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 11月15日(土)に、フィールドワークを行いました。後期は好井裕明『他者を感じる社会学-差別から考える-』を輪読しています。社会(福祉)学を専門としない担当教員(=五十嵐)でも、普遍的な価値観である人権や差別の問題ならば、学生と一緒に考えていけると思い、この本を使っていますが、その拡張版として、今回のゼミ旅を企画しました。実際の社会問題を位置付けるときの役に立つだろうと、近隣府県で人権について総合的に学べる展示をしているところを担当教員がゼミでいくつか紹介し、学生たちの賛同も得て、大阪城公園の南側にある「ピースおおさか」に決めました。展示を観覧し、映画を見て、それをもとに考えたことをまとめてもらうことにしました。
 もともと「ピースおおさか」は国際的な平和問題も扱っていましたが、現在は大阪空襲についての資料を中心に日本が太平洋戦争にのめり込んでいく過程と戦後復興を解説していくことに特化した施設になっています。今回は広島・長崎の原爆での惨禍についての特別展も併催されていました。
 13時に入場し、最初はわいわいガヤガヤしていた学生たちが、展示を見て、すこしづつ静かになり、彼らの眼差しがすこしづつ変わっていくように思いました。爆弾の模型をみて、防空壕の体験ができるところにも潜ってみて、と、戦争での人間の扱われ方をみて、厳粛な思いになったのでしょうか。
 14時から講堂にて『生きる From Nagasaki』という映画を観ました。すでにかなり高齢になられた被爆者の方々のインタビューをもとにしたドキュメンタリーでした。原爆の惨禍について、見たもの、聞いた音、嗅いだ臭い・・・生々しい証言が続きます。わずか72分の映画でしたが、被爆者の方々はどれだけ辛い思いをされてきただろうと、心が痛くなります。終映で、様々な感想を胸に学生たちが出てきました。15時半ごろゼミ旅は解散。見頃を迎えた大阪城公園の紅葉をしばらく楽しんで、心を休めてから、森ノ宮駅へと向かいました。


 学生たちの受けた印象を新鮮なうちに文字化してほしいと、当日17時から11月17日(月)までの間で、戦争と人権や差別について考えてもらうレポートをmanabaで書いてもらいました。やはり、様々な思いが喚起されたようです。


農学部、先端理工学部のみなさま

「キャリアって、いつから考えたらいいの?」
「インターンって何から始めたらいいの?」
そんな1・2回生にぴったりのセミナーを、学生団体「キャリアサポーター」が開催します。

キャリアサポーターは、低年次のうちからキャリアを意識し、勉強会やイベントの企画・運営を行っている学生団体。
同じ学生の視点で、「今から知っておきたいこと」を伝えるイベントを企画しています!

今回は就活サイト「キャリタス」様をお招きし、「早いうちから、自分の可能性を広げよう!」を合言葉に
就活スケジュールやインターンの始め方、自己分析のコツなどをわかりやすくお話しいただきます。

就活や将来を考える「きっかけづくり」にぴったり。
「まだ先の話」と思っている今こそ、キャリアを考える絶好のタイミングです。

ぜひこの機会に、将来の自分を少しだけイメージしてみませんか?

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【キャリアサポーター主催】1・2年生向け キャリアセミナー  概要
■開催日時:2025年 11月28日(金)13:30~14:30 
■開催方法:対面
■開催場所:瀬田学舎3号館1階101教室
■予約方法:ポータルサイトのお知らせに予約フォームを掲載しています。
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【本件のポイント】

  • リアルなビジネス実践の場を体験する。経営学部 商学科1年生が、授業「プロジェクト入門」の「実践」授業の一環として、企画・仕入れ・広報・運営のすべてを担う。
  • お菓子、パン、特産品といった食品をはじめ、占いや本など、学生ならではの視点で集めた多様なラインナップが全16店舗にわたって展開される。

 

【本件の概要】
 経営学部 商学科1年生は、授業「プロジェクト入門」の実践的学びとして、学生が主体となり企画・運営する「龍谷大学 秋彩(あきさい)マーケット」を、2025年11月20日(木)および27日(木)の2日間にわたり開催します。
 本イベントは、商学科のコンセプトである「実践と理論の往還型教育」の「実践」授業の一環として行われるものであり、商学科1年生全員が出店し、広報やマーケットレイアウトといった運営も学生自らが行います。マーケットには、お菓子、パン、特産品といった食品をはじめ、占いや本など、多様なジャンルの16店が出店予定です。学生たちは、商品企画や仕入れ、価格設定、プロモーションなど「商い」について実地で学びます。
 

 

【開催概要】
<主  催>龍谷大学 経営学部 商学科1年生
<開催日時> 
 Day12025年11月20日(木)12:00~13:00 

    ※12:15~12:45に実施の防災訓練の間は一時中断
 Day22025年11月27日(木)12:00~13:00

 

<会  場>龍谷大学深草キャンパス芝生広場 ※雨天時は図書館前周辺で開催
<出店店舗数>全16店舗
<公式SNS>Instagram



<公式SNS>Instagram


問い合わせ先:龍谷大学経営学部 (担当者:弓場・林)
Tel:075-645-7895  mail:biz@ad.ryukoku.ac.jp  


 「現場主義入門」では、毎年、現場の声をお聞きし、地域での活動について考えるヒントをいただくために、社会共生実習のプロジェクトでお世話になっている連携先の方をゲストとしてお招きし、ご講演いただいています。

