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 基礎ゼミナールB(渡辺クラス)では、各自が京都に関するテーマを定め、調査研究レポートを執筆することを目標としています。まず、各自が関連する先行研究を読み進めて、フィールドノートの書き方を練習した後、京都市でのフィールドワークを実施しました。11月29日(土)には、 (1)寺社観光、(2)オーバーツーリズム、(3)京都の景観保護をそれぞれテーマにする3つの班、12月6日(土)には(4)京都の食文化をテーマにする班の、計4班に分かれて観察を実施しました。
 (1)寺社観光班は、下鴨神社をはじめとする複数の神社をめぐり、トイレや案内板のバリアフリー、お賽銭の電子決済、現代の信仰の在り方など、様々なテーマで観察を行いました。(2)オーバーツーリズム班は、銀閣寺、南禅寺や清水寺など実際に混雑しているといわれる観光コースを歩いてみました。(3)京都の景観保護班は、京都市内でも高層マンションが多い山科区や、建物の高さ規制がなされている東山区などを訪れて比較しました。
 (4)京都の食文化班では、祇園四条を中心として、京料理の店や観光客向けの売店、抹茶ブームの様子を観察してきました。
 教員は各班に同行したり、巡回したりして、フィールドワークの様子を撮影し、「思ったよりも混んでいない場所があった。観光客のマナーは悪くなかった」「高さ規制による景観の違いは大きかった」などの報告を受けました。
これから学期末まで、各自、フィールドワークの結果をもとに、レポート執筆を行っていきます。






“能く瓦礫をして変じて金と成さんがごとくせしむ”
(『唯信鈔文意』/註釈版聖典 七〇八頁)

【深草学舎正門掲示板】
 今回の掲示法語は親鸞聖人が書いた『唯信鈔文意』から紹介します。法語にある言葉は、中国の慈愍三蔵という方が、一切衆生を往生させようと誓われる阿弥陀如来の本願力を讃嘆した偈です。親鸞聖人はこの偈に解説を施されて、石・瓦(かわら)・礫(つぶて)のごとき我々であっても阿弥陀如来の摂取の光に遇ってこの上ない涅槃の境地に至らせていただく、つまりは金(こがね)になさしめられるのだとおっしゃいます。親鸞聖人にとって阿弥陀さまの教えとの出遇いは、まさに自分の人生のあり方を全く別のものに転変させられるようなものだったのでしょう。
この文章を読んでいる皆さんは、何か自分の価値観やあり方がガラッと変わるのを経験したことはないでしょうか。たとえば、新しい知識や誰かの言葉に触れたとき、それまで当たり前だと思っていた世界の見え方が、ふと揺らぐことがあります。自分の立っている場所は同じなのに景色が違って見える、学ぶというのは、そうした「心の向き」を少しずつ変えていく営みなのだと思います。
学びは単に情報を増やすだけではなく、自分のものさしを問い直し、他者や世界をこれまでとは違う角度から見つめるきっかけになります。昨日まで石や瓦のように思えていた自分の歩みが、少しだけ温かい光に照らされていたことに気づくような瞬間もあるでしょう。そうした“見え方の変化”が重なっていくと、自分の生き方もまた静かに、しかし確かに変わっていきます。学ぶということは、まさに人生の風景を開いていくことなのかもしれません。

【原文】
「能令瓦礫変成金」といふは、「能」はよくといふ。「令」はせしむといふ。「瓦」はかはらといふ。「礫」はつぶてといふ。「変成金」は、「変成」はかへなすといふ。「金」はこがねといふ。かはら・つぶてをこがねにかへなさしめんがごとしとたとへたまへるなり。れふし・あき人、さまざまのものはみな、いし・かはら・つぶてのごとくなるわれらなり。如来の御ちかひをふたごころなく信楽すれば、摂取のひかりのなかにをさめとられまゐらせて、かならず大涅槃のさとりをひらかしめたまふは、すなはちれふし・あき人などは、いし・かはら・つぶてなんどをよくこがねとなさしめんがごとしとたとへたまへるなり。摂取のひかりと申すは、阿弥陀仏の御こころにをさめとりたまふゆゑなり。文のこころはおもふほどは申しあらはし候はねども、あらあら申すなり。ふかきことはこれにておしはからせたまふべし。この文は、慈愍三蔵と申す聖人の御釈なり。震旦(中国)には恵日三蔵と申すなり。
(教学伝道センター編『浄土真宗聖典―註釈版 第二版―』 七〇八頁)

