Need Help?

新着情報

新着情報の一覧

製品情報

ここにメッセージを入れることができます。

ボランティア・NPO活動センターの学生スタッフは、長期休暇中に活動を振り返えり、これからに取り組むことを整理したり、スキルアップのための研修に取り組みました。
研修の形式は、キャンパス越えて合同で実施するものから、キャンパス毎で取り組んだもの、従来のスタッフのみ、新スタッフのみなど、それぞれの目的に応じて形態を変えて実施しましたが、すべて対面で開催しました。

 

2025年の夏休みは、以下の研修を開催しました。
 


 

(1)分野別活動ふりかえりワーク (先輩のみ)
  日時:8月7日(木) 13:00~16:30   39名参加

場所:深草キャンパス21号館401教室

内容:今年度より、学生スタッフの活動方針を見直し、分野別のキャンパスを横断して活動する分野別チームを稼働させたため、前期の活動を振り返り、今後の活動について考えるワークを実施

  ※学生スタッフとコーディネーターが協働して研修内容を企画・運営

(2)新人スタッフ研修
 日時:8月7日(木) 13:00~16:30 

  場所:深草キャンパス21号館401教室  36名参加

  内容:新スタッフのみが参加し、コーディネーターがファシリテーター役を務めて、今後の学生スタッフの活動について考えるワークを実施。

 ※コーディネーターが研修内容を企画・運営

 


課題を出し合って検討中


グループで話し合ったことをほかの参加者に共有しているところ

(3)夏合宿(瀬田)
  日時:9月9日(火)~10日(水) 

  場所:希望ヶ丘ユースホステル  22名参加

  内容:学生スタッフ(瀬田のみ)が合宿形式で、前期の振り返りや瀬田ならではの企画を考えるワークを実施。

  ※瀬田の学生スタッフのコアメンバーが企画・運営

(4)夏研修(深草)
 日時:9月10日(水) 

  場所:深草キャンパス22号館302教室  52名参加

  内容:学生スタッフ(深草のみ)が日帰り形式で、前期の振り返りとコミュニケーション、交流をテーマにワークを実施。

  ※深草の学生スタッフのコアメンバーが企画・運営


瀬田学生スタッフの夏合宿様子


深草学生スタッフの夏研修の様子

(5)合同夏研修

  日時:9月17日(水)13:30~17:00

  場所:22号館303教室、304教室   69名参加

  内容:
【前半】相談対応研修。実際の相談受付シートを使って、相談対応の基礎についてコーディネーターからのレクチャーと昨年末に卒業した元学生スタッフから、印象に残る相談対応や学生時代に心がけていたこと、その経験がどのように現在につながっているのかとうについて話してもらいました。

 ※主にコーディネーターが企画・運営


【後半】後期から新スタッフも分野別チームに所属するため、それぞれのチームからのチームプレゼンを実施。

※学生スタッフのコアメンバーが企画・運営


卒業生を迎えて経験を聴いているところ


相談対応研修の模擬コーディネートの様子

 センターでは、今回のような学生スタッフ間での研修の機会を職員が準備するだけでなく学生スタッフ自身の手で作り、よりよいボランティアコーディネーションが出来るように日々努力しています。
 龍大生・教職員のみなさんがボランティアへ一歩踏み出せるサポートをしていますので、いつでもセンターに来室してください。今回の研修でたくさんの学びを得た学生スタッフが皆さんをお待ちしています!

▶▶ボランティア・NPO活動センターのトップへ


2025年9月13日(土)に本学の学生11名が、ハワイ最大級の盆ダンスイベント「MegaBon Hawaii」にボランティアとして参加しました。
「MegaBon Hawaii」は、JCI HonoluluとHawaii Todaijiの協力により開催され、例年15,000人以上もの人が来場する大型イベントで、「盆ダンス」「和太鼓」「屋台・飲食」「文化交流プログラム」など、多彩な催しを通じて日本文化を紹介し、地域住民や観光客との交流を深めています。

学生たちは、現地での会場準備・設営補助、来場者カウントや案内、物販補助など、イベント運営を支える多様な業務を担当しました。その過程で、異文化理解を深めるとともに、チームで役割を分担しながら行動する協働力や、現場でのコミュニケーション力を磨きました。





参加学生からは、
「日本文化を通じて国際的なつながりを実感できた」
「大規模イベント運営の裏側を体験でき、責任感を持って動くことの大切さを学んだ」
といった感想が寄せられ、活動を通じて一人ひとりが大きな成長を遂げたことがうかがえます。

本学では、こうした国際的な文化交流や社会参画の機会を教育の一環として積極的に提供しており、学生が実践を通して学びを深め、世界とつながる経験を得られるよう支援しています。今回の参加は、学生にとって貴重な学びと成長の場であると同時に、本学が目指す「地域と世界を結ぶ教育」の実践例ともなりました。



 2025年9月16日から21日にかけて開催された関西学生バドミントン秋季リーグ戦において、本学バドミントン部が、男女ともに1部リーグで優勝を果たしました。春・秋を通じて、男子は2季連続の優勝、女子は27季連続の優勝となります。
 
 21日の最終日、男女ともに優勝をかけて立命館大学と対戦。
 男子は、9月上旬に開催された西日本学生バドミントン選手権大会(https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-17237.html)で敗戦した後のリベンジマッチ。エースの丸山 拓海選手(法4)が難敵を打破し勝利を収めると、チームは勢いに乗り3-1で勝利しました。
 女子は、1試合目のシングルスを落としますが、2試合目の金廣 真季選手(済3)が踏ん張り2-1で勝つと、そのあとのダブルス2本を連勝し、3-1で勝利しました。

