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7月8日(土)に、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士(ユヌスセンター所長)が、深草キャンパスを訪問され、本学から名誉学位を授与しました。

 

ユヌス博士の来学は、2019年に実施した龍谷大学創立380周年記念「世界宗教フォーラム」以来、2度目となります。2019年の来学を機に、「龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター」(YSBRC)を設立し、この間ソーシャルビジネスに関する教育、研究、社会実装を展開してきました。


また、ユヌス博士は、来学以降も社会課題に取り組む本学学生たちの発表をオンラインで聞き、学生にフィードバックされるなど、継続的に本学の社会課題解決の取り組みに関わられました。


今回の名誉学位授与は、このような本学への貢献やこれまでの社会活動の功績を称え、行うものです。この訪問を機に、龍谷大学とユヌスセンターとの関係を一層深め、龍谷大学が社会変革のハブとなるための行動を推進していきます。

 

入澤学長からは、ユヌス博士及びユヌスセンターとの更なる連携により、構想400で定める諸事業の推進及び事業の社会実装への期待について述べました。

 

名誉学位授与式の後、ユヌス博士に講演いただき、深尾副学長からこれまでのユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター取組の紹介がありました。

 

その後、清水耕介国際学部長がファシリテータを務め、社会課題の解決に取り組んできた政策学部3回生中西航さん、国際学部4回生秋友英理賀さんがユヌス博士とトークセッションを行いました。学生からは、SDGsの課題や今後のあり方や、女性の自立とグラミン銀行の関係性等をユヌス博士に質問し、お答えいただきました。




 

その後、付属平安中高に場所を移し、中学生5名、高校生5名の計10名が出席し、ユヌス博士と交流しました。

 




 2023年7月2日(日)に、龍谷大学政策学部的場ゼミナール(学生15名、教員2名)が京都府綾部市志賀郷地区でご飯会を行いました。今年1月末に続いて第2回目の開催です。
 このご飯会は、地産地消を意識したおかず作りや地元レシピの学び合いによる食文化の継承など、食を通した地域住民の方々の交流を通して、持続可能な地域コミュニティの形成・発展に寄与することを目的としたものです。



 今回は、夏野菜を使った料理をテーマに地域住民の方に料理を持ち寄っていただく形で、事前に配布したチラシと志賀郷地域振興協議会のお声掛けにより、計15名の地域住民の方にご参加頂きました。料理の中には綾部市の郷土野菜を使った「万願寺甘とうがらしのはんぺん詰め」や「自家製奈良漬け」などが並び、私たちも「茄子の豚汁」、「トマトのマリネ」を提供しました。地産地消の魅力を見出すこれらの料理は、住民の方々にレシピをお聞きしてストックしており、最終的には、志賀郷のサステイナブル・レシピ集として取りまとめる予定です。



以下、地域住民の方と学生の感想です。

「地域住民の方」
いろんな料理を食べることができ、私もレシピも聞けて勉強になりました。ゼミ生たちにもいろいろ聞いて今の大学生の状態を知り、自分の子供の将来の参考になるとてもいい機会でした。

「ゼミ生」
地域の方々の温かいご飯とともに、会話をしながら有意義なひと時を過ごす事ができました。地域の方々に地域の現状や思うことを聞くことができ、今後に活かすことができるようなご飯会となりました。

本活動で地域住民の方と交流を深め、地産地消の魅力にも一歩近づくことができ、志賀郷の活性化により一層お手伝いしていきたいという気持ちが高まりました。今後も定期的にご飯会を開いていきたいです。




経済学部では2021年度に、メンターシップ制度を発足させました。この制度は、経済学部同窓会(龍経会)の全面的な協力のもと、経済学部・経済学研究科の卒業生(メンター)と現役生を結びつける仕組みです。

毎年、入門演習(1年生前期)の時間を借りて、キャリアセンター協力による「キャリアガイダンス」を行っています。本年度は一昨年度・昨年度に引き続き、「私の職業に繋がった大学時代の学び」という大きなテーマを掲げました。また、本年は「ワークライフバランス」にも目配りをしました。

このガイダンスの大枠は、キャリアセンターによるマイキャリアの解説(録画配信)、メンター1名の対面講演、メンターもう1人のオンライン講演、質疑応答、課題の時間、という形式になります。

受講した1年生からは「今、大学でやっていることが仕事に繋がるから無駄にしないようにする」「就職のことについては、まだはっきりとしたことが決まっていないので、様々な事を知ることができてよかったです」「自分に合った仕事を見つけるのがモチベーションになり、とても大切ということが分かりました」等、刺激を受けた感想が多く寄せられました。

経済学部では引き続き、同窓会や学内関係各所と協力のうえ、人生設計としてのキャリア教育を意識していきます。

以下、今回のキャリアガイダンスの概要です。

日時:2023年6月14日(水)3限 13:30-15:00
場所:4教室に分かれて受講(一部、録画配信を含む)
出演者:キャリアセンター(1名)、同窓会(2名)、メンター(3名)、PS(山本さん、浅野さん)

