのシニア・カウンセルであるサループ・イジャズ弁護士の調査に基づいて執筆されたものであり、調査は2020年1月から2023年2月まで、8都道府県において、否認・黙秘した元被疑者30名に加えて元被疑者の家族や弁護士、研究者、ジャーナリストなど26名に対する対面及びオンラインインタビューを通じて日本の刑事司法の実体を調べた内容となります。さらに日本の現状が国際基準と比べた結果、日本の現状と国際基準のギャップを埋めるための政策提言も含まれています。
>>日本の人質司法


渕野貴生教授(IPJ理事/立命館大学)による「人質司法」の問題点についての発表は、「人質司法」の実際上の問題として、被疑者の逃亡の防止、罪証隠滅の防止という身体拘束の本来の目的ではなく、刑事訴訟法では認められていない取調べを目的とした身体拘束が、黙秘権侵害になることを指摘しました。

また、日本の身体拘束制度は、諸外国の制度と質的に異なるわけではないが、身体拘束制度の運用によって身体拘束制度が取調べや自白追及と結びつくことになること、起訴前は23日間に及ぶ身体拘束期間中に自白を追及する連日・長時間の取調べが行われ、起訴後も被告人の否認は罪証隠滅の危険があると評価され、容易に保釈が認められないために、「人質司法」は身体解放のために虚偽の自白をするという冤罪の直接的な原因になると指摘しました。
そして、「人質司法」の法的問題として、起訴後の保釈が容易に認められないことは被告人の防御権行使の侵害を超え、被告人を国家権力に屈服させる行為、すなわち人間の尊厳を損害すること、「人質司法」は身体不拘束の原則と結びついて無罪推定原則に対する侵害であると指摘しました。


 
笹倉香奈教授(IPJ事務局長/甲南大学)によりHRWとIPJの共同プロジェクトについての報告が行われました。

HRWとIPJは、えん罪事件の背景には「人質司法」があり、「人質司法」はえん罪の原因となっている現状を改革すべく、シンポジウム開催日である2023年6月30日から、共同プロジェクトを立ち上げることにしました。
共同プロジェクトの名称である「ひとごとじゃないよ!人質司法」は、すべての人が人質司法の被害者になり得る、この想いで制度・運用を改革しないといけないために誕生しました。これからは「人質司法」の問題について、さらなる実態調査及び一般市民、司法、立法府に向けての発信、人権を保障し、えん罪のない社会を実現する刑事司法制度の改革を目指します。
>>ひとごとじゃないよ!人質司法ウェブサイト


亀石倫子弁護士(IPJメンバー)の司会で、山岸忍氏(プレサンスコーポレーション元代表取締役)及びプレサンス元社長えん罪事件弁護団の秋田真志弁護士(IPJメンバー)、中村和洋弁護士(元検察官)、西愛礼弁護士(元裁判官)に「人質司法」の実体験に基づくプレサンスコーポレーション事件の話を聞きました。


【左から、秋田真志弁護士、西愛礼弁護士、中村和洋弁護士、山岸忍氏、亀石倫子弁護士】

【左から、秋田真志弁護士、西愛礼弁護士、中村和洋弁護士、山岸忍氏、亀石倫子弁護士】


プレサンスコーポレーション事件とは、21億円の業務上横領が問題となった事件で、山岸忍氏が大阪地検特捜部に逮捕・起訴され、248日間にわたり勾留され、「人質司法」の被害者となった事件です。詳細は、山岸忍『負けへんで!東証一部上場企業社長vs地検特捜部』(文藝春秋、2023年)に書かれています。

山岸忍氏は、同時期に任意の取調べを受けた2名(その後、2名は逮捕され供述を強いられたとされる)の供述ではなく、捜査機関が描いたストーリーによって共犯とされたと説明します。山岸忍氏は、勾留中に独居房で過ごすことになり、一日中の話し相手は取調官以外にいないと言っても過言ではありませんでした。
山岸忍氏は、身体拘束される前から自分を担当した取調官は親切で、身体拘束された後も取調官が自分の味方だと思い、弁護人よりも取調官を信じるような心情になってしまった、と語りました。そして、黙秘権の行使、すなわち黙秘することについて、自分が悪いことをしたと認識しなかったため、黙秘する必要がないと思う一方で、検察官からも黙秘することは卑怯だと言われていました。
山岸忍氏が勾留されてから保釈されるまで8ヶ月間かかり、身体拘束中5回の保釈請求は抽象的な理由に基づいて却下され、6回目の請求で保釈が認められました。6回目の保釈請求は保釈のために15個の条件を付したものでありました。
秋田真志弁護士は、被疑者取調べの録音・録画制度が導入されてからもプレサンスコーポレーション事件のような不祥事が起きたことは、現行制度を変える必要があり、取調室に弁護人を立会わせるしかないと説明しました。


【郷原信郎弁護士】

【郷原信郎弁護士】

以上のディスカッションを受けて、郷原信郎弁護士(元検察官)から東京地検特捜部での「人質司法」を中心にコメントを頂きました。郷原信郎弁護士は「人質司法」で特に問題となるのは、捜査機関の判断で立件した、立件型事件であり、捜査機関の判断が間違えていないことを証明するために必死になることで、深刻な人権侵害が発生すると説明しました。