 2025年度は、 (株)神社仏閣オンライン代表・河村英昌さんをお招きし、「社会とつながることで広がる可能性-そして、学生の頃にぜひおすすめな生き方」をテーマに、大学生活また今後の人生にとって多くの示唆がある大変充実したお話を伺いました。


 河村さんは、会社を起業・運営されているだけでなく、浄土宗大光寺の副住職でもあり、「サラリーマン」でもあるなど、多角的に多方面で活躍されている方です。会社社長として、ご僧侶として、一会社員として、それぞれの現場においてフル活動されていることが今回のお話でも語られました。
 
 河村さんが代表を務めておられる株式会社神社仏閣オンラインは、「①文化協創、②地域共助、③核心遵守」を重視して、「日本文化の担い手と、社会を結び、未来につながる新たな価値を創る会社」です。

 具体的な事業内容は、アニメやVチューバ―などとのコラボ商品PRやイベント、旅行コンテンツやお祭りを作ること、各種のメディアでの活動、AI開発、アパレルブランドの開設、商品PR、大学での講義など、多岐にわたります。

 大光寺では、耳のご利益で深く信仰されてきた お薬師様(薬師如来)にちなんで、新たに「耳祭り」というお祭りを立ち上げて実施されています。


 このような稀有な活動が生まれてくる源泉はどこにあるのでしょうか。

 ご講演では、この源泉を「自分なりの要素(経験・知識)をストックして、自分なりの掛け算でユニークな人物を作る」ことだ、と教えてくださいました。
 例えば、河村さんご自身でいえば、「お坊さん×IT×サラリーマン×社長×エンタメ」といったように自分を構成する要素を複数かけ合わせていくことで、唯一無二の存在となり、それを活かしてご活躍されているわけです。

 そして、その自分を作り上げる要素となる「ストック」は、これまでの人生で深く経験したり積み上げてきたりしたことだけではなく、今からでもいつからでも作れるし、その深さにこだわることはあまり重要ではなく、なにより経験したということ自体が大切、とにかく関心のあるものには片足をまず突っ込んでみることが重要だと、伝えてくださいました。

 新しい挑戦には少ししり込みしてしまう人も少なくないなかで、勇気が出る力強いメッセージでした。


 また、何か活動をするときには、明確なコンセプトを伝わりやすく打ち出していくことで、そのコンセプトにひかれて人々が集まってくる、ということも教えていただきました。同時に、集まってきた人たちとつながるためには、受け入れる間口は広く柔軟にしておくことも大切なのだそうです。このような人とのつながりは、自分を作り上げるストックの源泉にもなるし、自分の心を支えてくれる源泉でもあると語られ、人とのつながりの大切さも伝えてくださいました。


 ご講演の後、受講生との質疑応答の時間もたくさんとっていただきました。ストックの作り方、ご僧侶が兼業する事情、深い友人関係の作り方、寺とヨガの関係、活動をする中で人から言われた心に刺さった言葉、事業の海外展開などなど、受講生一人ひとりからの質問に丁寧に答えていただき、受講生たちの理解も深まりました。

 自ら様々なことに取り組み、日々、現場で多様な人々とつながり、新しい事業を展開している河村先生のお話しは、受講生にとって、これからの大学生活だけでなく、これからの人生にとっても、示唆に富む、重要な考え方、他者や物事に向き合う姿勢についての学びの多いお話でした。

 「現場主義入門」の受講生は、これから自分たちで設定した具体的な地域課題に関してついて調べ、考えた結果をプレゼンテーションとして作り上げるグループワークに取り組んでいきます。今回、河村さんから伺ったお話は、受講生の課題設定や、テーマの探求の方向性にも活かされていくことでしょう。


2025年11月16日(日)、和歌山県印南町で開催された「第13回 印南かえるのフェスティバル」に、本学の野外活動部および農学部の学生が出展しました。

本イベントは、印南町の特産品や地域の魅力を広く発信し、地域交流の促進と産業活性化を目的として開催されている町を挙げた恒例行事です。当日は多くの来場者で賑わい、ステージイベントや地元産品の販売、体験コーナーなど多彩なプログラムが実施されました。

■農学部ブース
農学部からは学生5名が参加し、本学の取り組みである「龍谷米」や、地域連携で製造された「白味噌」を販売しました。来場者からは品質への関心も高く、学生は商品説明や販売を通じて、研究成果や取り組みを来場者の方々に直接伝える機会となりました。


■野外活動部ブース
野外活動部からは学生6名が参加。子ども向けクラフト体験コーナーを運営し、多くの親子連れで賑わいました。簡単な素材を使ったクラフトづくりは特に人気で、学生が丁寧に説明しながら一緒に作品を作り上げる姿が見られました。


ブース運営に加えて、学生はローテーションを組んでイベント会場を巡り、地域の方々や他の出展者との交流も行いました。印南町の特産品や文化に触れ、地域イベントの運営を体験することで、学生にとって学びの深い1日となりました。


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