○当日のメンター
・(メンター1)石塚恵那氏(2021.3卒;部品メーカー、原田太津男ゼミ出身)
・(メンター2)前田光毅氏(2020.3卒;自動車販売、西本秀樹ゼミ出身)
・(メンター3)服部正嗣氏(2003.3卒;京都府警本部刑事部、伊達浩憲ゼミ出身)
・(同窓会からの挨拶)乾博智氏(2007.3卒;龍谷大学教務課、西垣泰幸ゼミ出身)


前田さんのスライド


石塚さんのスライド


PS2名による石塚さんへのインタビュー

(参考リンク1)
メンターシップ制度を継続
メンターを招いて、ピア・サポーター研修を実施
マイキャリアノート
経済学部メンターシップ制度
法学部メンターシップ制度

(参考リンク2)
山本堅一氏の動画(一例;教職員とのメールのやり取りで気をつけたいこと)
1年生の見学者を招いて、ハイフレックス型のピア・サポーター研修を実施
メンターを招いて、ピア・サポーター研修を実施
第2回授業内ピア・サポーター研修を実施
授業内ピア・サポーターと1年生の合同研修を実施
新入生・在学生の不安を軽減する試み
ウェブによるピア・サポーター研修を実施


 「社会共生実習」とは、社会学部全3学科が共同で運営する、社会学部の現場主義を体現する中核となる実習科目です。本実習では、学生たちが学外のさまざまな連携機関と協働して、社会の諸問題に対する理解を現場の中で深めて行動していくことを重視し、教員がそれぞれの専門知識やフィールド、人的ネットワークを生かしたオリジナルのプロジェクトを提供しています。社会学部の学生は所属学科を問わず希望するプロジェクトに参加できるので、学生にとっては連携機関の方々との交流だけでなく、学科を超えた学生同士の交流も体験することになります。
 今年度は前期のみ・後期のみ開講するプロジェクトもあわせて8つのプロジェクトが開講されています。

 7/7(金)には、全プロジェクトの受講生が一堂に会して、本実習についての話題を共有し、プロジェクトの枠を超えて一緒に悩み助け合える仲間をつくる機会として、「活動共有会」が開催されました。


会場の様子

 本共有会では、まずはじめに、脇田健一教授(社会学科)から、本実習の意義と本共有会の趣旨が次のとおり説明されました。
 「本実習は社会学部が掲げているモットーの『現場主義』を体現する科目であり、社会の現場をリアルに感じ取り、倫理と実践とを往還しながら社会のさまざまな場面で生じる問題を学問的に理解し、当事者との協働によるさまざまな社会的課題の解決(または緩和)を目指すことが求められています。
 各プロジェクトのタイプは、学生が課題を設定し、課題解決に向けて取り組む「課題発見型×課題解決型」、教員が課題を設定し、学生が課題解決に向けて取り組む「課題設定型×課題解決型」、学生が課題を設定し、教員の指揮のもと課題探究に向けて取り組む「課題発見型×課題探究型」、教員が課題を設定し、教員の指揮のもと課題解決に向けて取り組む「課題設定型×課題探究型」の4つに分類されますが、同じプロジェクトの中でも時期に応じてタイプが変動する場合もあります。
 課題探究と課題解決はさまざまな課題の中につながって存在しており、双方は分離しているのではなく共存しています。また、大きな課題設定の中には小さな課題設定があり、その中に更に細かな課題設定がなされる場合があります。そのいずれかのレベルで受講生の皆さんが課題設定する場面があるという点においては全プロジェクトに共通の問題意識をもっていると考えられます。ただ担当教員の指示のもと活動しているのではなく、現場主義のもといずれかのレベルで自発的に活動しているのが皆さんです。
 本日は、プロジェクトが異なっても皆ひとつのプログラムの仲間であることを実感し、各プロジェクトで抱えている悩みを共有し、それぞれにどのような難しさがあるのかをお互いに理解し合ってください。また、プロジェクトを超えて、連携したり協力し合うことができないか相談したり、他のプロジェクトに参加することで自身の視野を広げてみてください。」


脇田健一教授


4つのプロジェクトタイプをあらわす表

 続いて、川中大輔准教授(現代福祉学科)から、本共有会の狙いとして、「出会う」、「つながる」、「元気になる」というキーワードが示されました。また、本共有会では、スマートに話そうとせず、まとまっていない考えをあえてアウトプットして他者からアドバイスをもらったり、それについて話し合っていくうちに考えがまとまるような場にしてほしいこと、他者の話を聴くことで新たな発見を得てほしいことが伝えられました。


川中大輔准教授


円卓型の段ボールを足で支えてワークショップをおこないました

 本共有会では、所属プロジェクトが異なるメンバーでチームが形成されており、受講生たちは、まず、自身の所属プロジェクトの紹介と自己紹介をおこない、「今、私が社会共生実習に期待していることは」、「このプロジェクトを選んだ理由は」というテーマでチームメンバーに考えを共有しました。