【現代語訳】
「能令瓦礫変成金」というのは、「能」は「よく」ということであり、「令」は「させる」ということであり、「瓦」は「かわら」ということであり、「礫」は「つぶて」ということである。「変成金」とは、「変成」は「かえてしまう」ということであり、「金」は「こがね」ということである。つまり、瓦や小石を金に変えてしまうようなことだと例えておられるのである。漁猟を行うものや商いを行う人など、さまざまなものとは、いずれもみな、石や瓦や小石のようなわたしたち自身のことである。如来の誓願を疑いなくひとすじに信じれば、摂取の光明の中に摂め取られて、必ず大いなる仏のさとりを開かせてくださる。すなわち、漁猟を行うものや商いを行う人などは、石や瓦や小石などを見事に金にしてしまうように救われていくのである、と例えておられるのである。摂取の光明とは、阿弥陀仏のお心に摂め取ってくださるから、そのようにいうのである。この文の意味は、十分にいい表すことができていないけれども大体のところは述べた。深いところは、これらのことからお考えいただきたい。この文は、慈愍三蔵といわれる聖人の御文である。中国では慧日三蔵といわれている。
(浄土真宗教学研究所編『浄土真宗聖典 唯信鈔文意―現代語版―』 二〇頁)

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その他の法語解説はこちらから
【掲示法語一覧】


坂本 雅則 経営学研究科長の任期満了(2026年3月31日)にともなう選挙会を、12月10日(水)に実施した結果、次期経営学研究科長に岩田 浩(いわた・ひろし)教授を選出しましたので、お知らせいたします。
 なお、岩田教授の略歴は、下記のとおりです。

 

 

                   記

 

【龍谷大学経営学研究科長】

任  期: 2026年4月1日から2028年3月31日まで
氏  名: 岩田 浩(いわた・ひろし)教授


【専門分野】 
経営学、経営倫理学

 

【最終学歴】
1989年3月 関西大学大学院商学研究科博士後期課程 単位取得満期退学

 

【学   位】
修士(商学)<関西大学>


【職   歴】
1989年4月 下関市立大学経済学部専任講師(~1992年3月)
1992年4月 大阪産業大学経営学部専任講師(~1994年3月)
1994年4月 大阪産業大学経営学部助教授(~2004年3月)
2004年4月 大阪産業大学経営学部教授(~2008年3月)
2008年4月 追手門学院大学経営学部教授(~2011年3月)
2011年4月 摂南大学経営情報学部教授(~2015年3月)
2015年4月 龍谷大学経営学部教授(現在に至る)

 

【研究業績】
「パースの可謬主義と経営倫理学-経営倫理学の認識論的根拠を求めてー」(『龍谷大学経営学論集』第65巻第2号、2025年)、「道徳的判断のアポリアー経営者の実践哲学へのプロレゴメナー」(『関西学院大学 商学論究』第71巻第4号、2024年)、『社会の中の企業 : 社会性』(共著、文眞堂、2021年)、『経営倫理とプラグマティズム』(単著、文眞堂、2016年)、『経営学の貢献と反省』(共著、文眞堂、2013年) ほか

【所属学会】
経営哲学学会、経営学史学会、日本経営倫理学会、組織学会、日本経営学会

 

                                    以上

 

問い合わせ先 :龍谷大学 経営学部教務課  水野・山口 Tel  075-645-7895

 


 武井 寛法学研究科長の任期満了(2026年3月31日)にともなう選挙会を12月10日(水)におこなった結果、次期法学研究科長に今川 嘉文 教授を選出しましたので、お知らせいたします。
 なお、今川 嘉文 教授の略歴は下記のとおりです。

 

 

                   記

 

【龍谷大学法学研究科長】
任   期 : 2026年4月1日から2028年3月31日まで
氏   名 : 今川 嘉文(いまがわ よしふみ)教授
 

【専門分野】

商法

 

【最終学歴】

1996年9月 神戸大学大学院法学研究科(商法専攻)博士後期課程退学

 

【学  位】

博士(法学)(神戸大学)

 

【職  歴】

1996年10月  大阪府立大学経済学部 助手
2000年4月    大阪府立大学経済学部 助教授 
2003年4月    神戸学院大学法学部 教授 
2004年4月    神戸学院大学法科大学院 教授 
2012年4月    龍谷大学 法学部 教授 (現在に至る)
2021年12月 公認会計士試験 試験委員(企業法)(現在に至る)

 

【研究業績】

『激変する医療法人の運営・資金調達・承継の法律実務』(単著)日本加除出版(2023年)  
『中小企業オーナーのための財産・株式管理と承継の法律実務』(単著)弘文堂(2020年)
『消費者のための保険法ガイドブック』(編著)民事法研究会 (2024年)
『事例体系 金融商品取引法』(共著)弘文堂(2024年)ほか。

 

【所属学会】

日本私法学会(理事)、信託法学会(理事)、日本消費者法学会

                                 以上

 

問い合わせ先 : 龍谷大学法学部教務課 好村・越野 Tel 075-645-7896

 


社会学部のコミュニティマネジメント実習「限界集落のムラおこしプロジェクト」(担当:井上辰樹教授)では、限界集落である京都府京丹後市久美浜町甲坂地区に年に5回訪問し、甲坂地区の地域活性化に取り組んでいます。

11月28日(金)深草キャンパスにて、活動の一環として受講生が実習受け入れ先の甲坂地区と連携して、甲坂地区の特産品のさつまいもを使ったスイートポテトを販売しました。





この企画は、受講生の課題把握力、企画力、実行力、コミュニケーション能力などの向上を図り、実習の目的達成上重要な役割を果たすものであり、実習生26名が一丸となって取り組みました。


当日は大盛況に終わり、時にはスイートポテトの調理が追い付かなくなるほどの賑わいでした。


受講生たちの入念な準備が功を奏し、購入者の皆さんは笑顔を見せていました。


【代表者 三原 安素実さんのコメント】

私たちは社会学部のコミュニティマネジメント実習「限界集落のムラおこしプロジェクト」を履修しています。
このプロジェクトは、限界集落である京都府京丹後市久美浜町甲坂区を活動拠点とし、区民の方々と協力し地域活性化について学び、学生が主体性を持って地域活性化に貢献する企画を立案し実行しています。

今回の企画は、甲坂区で作られたさつまいもを使ったスイートポテトを龍谷大学内で販売するイベントです。
このイベントの目的は甲坂区産のスイートポテトの販売を通して限界集落化している甲坂区に対し直接的でなくとも間接的に興味関心を持つ人や応援してもらえる人を増やすこと、すなわち関係人口の増加を目指すものです。

イベントを通して、少しでも甲坂区のことを知っていただき、甲坂の魅力に触れていただける機会になったのではないかと考えています。
この実習を取る前から、私たちは各々他の授業などで、限界集落の地域活性化について考える機会がありました。ですが、実際にフィールドワークを行い区民の方々と交流するからこそ見えてくる限界集落の現状や実態がありました。それらを受け、週に1回の学生ミーティングを通して私たちにできることはなにかを考えました。

今後も私たちだからこそできる地域活性化について全力で取り組みます。



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