また、郷原信郎弁護士は裁判所も複雑な事件に関しては裁判が始まるまでは、誰よりも検察が事件の詳細を知り、検察の言う通りにしておくのが無難であるという考えから抜け出せないことに気付き、そのために検察官から嘘のような意見が述べられることの問題を指摘し、容易に保釈が認められる制度に変える必要性を述べました。


【イェスパー・コール(Jesper Koll)氏】

【イェスパー・コール(Jesper Koll)氏】

つづいて、行われたパネルディスカッション「国際社会からみた日本の刑事司法とビジネス」では、イェスパー・コール(Jesper Koll)氏(エコノミスト、マネックスグループ専門役員)から、外国人、特に外国のビジネスマン、投資家の立場から見ると日本で逮捕・勾留されることは、ブラックホールに吸い込まれることになり、逮捕・勾留後のプロセスの不透明性問題から、先進国である日本の刑事司法が諸外国のロールモデルになれるのか?という疑問を投げかけ、「人質司法」を経済的観点から語られました。

さいごに、川崎拓也弁護士(IPJ理事)による閉会のあいさつが行われました。
川崎拓也弁護士は、「ひとごとじゃないよ!」を考えるとき、最もひとごとじゃないと思う人が、最も人質司法の犠牲者に近い存在になっていると注意を喚起しました。

HRWとIPJの共同プロジェクトの次のイベントは、この秋に国会の議員会館で行う予定です。

【2023.06.30シンポジウム「人質司法を考える」・関連情報】
◎アーカイブ配信・全編はこちら(YouTube)から
◎イノセンス・プロジェクト・ジャパン 学生ボランティアスタッフによるレポート 


【本件のポイント】

  • 2022年度後期から、経営学部加藤正浩ゼミナールが、(株)やる気グループ「韓丼」ブランドと連携を開始。2023年度前期は7月に新商品発売を目指し、商品構想・試作・提案を行ってきた。
  • 7月20日(木)から31日(月)までの期間、「韓丼」新堀川本店にて学生が考案した「冷製スン豆腐」が発売される。
  • 2022年度後期の連携(業界・「韓丼」業態の理解や、販売促進策の提案)を踏まえ、韓国料理をルーツに持つ「韓丼」の「スン豆腐」を、夏でも冷たく・おいしく食べられるよう考案した。


【本件の概要】
 龍谷大学経営学部加藤正浩ゼミナールでは、株式会社やる気(京都市伏見区)と2022年度後期から連携し、同社が展開するフランチャイズブランド「カルビ丼とスン豆腐専門店 韓丼」を対象に、飲食業界の業態分析や、「韓丼」の販売促進策の提案などを行ってきました。
 2023年度は3年生14名が2チームに分かれ、商品の構想、試作やレシピの作成、販売ターゲットやキャッチコピーを考案しました。その成果として、株式会社やる気大島社長ほか社員の皆さんの前で新商品のプレゼンテーションを実施し、「冷製スン豆腐」の発売が決定しました。

 今回の産学連携を通して、学生にものづくりや試行錯誤の楽しさを感じてもらい、今後のキャリアや興味の幅を広げることや、同社の社員との交流のなかで相互の活性化を図ることなどを目的として実施しています。
 学生が地域や社会と接点を持つことで、新たなアイデアが生まれ、多様な価値の創出や課題解決に繋がり、社会に貢献していくことを期待します。

<新商品「冷製スン豆腐」>
・“夏バテ気味のZ世代”をターゲットにし、韓国料理をルーツに持つ「韓丼」の“スン豆腐”を「夏でも冷たく・おいしく食べられる」というコンセプトで開発した商品。
・提供温度や辛さに気を配ったほか、最後までおいしく食べられるよう“特製とろろ追いメシ”で味に変化を付けた。
・7月20日(木)から31日(月)まで、「韓丼」新堀川本店において、790円(税込)で販売。


プレゼンの様子


試食会の様子

問い合わせ先:龍谷大学REC事務部(京都) Tel 075-645-2098
rec-k@ad.ryukoku.ac.jp https://rec.seta.ryukoku.ac.jp/index.php


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【チラシ】<新商品「冷製スン豆腐」>



6月30日に続き7月7日に、第2回目の「うずらの里児童館」とのワークショップを龍谷大学政策学部の学生と、短期留学生が合同で行った。6月30日には、「うずらの里児童館」の小学生(1~6年生)が参加し、7月7日には「うずらの里児童館 砂川小学校分館」の小学生(1~4年生)が参加した。
 これら2回のワークショップは、政策学部の村田和代ゼミナールが2022年度に実施した「国際共修」を前身とした授業「グローカル・コミュニケーション英語A」の中で、受講生である政策学部の学生と、交換留学生(JEP-Eプログラムの学生)が協力して計画・実施したものである。