 個人賞として、片桐 梗瑛選手(文1)、野村 雅人選手(政1)が、バドミントンマガジン賞(MVP)に選ばれました。

 10月10日から全日本学生バドミントン選手権大会(個人戦)が、11月6日から大学対抗戦が開催されます。
 引き続き、本学バドミントン部へのご声援をどうぞよろしくお願いいたします。

■バドミントン部Instagram
https://www.instagram.com/ryukoku_bad/
■大会HP
https://kansai-gakusei-badminton.com/info/


男女アベック優勝


左:野村 雅人(政1)・右:片桐 梗瑛(文1)


国立台湾大学漁業科学研究所(龍谷大学 生物多様性科学研究センター客員研究員)の 鄭 琬萱博士と本学先端理工学部の三木 健教授をはじめとした共同研究チームは、台湾のダム湖の長期観測により、降水量や水温などの環境条件が変動しても、水域微生物群集の多様性は一貫して生態系機能を促進することを実証し、同研究成果を国際科学雑誌「Ecology Letters」(Wiley社)において公表しました。

【発表論文】
英文タイトル:Biodiversity consistently promotes ecosystem multifunctionality across multiple temporal scales in an aquatic microbial community
タイトル和訳:生物多様性は時間スケールの大小を問わず生態系の多機能性を促進する:水域微生物群集における実例

著者:Wan-Hsuan Cheng(鄭琬萱 博士)1 3, Takeshi Miki(三木健 教授)2 3, Chao-Chen Lai(賴昭成 助理教授)4, Fuh-Kwo Shiah(夏復國 研究員)5, Chia-Ying Ko(柯佳吟 教授) 1, Chih-hao Hsieh(謝志豪 特聘教授)6, Chun-Wei Chang(張俊偉 助理教授)1
所属:1 国立台湾大学漁業科学研究所, 2 龍谷大学先端理工学部, 3 龍谷大学 生物多様性科学研究センター, 4 国立台北教育大学自然科学教育学系, 5 中央研究院環境変遷研究中心, 6 国立台湾大学海洋研究所

掲載誌:Ecology Letters(Wiley社)
DOI:https://doi.org/10.1111/ele.70185 ※2025年8月18日オンライン公開
研究助成:国立台湾大学、中央研究院、国家科学及技術委員会(NSTC 114-2621-M-002-004)、台湾教育部 (NTU-114V1034-3)、日本学術振興会科学研究費(23H00538)、龍谷大学研究員制度

私たちが暮らす環境では、台風や季節の変化、さらには気候変動など、さまざまな要因が生態系に影響を与えています。しかし、これまでは短期間の調査研究が中心で、環境変動と生物多様性の関係を長期的に調べた例は限られていました。

今回の研究では、台湾のダム湖の微生物群集に注目し、2014年から2023年まで隔週で観測されたデータを分析しました。その結果、降水量や水温、栄養塩(リンなど)の影響は特定の時間スケールでしか見られない一方で、生物多様性は短期・季節・長期のすべてにわたって生態系の多機能性(ecosystem multifunctionality, EMF)を高めることがわかりました。

たとえば、湖の水質改善によってリン濃度が下がると、微生物の多様性が高まり、その効果によって水質改善がさらに進み、生態系の働きがより安定することも示されました。(図1)

この研究成果は、生物多様性が「環境変動に強い生態系をつくるカギ」であることを示唆。つまり、人間の活動によって複雑な環境変化が進む中、生物多様性を守ることが、私たちの生活を支える自然環境を維持するために欠かせないことを教えてくれます。また、生態系の長期モニタリングの重要性を示すとともに、生物多様性保全活動の実践において強い説得力を持つ信頼性の高いエビデンスを提供しています。

研究チームは、今後もこの観測プロジェクトを継続し、生物多様性と生態系の関係をさらに深く解き明かすことをめざしています。


図1 生本研究結果の概念図。台湾・翡翠ダムで観測した水域微生物群集では、生物多様性が一貫して生態系の多機能性(EMF)を高めていたのに対し、降水量・水温・リン(リン酸塩)量といった環境要因の効果は特定の時間スケールに限られていた。特に、生物多様性は複数の環境要因の影響を統合する“調整役”として機能し、あらゆる時間スケールでEMFを維持していたことが示された。

図1 本研究結果の概念図。台湾・翡翠ダムで観測した水域微生物群集では、生物多様性が一貫して生態系の多機能性(EMF)を高めていたのに対し、降水量・水温・リン(リン酸塩)量といった環境要因の効果は特定の時間スケールに限られていた。特に、生物多様性は複数の環境要因の影響を統合する“調整役”として機能し、あらゆる時間スケールでEMFを維持していたことが示された。

→詳細は《プレスリリース(2025年9月18日配信)》を参照してください。

 
今回の研究成果に関して、三木 健教授(本学先端理工学部/生物多様性科学研究センター兼任研究員)のコメントを紹介します。

 長期観測・モニタリング研究は、地道な活動が何年も続き成果が出るまで時間がかかってしまいます。それでも生態系や生物多様性について、他の方法では得られないとても貴重な知見の基盤となるものなので、琵琶湖でも同じような研究ができたらうれしいです。


三木 健教授(本学先端理工学部/生物多様性科学研究センター兼任研究員)

三木 健教授(本学先端理工学部/生物多様性科学研究センター兼任研究員)
専門:定量生態学・理論生態学

 
→関連Interview:生態系の変化を天気予報のように予測する未来を拓き、人間社会の進歩と動植物の営みの調和をめざす。(Academic Doors)
→研究関連News:環境DNA分析と生態系シミュレーションを統合した診断評価手法を開発(2025.04.04)


お電話でのお問い合せはこちら

電話番号: