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<潘ゼミ>神戸大学産官学連携本部前田健児教授による特別講演【経営学部】
2025年5月19日、神戸大学産官学連携本部の前田健児教授をお招きし、潘...
人工知能学会誌の「学生フォーラム」に野村竜也教授のインタビュー記事が掲載【先端理工学部】
人工知能学会誌の「学生フォーラム」からインタビューを受けた記事が公...
植村渉准教授がロボカップ日本委員会会長に就任しました【先端理工学部】
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アレルギー対応子ども食堂スマイルシード夏休み企画 第3回みんな大好き!スイーツビュッフェ『ビュッフェ&アレルギー対応食品試食会』を7/20(日)に開催
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【本件のポイント】 専門医療スタッフと大学が連携し、食物アレルギーの...
政策学部、国際学部、社会学部、文学部及び政策学研究科の留学生と日本人の学生から構成する24名は、政策学部の金紅実准教授の引率の下、2025年6月28日に滋賀県野洲市須原地区を訪問し、地域が取り組んでいる魚のゆりかご水田プロジェクトを体験しました。地元では無農薬水田における除草作業を体験し、行政担当者と「せせらぎの郷」地域住民団体による地元講義を受けました。琵琶湖の湖漁のゆりかごとして役割を果たす伝統農業のありがたさや、「食」「農」「自然環境」について考える良いきっかけになりました。
滋賀県野洲市須原地区は、豊かな自然と琵琶湖に囲まれた美しい里山の風景が広がる地域です。私たちはこの地で、水田を中心とした持続可能な農のかたちについて学びました。この地域では、約10年前から魚のゆりかご水田プロジェクトを実施し、化学肥料や農薬を使わずに米を育てる無農薬栽培が行われており、生きものと人が共に生きる水田づくりを実践しています。「せせらぎの郷」の住民代表のお話を伺う中で印象的だったのが、水路に、魚返しと呼ばれる「魚道」仕掛けが工夫されていたことでした。通常、水田の用水路には魚が田んぼに入り込まないような構造が施されますが、須原地区ではあえて魚が遡上できるよう、段差や返しの形を工夫しているのです。これは、魚も田んぼの生態系の一員として共に育つことを大切にしているからです。
日本最大にして、数百万年の歴史をもつ古代湖・琵琶湖。その水は農業と漁業を支えるだけでなく、人々の文化や暮らし、そして心の豊かさにも深く関わってきました。農業の用水と漁業の資源が衝突することなく共存できているのは、流域の人々が水の恵みを分かち合い、細やかな管理と知恵を積み重ねてきたからです。こうした仕組みは、内水面漁業の模範としても注目されています。今、琵琶湖が直面する環境問題に対しても、この地域固有の知恵と経験が、持続可能な未来へのヒントを与えてくれます。
私たちも実際に田んぼに入り、手作業で雑草の除去を行いました。ぬかるんだ泥の中での作業は想像以上に大変で、日頃何気なく口にしているお米が、こうした手間と時間の積み重ねの中で作られていることを身をもって実感しました。
作業の後には、地元の方が用意してくださったお弁当を囲みました。鮎の煮付けや地元野菜を使ったお惣菜など、すべてこの土地の恵みで作られた料理は、どれも素材の味が引き立ち、身体に染み渡るような優しさがありました。ただ農作業を体験するだけでなく、地域の自然の循環の中で「食べる」という行為があることを深く理解する時間となりました。
最後のワークショップの時間では、「食」「農」「環境」班に分かれ、各班のテーマに沿って、一日を通して学んだことをキーワードに挙げ、結論として、食べることで農が守られ、農が守られるとその地域の環境が守られ、環境が守られると私たちの食べるものが安全に守られるということがわかりました。
効率や大量生産を追い求めるだけではない、持続可能な農のあり方がここにはありました。地元の方々と直接お話ししながら作業できたことで、より詳しく、たくさんのことを知ることができ、体験することで体で学びを得ることができたと思います。この経験は、私たち自身の暮らしを見つめ直すきっかけにもなりました。美しいせせらぎの流れる水田の中で感じた学びを、これからの自分の行動や視点に活かしていきたいと思います。
昨年は、大河ドラマ「光る君へ」(NHK)の放送に伴って、注目を集めた紫式部と大津市。紫式部や源氏物語とゆかりの深い大津のまちとの関わりについて、同志社大学文学部教授の岩坪健氏にご講演いただきます。ぜひご参加ください。
講師:同志社大学文学部教授 岩坪 健 氏
1957年京都市生まれ。
1981年京都大学文学部国語学国文学科卒。
1991年「源氏物語古注釈の研究-中世源氏学の流れ-」で文学博士。
現在、同志社大学宮廷文化研究センター所長。
お申込みはこちらから
https://ryukokuotsu2025-2.peatix.com
(8/1(金)10時から申込受付開始)
7月12日(土)、同志社大学において、同志社大学商学部の溝渕ゼミ、龍谷大学経済学部・現代経済学科の渡邉ゼミ、同国際経済学科の上山ゼミの3ゼミによる合同研究プレゼンテーション大会、MUWカップ2025が行われました。
このイベントは、かねてから国際経済学科の神谷ゼミが参加し、3ゼミの頭文字をとってMKWカップとして実施されていましたが、今年度は神谷先生が研究員のため、国際経済学科から上山ゼミが参加することになりました。
当日は、アイスブレークで初対面の各ゼミメンバーが打ち解けた後、各ゼミから3年生4チームずつ、以下の計12チームが研究成果を発表し大いに盛り上がりました。
<溝渕ゼミ>
若者選挙 「若者の選挙投票率低下を阻止したい!」
溝渕ゼミ2班 「京都南部について」
定年後を懸念しようの会 「高齢者労働供給の再配分」
溝渕ゼミ4班 「働きやすい職場を作るために」
<上山ゼミ>
しまむらパリコレ部 「ファッション産業と環境問題」
ユニクロ 「ファストファションと途上国」
team Tamago tchi~ぷちぷちふるぎっち~ 「古着はどこへいくのか? 」
NO LIVES MATTER 「トランプ関税が衣料品のサプライチェーンに与える影響」
<渡邉ゼミ>
伏見ウォーデンズ 「女性議員を増加するには」
観光オフサイド 「魅せる町住まう町~観光と暮らしが共存する京都市11区の未来戦略」
ぽぽぽ分析クラブ 「医療を守る"もうひとつの救急" 」
ベビラボ 「出生率低下要因と今後の政策」
それぞれのチームが精一杯プレゼンを行い、熱戦の末に、今年度は、溝渕ゼミ4班(同志社大学溝渕ゼミ)、team Tamago tchi~ぷちぷちふるぎっち~(龍谷大学上山ゼミ)、ベビラボ(龍谷大学渡邉ゼミ)が見事優秀賞を受賞しました。
他大学や他学科のゼミとの合同発表会ということで、学生は、日ごろのゼミ活動とは一味違う緊張感を持って参加しましたが、大教室での発表を通じて自信をつけたことはもちろん、質疑応答でのやり取りや、分析手法や研究内容の異なる他ゼミの報告を聞くことで、大いに刺激を受け、大きな学びになったようです。新しい研究のアイディアや視点、発表方法の工夫など、合同発表会で得た学びを今後のゼミ活動や研究発表に活かしてくれることと思います。
参加者の皆さん、猛暑の中、本当にお疲れさまでした!
2024年度第1学期にスタートした経営学部太田基礎演習・特別基礎演習(以下,太田基礎ゼミという)では,経営理論と経営実践を両輪とした学修を目指し,様々な企業と良好な関係を構築し,協働しています。今回は一例として,株式会社テイク・システムズ様とのProject Based Learning(以下,PBLという)を紹介します。なお,同社とのPBLは,太田基礎ゼミ所属者のうち,自ら参加を希望してくれた3名のメンバーとともに実施しています。
同社は,スマートフォン等の液晶ディスプレイの検査機器をはじめ様々な検査機や計測器を設計・開発されています。また,取引先としては,京セラ株式会社や株式会社ジャパンディスプレイ等があります。その同社からは,「新卒の採用について」課題を受け取りました。具体的には,従前は中途採用に偏っており,新人を育てるためのノウハウの蓄積が乏しいということ,製造業全体で人手不足が生じていること,そもそも中小企業には大学生からの応募が少ないこと等を背景とし,いかにして効果的に新卒の採用を行うのかについて検討することとなりました。
こうした課題に,3名のメンバーたちは「“質”重視型新卒採用戦略のご提案」として課題解決策を経営者層にプレゼンテーションしました。参加者からの質問が絶えることなく,大変良いプレゼンテーションが実施できていました。つまり,彼ら・彼女らは,単に本から知識を学ぶことに留まらず,そうした知識を自分達なりに使用し,発表資料化し,プレゼンテーションを行ったわけです。このような実践的なプログラムの中で種々の能力が向上したことでしょう。
(出典:筆者撮影。なお,参加者のうち2名の顔および資料中の氏名を加工。)
今後も太田ゼミでは,経営理論と経営実践を両輪とした学修を目指し,種々の企業と協働していきます。
(執筆者:太田侑樹)
【付記】
・本記事執筆に際し,株式会社テイク・システムズから資料提供を受けています。
・本記事は,株式会社テイク・システムズの確認および,被写体となっている参加者の確認を経て公開しています。
・本記事については,画像も含めて転載を一切禁止します。
以上