本ワークショップの目的は、「幼少期に異文化に触れる機会を創生することで、異文化に対する壁や偏見を取り払うことにつなげる」ことである。
 ワークショップ実施までに、多くの議論やリハーサルを重ね、多くの問題があった。交換留学生は様々な国からきており、ウクライナやマレーシア、ドイツ、カナダなど言語がさまざまである。それ故に、コミュニケーションをとること事態が難しく、スムーズにいかないこともあった。しかし、翻訳機器やジェスチャーを用いてコミュニケーションをとり、無事ワークショップを実施するに至った。


2回目のワークショップ当日は、受講生が砂川小学校内にある児童館まで児童を迎えに行き、ワークショップを行う教室まで連れていった。教室は装飾を施したり、出迎えのメッセージを黒板に書いたりと、児童を楽しませるような趣向が凝らされていた。
 ワークショップの初めに、日本人学生たちからの始まりの言葉、ワークショップの目的、自己紹介を行い、続いて留学生が自己紹介をし、それぞれから「こんにちは」の言葉を母国語で伝えた。それにこたえ、元気に児童も声を返していた。




ワークショップでは「ジェスチャーゲーム」、「ミュージックチェアーゲーム(椅子取りゲーム)」等のゲームが行われ、親睦を深めた。留学生も活き活きと児童と交流し、児童に伝わるように日本語で言葉を紡ぎ、ジェスチャーを交えてコミュニケーションを図っていた。児童たちも普段関わる機会が少ない短期留学生にとても興味を持ち、活発に話しており、楽しそうな様子であった。




ワークショップがスムーズに進行し、最後に児童たちに初めに説明した「ワークショップでの目標」について、実際にワークショップを経験してどう感じたかを尋ねた。すると、「外国に行きたくなった」や、「外国のあいさつや英語が面白かった」などの前向きな意見ばかりが挙がった。短期留学生たちも「かわいかった」、「大変だったが楽しく、日本人と協力することで成功できてうれしい」という意見が挙がった。
 このワークショップを筆者は大成功ととらえており、今後もこのような交流の場が授業内で持てるよう、継続的な連携を切に願う。


日本人学生と、留学生が協働し、異文化理解の場を作り、グロ-バル化が進む社会に対応するための力を養うこと、つまり『内なる国際化』が龍谷大学で行われれば、今後の社会で活躍する人材の育成にもつながるのではないだろうか。今年度は政策学部向けの科目であったが、他学部の学生も履修できるような科目になれば、より多くの学生が留学生と交流する機会を持てるのではないだろうか。
 龍谷大学における「国際共修」のこれからの展開、そしてそれを通した龍谷大学の『内なる国際化』に期待したい。

【筆者】政策学部 政策学科 村田和代ゼミナール所属 谷川空良


本学で学んでいる3名の交換留学生がグローバルコモンズのイベント「地球がキャンパスだ!」に参加し、本学の学生たちに母国について紹介しました。

7月10日(月)、ローマ・サピエンツァ大学(イタリア)のニコル・マリアーニさん:
絵に描いたような田舎の故郷の写真や、バチカンやコロッセオといった地元の伝統的な建築物、ラザニアやラビオリといった地元の食べ物の説明で学生たちを魅了しました。
7月11日(火)、アリゾナ州立大学(アメリカ)のトミー・イングリッシュさん:
星条旗のシンボルについて説明し、多文化主義の概念や砂漠での生活についても触れながら、参加者たちに母国のことを詳細に紹介しました。
7月13日(木)、クワントレン・ポリテクニク(カナダ)のパトリック・ルイさん:
自身の出身地であるバンクーバー州やプリンス・エドワード島(赤毛のアンを読んだことのある人にはお馴染み)など、旅行者に人気の観光地を紹介しました。

この「地球がキャンパスだ!」は、本学の学生にとって、様々な国の話を聞いたり、写真を見たり、留学生と直接話したりすることで、国際文化に触れる機会となっています。
このような交流を通して、さらなる文化交流や異文化探求への強い関心が生まれることを期待しています。

Three exchange students from Ryukoku University’s partner institutions participated in the Global Commons event “Chikyu ga Campus Da!” to introduce their home culture to Japanese students during the second week of July.

On July 10th (Monday), Nicole Mariani from Sapienza University of Rome (Italy) entranced students with photos of her picturesque rural hometown, classic local architecture such as the Vatican and the Colosseum, and descriptions of local foods such as lasagna and ravioli.
On July 11th (Tuesday), Tommy English of Arizona State University (United States) explained the symbolism of the star-spangled banner and elicited students’ images of her country while also discussing concepts of multiculturalism and describing life in the desert.
Finally, on July 13th (Thursday), Patrick Lui of Kwantlen Polytechnic (Canada) gave an overview of favorite local destinations for travelers, including his home province of Vancouver and Prince Edward Island (a favorite of those who have read Anne of Green Gables).

This [Chikyu ga Campus Da!] event serves as a way for our Japanese students to touch international cultures by listening to stories, looking at photographs, and having the chance to speak directly with exchange students. We hope that a strong interest in further cultural exchange and exploration is kindled through such interactions, and we look forward to offering further sessions in the next semester.




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