 続いて、「活動の中で自分にとって印象的だったエピソード」、「活動を通じて気づいたことや学びになったこと」、「困っていたり悩んでいること、協力して一緒にできたらいいなと思っていること」といったテーマでプロジェクトの活動状況や展望を共有する時間が設けられました。



 チームメンバーとはほぼ初対面であったにも関わらず、受講生たちはそれぞれ自主的に話はじめ、ところどころで笑いが起きたり自然と拍手が沸き起こったりと、終始和やかな雰囲気で進みました。



 本共有会の最後には、川中准教授から次のような激励の言葉が掛けられました。
 「今回、いつもと違うメンバーと話すことによって、広がりやふくらみが出てくるテーマもあれば、逆に、所属プロジェクト内では当たり前のことを見つめなおすきっかけになったのではないでしょうか。また、今後は『社会共生実習』というワンチームとして、意識して声を掛け合ったり助け合ったり問い掛け合ったりしてほしいと思います。」


同じ意見や異なる意見を仕分けしてボードに貼りました


それぞれのプロジェクトからたくさんの共有がなされました

 また、土田美世子教授(現代福祉学科)からは「プロジェクトが違っても皆がひとつのプログラムの仲間であると感じることができた方は?」という問いかけがあり、大半の受講生が挙手しました。
 引き続き、土田教授からは、「時間が進むにつれてくつろいだ様子が伺えたので、良い時間が過ごせたのではないかと思います。短い時間ではありましたが、所属プロジェクトだけではわからない部分がみえたと思うので、それらを持ち帰って今後のプロジェクト活動につなげていっていただきたいと思います。今日はそれぞれに出会いがあったと思いますが、その出会いを次につなげて皆さんの人生に刻んでいただければと思います。」といった投げかけがなされました。


土田美世子教授


ひとつのプログラムの仲間であることを実感した受講生たち

 終了後、参加した受講生対象に実施したアンケートでは、どの受講生からも参加して楽しかった、本共有会は定期的に開催されるべきだと思うといった肯定的な回答がありました。また、本実習の意義について、プロジェクトを横断してコミュニケーションする場を設ける意義について、それぞれ理解できた、本共有会に参加したことが今後活動するうえで役立ちそうであるといった回答も得られました。本共有会に参加したことで得られたこととしては、回答数が多かった順に、プロジェクトを超えたつながり、自分の意見とは異なる良い意見、学年を超えたつながり、悩みなどを共有できる時間、他のプロジェクトの活動を具体的に知ることができたといった回答がありました。





 更に、自由記述では次のような感想がありました。

●他プロジェクトの人も同じような悩みを持っていることがわかり、引き続き、実習活動を頑張ろうと思えました
●自分たちの悩みが他のプロジェクトと協力することによって解決できそうだと感じたので、ぜひ協力したいと思いました
●他の活動について知ることができてとても刺激を受けました
●所属プロジェクトの内容を他者に紹介することで自分の中で理解が深まったように思いました
●他プロジェクトの受講生からアドバイスなどもいただけてとても参考になりました
●他プロジェクトの悩みを知ることができてより多角的に物事を考えることができました
●楽しそうに見えるプロジェクトでも大変な事があったり、接点がなさそうなお互いのプロジェクトでも意外とつながりがあって、初めて話す相手だという事もあって新鮮な体験ができました
●それぞれ違う現場で得た学びがあり、それらを共有できたことが私自身の成長につながったと感じました
●他プロジェクトの活動はどれも面白そうで、他プロジェクトの受講生ともっと交流したいと思いました





 今年度はじめて、プロジェクトを横断して横のつながりを広げる取り組みとして開催した本共有会でしたが、受講生たちそれぞれが新たな発見や新鮮な体験、自身の成長などといったさまざまな学びを得て、新しい仲間を見つけてくれる良い機会となりました。
 今回得た経験を通年開講のプロジェクトは後期に向けて、前期開講のプロジェクトはまとめに向けて、遺憾なく発揮してくれることを期待し、引き続き、各プロジェクトの活動を追っていきたいと思います。


終了後、坂本清彦准教授が担当するプロジェクトが淹れた麦茶と黒豆茶が振る舞われました


ロビーには麦茶と黒豆茶のいい香りが漂いました

社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。


 

実践真宗学研究科の入学試験の受験を検討しているみなさんを対象とした進学ガイダンスと、合同研究室の開放を以下の日程で開催します。

 

日々の研究や学生生活など、先輩方から直接お話を伺うことができます。

学部・学科・専攻、学年に関わらず、どなたでも参加いただけます。ぜひご参加ください。

 

<進学ガイダンス>

日時:7月24日(月)12:40~13:00

※オンライン(Zoom)配信情報については下記参照


https://us02web.zoom.us/j/81049933992?pwd=TUVUVDlzbG9KRDloaDBYeitLK0lHZz09

ミーティングID: 810 4993 3992
パスコード: 996571
 

<合同研究室開放>

日時:7月24日(月)12:40~17:00



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